※この作品はR-18です。

黒ティルと僕と   作:やす、

182 / 201
ムラムラする一日

朝いつもより早く目を覚ましていた。二度寝する気分でもなく煙草を吸いに行く気分にもなれずボーッとしていると隣で眠るティルの姿が。

 

 

 

長く鮮やかな桃髪が顔に薄らとかかり可愛らしい寝顔を隠している。その姿を見ていると段々とムラムラしてきていた。

 

 

「…………」

 

 

起こさない様にゆっくりとシーツをめくり上半身を露わにさせ胸の膨らみへと手を伸ばしていた。

 

 

下着は着けていない様で柔らかな胸の感触がパジャマ越しに手のひらに伝わってゆく。

 

 

もっと強く揉みほぐしたい気持ちを抑え優しく胸の形を変えてゆくと短く口から声を漏らした。

 

 

起こしてしまったか?不安になったけど相変わらずティルは夢の中の様だ。ならばと服の上からでも分かる突起を摘み上げる。

 

 

「あっ、、、んっ」

 

 

眠っていても感じるのか淫声が聞こえた。それでも起きる気配は無く調子に乗り服の中へと手を滑り込ませ乳房に片手を伸ばしてゆく。

 

 

ピッタリと吸い付く様な乳房とパジャマ越しのさらさらとした乳房を両手で揉み比べを楽しんでいた。どちらも甲乙を付け難いが言える事は両方とも良いという事だろう。

 

 

起こさない様に優しく揉んでいたのだがそんな事はすっかり忘れ乳首を指でくにくにと摘み指先で撫でてゆくとピクリとティルの身体が跳ねた。

 

 

この行為がバレた時の言い訳を考えたのだがまだ起きる気配は無い。

 

 

 

「…………」

 

 

もう起きたら起きた時だ。と開き直りパジャマを捲り上げ重力に逆らい形を保つ乳房の先端を口に含み舌先で弄んでゆく。

 

 

「・・・・・」

 

 

このいつ起きるか分からないシチュエーションは凄く楽しいのだけどやっぱり反応が欲しいし寝込みを襲うのはどうかと思いパジャマを元に戻しシーツをかけ眠る事に。最後にティルの頭を撫でて目を閉じるといつの間にか眠りの世界へと落ちていった。

 

 

 

 

……………………………………………………

 

 

 

 

「…………」

 

 

いつもより早く目を開けるとまだ部屋は暗く夜は明けていなかった。もう一度眠ろうと目を閉じるのだが眠気は感じず寝る事を諦めて起きている事に。

 

 

どうしてだろう?凄く身体が疼く。淫らな夢でも見ていたのだろうか?身体の火照りを感じ答えを探すのだがそんな夢を見た覚えも無い。

 

 

試しに下に手を伸ばし下着の隙間から指を伸ばすとぬるりとした感触。

 

 

「…………」

 

 

ふと隣で眠る彼が目に入った。彼が寝ている隙に触ったのだろうか?それなら仕返しをしなければ。少しだけ口元を緩ませながら彼の下半身へと手を伸ばそうとしたのだがその手を引っ込め別の場所へと。

 

 

「♪」

 

 

彼の左手を引き寄せ指を一本立てそれを肉棒に見立て口元へと運んでゆく。

 

 

「ちゅ、あーーん」

 

 

指先にキスをし舌を這わせてゆく。長さも太さも足りないけど彼のモノを舐めているという事実が体温を上げてゆく。

 

 

「…………」

 

 

抑えきれなくなってしまったこの気持ちをどうしましょう?彼はまだ眠りの中、声を我慢すればバレる事はないだろうけど。

 

 

私のか彼のかどちらの下半身に手を伸ばそうか悩みに悩み彼の下半身へと手を伸ばす事に。

 

 

ズボン越しにふにふにと弄ってゆくとシーツ越しにも分かるほどに硬くなってくれた。彼の顔を覗くと穏やかな寝顔。それに私の加虐心を煽ってゆく。

 

 

身を起こし彼の下半身を覆うシーツをめくり上げズボンの淵に手を掛け起こさない様にゆっくりと引き抜き下着に空いている穴から彼のモノを導き出す。

 

 

本当に眠っているのか不思議に思ってしまう程に聳り立つモノについため息を溢しゆっくりと口を近づけ先端に唇を軽く当てはむはむと甘噛みをしてゆく。

 

