私は骸斬しか持ってませんよ?
神器のティルフィングは?
オリジナルが持ってるんじゃないですかね?
目覚ましの音で起きる,いつもと同じ朝,違うのはティルが隣に居ないだけ
服を着替え,身支度をして教会に向かう
歩きなれた道を歩く,いつもと同じ歩幅で
教会につき喫茶店へ
おはよティル
おはようございますマスター
しっかり走れた?
サフランを4周してきました
昨日帰ってきてからお風呂場で体重計に乗ったら4キロほど増えていたらしい,それで朝早起きしてランニングを始めたティル
運動も大事だけどお酒控えたら?と聞いたらそれはダメとのこと
キル姫も太るんだね
ラグーナ島からのんびりしてましたからね,鍛錬はしてたのですが…
そうは言っても体型は前と変わっていない気がする,まぁいいか,女心の問題なのだろう
いつも通り朝ご飯を食べて受付へ
今日はユグドラシルの樹付近にあるお墓の掃除
道具を借りていざ墓地へ
けっこう広いんですね
一応歴史のある墓地みたいだからね,のんびりやろうか
一つ一つ磨いていく,時間はかかるかもしれないが雑に扱う事はできない,ティルも分かっているのだろう,丁寧な手つきである、水をかけ雑巾で拭いてゆく,墓参りに来る人が多いのだろう,そこまで酷い汚れのものは無かった,次々と綺麗にしてゆく
そろそろ休憩しようとしたら一人,墓参りにやってきた
ジロジロとこっちを見てくる,墓を掃除してるのがそんなに珍しいか?
あの,もしかしてユウ君?
話しかけられた,この眼鏡の美人は誰だ?
ええっと?
コーラルの村のユウ君でしょ?,大きくなったね
もしかして,あの時の?
なんとなく記憶が解けてくる
そうそう、アクスレピオスよ,久しぶりね
マスターどうしたのですか?
駆け寄ってくるティル
ユウ君も奏官になったのね,それにその煙草、うちのマスターの真似かしら?
そんな所ですよ,今日はどうしたんです?
今日があの人の命日だから…ね
そうですか…良かったらお墓の場所教えて下さい
いいよ,ついて来て
昔憧れた人との再会である,言葉を交わすことはできないが十分だ,墓の前で祈りを捧げる
ありがとう,きっと喜んでるわ
いえいえ、それよりなぜあれほどの腕を持った人が討たれたのです?
黒いキル姫よ
黒いキル姫,ラグナログもそんな事を言ってた気がする
私達は四人のパーティを組んでいたわ,アタッカーのフラガラッハ,遠距離の芭蕉扇,回復の私,それにマスターね,あの黒いキル姫の強さは異常よ,気づいた時にはマスターとフラガラッハ,芭蕉扇はやられていたの,回復させようが無いぐらいにね
……………
なんとも,言葉が出ない
もし,黒いキル姫に会ったらすぐに逃げるのよ,あれは化け物よ
そうですか…
それじゃあね,ユウ君,煙草は程々にね?
立ち去るアクスレピオス
黒いキル姫…何者なんだろう
マスター…
どうした?
震えてますよ
ほんとだ,膝が笑ってる,それでもあの人の墓参りができたんだ,来年も一緒に来ようね
はい!
とりあえず残りのお墓の掃除,今日はなんとなくコロシアムに行く気にはなれずそのまま宿に戻ることにした