※この作品はR-18です。

異世界ハメ撮りAV監督 ~妊娠確実!? 並行世界で母娘に種付け!~   作:宮鞍ハルト

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第二話 最初の獲物は大和撫子?

 十一月後半。

 時期的には晩秋から立冬に変わる頃。

 

 紅葉していた並木の葉っぱもほとんどが落ち、いよいよ本格的な冬が始まる雰囲気を醸し出している。

 別名霜月なんて呼ばれる月だが、確かにいつ雪が降ってもおかしくないぐらいの寒さだ。

 

 そんな日の午後、男は家具もほとんどない殺風景な自室で本を読んでいた。

 そのタイトルは『よく解る! ナンパ入門!』……異世界ハメ撮りのため、ちょっとした予習をしていた。

 

「なるほど……」

 

 男が(つぶや)く。

 

「やっぱり、『あっちの世界』と、こっちは季節も同期しているのか……?」

 

 その(つぶや)きは、本の内容とは一切関係なかった。

 実はこの男、異世界転移能力を駆使し、読書と同時進行で獲物の物色をしていたのだ。

 

 感覚的には、もう一人別の自分が出歩いているイメージ――例えるなら『ドッペルゲンガー』とか『分身の術』みたいな感じだ。

 ただし、転移せず実体化しないままだと、男のほうから相手に干渉できない。しかし逆に相手からも、彼の存在は一切認識できない。要するに完全な幽霊状態だ。

 

 これは転移先を選ぶための前提能力みたいなものである。

 だが、知らないはずの場所でも、事前に調査できると考えれば……ぶっちゃけ転移能力が無くても、これだけで立派な諜報技能(ぎのう)と言えるだろう。

 

 この能力を上手く使えば、彼は情報戦で世界を牛耳ることだってできた。

 もっとも、男はスパイや探偵をやろうとは微塵(みじん)にも思わなかったが(裏社会や軍事と関わるつもりは無かったし、民間でも非合法な証拠集めはバッシングを受けるため、苦労の割に実入りは少ないと思ったのである)。

 

 それはさておき、男の分身たる幽体が歩いているのは、閑静な並木通りだった。

 一見すると元の地球と変わり映えしないが、清掃を四角いコンテナのようなロボットが担当しているあたり、近未来な異世界なんだなと実感できる。

 

 ロボットたちのおかげで落ち葉一つ落ちていない広い通りは、明るい色のカラフルな石タイルが敷き詰められており――そして、下校中の女学生であふれていた。

 

「(バカみたいに広いな……まあ、ある意味究極のお嬢様学校だから、こんなものか。共学だけど)」

 

 車の通りは極端に少なかったが、それもそのはず。

 なぜなら、ここはとある学園の敷地内だからだ。

 

 男が狩場に選んだのは、男性が少ないこちらの世界における市内唯一の共学高校。

 総生徒数は八百名前後――そのうち、男子生徒数は百五十名。

 

 なお、世界規模で年々人口が減少していくこの世界では、市内の男子は国策において、この学校のような共学へ通うことを義務付けられている。男子校なんてものは存在しない。

 

 対して、女子生徒は水着審査や性格診断などを含む倍率百倍超えの厳しい試験を乗り越えた美少女たち。

 この学校は、選ばれた少女たちが、伴侶となる男性を見つけるための教育機関である……美辞麗句で飾られたパンフレットを要約するとこんな感じだった。

 

「(とはいえ、実際合格するのは上級国民の令嬢がほとんどとの(うわさ)……貴重な男子の囲い込み政策……ってか)」

 

 職員たちの会話を盗み聞きしてたら、そんな愚痴をこぼしていたのだ。

 歯に衣着せぬ言い方をすれば、お金持ちのお嬢様たちが伴侶となる男を捕まえるための上流学校である。

 庶民が入学したいなら、表向きな数字より倍率はさらに跳ね上がった。どうやら、どこの世界でも、こういった利権問題は変わらないらしい。

 

「(――だが、逆に言えば、この娘たちは男に興味があることが確定している。だって、わざわざ厳しい試験を突破してまで、結婚相手を探しているわけだからな!)」

 

 ちなみにここを卒業してしまうと、男と接触できる機会はほぼ皆無だそうな(一部の超上級国民は除く)。

 つまり、彼女たちに男を選んでいる余裕はないはずなのだ。

 

