中学生の兵藤健二は兄の女達を寝取る事にした。 作:チェーンソーで戦うお坊さん
目が覚めると頬に涙が伝っていることに気付く。
酷い、夢だった。
胸が締め付けられ、憤りが渦巻いている。
この感情は自分自身だけではなく、あの子があの時に感じた心の痛みだと理解出来る。
注がれた
「あれは……」
ただの夢だったのか、それとも────。
涙で濡れた顔を洗うためにアーシアは備え付けられている洗面台に向かう。
少し遅れて起きて来たゼノヴィアとイリナが似た様子で起きてきたのを見ることはなかった。
班で朝食を終えた後に、一誠がロスヴァイセに呼び出されて戻ってきた。
「イッセーさん、何かありましたか?」
昨日、狐の子供妖怪達に襲われたこともあり、何か問題が生じたのかと思ったが、用件は個人的な物だったらしい。
「いや、昨日の晩、ロスヴァイセさんのジャージを
財布の中身を確認する一誠。
その話を聞いてアーシアはおずおずと訪ねる。
「どうして、そんなことに……」
「え? いや、ほら。昨日の夜、普段俺をバカにしてるクラスの女子の覗きをしようとしてさ。そこでロスヴァイセさんに止められたんだけど。その時に
そこで昨夜見たロスヴァイセの肢体を思い出してだらしなく頬を緩める一誠。
その様子に、アーシアはつい先程まで見ていた夢を思い出す。
「あの、イッセーさん。もうそういうことはお止めになりませんか?」
見ていた夢が自身の妄想と切り捨てきれず、アーシアは一誠にそう苦言した。
思えば、一誠の弟の健二が距離を取っているのもそういう行動が原因だと思う。
夏休みの事件だって、一誠たちが覗きをした被害者が回りに回って健二へ危害が及んでいる。
あの病室での言葉も、もしかしたら、前にも何らかの形で似たような被害を受けていたのかもしれない。
「覗かれた方達もせっかくの旅行で嫌な思いをしますし。それに夏休みの健二くんのこともあったでしょう?」
アーシアが突然そんなことを言うとは思わなかったのか、面食らった様子で言い訳をし始めた。
「いや、そうかも知れないけどさ。男たるもの、女子と同じ建物で寝泊まりしてたら覗きの1つもしたくなるものなんだよ! これは男の本能で仕方がないんだ!」
段々と力強く力説する一誠。
「それに、夏休みに健二を襲った連中だって、俺に直接文句を言うなりすれば良いのに、関係のない弟を襲ったんだぜ? 悪いのはあいつらだろ」
腕を組んで自分を納得させるようにうんうんと頷く一誠。
まるで自分は間違ってないと言わんばかりの態度にアーシアは眉間に皺を寄せた。
確かに、悪いのは直接関係のない健二に暴力を振るった面々だとは思う。しかし。
「それでも、イッセーさんたちが覗きとかしてなければ健二くんが怪我することもなかったかもしれませんし。それに────」
あんな風にお友達とお別れすることもなかったかもしれない。
そう言おうとしたが、あれはやはり夢なので、直前で抑えた。
「なんだよアーシアまで。朝食の前にした訓練でゼノヴィアも似たようなこと言ってきてさ」
「ゼノヴィアさんが?」
「あぁ! もう少し、年相応に行動を心掛けたらどうだってさ! アイツだって、俺に夜這いとかかけてくるくせに」
うんざりした様子で話す一誠。
「でもイッセーさん────」
「あぁ、もう! 分かったって! 俺も旅行中は変なこと何てしないから、それで良いだろ? ほら、集合時間に遅れるぞアーシア。バスに乗り遅れたら、京都を予定通り回れないだろ?」
話を無理矢理終わらせて手を握ると、集合場所まで早歩きする。
すぐに桐生と合流した為に、それ以上その話をすることが出来なかった。
結局、朝の話の続きは夜にすることになった。
何故か同じように思ったゼノヴィア、イリナも交えて一誠にお説教、のような事をしていた。
「お前たちはもう少し落ち着くべきだと思うぞ」
「イッセーくん。君がそんなにエッチなことばかり考えてるから、健二くんもきつく当たるんじゃないかな?」
