※この作品はR-18です。

黒ティルと僕と   作:やす、

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黒ティルと僕と、初のリクエストです!


アホな三人をお楽しみ下さい


土下座して頼んでみた。セカンドシーズン

あの後ティルさんにボコボコにされ僕はコロシアムの縁の方にボロ雑巾の様に転がっていた。

 

 

ティルさんは夜ご飯を食べに行った様でコロシアムには残念な姿となった僕だけが居た。

 

 

「はぁ、、、」

 

 

何度目か分からないため息を吐きながらようやく身体を起こし涙を拭いてから煙草に火を付けるとコロシアムの入り口に人影が見え僕の方へと走ってきた。

 

 

「兄さん、大丈夫か?」

 

「大丈夫に見える?社会的に全てを失った僕が」

 

 

遠くを見ながら煙を吐き出していると申し訳なさげにギルが口を開いた。

 

 

「その話なんだけど兄さんに任務があるんだ。俺にもなんだけど」

 

 

嫌な顔をしながらその任務の内容を聞くと三カ国とディスラプターズ、アルマス、ティニの下着を見ろとの事だった。

 

 

「僕に死ねって言ってるよね?」

 

「それに関してはもう手は打ってあるぜ!」

 

 

自信ありげな顔をするのでその策を聞く事に。さっきケイオスリオンに行きパラケルススに記憶を失う薬を貰ってきたらしく騒ぎを起こしてもそれを使えば問題無しらしい。因みに依頼主は極秘の様だ。

 

 

ペットボトルに霧吹きを取り付けた物を振りながら見せてくれたのだが不安しかない。

 

 

「いや、僕怖いよ」

 

「考えてみなよ兄さん、ハルモニア、ケイオスリオン、トレイセーマ、ディスラプターズ、それに二人。パンツを見るだけで任務報酬まで貰えるんだぜ?」

 

「ふむ」

 

 

そう言われてみれば悪い気はしない。どうせもう失う物なんて無いのだからとことんするのも良いかも知れない。

 

 

僕に向かいギルが手を伸ばした、それをがっちりと掴み男二人の硬い握手が交わされた。

 

 

「手始めにアルマスとティニから行こうぜ!」

 

「りょーかい!」

 

 

そんな訳で二人がいる部屋に入ってゆき部屋を見渡すとベッドの上に水色のパジャマを着たアルマスと羽毛生地のパジャマを着たティニの姿が。

 

 

早速二人同時に土下座をしていた。

 

 

「アルマス!ティニ!パンツ見せて下さい!!」

 

「ちょっと、言っている事の意味が絶・不明なんだけど」

 

「そうですよ二人共、ユウさんはさっきグリードさんに怒られたばかりじゃ無いですか!」

 

 

交渉は決裂、だが武器を持ったアホ二人の行動力の凄まじさを二人はみくびっていた。

 

 

「っしゃ!なら見させてもらうまでだよ!」

 

 

僕がアルマスに飛びかかりズボンの裾を持ち無理矢理引っ張ってゆく。突然の行動に唖然とするティニをギルが捕まえていた。

 

 

「ちょっと!!絶・やめなさいって!!」

 

 

ズボンを抑え必死に抵抗するのだが僕の方が早くズボンを脱ぎ去った。

 

 

「〜〜〜っ!!」

 

 

顔を赤め下着に両手を置くアルマスの手を退けさせるとサテン生地の水色の下着を見る事ができた。それに満足してギルの方を見ると空中で両足を開かれた状態のティニさんが。その下着は真っ白な子供パンツ。

 

 

「私怒りましたよ!グリードさんに言い付けてやります!!」

 

 

パタパタと羽を羽ばたかせ怒りをあらわにしているのだがパラケルススからもらったスプレーをかけると大人しくなってくれた。

 

 

「あれ?二人共私達の部屋で何してるのよ?」

 

「どうして私こんな姿をしているのでしょう?」

 

 

悩む二人に適当な言い訳をしてから部屋を出る事に。

 

 

「兄さん!この薬本物だぜ!」

 

「今度全力でお礼を言いに行こう、あとはどうする?」

 

「時間も遅いから明日にしようぜ」

 

「りょーかい!じゃあ朝に城の前でね」

 

 

そんな訳で明日の明朝から任務を開始する事に。ギルと分かれた後冷めてしまった夜ご飯を食べてお風呂に入りティルが居るお部屋へと戻ってゆく。

 

 

「遅かったですね」

 

「うん、凄く反省してるよ、ごめんねティル」

 

 

まだ不貞腐れた顔のティルの横に座り頭を撫でてあげていた。

 

 

「今回はギルに乗せられただけだと思いますから許してあげます、でも次同じ様な事をすれば命は無いと思って下さいね」

 

「うん、もうあんな事しないよ」

 