 

 

「♪」

 

 

寝ているにも関わらず僅かな快感でピクピクと反応する肉棒を愛しく思いながら咥え込みたっぷりと唾液で塗れさせる。

 

 

「早く起きないと射精させますよ?」

 

 

唾液で光る肉棒を親指と人差し指で掴み上下に動かしてゆく。すぐに唾液は乾いてしまったのだが先端から溢れる蜜が潤滑剤となりスムーズに指を上下に動かせる。

 

 

指の間にある肉棒がピクピクと震え硬さを増した、もうすぐ果てるのだろう。吐き出されるものを受け入れる為に口を近づけた時コンコンっとドアをノックする音が。

 

 

「!!」

 

 

慌ててズボンを元に戻しシーツをかけ直し眠る彼の横へ行き寝たふりをしているとドアが開き声をかけてくれた。

 

 

「二人共起きていますか?朝食の時間ですよ」

 

 

ドアをノックした主はリルティルのようで、気が付けば壁にかかっている時計は午前8時をさしていた。

 

 

 

 

……………………………………………………

 

 

 

窓から射し込む光と誰かの話し声で目を覚まし身体を起こすとティルとリルティルの姿が。

 

 

「おはよ、起こしに来てくれるなんて珍しいね

 

「今日は城の大掃除をする日なので、朝食を食べたら手伝って下さいね」

 

 

その言葉の後リルティルは隣の部屋へと。

 

 

「朝ご飯食べに行こっか」

 

「そうですね」

 

 

ベッドから起き上がり朝立ちを隠しながら着替えようとクローゼットへと向かいいつもの服を引っ張り出していた。

 

 

「どうしたの?」

 

 

服を取り出し振り返るとベッドの縁に座ったままのティル。その顔は少し赤らみなんとも言えない色気を感じていた。

 

 

「いえ、私も着替えますね」

 

 

我に帰った様に慌ててクローゼットへと向かいいつもの服を取り出し着替え始めていた。その様子を着替えながら見ている事に。

 

 

恥ずかしむ様子もなくパジャマを脱ぎブラジャーを付けシャツを羽織ると着ずらそうなワンピース?を着て右手に籠手を付けていた。その姿に見惚れていた。

 

 

「どうしました?」

 

「ん、なんか見惚れてたよ」

 

 

慌てながらも服を着替え部屋を出てみんなが居るリビングへと向かうと既にみんなが集まっており机の前に立つオベロン様から各掃除場所の説明を受けながら朝食を食べていた。

 

 

「おはようございます」

 

「おはようございます」

 

「うむおはよう。二人にはリビングとキッチンの掃除をお願いしたいのだが頼めるか」

 

 

そう言われたので快く返事をして既に並べられていたトーストを口にする事に。他の姫達は庭やコロシアム、洗濯、各部屋、倉庫、お風呂場、トイレなどが振り分けられているようで。

 

 

「トイレ嫌だなぁー」

 

「私と一緒だから頑張ろ?終わったら私がご褒美をあげるからね」

 

 

ウコンバサラにそう言われて嬉しそうな顔をするギル。それに冷ややかな目線を送りながらミネルヴァとネスが立ち上がった。

 

 

「私達はお部屋を掃除してきますね、もし見つけて欲しくない物があるのなら早めに隠しておいて下さい」

 

「規律にそぐわない物なら容赦無く捨てさせて貰いますからね」

 

 

その言葉の後に部屋を出て行った二人を見送りラグラロクとダモクレスが立ち上がる。

 

 

「昼までには終わらせたいわね」

 

「それは無理だと思うよ?」

 

 

彼女達は庭の掃除な様で、ついでに植木の剪定もしてくる様だ。

 

 

「私達も行くわよ」

 

「そうですね」

 

 

アルマスとティニはコロシアムの掃除と整地のようで。

 

 

「頑張ろうね〜リルティルちゃん♪」

 

「そうですね、最低でも10回は洗濯機を回さなければいけませんからね」

 

「俺達も行こうぜ」

 

「そうだね、頑張ろうね」

 

 

出てゆく四人を見送り残りの三人も出て行った。

 

 

「グラーシーザ!早く行きましょう!」

 

「おぉ、そうだな」

 

「儂は風呂場を掃除するとしようか」

 

 

そしてこの広いリビングに残されたのは僕とティルだけとなった。

 

 

「どこから掃除する?」

 

