「はっ、やっ!」
掛け声と共に黎明の手が剣に切り裂かれ、塵となって消えていく。それを見届けた剣の担い手で百合を思わせる純白の鎧を身に纏った、未だ幼さを残す端正な顔立ちの少女。アルトリアリリィはスカートの裾を舞い揺らして残りの敵に身体を向ける。
「このまま、次の敵に!」
しかし、残された黎明の手らもただやられているだけでは無い。リリィが仲間を討ち倒して自身らの方を向くその一瞬の隙を狙い、掌から光弾を放ちリリィを射抜かんとした。
もし黎明の手の放った光弾が魔術であるならば、リリィの持つ高ランクの対魔力スキルによって防がれてしまうだろう。だがこの光弾は魔力を球状に固めた魔術とは異なる技であり、直撃すれば霊基が再臨し切っていない彼女に大ダメージを与える一撃だった。
故に意識外の攻撃で躱すことの出来ない光弾は刹那のうちにリリィの鎧ごと身体を貫き消滅させーー。
「危ない、リリィさん!」
その未来を覆すように目前で現れた円卓の盾が弾き、光弾を四散させる。
現れたのは黒い鎧姿の盾の少女と、手にサーヴァントを従える令呪を刻んだ黒髪の少年。彼らはリリィと黎明の手の間に滑り込むと、追撃を防ぎ声を上げた。
「リリィ、前に出過ぎだ!エリちゃんがやられたのにリリィまで倒されると勝てなくなる!」
「す、すみません、マスター。マシュさんもありがとうございます!」
リリィは盾の裏で仲間のマシュ・キリエライトと主人であるマスターに頭を下げ、恥ずかしそうに赤面した。
そんな年相応の様子を見せる彼女に2人は苦笑し、短く気にしていないと告げて黎明の手に向き直る。
「残りの黎明の手は3体……ここは一気に攻めよう。リリィ、魔力は足りる?」
「はい、十分です。私にお任せを!」
マスターの少年は黒い髪を軽く撫で、リリィに指示を飛ばす。
リリィもまたその言葉に強く頷いて同意を示すと、自らの切り札である黄金の宝剣にへと魔力を込める。続いてその身に心臓から生成される膨大な量の竜の魔力を圧縮し、敵を撃つ刃を構築し、華奢な腰を落として構えを取る。
「では、行きます!選定の剣よ、力を!邪悪を断て、『
そして、開放。
剣の切っ先から放たれた光線は盾の裏から真っ直ぐに黎明の手の元へ突き進むと、1体の手に当たりそこから付近を巻き込んで相手を光の渦に呑み込んでいく。
数秒もすればその場に残された素材の種火のみであり、それ以外の黎明の手の残骸は欠片も残らず消え去ったのを確認してから戦いを終えた3人は戦闘態勢を解いた。
「お、お疲れ様。みんな、種火周回はこれでお終いだよ」
「はい。お疲れ様でした、マスター」
「2人が居てくれて本当に良かった。俺は1人じゃ何も出来ないへっぽこマスターだから」
へなへなと、全身の力が抜けたマスターが地面に座り、1度大きな溜め息を吐いて2人に礼を言った。それに対して、隣に立つ2人は首を横に振って照れたような笑みを浮かべる。
「そんなことはありませんよ、マスターはよく頑張ってます」
「えぇ、先程の指示は素晴らしかったです。お陰で助かりました」
マシュとリリィの言葉に今度はマスターの少年が照れて頭を掻く。それは実に穏やかで、世界が滅びかけているとは思えないくらいに微笑ましいやり取りだった。
時は西暦2015年。人類の営みを永久に存続させるべく秘密裏に結成された組織『人理継続保障機関フィニス・カルデア』は魔術と科学を使った研究によって明らかになった2016年に人類は絶滅する未来を阻止すべく、時間遡行を行うレイシフトで原因を解決しようとした。
が、その直前で敵による妨害に遭い、残されたのは僅かばかりのスタッフ。彼らも『守護英霊召喚システム・フェイト』により過去の英雄をサーヴァントとして召喚したが、そのサーヴァントたちを唯一従えられる存在こそがこの少年だった。
しかし少年はあくまで予備として連れて来られただけの人員。訓練も知識も素養も何も無い、魔術的にも科学的にもズブの素人だ。そんな彼を無策でレイシフトさせても無駄死にして人類が滅亡するのは明らかであり、対策としてカルデアのメンバーたちはせめてサーヴァントたちを強化しようと、必要となる素材の種火を集めて回っていたのである。
「それにしても今日は特にしんどかったなぁ。エリちゃんが不意打ちで倒されて、リリィが居なかったらどうなってたか」