「皆さん、覗きなんてしちゃいけません」
「なんだよいきなり来て3人とも!」
一誠の部屋に遊びに来たと思ったら軽めのお説教をされて頭を掻く。
松田と元浜もイッセーを覗きの誘いに来た為になし崩しにお説教タイムだった。
何故修学旅行で京都に来てまでそんなお説教を聞かなければならないのかと3人は眉間に皺を寄せる。
「今夜も先生や生徒会メンバーは君たち3人の覗きを阻止する為に女子の入浴が終わるまで警戒するそうだ。君たちの所為でせっかくの旅行で他の生徒と過ごす時間が減らされてるんだぞ」
ゼノヴィアがそう締めると3人は視線を游がせて項垂れる。
これが他の生徒なら覗きは男の浪漫だの、脳内で犯すぞだの、噛み付くことも出来たが、3人は学園で数少ない自分たちに嫌悪感を示さず普通に接してくれる美少女たちだ。
これまで良質な友人関係を築いていたのに嫌われるのは勘弁願いたい。
「朝、アーシアと旅行中、覗きなんてしないって約束しただろ? そんなことしないって」
「2人に呼ばれて腰が浮いてたけどね。ねぇ、イッセーくん。健二くんの迷惑になるから止めなよ」
「なんだよ、イリナまで。健二健二って! 俺がどうしようとアイツに何かある訳じゃないだろ! 今まで、誰もそんなこと言わなかったじゃないか」
弟の事を出されて苛立ち紛れに反論する一誠。
どうして今、健二の名前を出すのか。
今朝の夢がただの夢なのか事実なのか判断できずに言葉が詰まる。
少し睨み合うような緊張感が生まれたが、すぐに一誠が考えを改める。
「分かったよ。とにかく、エロいことをしなければいいんだろ? これでこの話は終わり!」
パンッと手を叩いて立ち上がる。
「イッセーさん!」
「ちょっとアザゼル先生に用事が有ったのを思い出した。行ってくる」
そう言って自室を出ていくイッセー。
残った松田と元浜にゼノヴィアが視線を鋭くさせて釘を刺した。
「2人も、くれぐれも変なことをしないように」
『
2人はビシッと敬礼して見せた。
ベッドの上で、アーシアはパジャマ姿で後ろから抱きつかれていた。
顔を見せないように背中に顔を埋めて、後ろから回されている腕は僅かに震えている。
その様子にアーシアは不思議に思って抱きついている腕を外して後ろにいる健二の顔を見る。
「あ……」
少年は怯えたように俯いて顔を逸らしていた。
「どうしたんですか?」
「……」
少しの間、黙っていた健二だが、意を決したようにアーシアと視線を合わせる。
「僕、これまで皆さんの夢で、ずっと……うう……!」
そこから先は言葉に出来ないのか、項垂れてしまう。
何が言いたいのか、察したアーシアは健二の頭に手を乗せた。
「大丈夫ですよ。こんなことで、誰も健二くんを嫌いになったりしません」
健二がしたことは言うなればちょっとエッチな夢を見せただけである。
怒りがまったく無いわけではないが、それで軽蔑したりはしない。
撫でられる頭に安堵したのか、ポロポロと目から雫が落ち、口がごめんなさいと何度も動いた。
それをアーシアは、ずっとうんうんと頷きながら聞いていた。
嗚咽が治まる頃に、アーシアは思う。
もしかしたらあの夢は、健二なりの構って欲しいというサインだったのではないかと。
突然多くの年上女性と暮らすことになり、どう接したら良いか分からず、溜まっていたストレスがああいう形で発散させていたのではないかと。何故、健二にそんなことが出来るのかは分からないが、それでも今は。
「ここは夢の中です。だから、存分に甘えてください」
健二の過去を見たからかもしれない。
この感情はきっと恋愛ではなく、同情でしかないけど。
それでもこの子の傷が少しでも癒えるのなら。
「フッ! ふんんっ!!」
「あ、あ、あぁ!! 健二くんの形が、膣内で
太腿を捕みながら、腰を振る健二。
肉棒がアーシアの膣内を出し入れされ、子宮を何度も抉るように突いてくる。
だが、段々とそれだけでは物足りなくなった健二は体を倒してアーシアに覆い被さるようにしてキスをした。
