雷光の子は淫らに堕ちる Re 作:白濁米
歯車が狂いだしたのグレモリー領土にあった禍の団の秘密アジト跡を発見との通報があったからだ。
それを調べるためにやってきたリアス達であったが、通報は罠だったのだ。
彼女たちはそこに張り巡らされた罠に嵌りバラバラになったのであった。
「・・・どの扉を開けたら皆と合流できるのでしょうね」
周りには人気がなく廃墟となった無人の建物の一室でリアス・グレモリーの『女王』姫島朱乃は周囲を探索していた。
仲間達と別れてしまった以上何時彼女が敵との遭遇するか分からないためいち早く仲間達と合流したいのだ。
罠となっている建物中は敵によって迷宮のような構造になっており、扉を開けても、通路を通っても繋がった道か怪しく。聡明な彼女でさえ道に迷っているのだ。
「---それは無理な相談だなぁ、せっかくここまで漕ぎつけられたのに他の奴らと合流させられたらやる事が増えちまうからな」
「ッ!!」
罠となった迷宮で何時敵に攻撃受けるかもしれない事を理解していたため咄嗟に魔法で防御した朱乃。
「誰ですか?・・・と言っても敵でしょうね」
そのまま振り向き目の前にいた敵に声を掛けた。
年齢は20台半ばだろうか、美形の顔立ちだがその顔は悪意で満ちていた。黒い服に身を包み背中には蝙蝠の翼が生えており、悪魔だったようだ。
「一応初めましてだな、グレモリーの『女王』俺はヨーハン・シャックス。家名で分かると思うがシャックス家の当主だ」
「シャックス家、噂には聞いていましたが禍の団に手を貸していたのですね」
グレモリーと同じく72柱の一柱であるが色々と黒い噂が絶えない家だと聞いている。
「まぁな、俺たちのような悪党は上手く、かつバレないようなギリギリのラインを行くことで家の力を上げてきた。正直、旧魔王だろうが現政府だろうがどっちが政権を取ろうが俺たちは変わらないさ、旧魔王派のおかげで、今回は長らく欲しかった女が手に入るからな、堕天使バラキエルと『姫島』の落とし子さんよ」
ニヤニヤと嫌らしい目で朱乃の体を見ながら朱乃の隠していた事を言ってくる。
「え!?」
どうしてそんな事をと、思わず足を下がらせている。
「家の家系がバラキエルと姫島にちょっとした縁があってなぁ、出来るだけ調べていたのが幸運だったよ。お前は覚えて、いないだろうが16歳の時にお前の主と一緒に出席したパーティで会ってな、その時に思わずお前の主に聞いたんだよ。お前の「『女王』俺にくれないかって」・・・まぁ、嫌だと言われたので、その日は終わったんだがな。その後、お前の過去を調べたら欲しくて欲しくて堪らなくてなぁ」
長話をしながらヨーハンは魔法を展開している。
「ここには俺と俺の眷属達、そして旧魔王派の残党が作った特注ダンジョン!!お前の主や他の仲間、特に俺を殺しかねない赤龍帝は一番深い階層にいる。大人しく俺の物になれば必要以上に痛めつけれらる事は無いぞ!」
実の所朱乃は詰んでいた。
この悪魔は基本的に計算高い悪党であった。
気配を隠しているが、周りには彼の眷属はおり。本人の実力もまた今の朱乃では撃退するのも一苦労するほどであった。
まだまだ未熟なグレモリーの眷属達だが、下手に纏って相手をすると火傷では済まない程の力を持っていた。
その為下手に欲をかかずに目的だけを遂行しようとしていた。
「・・・だとしても」
自分には自分のやりたい事が沢山あるのだから。
「私はリアス・グレモリーの『女王』ですので!」
瞬時に雷撃を放ち己のやれる事を行う。
ーーー全ては時間稼ぎをして他の仲間が駆けつけてくると言う希望のために。
「・・・・・やれやれ、かなりのじゃじゃ馬だったがもう動けないだろう」
「うっ、うう」
ーーー短い戦いの果てに倒れ伏す朱乃。
