※この作品はR-18です。

ポケットモンスター 始まりの混沌と幸せ   作:サジー

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第162話 名も無き宇宙の片隅の その6

ルネシティの空が曇る

 

第162話

 

「曇ってきちゃいました、、」ゆっくりと薄暗くなる空を見上げてスイレンは呟いた

 

「ついてないねぇー」アセロラはダイビングスーツの水滴を垂らしながら言った

 

「雨降りそう」少し寒そうなマオは雨雲らしき雲を見上げて言う。同時にバッグの中からガラガラ(アローラの姿)が入ったボールを開けた

 

ボシュッ

 

「がrrrラぁ」一声上げて炎で三人を温めるガラガラ

 

「!、ほんとだ」アセロラは目を細めて見上げる

 

もくもくと雨雲は近寄って来ていた。ルネシティに太陽の温かさの影響を受けていない冷たくて強い突風が吹く

 

「(今回の旅行は本当に不運かも?)」スイレンは嫌な顔をした

 

ゴロゴロゴロ

 

遠くで雷の音がする

 

「うひゃぁ、明日中には晴れててほしいね~」半分諦めた様な顔でアセロラが笑った

 

アセロラがダイビングスーツを脱いで近場の更衣室に走り出した

 

「お嬢ちゃんたちー!嵐になるかもしれんけ!戻るなら早めにホテル戻るけ!」

 

「ハーイ!ありがとうございます!」スイレンは地元の海女さんに言った

 

「荷物持ってこ」マオはアセロラの荷物を持った

 

「うん」首を縦に振ったスイレンは余りのアセロラの荷物を持った。潜る前に託された金の腕輪も大切に

 

OP:Alive A life

 

 

~少しばかり着替える事に時間はかかってしまったがスイレン達はホテルのある町まで歩いて来ていた~

 

三人は強く降り始めた雨に渋い顔を浮かべながら、途中でかったビニール傘をさして歩いていた

 

しかし行きかう人たちの様子はおかしく、何処か慌てているようだった

 

「はぁー、折角お店の手伝いを休んだのに、、」マオはしみじみと言う

 

「うーん、どんまい」アセロラは同情した

 

「あたしだってお父さんの手伝いしていて、合間縫って来てるんだから、甘やかすのはよくないと思います」スイレンはツン、と言った

 

「えー、そんな風に言っちゃうのー?」あわわ、とアセロラ

 

「酷ーいスイレン」むー、と頬を膨らませて怒るマオ

 

「ええぇー」困った顔になり始めるアセロラ

 

「っw」「w」

 

しかしスイレンとマオは笑い始めた

 

「ええーー」女の子同士のギシギシが急に始まったかと思えば仲良く笑い始める二人を見て、少し侮れないな。と年上のアセロラは思った

 

「嘘です、ごめんなさい。」スイレンはアセロラに笑いかけた

 

「ええーーびっくだよー全くー」アセロラは笑う二人を見て、めんどくさそうに流した

 

今回は雨のせいでちょっと残念な感じ

傘に雨粒が当たる音が鳴る土砂降りの中、二人のカラカラとした笑い声が消えていく

 

少し周りから意識を話して笑っていたせいか異変にようやくマオが気付く

 

「アハハh、、、?!」マオは笑い声を止めた

 

「今回は雨のせいでちょっと残念な感じになってしまいましたが、同伴者になってくださって、連れてきてくださってありがとうございます」スイレンは笑った

 

「いいよ、いいよ、、?!」アセロラはえへへと笑っていたが異変に気付く。同時にスイレンも

 

町全体の雨に当たる部分が粘液の様な物に薄く覆われている事に。

雨合羽を着た爺さんばーさんが子供を連れて自分たちの泊まる予定だったホテルから避難してきている事に。

数少ない若いトレーナー達が目覚めの祠付近の水没した穴から出てくるウナギの様なリアルな化け物と戦っている事に

 

「なにあれ」嫌悪感を抱いたマオは呟いた

 