「(と言うことは、(おれ)が声をかければ……とりあえず話ぐらいは聞いてくれるんじゃないかな!?)」

 

 男は割と都合の良い考えで(おのれ)を鼓舞した。

 

 微妙に自分に対する自信の無さが垣間見える思考だが、まあそれはいいだろう。

 もしかすると、逆にあっちから積極的になってくれる可能性も……男は捕らぬ狸の皮算用に、思わずニヒヒと押し殺した笑い声をあげる。

 

 ちなみに、今下校しているのは部活を引退した三年生がほとんどだ。

 そして男子の姿は見えない。校内を(のぞ)いた限り、彼氏持ちの子たちはスキンシップに(いそ)しんでいる――要するに彼女たちは(表現は悪いが)売れ残りと見るのが自然である。

 

「(こんな若くてかわいい美少女たちが、男性経験はおろか、彼氏すらもいないなんて……これでディストピア気味じゃなければ、本当に理想的な異世界なんだけどなー……)」

 

 だが、ディストピアでなければ、こんな美少女たちが売れ残るなんてことも無かったはず。

 世の中とは、本当に(まま)ならないものだ。

 

 そんなことを考えながら女子生徒を物色していると、一つの集団が目に入った。

 

 

 

 若々しくも、その仕草は頭一つ大人びていて、女子高生らしさを残しつつも、品のある笑い声。

 長袖の黒いセーラー服に身を包んだ、周囲の女生徒たちよりもさらに育ちが良さそうな少女たちのグループ(よく見ると一人ひとり服装が違う。どうやらこの学校の制服は、個々人の趣味嗜好に合わせてカスタマイズできるようだ)。

 

 その真ん中で、取り巻きに囲まれている『ザ・お嬢様』といった風貌(ふうぼう)大和撫子(やまとなでしこ)が居た。

 

 男はその美少女から、目が離せなくなる。

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 その肌は白く、睫毛(まつげ)の長いおっとりとした印象の伏し目がちな瞳は、大きな黒目が(うる)んだように輝いている。

 主張し過ぎない鼻筋も、彼女の整った顔立ちを乱していない。

 

 そして、腰にまで掛かる長い(からす)の濡れ羽色のような黒髪。

 前髪がぱっつんと切りそろえられたそれは、秋の陽光を受けて天使の輪が美しく輝き、まるで艶のある錦糸のように流れていた。

 

 (あか)椿(ツバキ)の花を()した髪飾りも、和風美少女な彼女によく似合っている。

 きっと、髪を結って(かんざし)なんかを差しても、彼女にはよく似合うだろう。

 

 だが何より、彼女について特筆すべきは――。

 

「(で、でけぇ……!? 実在するのか!? こんな爆乳女子高生!!)」

 

 純和風美少女の、唯一日本人離れした胸の膨らみ。

 

 胸の部分にメロンか小玉スイカでも入っているのかと錯覚するほどの大きさ。

 

 彼女がただ歩くだけで、ぶるん♡ ぶるん♡ と聞こえてきそうな、豊満過ぎる母性の象徴。

 

 その圧倒的な質量にセーラー服が吊り上げられて、まるで乳のテントのようになっていた。

 

「(腰の細さを見る限り、決して太っているわけでもない……てか、尻もデカいな。いったい何を食って育ったら、こんなわがままボディに成長するんだ!?)」

 

 スカートを持ち上げる、肉のたっぷり乗った安産型のお尻。

 ロングなスカートのため中を直接見ることはできないが、肉付きだけでなく骨盤もしっかりしており、黒いストッキングに包まれた太腿(ふともも)はむっちりとしていそうだ。

 

 そんな爆尻とも表現すべき下半身と重そうな乳房を揺らしながら、お(しと)やかに微笑(ほほえ)む美少女。

 

 彼女を一言で言い表せば、爆乳デカ尻大和撫子(やまとなでしこ)――まるで欲張りな男の願望を詰め込んだかのような、超ドスケベボディな美少女ではないか!