「キッチンからしましょうか」

 

 

食べ終えた食器を重ねキッチンへと運んでゆく。その姿に慌ててついて行く。

 

 

「コンロ周りとシンクに換気扇と床かな?」

 

「そうですね、洗い物はしておくのでコンロをお願いしても良いですか?」

 

「りょーかい」

 

 

洗剤をスポンジに染み込ませ泡立て食器を洗っているティルを見ながらコンロの金具を外しバケツへと放り込みグリル周りのゴミを取ってから洗剤をかけてゆく。

 

 

「…………」

 

 

身体は動かしているのだが頭は別の事を考えていた。どーしようもなく●がしたいのだ。だが今は大掃除の最中だし早めに掃除を終わらせたとしても部屋が掃除中なら入る事はできない。

 

 

汚れを含み茶色く染まった泡を見ながらため息を吐いていた。

 

 

 

 

 

 

一枚一枚丁寧にスポンジで汚れを落とし流水で泡を落とし布巾の上に置いてゆく。枚数は多いが集中して作業を進めればすぐに終わるだろう。

 

 

だけど集中しようにも集中しきれなかった。どうしても何をしていても身体が疼く。気を緩めれば太ももを擦りが合わせてしまいそうだ。

 

 

少し離れた場所で作業をしている彼に目線を送ると真剣な顔でコンロを掃除していた。きっとこの感情は私だけなのだろう。

 

 

食器を全て洗い終え布巾の上に置き手をタオルで拭きながら小さく溜息を溢した。

 

 

 

「換気扇はどっちがやる?」

 

「私やりますよ」

 

「じゃあお願いね」

 

 

何処からか台を持ってきてそれを踏み台に手を伸ばしているティルを見ていた。

 

 

「ちょっとバランスが悪いので抑えていて下さい」

 

「はいよ」

 

 

台が倒れない様にしゃがんでしっかりと抑えていると台の上で背伸びをしてパーツを外そうとしていた。

 

 

「・・・・・」

 

 

ブラックキラーズのティルフィング、つまりグリードの衣装はみんな知っていると思うけどざっと説明すると白いタイツに黒のスカートだ。

 

 

何言ってんだこいつって思うかもしれないのだがそんなティルさんがしゃがんで台を抑える僕の前で背伸びをしている。つまり、見えそうなのだ。何がだって?察して欲しい。

 

 

なるべく見ないように顔を背けるのだがどうしても見たくなってしまい少しだけ顔を上げるとタイツに隠された下着がチラリと見えた。

 

 

「ティル、僕が外すよ」

 

「そうですね、私の身長だと少しとどきませんね」

 

 

プッツンしそうな理性を保つ為にティルと場所を変わる事に。

 

 

 

 

 

 

 

私に変わり台に乗り背伸びをする彼を下から覗いていた。私より僅かに高い身長のおかげで私が届かなかった部品を簡単に外してゆく。

 

 

「はい」

 

 

外した部品を手渡されそれを床に置き次の部品を待つ。

 

 

「はい、、。ティル?」

 

「ごめんなさい、ぼーっとしてました」

 

「もう春だからね。しゃーない」

 

 

私に気を遣い冗談混じりに声をかけてくれていた。その言葉で我に返るのだが直ぐに注意が散漫になってしまう。

 

 

(…………)

 

 

まだ火照った身体が冷めておらずその事を考えてしまう。見上げた先にあるズボンの中、その中にあるモノの事を。

 

 

口一杯に頬張った後心ゆくまで堪能したい。熱く激るモノを中で受け止めたい。欲望がグルグルと頭の中を駆け巡る度に下半身が切なく疼く。

 

 

「うわっ!?」

 

 

彼の叫び声が聞こえ顔を上げるとバランスを崩し落ちてくる姿が。慌てて受け止める為に手を広げ抱き止めた。

 

 

「いててっごめん大丈夫?」

 

「大丈夫です、ユウも注意が散漫ですね」

 

 

彼を受け止めたのは良いのだがその場に倒れ込んでしまった。身体を起こそうにも重く言う事を聞かない、強くぶつけてしまったのだろうか?