 

初めてティルに嘘を吐いた事に罪悪感を感じながら頭を撫でていた。

 

 

「今日町で新しい下着を買ったんですよ♪見たいですか?」

 

 

その言葉に見たいと返事をすると布団をどかしてズボンを脱ぎ脚を広げてくれた。

 

 

ピンク色で左右にレースが施され蝶々のリボンが付いた下着。その側部が何故か蝶々結びとなっている。

 

 

「すごく可愛いよ、でも変わったデザインだね」

 

「この左右の紐で調節しているのですよ」

 

 

そう言われたので試しに紐を引っ張ってみると呆気なく解け秘部が露わとなった。

 

 

「気に入ってもらえましたか?」

 

「凄く気に入りました」

 

 

その光景を食い入る様に見ていると両手が伸びてきて下着の紐を結んでいた。

 

 

「そんなに見られると恥ずかしいです」そう言いながらサイドを結び直しズボンを履いていた。

 

 

そんなティルに腕枕をして眠りにつくのであった。

 

 

 

 

……………………

…………………

……………

………

……

…

 

 

 

そして次の日のまだ太陽が顔を出す前に野郎二人が城の入り口へと集結していた。

 

 

「準備は良いか兄さん」

 

「もちろんだブラザー」

 

 

まずは三カ国と関わりが薄いディスラプターズから攻める事に。

 

 

「この時間ならまだ寝ているはずだから寝込みを襲おう」

 

「それなら寝起きドッキリで誤魔化せるな!」

 

 

アホな事を話しながら草原を歩いていると隠れ家へと辿り着いていた。玄関のノブに手をかけると鍵はかけられておらずすんなりと部屋内に侵入する事ができた。

 

 

(誰から行く?)

 

(レーヴァテインさんを最後にして早起きそうなソロモンさんから行こうぜ)

 

 

順番を決めて廊下を抜けてリビングへと入ってゆく。リビングからキッチンが見渡せる良い間取りである。

 

 

(多分一階じゃ無くて二階にいるはずだぜ)

 

(何処から二階に行けるんだ?)

 

 

部屋を見渡しながら歩いていると部屋のドアが開いた。それに身を硬らせる。

 

 

「あれ?何しているのかな?」

 

 

カリスである。きっとみんなのご飯を作るために起きてきたのだろう。これは計算外だ。

 

 

「当て身!!」

 

「ゔっ」

 

 

だが覚悟完了した僕の敵では無い。素早く背後に回り込み首元にチョップを叩き込むと気を失いその場に倒れ込んだ。

 

 

そんなカリスを優しく抱っこしてソファーに寝かしてあげて普段のショートパンツを膝まで下ろし下着を拝む事に。

 

 

黄色のパンツである。元気なカリスのイメージと合っている下着にほっこりしながらカリスが出てきたドアから二階を目指す事に。

 

 

(誰が何処に居るんだ?)

 

(誰であろうと脱がすだけだよ)

 

 

四つあるドアを適当に開けて部屋に入ってゆくとベッドの上に膨らみが、その上に緑の髪が見える。ヘレナだ。

 

 

(寝ているみたいだぜ)

 

(チャンスだ)

 

 

起こさない様に布団をめくり中を覗くと空気の流れが変わった。

 

 

「ヘレナの寝込みを襲うのはだれだ?くふっ」

 

 

寝ていたはずなのに振り返るとワンピース姿のヘレナが僕達の背後に立っていた。流石トリックスターだ。ならば取るべき手段は一つ。

 

 

「「お願いします!パンツ見せて下さい!」」

 

 

素早く華麗な土下座で頼み込み目線を上げると口角を上げたヘレナの顔が。

 

 

「そんなにヘレナの下着が見たいのか。なら見せてやっても良いぞ」

 

 

そう言うとギルにベッドに寝転がる様に言ってギルが寝転がると顔を跨ぎ腰を下ろし股間を押し付けていた。

 

 

「ーーーー!!!」

 

 

「ヘレナの下着を目の前で見れる気分はどうだ?くふっ」

 

 

しばらくギルの悶絶した声が聞こえた後動かなくなりヘレナが腰を上げると満足気な顔で気を失ったギルの姿が。

 

 

「ソロモンとレヴァの下着を見てくるからギルを見ててもらって良いかな?」

 

「お前は何を言っているんだ」

 

「じゃあ頼んだよ」

 

 

ヘレナにギルをお願いしてソロモンの居る部屋に。まだ寝ているようだが警戒しながら枕元へ行き寝顔を見ると熟睡している。

 

 

足元へと行き布団をめくると下着を見ることができた。紺色の下着である。

 

 

布団を戻し次の部屋へと向かう事に。最後はレーヴァテインだ。

 

 

音を立てないようにドアを開けて部屋を見渡すと布団を抱き枕に眠るレーヴァの姿が。その姿は灰色のTシャツに短パンだ。それに近づこうとするとそれを許さない者が。

 

 

「おい、レヴァに何のようだ」

 

 

ムー君である。レーヴァの頭の横から鋭く睨みながら僕の方へと近づいてくる。

 

 

「お前はユウじゃないか。さてはレヴァの寝込みを襲いにきたな?」

 

 

完全にオートアバターの存在を忘れていた。このままだとまずい。

 

 

(ムー君、君に大事な話がある、とりあえず小声で話そう)

 

(オイラに?なんだよ)

 

(今任務でみんなの下着を見ているんだ。良かったらムー君も一緒にどう?)