 

 可能なら、ハメ撮りとかAVとか抜きにしても、是非(ぜひ)お近づきになりたい。と言うより、ここで彼女に声を掛けなければ、ハメ撮りを決意した覚悟とかが、色々と()になってしまうだろう。

 

「決まりだ! 記念すべき一人目は、あの()に決めたぞ!」

 

 元の世界の孤独な部屋の中、男は思わず叫んでいた。

 

 

 

 と言うわけで、さっそく男はストーキングを開始する。

 文字通り、転移前の透明人間状態、あるいは霊体状態で背後から付け回すのだ。

 

 その間も、前から、横から、そして背後から、たっぷり彼女の身体(からだ)を視姦する。

 

「――そう言えば、(めぐみ)様は大学へ進学なさるのでしたっけ?」

「はい。そのような予定になってますね。 ありがたいことに、綾瀬浦(あやせうら)の者として、推薦(すいせん)状を書いていただいてますから――」

 

 しっとりとした声で答える少女。静かながらも、予想外にハキハキとしたしゃべり方で、その透き通った声音は聞く者の心を鷲掴みにする。

 

「(合わせて『あやせうら』『めぐみ』ちゃんか……正確な漢字は分からないが、この()にぴったりな、上品で優しそうな響きだな)」

 

 さりげない会話の中から彼女の名前をしっかり把握。

 すっかりその気になった男は、少女が歩くたびにたゆんたゆんと揺れるおっぱいの揉み心地を想像しながら、彼女が一人きりになるタイミングを待っていた。

 

 

 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆

 

 

 ……それから十数分後。

 取り巻きのご学友たちと別れ、綾瀬浦(あやせうら)(めぐみ)は別方向へ数人で歩き始めた。

 

 どうやら、彼女たち以外は最寄りの駅へと向かうらしい。

 と、言うことは、彼女の家は徒歩で通学できるほど近くなのだろう。

 

 さらに高級そうな住宅街に入ってから、一人、また一人と、彼女のグループから別れていく。

 そしてついに、綾瀬浦(あやせうら)(めぐみ)は独りになった。

 

「(よっしゃ、絶好のチャンスだ。さて、いつ声を掛けようか……)」

 

 しめしめと思いながら、男はその足取りを追う。

 すると、彼女はまるで襲ってくださいと言わんばかりに、人気の少ない(さび)れた商店街に入っていった。

 

「(シャッター通りか。どこの世界も不景気なんだな……いや、違う。こっちは人口そのものが減ってるんだ。多少は(さび)れて当然か)」

 

 まばらに開いている店もあるが、閉ざされたシャッターには錆が浮いている。危なくないよういちおう最低限の整備はされているようだが……この老朽化具合から察するに、放置された期間は十年や二十年じゃないはずだ。

 学校周辺や高級住宅街とは違って、所々タイルの隙間からは立派に生長した雑草も生えており、その光景はむしろ廃墟とすら表現できた。

 

 なお、周辺の住人は新しいショッピングモールで買い物を済ませる。

 世知辛い現実だが、個人経営の小店舗が太刀打ちできなかったのも時代の流れと言えるだろう。

 

 ちなみに、この商店街にも新興住宅地として再開発の予定が立っていた……まあ、男の想像通り、そもそも人口が減少の一途をたどっているため、その計画は現在もなお延期され続けているのだが。

 

 閑話休題。さて、この先にあるのは広大な農業地帯。そして、やや古い純和風の大きなお屋敷がいくつかあるだけだった。

 もしかすると彼女は、そのお屋敷の娘なのかもしれない。

 

 要するに、ここから先に用がある人間はほとんどおらず、彼女歩く通りには本当に人が少なかった。

 

 

 

 事情はともかく、人気(ひとけ)のない廃墟に、美少女が一人きり――変質者にとっては、垂涎(すいぜん)のシチュエーション。

 

 

 

「(ロケ地としては最高だな。あとはタイミングを見計らって……)」

 

 そう思った矢先、何を思ったのか少女は、さらに狭い路地裏へと入って行く。

 まるで、逆に誘われているような錯覚を男は覚えた。

 

 いや、これはチャンスだ。今しかない。

 そう思った男は読んでいた本を置くと、代わりに部屋に置いてあった新品のデジタルカメラと三脚を手に取った。

 

 行動を起こした以上、もう後戻りはできない。

 頭の中で本に書かれていたナンパ術の復習をしながら、男は実体化の――つまり、異世界転移の準備を開始した。

 




 イラストも小説もまだまだ未熟。いろいろと参考にしたいので、評価や感想をお待ちしています。

 また、挿絵の修正控えめ版や、進捗報告などはFANBOXでFANTIAでも閲覧できます。
 こちらには、特別編(エクストラエピソード)ほか、おまけも投稿していく予定ですので、支援・応援していただけたら幸いです。

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