 

 

「すぐに退くね」

 

 

身体の重さの正体は上に乗っている彼だった。仰向けの私の腰の上に乗っかっていて直ぐに退こうと身体を動かそうとしていた。

 

 

「待って下さい」

 

 

退こうとする彼を制し腕を掴み引き寄せ抱きしめていた。

 

 

「テ、ティル?」

 

「助けたのですからご褒美を貰いますね」

 

 

状況が理解できていない彼の唇に向かい唇を近づけあと少しで届くというところでガチャリとドアが開く音が。

 

 

「ここに雑巾ってあります、、、、」

 

「…………」

 

「…………」

 

 

慌てて体制を変えようとしたのだが間に合わず雑巾を探しに来たネスに見られ時が止まってしまった。

 

 

「ふえっ!?ご、ごめんなさい!!」

 

「待って下さい!これには訳がっ!」

 

 

弁解も間に合わず部屋を出て行くネスを見送る事しか出来ず気まずい沈黙となってしまった。

 

 

「あはははは、、。それで何が欲しいの?」

 

「やっぱり後で貰います、掃除を再開しましょう」

 

 

焦りで気持ちが落ち着き上に乗ったままの彼に退いてもらい引き続き掃除をする事に。

 

 

 

 

そんな感じでなんだかんだでキッチンの掃除を終えて僕達はリビングの掃除を始めようとしていた。こんな適当な感じだが掃除はしっかりとしている事をここに書いておこう。

 

 

「とりあえずテーブル拭いてから床を掃除しよっか」

 

「そうですね、布巾持ってきます」

 

「スプレー振っとくよ」

 

 

ティルが布巾を取りに行っている間にテーブルへ満遍なく除菌スプレーを撒いておくことに。それにしてもこのテーブルもだがこの部屋は広い。以前1周年記念の時各国の姫やディスラプターズが居てもまだ人が入るスペースがある。それに机もみんなが席に付いてもまだ人が座れる程。

 

 

(こんなスペース居る?)

 

 

そんな事を考えてしまったけどまぁ良いだろう。

 

 

「お待たせしました」

 

「ありがとね」

 

 

ティルから手渡された布巾を持ちテーブルを拭いてゆく。

 

 

「アル●スの場所だけ汚いね」

 

「落ち着きがありませんからね」

 

 

戦闘時はとても頼りになるアルマスだが私生活は少しだらしなさを感じる。これもアルマスの良いところでありアルマスらしさなのだろう。

 

 

それ以降会話もなくテーブルを拭き終え次は掃き掃除である。持ってきたほうきでゴミを吐きチリトリですくいゴミ袋へと。最後に床を雑巾で拭けば完了である。

 

 

「雑巾掛けレースしようよ」

 

「なんですかそれは」

 

「雑巾掛けしながら競争するんだよ。遊びながら掃除した方が楽しいじゃん?」

 

 

ティルにルールを説明し承諾してくれたので雑巾掛けレースをする事に。壁に足をつけながら時計を見て秒針が12を指した瞬間にスタートだ。

 

 

カチッと12を指した瞬間にお互いが走り出した。

 

 

「うぉっ早えぇ!?」

 

 

同時にスタートしたはずなのに圧倒的なスピードで進むティル。それならばとキラーズを意識し追いかけようと前を向いた時だった。

 

 

(あっ)

 

 

四つん這いで進んでいる為丸見えだったのだ。それも先ほどの見上げる形では無くバタバタと足を動かす度にスカートが捲れ光を浴びてタイツ越しにハッキリと下着が見える。予想外の光景に視線が釘付けとなってしまっていた。

 

 

それでも全身に巡らせたキラーズが身体を突き動かしその勢いでゴールへと進んでゆくその勢いを止められず先にゴールし得意気な顔で振り向くティルへと激突して行く。

 

 

 

 

 

「ごめんっ!大丈夫?」

 

 

先にゴールし振り返った私に彼がぶつかりその勢いで倒れ込んでしまっていた。

 

 

「大丈夫ですよ、気を付けて下さいね」

 

 

そう言いながら私の下に居る彼に声をかけていた。先程は私が下だったが今回は私が彼の上に腰を下ろしていた。

 

 

「重いですよね。今退きますから」

 

「ねぇティル」

 

 

退こうとした瞬間に手を伸ばされギュッと抱きしめられていた。その瞬間に伝わる彼の体温と心臓の鼓動を心地良く感じていた。

 

 

「あのさ、その、、、」

 

「聞きますよ?ゆっくり話して下さいね」

 

 

言いづらそうにしている彼に助け舟を出し伝えたい事を待っていると(引かないでね)と言った後言葉を続けた。

 