機会の様にカクカクと動く巨大なウナギの様な生物は生物的な一瞬の疲労も見せずに体と電光を迫るポケモン達に揮っていた

 

ヌメヌメの体に幾つもの小さな半透明の穴から漏れる雷の閃光、※の形の様に割れた口、口から除く深海魚ラブカの様な歯、目は三つ口の周りにあり、それぞれの方向を無機質にポケモン達をとらえていた

 

そのうちの一つの目が攻撃してくるポケモンの一匹を捉えた瞬間だった

 

「「「!!」」」三人は生き物の様な機械の様な眼に見られ、ゾゾゾ、と鳥肌が立った

 

アセロラの金の腕輪(魔力の痕跡を感じるもの)を見つけたウナギの化け物は粘液らしき物を体から振りまき、一直線にアセロラ達のほうへ跳ねた

 

「!!」唐突な出来事、故スイレンとマオは動けなかった。それを見るまでもなくアセロラの体は雷が走った様にモンスターボールへ手を伸ばす動作をしていた

 

守りたい

 

何か大雑把な感情を感じつつアセロラはギリギリ二匹のポケモンを開放した

 

目の前に広がる開いた口を見たアセロラは【死んだ】と思った。こんなことならと、何かを覚悟した。が意味は無いのであろう

 

アセロラの金の腕輪が目玉を出した

 

ガッッキィッンNNNN

 

金属の弾ける音と共にアセロラは跳ね飛ばされ死んだサンゴの様なゴツゴツした岩場があった方へ落ちていく

 

アセロラの二匹のポケモンに【守る】を使われたスイレンとマオはハッとして辺りを見渡すがアセロラはいない

 

動悸と呼吸が早まる胸が苦しい。二人は遺された者として、恐怖と憎しみに憑りつかれた者として目の前で雷を纏うウナギの化け物を見ていた

 

 

~~

 

アセロラの左手には日本刀の様なサーベルの様なポケモン(ギルガルド)が弱く握られていた

 

今、一瞬、瞬きをする時間よりも短い時間。アセロラは本来手すりが付いており下りない様な高低差のある場所を現在進行形で落ちていた。待ち受けるのは撫でるだけで擦り傷を作りそうな岩場、クラクラとする思考とチカチカとする視界は粘液性の雨と曇り空を映すだけだった

 

「(痛いのかな)」一瞬で思いつけるのはそれだけで、迫りくる痛みと死の恐怖を思い浮かべるアセロラ

 

しかし次の瞬間には温かな風がアセロラの背中を包んだ

 

何事もなく癒されたアセロラは何かに救われた。結果、何事もなく地面に、地に足をつけて立っていた。多少ふらついてはいたが

 

「、。、、!!」ボーっとしていたアセロラは二人を思い出して階段を走り始めた。女の子の走りではなく何か使命感のある切実な思いが込められた走り姿だった。手に強く握られたギルガルドの存在に気づかずに

 

駆けて走るアセロラの目は痛烈だった

 

 

~~

 

「っ!」恐らく子供が死んだ事実を目のあたりにした事でようやく情けない覚悟が今更湧いてくる事を自覚しながら、少女が作ったチャンスを逃すまい。いや、逃してはいけない、と一人の若い男のトレーナーがマオとスイレンの元へ走る

 

既に最初の男に続くように若いトレーナーとポケモン達は走り出していた

 

ウナギの化け物は辺りを見渡し、粘液を放出しながら滑るように跳ねて消えて行った

 

ガシャン!

