ビュオオオオオオォォーーーーーーーー
第149話
ブラック達はサザナミ湾に沿う洞穴で温泉を楽しんでいた
緩やかな波と共に吹く強い風は洞穴の奥へと反響し、少し不思議な音色を立てていた
太陽の強くて優しい光は洞穴の付近の沖の濡れた岩礁に反射するが暖かみを感じた
「それにしても綺麗だねー」ブラックは洞穴の壁面を見るように言った
洞穴の壁面は洞穴内の海水と何かの結晶が反射しているためかミットナイトブルーや、シアンのような様々な青色ぽく見えた
「でしょう。、、ねえ、ブラック、白い水着と黒い水着どちらがあたしに似合うかしら?」ブラックと結晶で出来た風呂に漬かるシロナは此方を向いて言った
「、、白、シロナが切れば美しい。黒、シロナが切ればうーん、、、、艶やかな美しさ?」ブラックはシロナを優しく抱き締めた
「どっちなのよ」意地悪ぽくシロナは少し笑った
「細かく言うなら白色はしゃーぷねすって感じ、、かな。どっちにしてもシロナは似合う。実際に長年見てきたし、、そうだね、白黒のしましま水着なんてどう?見てみたい」ブラックは笑った
「もおー///」シロナはブラックにキスをした
そんな一方でアロエはブラックの唇と舌を男らしく貪っていた
「愛してるよ、ダーリン」少し素っ気ないが笑みを浮かべるアロエ
「僕もだ、愛してるんだ、ハニー」ブラックはアロエの唇と舌を貪った
~そんな甘ったるい空間とは別に、カントーの無人発電所には一人歩くシキミがいた~
「お墓(参り、先に)行かなきゃ」省略気味な独り言を言い、少し特徴的な猫背の後ろ姿でスラスラと歩くシキミ
しばらく瓦礫と化した無人発電所の回りを歩いていたシキミは沢山の献花が置かれた場所と二人の人影を見つけた
シキミは
「(、、。)」シキミはその場で少し目を瞑り、手を合わせて死者の事を尊重して何かを思った
「失礼します」シキミはまた軽く会釈をし、小さい社交辞令の笑みを見せてその場を去った
「(あれ、、今のってレッドさん?とイエローさん?、、。ちょっとだげでもお話すべきだったかなー、、流石に場違いかな)」シキミは小説のネタを探すべく、何となく回りをチラチラ見てしまう
瓦礫、瓦礫、機械の残骸、アルミの破片、鉄筋、ボロボロになった無人発電所を見るシキミ
その時黒い何かが瓦礫の上を通りすぎて行った
「、、、?」シキミはなんとなーく目を向ける
また
「!」シキミの真顔の表情は変わらないが何処か黒い純粋な感情を感じさせる覚悟の表情の様にも見えた
何かが集まって一瞬で人の形の様になる。黒い影は色濃く集まり、特徴的な大きな襟をつけた人の姿をぼんやりと写し出す
「(熱い)」ジャンデラが入ったモンスターボールが危険を知らせるべく少し熱を出していることに気づくシキミ
更にシキミは何となく誰かの視線も感じた
「(誰かが見てる?)」シキミは一切表情を変えずにモンスターボールを投げた
黒い人形は特徴的な襟から段々と瓜二つな
「!!!!!」シキミの感情は冷え固まり、生存本能からか、頭が冴えていく
「悪の魔法、、」シキミは視線の主が魔法を使っている事に気が付いた
白黒写真の様なドッペルゲンガーの様なシキミは不気味な笑みを浮かべ、ガクガクと重い足を地面にすり付けてシキミに近寄るが影から飛び出てきたジャンデラの炎によってごうごうと焼かれた
ドッペルゲンガー?
悪タイプを用いる魔法と人形魔法を用いると奇跡的なレベルで希に生まれる複製
この世界のドッペルゲンガーは大体魔法使いの複製で魔法使いのせい
シキミが出会ったのはアクジキングの力を利用した悪の魔法使いが作った物。恨みかららしい
シキミ
好奇心から、片足をポケモンバトルで無くす。片方のストッキングはミミッキュの布の繊維をいれた義足、人形魔法を応用して動かしているだけで中身はない
小説家の仕事をメインとしているが、たまに魔法使い関連の幽霊騒動を治める仕事もしている