ティルには言われたくないな
なんで言えば良いんだろう,転送装置がある部屋が辛うじて残っているだけで大聖堂が無くなっている
あのティルフィングの仕業でしょうか?
崩され瓦礫になってしまった大聖堂,あの巨大な建物をどうしたらここまで崩せるのだろうか?
とりあえず人を探そう
瓦礫を退けながら進むと人が倒れている
大丈夫ですか!?と駆け寄るハナ奏官
が
死んでるわ
良く見ると至る所に人とキル姫が横たわっている
ティル,上空から様子を見て来てくれないか?
はい
竜を呼び舞い上がるティル、しばらくして降りて来た
どうだった?
教会の敷地は壊滅してます…サフランの方はまだ大丈夫そうですが…
竜に頼んでヴァナルガンドとオティヌスを呼んできて貰えないかな?
ティルが通訳すると竜はうなずいて飛んでいってくれた
とりあえずサフランに行こうぜ,ここに居ると気が滅入る
そうだね
周囲に警戒しながらサフランへ、サフランの街も避難しているのか人もキル姫も居なかった
あのティルフィングはどこへ?
辺りを見渡すと宙を舞う腕輪を見つけた
アバリス!無事だったの?
ひゃっ!えっ、私は黒いキル姫にも反応されなくて……
それで黒いキル姫はどこへ?
日が登りかけたら向こうの方へ
そう言って研究所の方を指差す
ありがと,後手伝ってよ、人手が欲しいんだ
はい!
7人で研究所に向かう
ここも酷い有り様ね
研究所も瓦礫となっていた
シユウも本気出せばこれぐらい簡単だよな?
むぅ、難しいぞ
とりあえず周りを探索するとあの地下へと続く穴の近くに来た
そして
居た,黒いティルフィングだ、一瞬こっちを見た気がする
マスター!
ティルが黒いティルフィングの剣を受ける
加勢します!
そこにティルと剣を交差させて挟むようにバルムンクが剣を当てる
前より余裕をもって攻撃を受ける事ができている
シユウ!
うがぁぁぁ!
その背後からシユウが斧で狙う
いっくぞぉ!
シユウが飛びかかった瞬間に後退し宙から斧を振るシユウを弾き飛ばす
ウガッ!
そのまま地面に落ちるシユウ
そのまま伏せて下さい!
アバリスが矢を放つが最低限の動きで避けられる
バルムンクっ!!
やられたらやり返す!ドラゴンキラーバルムンク行きます!
剣に稲妻を光らせながらのバルムンクが駆けて行く
雷が如し竜ノ瞬き!
雷を纏った剣がティルフィングを貫く
少しティルフィングが怯む
バルムンク!皇帝のお通りだ!道をあけろっ!
シユウ!しっかりやれよ!
その隙をシユウは見逃さなかった
斧に闇の力を集め走り回り勢いをつける
シユウの時間を奪った罪深さ身を持ってあじあわせてやる!ウゥガァァァァァ!!!!いっくぞぉ!!!!
斧を振りかぶり渾身の一撃
バルムンクの一撃で動けなかったのだろう、斧がティルフィングを直撃する
ティル!!
はい!壊滅させてあげるわ
ティルの周りに無数の神器が並ぶ,そして,それごと闇に沈んでゆく
これがこの世の心理
黒式、、、幻竜朧!
闇の中から神器と共に剣撃を放つ
耐えきれなかったのか膝をつく黒いティルフィング
この新き風に矢を乗せて見せましょう
瓦礫の上で巨大な矢を構えるアバリス
それを見上げる黒いティルフィング
今更気づいても、もう遅いです!
ハートオブソウル!
巨大な矢が黒いティルフィングを貫く
そのまま倒れる黒いティルフィング
やったのか?
流石にやっつけたよね?
スキルを使い疲れたのか地面に寝転ぶキル姫達
黒いティルフィングを見るも起き上がる気配もない
フラグが乱立してるけどまぁいいか
とりあえず帰って飯屋探しに行こうぜ!
さんせーい,アバリスもおいでよ!
良いんですか?
お腹が空いたゾ
私もマーラーカオ食べてみたいです
バルムンクもいいヤツだな!中華屋に行くゾ!
マスター…
ティルはどう思う?
あまり良い予感はしません
だよね
あれだけの攻撃を受けても血すら流れてません
ティルと二人で黒いティルフィングを見つめる
ピクリと指が動いた気がした
次の瞬間僕とティルは宙を舞った
マスター!!
そのまま地面に叩きつけられるがティルが庇ってくれた
ありがとティル
っうぅ…怪我はありませんか?
なんとか
チラリと後ろを見るとシユウとバルムンク,アバリスも戦闘体制だ
剣を構えずに仁王立ちする黒いティルフィング,さっきと違い真っ黒だった顔に紅い眼が光っている
マスター,狼煙をあげましょう,私達だけで勝てる相手ではありません
分かった
ライターで狼煙に火をつける,ついでに煙草にも