 

 

悪魔の囁きである。敵であるなら叩けば良いが味方にできれば心強いだろう。

 

 

(オイラがそんな誘いに、、、乗った!)

 

 

僕が差し出した右手に翼を合わせここに同盟が築かれた。

 

 

(早速だけどレーヴァは触っても起きないかな?)

 

(おうよ!起きる時間になるまでどんな事があってもレヴァは起きないぜ!)

 

 

その言葉を信じて布団を抱きしめる右手右足を解き寝転がせると短パンを引き抜いてゆく。

 

 

(うっひょーー!!)

 

 

薄紫の生地に花柄が刺繍された下着が大人を感じさせてくれる。それにしてもこのオートアバターノリノリである。

 

 

(よし、ギルを迎えに行って次に行こう)

 

(オイラも行くぜ!)

 

 

お供を従えヘレナの部屋へ行くとギルは起きておりヘレナがベッドの淵に座っていた。

 

 

「なんだ変態」

 

 

そう言われた瞬間にスプレーを吹きかけ隠れ家を後にするのであった。

 

 

「いやぁ、最高だったぜヘレナさん!近すぎてよく見えなかったけど緑色でさ!」

 

 

楽しそうに話すギルの話をムー君と聞いていた。楽しそうで何よりである。

 

 

「とりあえずどこから行くんだ?」

 

 

そう言われて三人で行き先を考える事に。ここから一番近いのはケイリオスリオンだ。

 

 

「じゃあオイラに乗ってこうぜ」

 

 

巨大化したムー君に乗り込みケイリオスリオンを目指しいつもの関所近くに降ろしてもらっていた。

 

 

「ここからは歩いて行こっか、飛んでいると見つかるかも知れないし」

 

 

小さくなったムー君を肩に乗せて関所に行くとアスカロンの姿が。

 

 

「あれっ、こんな朝早くにどうしたんですか?」

 

 

不思議そうな顔で僕達を見るアスカロンに速攻で土下座をしていた。

 

 

「お願いします!パンツ見せて下さい!!」

 

 

三人で土下座をして顔を上げると泣きそうな顔のアスカロンが。

 

 

「…………ユウさん見損ないましたっ!私ユウさんに憧れていたのに、、、、」

 

「関係ねぇ、、!」

 

 

素早く立ち上がりアスカロンを押し倒して右手を押さえ込んだ。それに続きギルが左手を押さえ付けた。

 

 

「ちょっと!!やめて下さいっ!!」

 

「「ムー君!!」」

 

「おうよ!」

 

 

ジタバタと暴れるアスカロンの足元へと潜り込んでゆき直ぐに戻ってきた。

 

 

「アスカロンのパンツは青色だ!上に薔薇の飾りが付いていたぞ!」

 

 

それを聞きスプレーを吹きかけるとキョトンとした顔に戻ってくれた。

 

 

「あれっ、二人共どうしたんですか?」

 

「ちょっと用事があってね、入っても良いかな?」

 

「はいっ♪良いですよ♪」

 

 

そんな訳でケイリオスリオンに侵入成功である。早速見張りの休憩所を覗くとパラシュの姿が見えた。

 

 

「彼女は簡単には行かなさそうだね」

 

「頭硬そうだもんな」

 

「オイラに良い考えがあるぞ」

 

 

二人でムー君の案を聞きそれに乗っかり休憩所へと入ってゆく。

 

 

「失礼しまーす」

 

「あぁ君達か、一体どうしたんだい?」

 

「パラシュさんにお願いがあるんだけど今ティルヘルムで繊維を作ってて試作で下着を作ったから履いて欲しいんだ」

 

 

綺麗にビニールに包装された下着、これは下着に変身したムー君なのだけど。

 

 

「せっかくだけどお断りするよ、そういうのはアフロディーテにしてもらいなよ」

 

「いや、パラシュに履いて貰いたいんだ。女性の美しさを知っているパラシュに」

 

 

不思議そうな顔をするパラシュに追い討ちをかけてゆく。

 

 

「みんなから話は聞いててさ、最近お洒落を始めた見たいじゃん。でも僕は普段見えないところにも気を配るのが美しさだと思うんだ」

 