「んんっ!! んーっ!」
舌を絡ませながら健二の手はアーシアの手首を掴み、次第に手の平を重ねる。
手を握ると、アーシアは拒絶せずに握り返してくれた。
肉棒を包む膣内が気持ちよく、交わっている舌は情熱的に答えてくれる。
開いたアーシアの脚が健二の腰に絡み付いて固定してくる。
擦れるあらゆる肉の感触が脳を蕩けさせてくるようだった。
「あう! あ、あっ……いま……おっぱいも弄られたらぁ……!?」
片手を外してアーシアの乳房を揉み、口は首筋を舐める。
夢だけど、アーシアの匂いに興奮して、肉棒が更に固くなって膣内を荒らした。
ジュクジュクといやらしい水音が鳴る。
突くたびに耳を刺激するアーシアの声が快楽を高めてくる。
「も……ぼくぅ……」
「はい! 射精して、ください……! ぜんぶ、受け止め……んんっ! あぁあああぁああっ!?」
許可する間に健二は我慢の限界を越えてアーシアの子宮の膣内まで自身の精液を注ぎ込んだ。
精液を射精し終えて、肉棒を抜くと、ゴボッと卑猥な音と共に互いの分泌液が混じった液体が垂れてきた。
その姿はクラクラするほどに官能的だった。
寝そべったまま、アーシアはベッドで座っている健二の肉棒に舌を伸ばす。
「こーして、舐めて拭いてあげると、男の人が悦ぶって聞いて……」
どこから仕入れた情報なのか、アーシアは下から割れ目の精液を舐め取っていく。
そんな、アーシアの額に触れる。
「ごめん、アーシアさん……やっぱり、まだ怖いから、この夢は────忘れて」
その言葉を合図に、アーシアは夢より深い眠りへと誘われ、意識を落とした。
起きたときに、その日見た夢は、何も覚えてはいなかった。
「先生、ちょっと相談が……」
「ん。どうした、一誠? 拐われた八坂や禍の団の情報は入ってねぇぞ」
「いえ、その事じゃなくて……」
一誠はアザゼルに相談を始める。
修学旅行を終えたすぐ後に弟の文化祭があり、行きたいのだが、過去にやらかした色々で、出禁を食らっていること。
リアスたちにも来ないように言われたが、やっぱりバンドをやる弟の晴れ舞台くらい生で見てみたい。
「あいつ、普段からあんまり自己主張とかしないし、だから、バンドをやるって知って驚いたんですよ。それで、内緒で文化祭に行けないかなーって。健二の応援をしてやりたいんです。なにかいい方法はありませんか? 出来れば部長たちにも内緒で」
相談する一誠にアザゼルは腕を組んで考える。
リアスも一度、一誠に来るなと言った以上、なにか打開策があっても諸手を挙げて賛同するとは思えない。
両親のこともある。
「お前がもうちょい成熟した悪魔なら、自分の外見年齢を弄って入るって手段もあるがな」
悪魔はある程度の成熟すると自分の外見年齢を操作できる。
それで小学校低学年とかにでも変身すればいいのだが、そうもいかないだろう。
「なら、これだな」
「チョーカー?」
ポケットからチョーカー取り出して渡される。
「そいつは認識阻害の術式を込められた代物だ。そいつを首に付けていれば、お前を兵藤一誠とは認識されない筈だ。誰かと接しても、印象に残らん」
例えば、何かを買えば向こうも対応するが、一誠とは分からず、離れれば、商品の売買をした、という記憶は残っても、客の印象までは残らない。
これはそういうアイテムだった。
「ただし、中級以上の力の持ち主が注意深く見れば分かるし、即席で作った物だから、神器や魔力を使っちまうと術式が壊れちまうがな」
「いや、充分ですよ! ありがとうございます」
「ま、はしゃいでバカをやるのは若い奴の特権だからな。でも、あんまり弟に迷惑かけるんじゃねぇぞ」
「分かってますよ! いやー、先生に相談して良かったー」
はしゃぐ一誠。
アザゼルも嬉しそうにしている一誠に満足そうに頷いた。
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