彼女は勇敢に戦ったがーーーしかし、現実は非常だった。
打ちはなった雷撃は隠れているだろう眷属によって狙いを少しだけ逸らされ上手く当たった試しが無かった。
・・・他の仲間が居ればと思わずにいられなかった。
「もう碌に動けまい。おい、こいつを拘束しろ」
「分かりました主様」
そう言うと朱乃の近くに禍々しい魔力を放つ縄を持つ男が現れた。
「ぃ、いや!」
そんな言葉なぞ聞く耳を持つ気が無く男は朱乃の手を重ねて縛り上げた。
そのまま、右肩から腕部前部に縄を通していき左腕から背中へと掛けていき後ろ手の縄に引っ掛けそのまま逆方向も同じように掛けていく。
「はっ、離し、ングゥ!」
「ハイハイお喋りなお口は塞ぎましょうねぇ」
悶える朱乃にヨーハンは黒くて長い棒のような物、ビットギャグを朱乃の口に噛ませた。
次の縄が駆けれれていき、その縄は朱乃の巨大なおっぱいの谷間にかかって行き、制服に包まれたその巨大なおっぱいが更に存在感を露わにしていく。
「んッ!ムグゥ!ムグゥ!」
自身の体に掛かっている暴虐に抗議をする朱乃だが、相変わらず、知らんなと言わんばかりに男は縄を掛けていく。
朱乃のおっぱいを縛り上げた縄はその下。・・・下半身へと巻き付けきた。
腰に縄を掛け股へと縄を掛けそのまま上半身の縄に引っ掛けていく。
仕上げと言わんばかりに足に縄を掛け。彼女は身動きが出来なくなっていた。
ここへ向かう際に着ていた駒王学園の制服には二本の縄が彼女の体に絡み二つのおっぱいは縄によって
激しく強調され、下手に動くと股に巻かれた縄が擦れて動きが阻害されてしまうと言う悪魔じみた物になっていた。
それはいわゆる後ろ手縛りと呼ばれるものだが彼女にはそんな知識が無いので何て碌でもないのだろうと思っている。
「いやぁ、結構結構。素材が良いと映えるねぇ。・・・さて、仕上げを終えてサッサとずらかるぞ」
「!」
それだけは嫌だと必死に藻掻くが藻掻けば藻掻くほど股縄が擦れて集中を無くさせていく。
(いや、早く縄を解かないといけないのに・・・縄が擦れて)
朱乃が緊縛された体を泳ぐように藻掻くが解ける事もなく。魔力を使おうにも特殊な縄らしく力を吸い取るような感じがする。
「術式、固定。バイバイ『リアス・グレモリーの女王』さん」
彼女が縛られている床にはシャックス家の紋章陣が光共に現れており。それが発動しようとしていた。
「ッ!」
ーーー術によって放たれた閃光の後彼女が感じたのは『何か』が体から抜けたような気がした。
何か?と思っているとヨーハンは手を突き出して。
「探し物はこれかな?姫島朱乃」
「!」
そこにあったのは赤い女王の駒。・・・数年前にリアスから貰った悪魔の駒だった。
シャックス家が誇る魔力。それは強奪。対象者が生まれてから手に入れた物を奪い取るものだった。
もっとも悪魔へと転生する悪魔の駒を奪うのは本人にとっても大変なものだが。・・・彼女にとってはそんな事どうでも良かった
ーーーこれで貴方は私の女王よ朱乃。
ーーーええ、これから改めて宜しくねリアス。
ーーーーー自身にとってコンプレックスとも言える堕天使の血。それを変えられるかもしれない物であり。
自身と彼女の友情の証とも言える物であった。
(返してーー返してーーそれは私の)
しかし、それは。
「これをここに落としとけばお前さんは死んだと思われるだろう。さ、一緒に帰ろうか。我が領土で前の主の事など忘れてしまうような調教をしてやる」
そう言うと転移ようの魔法陣を発動させ、朱乃を抱き寄せていた。
「んッー、んッー、んゥーー!!(離して、離して、離してェーー!!)」
ーーーそして、部屋には誰もいなくなった。
ーーーーーその後駆けつけたリアス・グレモリー眷属達が見つけたのは戦闘が起こった後と部屋に転がる赤い女王の駒だけだった。