「女の人が花なら下着は花瓶だぜ、一つでも美しいけど二つが合わさればもっと美しくなるぜ!」

 

 

よく分からない言葉で説得をすると納得してくれたようだ。下着を受け取り更衣室へと入っていった。

 

 

「うん、中々の履き心地だね。身体にフィットして凄く動きやすそうだよ」

 

 

しばらくすると満足気なパラシュが。そこにすかさずスプレーをかけて逃げるように部屋の外へ。

 

 

しばらく待っているとムー君が休憩所を抜け出し戻って来てくれた。

 

 

「パラシュの下着は黒だったぜ!」

 

「うん、ありがとね」

 

 

便利だ、便利すぎるぜオートアバター。そんな訳で次はフェイルノートが居るお城へとやって来ていた。まずは城の周りを歩いて回る事に。

 

 

「なんか良い匂いがしないか?」

 

 

ギルにそう言われた匂いを嗅ぐと石鹸の匂いが。誰かが朝風呂に入ろうとしているのだろう。城を見ると一箇所スリガラスが貼られている窓が。

 

 

「間取りを考えるとこの窓がお風呂で左にある窓が脱衣所かな?」

 

「そうだと思うぜ?俺達じゃ高くて覗けないけど」

 

 

僕達の身長より高い所にある窓。そこから見える景色は絶景なはずだ。

 

 

「しかたねぇなぁ、オイラが見てきてやるよ」

 

 

ご機嫌で宙に浮かび窓から部屋の中を覗いていた。その姿は不審な鳥にしか見えない。

 

 

それを見ているとバタバタと翼をはためかせながら部屋を食い入る様に見た後こちらに戻ってきた。

 

 

「アフロディーテの脱衣シーンがバッチリ見えたぜ!」

 

 

話を聞いてゆくと朝風呂に入ろうとしていたのはアフロディーテだったようで。

 

 

「下着は赤のTバックだったぜ!」

 

「「よっし!」」

 

 

後はシユウとフェイルノートだ。そんな事を考えながら城の中へと入ってゆく。

 

 

「うがっ、なんだお前たちか」

 

 

しばらく進んだ時にシユウとばったり遭遇していた。その瞬間に三人で作戦会議を行う事に。

 

 

(どうする?シユウは土下座しても意味無そうだぜ)

 

(分かった、僕に考えがある)

 

(よし、それでいこう)

 

 

不思議そうな顔でアホ三人を見るシユウに笑顔で話しかけてゆく。

 

 

「シユウにお願いがあるんだけど良いかな?」

 

「なんだ?食い物をくれるなら聞いてやっても良いぞ」

 

「子供が産まれた時の為に抱っこの練習がしたいんだけどシユウでしても良いかな?クッキーあげるからさ」

 

 

交渉は成立しシユウを抱っこする事に。スカートは履いていないが履いてると思っていてもらいたい。

 

 

「高いたかーーい」

 

 

僕がシユウの脇を持ち持ち上げた瞬間に下から覗き込む二人。持ち上げるたびに覗き下ろす度に知らないふりをする姿が実に面白い。

 

 

「うん、良い練習になったよ。ありがとね」

 

「こんなことならいつでも抱っこさせてやる、いつでもシユウに言うと良い」

 

 

シユウの頭を撫でると何処かに走っていった。

 

 

「かぼちゃパンツだったな」

 

「まっ、シユウらしいけどな」

 

「ふむ」

 

 

次はフェイルノートだ。フェイルノートが居る部屋へと入ってゆく。

 

 

「あら、私に何か用があるのかしら」

 

 

部屋の奥にある高座に座り足を組み頬杖をつきながら僕達を見下ろすフェイルノート。

 

 

「こんにちわ、フェイルノートにチェスを教えて貰いたくてさ」

 

「ふぅん、そうね、退屈凌ぎに教えてあげるわ」

 

 

立ち上がったフェイルノートの後ろについて行き別室へ。その部屋には机と椅子、その上にはチェスバンが置かれていた。

 

 

「まずはルールからね[以下省略]。分かったかしら?」

 

「うん、じゃあ俺が相手してもらうぜ」

 

 

チェスバンを挟みギルとフェイルノートが一局打つ事に。僕は壁にもたれかかりムー君はギルの膝の上に。

 

 

カツカツと音を立てながら駒を動かしてゆきあっという間にギルが追い込まれてゆく。

 

 

「チェックメイトよ。初心者相手に少し大人気なかったわね」

 

 

フフンっと笑みを浮かべるフェイルノートにお礼を言ってケイリオスリオンから出てゆく事に。

 

 

「見えたムー君?」

 

「バッチリだぜ!」

 

「良くやった!すげぇ緊張したぜ」

 