 

何処かの民家にぶつかり、窓ガラスが割れた音が雨の中静かに響いた

 

スイレンとマオの目は子供がするような物では無く、余りにも見ている者の心を辛くさせる黒い黒い影しかなかった

 

大人たちが痛ましい子供達に声をかけてやろうとした時

「スイレン!マオ!」と新しい子供の声が聞こえ、恐らく死んだと思われていた少女(アセロラ)が走り寄ってきた

 

三人は抱き合った。お互い生きてることを実感するように

 

 

~~

 

ルネシティを離れ、海に潜った化け物ウナギは青い人魚?を見つけて襲い掛かる

 

大きく開いた口に飲み込m、、轟音

 

ゴポポポ、、

 

「ごめん」中性的な声が海の泡になって消えて行った

 

ウナギの放っていた電光の微かな黄色い光は消え、化け物じみた口は頭部ごと切断され、ゆっくりと魔法でできた結晶の電子回路と白濁色の血を流しながら深い深海へ沈んで行った

 

ウナギの体の切断面に怪しく点滅する複雑なトランプカードを青い人影は回収した

 

 

~~

 

抱き合っているアセロラ達を見守る大人たちは傘を差しだし、「大丈夫か?」「風邪ひくぞ」と促した

 

しかしいつの間にか印象的な白いマスクを付け、妖しげな光を放つ魔法使い達がアセロラ達を含む人だかりを囲み始めていた

 

アセロラ達を含む人々は強烈な催眠の様な概念を魔法でぶつけられてボーっとしていたが、急に現れた重い石の様なコウモリの羽を生やした鼠色の肌を持つ何かが三人を連れ去っていった

 

「まって!」白い仮面をつけた者たちの後ろから特徴的な薄ピンクの着物に蝶の仮面をつけた少女(マーシュ)が呼び止めたが、既にルネの崖を超えて大空の彼方だった

 

大空の風に煽られながら半覚醒状態のアセロラに握られた剣(ギルガルド)は元の金の腕輪となり目を閉じた

 

 

~場所は変わり何処かの民家~

 

結んだ髪が解け、妖怪貞子の様になったミツルもといミツコがベットの上でうずくまって落ち込んでいた




ドロバンコの穴に精器を突っ込んだ男
感染症にかかりイチモツはやべー事になった

ルネシティ
カルデラの様な大きな窪みに包まれた島、いつか崩れそうな崖のベールは古い時代から存在する。多分グラードンカイオーガのせい
地下から周りの海に繋がる交通用の大きな水面は湖程穏やかでは無いが海程荒れてもいない、海水と真水の混ざった場所で島の外に停めてある漁船に乗って漁に行く船乗り達や、海女さん達が多く行き来する場所。一応地上からも行ける穴がある
島は広く、小さな林や地下で海に繋がる地底湖などの穴は沢山ある
観光面の力入れが強く、建築物は美しい
ポケモンの世界なので人工物ばかりと言うわけでは無く、ホウエン地方に在するだけ、例外なく自然豊か
覚醒の祠の前にはグレートブルーホールに似た深い深い大きな穴がある

アセロラ
ここのssに出てくるアセロラは年齢不詳です

青い人影
レッド、イエロー、カスミのギャラドスで変身。少しネイビーブルー

アセロラの金の腕輪
古い時代のギルガルドが眠る物
多分どっかの王家的な遺産的な何か、元日本で目覚めたのは魅かれるものがあったからかも知れない

浴衣と着物
認識はあったけど初めて言葉で分ける事を知った、浴衣は生地薄の夏物で、着物はガッチガッチに重ねる大事な時の服か。
レース系の生地でランジェリー風の浴衣とかあったらめっちゃ良さそう(小並感)。ランジェリー系の浴衣調べて見たけど下が寒そう、膝上までしかないやつ。あれにハイソックスとかってセンス良いと思うのは大体の変態男だけかもしれんけど、悔しいけれど、賛同派かも
浴衣とか着物ってなんかあんまりこない気がするw
ランジェリー浴衣の衣装はプレイ経験ないと良さが分からないのでどうこう言えないが、、、

ドウテイわらデシュ

正義
これについて考えると頭が疲れる。そもそもヒーローみたいな存在は現実にはいないし、争ってるのはいつも悪人と悪人。というか正義を理解した人なんておらんよね、人によって正義の定義が違うし、、?
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