 

「エッチしたいんだよね、、。」

 

 

普段奥手な彼がそう言うのが珍しくて、同じ気持ちだったという事が嬉しくて返事をする代わりに唇に唇を重ねていた。

 

 

「私もしたいと思っていました」

 

 

高まった気持ちを表すように何度も唇を重ねて抱きしめ合う。ここがリビングだという事を忘れてしまう程に夢中になっていた。

 

 

「あの、ここリビングなのですが、、。」

 

 

誰かに声をかけられ視線を向けると困り果てた顔のミネルヴァの姿が。

 

 

「先に二人の部屋を掃除しておきますね」

 

 

そう言いながらリビングを出て行き残された私達に気まずい沈黙が。

 

 

「とりあえず掃除しよっか」

 

「………そうですね」

 

 

燃え盛る気持ちを残したまま雑巾掛けを行う事に。

 

 

 

 

床を拭きながらチラチラとティルに視線を送ってしまう。完全にその気になってしまった気分を変える事ができずに燻ってしまい掃除に全く集中できずにいた。

 

 

もう場所なんてどこでも良い、だけど最中に誰かが来たら。その心配だけが理性を繋ぎ止めていた。

 

 

(よし、切り替えよう。夜になれば好きなだけする事ができる)

 

 

思い直し意識を床に向けふきふきしてゆくのだが同じく四つん這いとなり床を掃除するティルを見ると理性がグラグラと揺れてしまうのだ。

 

 

 

(掃除掃除掃除、、。)

 

 

湧き上がる衝動を抑えながら床を拭いてゆく。

 

 

「バケツの水を変えてきますね」

 

「ありがとね」

 

 

汚れを含み真っ黒になってしまった水を溜めたバケツを持ちティルがキッチンへと。

 

 

その間も床を拭いているとティルの悲鳴が聞こえ慌ててキッチンへと向かう。

 

 

「大丈夫?どうしたの?」

 

「手を滑らせてしまい水を溢してしまいました」

 

 

流し台の前にいたのは服がびっしょりと濡れてしまったティル。話を聞くと水を変えた後バケツを持とうとした時に滑らせたようで。

 

 

「………」

 

 

服を濡らし困った顔をするティルよりも濡れてしまった事により下着を透けさせる胸部に目が行ってしまう。

 

 

「片付けておくから風邪を引く前に着替えてきなよ」

 

「ごめんなさい、そうさせてもらいます」

 

 

急いで部屋に戻るティルを見送り濃い赤色の下着を思い出しながら床を拭くのであった。

 

 

床を拭き終わりリビングの床を拭いているとティルが戻ってきた。灰色のスエットを着て髪をハーフアップに纏めた姿で胸に二つ突起が見えるのだが、、、?

 

 

「あの、申し上げ難いのですが下着の方はどうされたのですか?」

 

「まだ洗濯中でこれしか無かったのです」

 

「因みに上下で?」

 

「下は履いてますよ?」

 

 

少し恥ずかしそうに胸を押さえているのだがその姿は僕の理性を煽るだけだった。どういう事かというとティルは下着を付けていないのだ。

 

 

「・・・・全集中!掃除の呼吸!」

 

 

ぶっ飛んでしまいそうな理性を繋ぎ残りの床を拭きあげてゆく。

 

 

 

 

 

彼の理性を砕こうとしたのだが作戦は失敗だったようだ。私の姿を見てしばらく固まった後急いで掃除を再開されていた。

 

 

その姿を見て諦め私も掃除を再開する事に。

 

 

フキフキ

 

 

膝を付き身体を屈め床を拭いてゆくのだが一つ問題がある事に気が付いてしまった。

 

 

(………………)

 

 

手を動かす度に服に乳首が擦れ身を焦がすのだ。これは計算外だった。

 

 

早く掃除を終わらせようと手を動かせばさらに擦れかといってサボる訳にはいかずモヤモヤが膨らんでゆく。

 

 

そうだ、何も感じなくなるまでに集中すれば良いんだ。考え直し両手に雑巾を持ち意識を高めてゆく。

 

 

「黒式・双雑巾掛」

 

 

思いついた事を口走りながら荒れ狂うように床を磨いてゆく。

 

 

 

そんな訳で永遠とも思える程長かった掃除を終えみんなでリビングに集まっていた。

 

 