 

チェスを打たせ机に座らせる事が今回の作戦だったのだ。どういうわけか説明すると足を組み替える瞬間を膝の上のに居るムー君に見てもらうって訳だ。

 

 

「それでどうだったの?」

 

「濃い赤に回りは黒のレースだ!」

 

 

成果に歓声を上げながら次はトレイセーマへ。関所で手続きをして国内へと。溢れる自然を見ながら歩いてゆく。

 

 

「おっ、誰かいるぞ」

 

 

僕達の頭上を飛ぶムー君が誰かを見つけたようだ。気配を殺し木々に身を隠しながらその方を見るとムラマサが一人剣の鍛錬をしていた。

 

 

「せいっ!やぁ!てぇぇーーい!!」

 

 

踊るように刀を振るいおでこに汗を光らせていた。その姿に見惚れていた。

 

 

「よし、そろそろ休憩しよ。ね、鬼火ちゃん」

 

 

ムラマサの近くを飛ぶ鬼火ちゃんと共に大きな木の根元に座りそこに置いてあった水筒からお茶を飲んでいた。

 

 

(((おぉーーー!!)))

 

 

誰も居ないと思っている為か体操座りで木にもたれ掛かっているので丸見えなのだ。淡いピンクの下着を堪能しその場を後にする事に。

 

 

「ああいう無防備な感じも良いな」

 

「自然な感じが良いよね。ムー君はみんなの見てるんじゃない?」

 

「まぁな、でも同じのばかり見てても飽きるぜ?」

 

 

たわいもない話をしながらトレイセーマの中心街へと進んでゆくとマサムネの姿が見えた。

 

 

「こんにちわ、何してるの?」

 

「ユウ殿か、それにギルとムーだな。いや、甘味を買おうと思ってな」

 

「お願いします!パンツ見せてください!!」

 

 

突然のギルの土下座に困惑する三人。だがここで攻撃の手を緩めるわけにはいかない。

 

 

「お願いします!」

 

「お願いするぜ!」

 

「なんだお主達は!?」

 

 

追撃の土下座をするとマサムネが走って逃げて行った。当然の反応だろう。だが、逃がす訳には行かない。

 

 

「トラーーーーイ!!!」

 

 

キラーズを両足に意識させ爆発的な加速でマサムネに追い付き飛び付き押し倒した。

 

 

「今だ!脱がせ!!」

 

「おぉーー!!」

 

「離せ!やめろ!この無礼者が!!」

 

 

抵抗するマサムネに構わずサスペンダーを外しショートパンツを引っこ抜いていた。

 

 

「ふんどしだぜ兄さん!!」

 

「よし!」

 

「あーらよっと」

 

 

ムー君がマサムネにスプレーをかけその場から逃げ去り近くの売店へと逃げ込んでいた。

 

 

「はい」

 

「ありがとな」

 

(ゴクゴクゴク)

 

 

少し休憩しようと売店で飲み物を買って休憩していた。

 

 

「後はグリモワールとアルテミス、カシウスだね」

 

「多分十三議会に居ると思うぜ」

 

「オイラが偵察してこようか?」

 

「まぁのんびりいこうよ」

 

 

コーヒーを飲みながら煙草を吸っていると遠くにグリモワールの姿が見えた。それを目で追って行くとどこかのお店に入って行った。

 

 

「グリモワールがいたよ」

 

 

僕の言葉にだらだらモードから瞬時に戦闘モードへと切り替え飲み掛けのジュースと煙草を捨て後を追って行く。

 

 

「なんだこの店?」

 

 

グリモワールが入って行ったお店に入って行くとそこは何やら怪し気なものが棚に丁寧に並べられていた。きっと魔術に使う物なのだろう。

 

 

気配を殺しながら店内を歩いて行くと棚の反対側にグリモワールの姿を見つけた。何やら屈んで棚の下部にある商品を見ているようだ。

 

 

(ムー君!)

 

(任せろ!)

 

 

肩の上から降りて行き棚に置いてある表品の隙間から覗き込みしばらくして右翼を大きく上げ合図を出した。それを受け撤収である。

 

 

 

「言おう、グリモワールのパンツは白に赤のストライプだ!」

 

 

堂々と告げるムー君に拍手をしながら十三議会へ向かい歩いてゆき建物の中へと入ってゆき適当にドアを開け部屋を覗きながら二人を探してゆく。

 

 

「居たぞ!」

 

 

ギルの声が聞こえその方へと向かうとアルテミスが廊下を歩いていた。それに向かい駆け出してゆく。

 

 

「お願いします!」

「パンツ!」

「見せてくれ!」

 

 

ギル、僕、ムー君の順に土下座をしてゆくと鋭い眼差しで汚物をみる様な視線を送った後何事もなかったかの様に歩いて行った。

 

