※この作品はR-18です。

黒ティルと僕と   作:やす、

16 / 201
そういえばティルって日焼け止め塗った?



日焼け止めですか?


知らないならいいか?


その21

浮き輪が砂浜に打ち上がる前にティルは起きた様だ

 

 

マスター私…?

 

 

少し寝ていたんだよ,朝早かったから疲れたんだろ?

 

 

悔しいです

 

 

どうして?

 

 

私が寝ている間,マスターと入れる時間が減った訳じゃ無いですか?

 

 

大丈夫,寝てても側に居るからさ

 

 

そうじゃないんです,起きてないと意味がないんです

 

 

まだ楽しい時間は沢山あるから安心して?

 

 

 

むぅ

 

 

女心とはわからないものである

 

 

 

さぁお昼ご飯にしよ?,それを食べてからまた遊べばいいからさ

 

 

はいっ!

 

 

お昼は海産物のバーベキュー

 

 

係のパラシュが焼いてくれるみたいだ

 

 

さぁ,せっかく焼いたんだ、全て平らげてくれよ?

 

 

いただきます

 

 

前の旅の時はお肉だったけど海鮮も良いものだ,種類は分からないけどとにかく美味しい

 

 

キョロキョロと辺りを見渡すティルフィング

 

 

どうしたの?

 

 

いえっお酒を、、、

 

 

お酒飲んで海に入ると危ないって言うからやめときな?

 

 

それもそうですね

 

 

楽しいバカンスだ,万が一の事故などいらない

 

 

二人で烏龍茶をいただく

 

 

沢山あるから全部食べるんだよ

 

 

ありがと,パラシュ,オススメの焼き物はあるかい?

 

 

 

僕はこのサザエとアワビを推すよ,丸焼きだから内臓をうまく避けないと苦いけどね

 

 

じゃあそれをもらうよ

 

 

焼き上がるのを待っていて欲しい

 

 

残酷焼きとはよく言ったものだ,金網で苦しそうに動く姿は心にくるものがある

 

 

何事にも犠牲は付き物さ、それに食べなかった方が失礼だよ

 

 

もちろん食べないって選択肢はない

 

 

焼いてもらったものを一通り食べ終える

 

 

パラシュ、ご馳走様

 

 

もう良いのかい?

 

 

また機会があったらお願いするよ

 

 

昼ご飯もそこそこに再びビーチに繰り出す

 

 

マスター,腹ごなしにビーチバレーしましょうよ

 

 

おっいいね

 

 

手ごろなヤシの木にロープを貼っただけの簡易なコートでビーチバレー

 

 

はい!

 

 

ほい!

 

 

そこそこのラリーが続き、まずは僕が先制点をとる

 

 

まず1ポイントね

 

 

 

カチリ

 

 

ん?なんの音だ?

 

 

マスター、私から点を奪うだなんて……………

 

 

ティルさん?

 

 

奪われたなら奪い返す,倍返しです

 

 

ボールと共に闇に消えるティルフィング

 

 

それ必殺技だよね?必ず殺す技だよね?

 

 

はぁっ!

 

 

闇より飛び出したティルは身体を弓形にしならせスマッシュを放つ

 

 

 

ひぃっ!!

 

 

パァーーーーーーーン

 

 

しかしティルの力に耐えきれなかったのかボールが弾ける,いや,砕け散ったのか?

 

 

はぁ、はぁ、、はぁ、、、

 

 

肩で息をするティル,そんなに疲れるならやめとけば良かったのに

 

 

ビーチバレーはやめてボートに乗ろうよ

 

 

そうしましょう

 

 

お店で小舟を借りて海上散歩、日差しは暑いが吹き抜ける風が心地いい,他にホバージェットを楽しむ人達も見える

 

 

 

ティル見て!魚が沢山泳いでるよ

 

 

本当ですね

 

 

海中を覗いたり水平線を眺める

 

 

釣りをしたくなってきた

 

 

何か漂流物が流れてきた,シイラでも付いていないかな

 

 

マスターあの上に何か乗ってないですか?

 

 

んー?

 

 

よーく見ると鳥みたいなのが乗っている、飛べなくなってしまったのだろうか?

 

 

助けてあげましょう

 

 

そうだね

 

 

ボートを漂流物に寄せて鳥を助けてあげる,少し丸っこい、これは梟か?こんな昼間に居るなんて珍しい

 

 

おいで

 

 

ティルの肩に止まる梟

 

 

人に慣れている,よく見ると片目にメガネみたいなものをかけている

 

 

迷子になっちゃったんですかね?

 

 

うーん,たぶん人が飼っているのだと思うけど

 

 

 

少し日が傾いてきた,そろそろ陸に戻ろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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