「皆の者御苦労であった。今夜の夕食はデリバリーを頼んである、好きなだけ食べると良い」

 

「お待たせしやしたー!」

 

 

オベロン様の言葉の後に箱を抱えたヴォータンがリビングへと入ってきてみんなの前に一つづつ配り足速に去っていった。箱を開けるとピザやらハンバーガーやらの姿が。

 

 

「いただきまーす」

 

 

それを食べながら誰かが置いてくれたビールを飲む。疲れた身体に染み渡る感覚が堪らない。

 

 

「掃除って疲れるわね」

 

「でも綺麗になると気持ちが良いですよね♪」

 

「そうこは誰も使わないからやはり埃が溜まっていたな、あたしとエルキュールで綺麗にしておいたぞ」

 

「整理整頓もしておいたので道具も取り出しやすくなってます!」

 

「たまには剣を振るうのも良いわね」

 

「ラグラロクと愛を込めて頑張ったから明日にでも見てよね♪」

 

「ラグラロクの頭に何かついてますよ?」

 

 

リルティルがそれを取ろうと手を伸ばしたのだがその手は途中で止まっていた。

 

 

「毛虫です!誰かティッシュを!」

 

 

ラグラロクの頭に付いた毛虫にみんながパニックを起こしていた。そんな中目でティルと合図を送り合い頷き合う。

 

 

「今日は疲れたから先に部屋に戻るね」

 

「私もバケツの水を浴びてしまったのでお先に失礼します」

 

 

みんなに挨拶をして丁寧にドアを閉めた瞬間に部屋へと向かい走ってゆく。

 

 

「とりあえずシャワー浴びよっか」

 

「そうですね、一緒に入りせんか?」

 

「もちろん!」

 

 

部屋のドアを開け服を脱ぎ捨てながらお風呂場に駆け込み抱き合いながらシャワーを頭から浴びる。最初は冷水だが火照った二人には心地良くしっかりと抱き合い唇を重ねてゆく。それだけで硬く滾りティルのお腹に押し当てられていた。

 

 

「えへへ♪続きはベッドでしましょ?」

 

「そうしよっか」

 

 

お互いの身体を洗い合い泡をシャワーで洗い流しお風呂場を出る事に。

 

 

サクッとタオルで水気を拭きパジャマに着替え脱衣所を後にし部屋に戻るとベッドに座り一升瓶片手にお菓子を食べるアルマスの姿が。

 

 

「お風呂だったのね、返事が無かったから上がらせてもらっているわ」

 

「………」

「………」

 

 

顔を見合わせどうやってアルマスを部屋から追い出すか目で会話をしていると声をかけられた。

 

 

「絶・聞いてよ二人共」

 

 

いつもの元気な声色では無く少ししょんぼりとした声だったので話を聞く事に。

 

 

「ティニと喧嘩しちゃったのよ」

 

「どうして喧嘩したの?」

 

「ティニが楽しみにしてたケーキを食べちゃったの、そしたらもう顔も見たくないって、、」

 

「それでアルマスはなんと答えたのですか?」

 

「そっちがそう言うなら私だってティニの顔なんて絶・見たくないわ!って。だから二人のアパートに少しの間住まわせて欲しいの!」

 

 

頭を下げ両手を合わせ頼むアルマスに再び顔を見合わせ目で会話を行い出した結論は。

 

 

「うん、良いよ。じゃあ部屋に戻っ、、、「ありがと、二人ならそう言ってくれると思っていたわ」

 

 

そう言ってベッドから立ち上がるとコップを三つ持ちテーブルへと座り手招きをしていた。

 

 

「今夜は飲むわよ!絶・付き合いなさいよ」

 

 

コップに並々にお酒を注ぎ笑顔のアルマスに何も言えず悶々とした気持ちを残したまま付き合う事に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日の早朝に二人から借りたアパートの鍵を持ち転送装置に乗り込むアルマスの姿が。

 

 

いつも使うようにボタンを押し目を瞑る。次に目を開けた時にはラグナ大陸だ。

 

 

機械の起動音と共に吸い込まれるような感覚、それに混ざり何かが身体を強く押した。

 

 

 

 

 

 

 




次回予告っ!!


僕ティル最大の敵現る!舞台はラグナ大陸、千年王国を離れ異国の地へ!

異国の地で五人の少女と力を合わせ世界を救う事ができるのか?


待て次回っ!









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