 

 

「どうするんだ!?」

 

「ここは僕達のチームワークを見せる時だ!」

 

「おっしゃぁぁ!!」

 

 

真っ直ぐにムー君が飛行しアルテミスの顔に張り付き視界を奪った。その後僕が走りスカートを捲り上げる。

 

 

「見えた!肌色のレースだ!」

 

「最後は俺が決める!」

 

 

ギルが駆け寄りムー君が飛び退いた瞬間にスプレーを吹きかけ事なきをえた。

 

 

「………」

 

 

何事もなかった様に歩き出したアルテミスを見てガッツポーズをしていた。

 

 

「最後はカシウスさんだな」

 

「カシウスは一番奥の部屋に居るよ」

 

「早く行こうぜ!」

 

 

意気揚々とカシウスの部屋に入ってゆくと太陽に当たりながらお昼寝をしているカシウスの頭がソファーから出ている。

 

 

「どうする?」

 

「ヘレナの事もあるから警戒していこう」

 

 

じわじわと近づいて行ったのだが起きる気配はない。姿を見てみると春らしさを感じさせる淡い緑のワンピースを着ている。それならばそれをめくるだけだ。

 

 

裾をめくろうと手を伸ばしたのだが見えない何かに弾かれ手を引っ込めた。

 

 

「結界か」

 

「寝ながら身を守るなんて流石だな!」

 

 

結界を破壊するのは可能だがそうすれば目を覚ましてしまうだろう。三人で打開案を考えていた。そんな時窓から入ってきた風が優しくカシウスの髪を揺らした。

 

 

「ムー君、竜になって羽ばたいて風を起こすんだ!」

 

「よっしゃ!このバハムート様に任せろ!」

 

 

光に包まれたムー君が竜の姿となり羽を動かし風を送ってゆくと風を受けワンピースが煽られ下着が露わになってゆく。

 

 

「豹柄だ!!」

 

 

ギルが叫んだ。その声でカシウスの瞼が動いた。

 

 

「やべっ!!」

 

「窓から飛び降りろ!!」

 

 

先行して飛び出したムー君の背に窓枠を蹴り飛び出し飛び乗った。

 

 

「ギル!早く!」

 

「ーー!!」

 

 

高い階層から外に飛び出す恐怖に怯えギルの足がすくんでいた。

 

 

「ムー君!もっと接近して!」

 

「だめだ!これ以上は寄れない!!」

 

 

建物ギリギリに寄っているのだが1メートルは離れているだろう。

 

 

「早く!僕を信じて!」

 

 

目一杯手を伸ばすと頷き窓枠を蹴り飛び出した。その手をしっかりと握り背に乗せるとムー君が旋回しハルモニアに向かい羽ばたいてゆく。

 

 

 

……………………

…………………

………………

…………

………

……

…

 

 

はい、ハルモニアへとやってきました。今からこの天使の国へ乗り込みセイントキラーズの下着を見ていきたいと思います。

 

 

「探し出せ!!」

 

「「うぉぉぉぉ!!!!」」

 

 

関所で手続きをしてから大聖堂に向かい道を爆走している僕達。もう誰にも止められないだろう。

 

 

「居たぞフォルカスだ!」

 

「出会え出会え!!」

 

 

道を歩くフォルカスを発見し突撃してゆく。

 

 

「な、なんですかあなた達は!?」

 

「うるせぇ!行こう!!」

 

 

驚くフォルカスをお姫様抱っこして路地裏へと連れ去ってゆきひらけた所に降ろしていた。

 

 

「一体何ですか」

 

「パンツ見せて下さい!!」

 

「ダメなら無理矢理でも見ます!」

 

 

土下座しながら頼んだのだがフォルカスの答えはノーだった。さらに槍を構え戦闘態勢だ。

 

 

「不純な輩はこの国から追い出します、覚悟して下さい」

 

 

全身に炎を燃え上がらせ殺気を放っている。それならば僕も本気を出して相手をしなければ。

 

 

「分かった、僕が勝ったらパンツ見せてもらうよ」

 

 

七元を構え全身にキラーズを巡らせ意識を昂らせてゆく。

 

 

「れでぃぃ、、、、ファィ!!」

 

 

誰かの合図により戦闘が始まった。勝つのは正義の槍か、それとも男の欲望か。

 

 

[省略]

 

 

「そんな、、、私が人間に敗れるとは、、、」

 

 

僕の足元で膝を付き荒く息を吐くフォルカスが。

 

 

「流石だぜ兄さん!!」

 

「すんげぇ強いんだな!まっ、オイラ程じゃないけどな」

 

 

勝利を讃えてくれる二人に剣を掲げた後フォルカスに歩み寄ってゆく。

 

 

「さぁ、自分で脱ぐか脱がされるか選ばせてあげるよ」

 

 

ジリジリと近づいてゆくと唇を噛み締め悔しさに満ちた顔をした後自ら前掛け?を捲り上げた。

 

 

タイツに包まれたその奥に日の光を浴びてはっきりと赤の水玉模様の下着が浮かび上がっていた。

 

 

「殺せ、人間に負けた上にこの様な羞恥を晒した私を、、、」

 

 

気が付けば悔し涙を流すフォルカスにスプレーを吹きかけていた。

 

 

「あれ、私は一体、、、?」

 

「どうしたのフォルカス!?傷だらけだよ!!」

 

「俺達で大聖堂に運んであげるぜ!」

 

「よっしゃ!オイラの背に乗りな!」

 

 

痛みでフラつくフォルカスを支えながらムー君の上に乗せて大聖堂までひとっ飛び。

 

 

「ヴァナル!フォルカスが大変なんだ!」

 

 

そして大聖堂の日当たりが良いところでお昼寝をしているヴァナルガンドを見つけ側に降り立っていた。

 

 

「フォルカスが?ひどい怪我!今すぐ治してあげます!」

 

 

芝生の上にフォルカスを寝かしてあげるとすかさずヴァナルガンドが回復魔法をかけてあげていた。

 

 

それを見て三人が頷き合った。

 

 

「たまたま通りかかったらフォルカスを見つけたんだよ、フォルカス程の実力者が誰にやられたんだろ?」

 

「後で各国に通知しておくぜ。フォルカスさんは相手が誰か覚えてないのか?」

 

「助けて頂きありがとうございました。それが全く思い出せないのです、、。」

 

 

二人に話しかけ気を逸らした隙にムー君がしゃがみ込みフォルカスの看病をするヴァナルガンドのタイトなワンピースの隙間から覗き込み合図を受けその場を後にする事に。

 

 

「ヴァナルガンドのパンツはスケスケの黒だぜ!」

 

 

大聖堂の中を進みながらムー君の報告を聞いていた。残るは後三人だ。

 

 

大聖堂を進んでいたのだが慣れない建物に迷子になり彷徨っているとベランダに出てしまった。そこにはプランターに植物が植えられておりそれの世話をするロンギヌスの姿が。

 

 

「こんにちわ、どうしたのですか?」

 

 

僕達に挨拶をしてくれた後植物に水をあげていた。絵になる姿だ。

 

 

「うっ!!あぁぁぁぁっ!!」

 

 

突然ムー君が苦しみ出し体から煙を上げ始めぐったりと床に倒れ込んだ。

 

 

「ムー君!?しっかりして!」

 

「オイラはもうダメだ、、最後に聖女の下着が見たい・・・」

 

「そんな事言っても聖女なんていないぞ」

 

 

ギルと二人してムー君の体を揺さぶっていた。

 

 

「くっそ!最後にムー君の望みを叶えてあげたい、、」

 

「じゃなきゃ壊れても壊れきれないよな」

 

 

チラッと視線を向けるとアワアワとしたロンギヌスの姿が。後一押しだ。

 

 

「お願いロンギヌス!ムー君に下着を見せてあげて!」

 

「頼むよ!この通りだ!」

 

 

戸惑うロンギヌスに二人して土下座をしていた。

 

 

「いや、良いんだ、ここでオイラは望みを叶えられないまま死ぬよ、、、」

 

「…………分かりました。このガブリエルの慈悲をムー君に」

 

 

恐る恐るムー君を跨ぎスカートの中を見せていた。

 

 

「これで、、どうですか?」

 

「暗くて良い見えないよ、、」

 

 

そう言われて恥ずかしそうにスカートを捲り上げてゆく。

 

 

「あぁ、これできっとオイラも成仏、でき、、、」ガクッ

 

 

力無く顔を落としたムー君を拾い上げ素早くロンギヌスにスプレーを振り撒き走り去ってゆく。

 

 

「ナイス演技だぜムーさん!!」

 

「へへっ!どんなもんだい!」

 

「それで下着の色はどうだったの?」

 

「ラベンダーカラーだったぜ!」

 

 

力強く語るムー君に拍手を送っていた。

 

 

「君たち、こんなところで何をしているんだい?」

 

 

聞き覚えのある声が聞こえて振り返るとフライクーゲルの姿が。

 

 

「フライクーゲル、頼みがあるんだけど良いかな?」

 

「ワッツ?」

 

 

両肩に手を置き真剣な眼差しで頼むと話を聞いてくれる様だ。

 

 

「実は俺達ある方から任務を貰っててあと少しで達成できそうなんだ」

 

「すごく大事な任務なんだけど、任務遂行にはフライクーゲルの力が必要なんだ」

 

「うん、私にできる事なら力になってあげるよ。任務を言ってごらん」

 

 

そう言ってくれたので下着の色を調べている事を教えると嫌な顔をせずに親指を立ててくれた。

 

 

「それぐらいお安い御用さ。下着の色だろ?」

 

 

そう言ってベルトを外し惜しみなく下着を見せてくれた。

 

 

「そんな任務があるのならもっと可愛いのを付けていれば良かったよ」

 

 

その下着は白に紫のストライプが入った物だった。

 

 

「うん、ありがとね」

 

 

そう言ってスプレーを吹きかけ最後の一人ティファレトを探す事に。

 

 

「きっと大聖堂の奥の部屋だよ」

 

「そこに行ってみろうぜ」

 

 

そんな訳で大聖堂を奥へ奥へと進んでゆき一番大きな扉を見つけ少しだけ開いて中を覗き込んでいた。

 

 

居た。跪きお祈りを捧げるティファレトの姿が。

 

 

(どうする?)

 

(お祈りが終わるのを待つか?)

 

(オイラに任せな!)

 

 

ムー君が何をするか見ているのだが何も変化が無い。

 

 

(どういう事?)

 

(オイラの力でティファレトの脳内に直接言葉を伝えるんだ!お祈りをしている今なら不自然じゃないだろ?)

 

(早速やってみよう!)

 

 

ムー君の口をティファレトに向けてその様子を見ている事に。

 

 

 

……………………………………………

 

 

 

 

【ティファレト、ティファレト】

 

「誰ですか?」

 

【貴女の祈りによりこうして話しかける事が出来ています。辺りを見渡しても私の姿は見る事はできません】

 

「一体貴方様は誰なのですか?」

 

【私は(神)。私が出す試練に打ち勝つ事ができればこの世界全てに永遠の安寧を約束しましょう。ですが打ち勝てなければ世界は再び戦火に焼かれるでしょう】

 

「やります!この世界の民の為にも私は試練に打ち勝って見せます」

 

【良い覚悟だ。ならば試練を伝えよう。高座に腰を下ろし下着を露わにするのだ】

 

「それは困りました、私は今下着を身に付けていないのです」

 

【ならば世界は戦火に包まれるであろう。さらばだ】

 

「あぁ、私はまた罪を犯してしまった、、、」

 

 

 

 

 

……………………………………………

 

 

 

僕達は何食わぬ顔で大聖堂を後にしハルモニアを抜けて草原で語り合っていた。

 

 

「まさかティファレトさんが履いてないとは思わなかったな」

 

「僕は際どいの履いてると思ってたよ」

 

「また日を改めれば履いてるって」

 

 

三人で笑いながら話していると強大な力を感じ取りその方を向いた。

 

 

「ヤバい、ティルだ」

 

 

咥えようとしていた煙草を落としてしまった事にも気付かずその方を見ていた。

 

 

「大丈夫だって、みんなの記憶は消してあるし証拠も残ってないって」

 

 

余裕そうなムー君が急に身体を震わせ始めた。

 

 

「大変だ、オイラの視界がグラウにハッキングされていた」

 

「つまり?」

 

「全部あいつらも見ていたんだ!」

 

「逃げよ!ここに居たら命は無いぜ!」

 

 

巨大化したムー君に飛び乗り羽ばたいてゆくのだが後方から魔弾やら矢が放たれてゆく。

 

 

「どーすんだこの状況!」

 

「やだよ、俺まだ死にたく無いよ、、」

 

「ムー君!あの大穴に向かって!」

 

「何か策があるんだな?信じるぜ!」

 

 

手綱を操り大穴に向かい猛スピードで飛行してゆく。

 

 

「飛び込んで最奥に行って!」

 

 

翼をはためかせながらムー君は進み僕達は大穴の最奥にたどり着いた。

 

 

「ここになにがあるんだよ!?」

 

「この世界の支配者が居るんだ!お願いします!みんなの記憶を消してください!!!!!」

 

 

大穴の最奥にある何かのモニュメントに向かい土下座をすると二人も僕に習い土下座で頼んでいた。するとモニュメントが青白く輝き始めた。

 

 

『良かろう、汝の願いを聞き入れよう』

 

 

脳内に直接言葉を伝えられた事よりも助かるという事に安堵していた。

 

 

『だが、罪を償いなさい』

 

 

その言葉に絶望していると僕の前にティルさんが。

 

 

「や、やぁ、グコワゴ」

 

 

ティルさんの正拳突きが僕の顔面を捉え歯が何本か折れ鼻の骨も折れたのを感じながら吹き飛び地面を転がった。

 

 

「殺しても構いませんが止めは私にさせて下さい」

 

 

その言葉の後に三人を取り囲む各国の姫様達。皆様好きな様に殴る蹴るなどの暴行を加えてゆく。

 

 

最後消えそうな意識に響いたのは【リセット】という言葉だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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