「あれは仕方ないかと。まさか敵が中が空洞になってた大木に隠れて攻撃をしてくるとは」
マスターの言葉にマシュが顔を伏せて答える。
このカルデアに召喚されていた3人目のサーヴァントであるエリザベートはここに来てすぐに黎明の手の光弾を急所に受け、カルデアに帰還させられてしまった。
なまじエリザベートが意気揚々と参加していただけに誰もが皆、その出落ち具合に文句も何も言うことは憚られ、3人はただ顔に苦笑いを顔に浮かべた。
「そ、それよりもう準備は終わったよね?カルデアに帰ろう!」
「は、はい!」
漂っていた気まずい雰囲気を流すように、マスターがパンと手を叩いてそう言った。残りの2人もそれを肯定し、やがて3人は光の粒子に身体を変えてその地から元の場所へ帰還していった。
「みなさん、お疲れ様でした!」
戦闘後のブリーフィングが終わり、リリィは礼儀正しく一礼してから退室して自身の個室へと足を向けた。
今のカルデアは敵の妨害によるスタッフの死傷で空き部屋が多くあり、サーヴァントにそれぞれ個室が与えられていた。そのため、自由に部屋を選べたのだが、リリィは他のメンバーからやや離れたところにある部屋を自分のものにしていた。
それはリリィが他のメンバーと仲が悪いと言う訳ではない。
ただその部屋には前に使っていた人物の寝具が置いたままになっていて、ふかふかとしたベッドや吸水性のシーツが彼女に馬小屋の藁を思い出させるものであったからだ。
リリィはそのお気に入りのベッドに腰掛けて、冷蔵庫に入れられていた紅茶と菓子を手に取った。
本来、サーヴァントに飲食は不要なのだがスタッフの気遣いで冷蔵庫の中には幾らかの菓子や飲み物が入られている。
リリィはそれに申し訳ないと思いつつもなんだかんだ言って甘い菓子の誘惑には耐えきれず、こうして種火周回の後に簡単なティータイムの時間を取るのが最近の密かな楽しみになっていたのだった。
「やっぱり、現代のお菓子は美味しいですね!旅をしていた時もこんなに甘い物は食べたこと無かったなぁ」
小口で啄むように上品に菓子を頬張るリリィは満面の笑みを浮かべて、昔を思い返す。勿論、旅の食事は不味かったと言う訳では無いがマッシュポテトは暫く見たくはないな。なんて思いながらリリィはまた1つ、菓子を口にした。
「そう言えば、この前食べたパイ。アップルパイ、と言うお菓子はとても美味しかったですね。今度、誰かに教わってマスターにご馳走したいです……喜んでくれるかなぁ」
少し前に食べたアップルパイを思い起こして、リリィはその情景をイメージする。綺麗に焼けたパイを2つ作って、マスターと一緒に食べる。それはきっと、とてもとても美味しいのだろうと彼女は胸をドキドキとさせ、そんな思いを抱いた。
そんな時、ふとリリィの視界が霞んだ。
「ぅん…?急に眠気が。今日は朝早くから周回だったからでしょうか?」
ふぁあ、と小さな欠伸をして首を傾げる。
リリィはうつらうつらと身体を揺らめかせ、纏まらない思考の中で腰掛けていたベッドに倒れ込むと、そのまま身体を猫のように丸めて眠りに付いた。
それから暫く、部屋の中には時計の針がカチカチと動く音だけが響き、そんな沈黙は突如として部屋に入って来た1人の男によって破られる。
その男はカルデアにおいて機械設備のメンテナンスを仕事とする者であった。彼はいとも容易く扉のロックを破ると、部屋をキョロキョロと見回してベッドで眠るリリィに近寄ると頬を軽く叩いたり、まぶたを開けて眼を覗き込んだりして完全に眠っていることを確認する。
「もしもーし、リリィちゃんは起きてるかい?」
リリィが眠っていることを確信した男はまず、特製の睡眠薬を仕込んでいた紅茶のボトルと自身の持ち込んだ紅茶のボトルをすり替えてテーブルの上に置く。
そして、男は鞄の中から持っていたビデオカメラを使って眠った姿の少女を後で自慰のネタにするため、事細かに記録した。
前、後ろ、上、横、下。様々なアングルでリリィを映しながら男は機嫌良さげに三日月型の笑みを見せる。
「まさか実家の秘伝の薬がサーヴァントに効くとはな。本来は高位の幻獣を相手にするために考えられたらしいけど、やっぱカルデアの素材から幾らかくすねて作った甲斐があったぜ」
作業が一通り終わった後は男はリリィの上へ覆い被さり顔を近付けその絹糸のような艶のある美しい金髪の中で荒く呼吸を始める。
男の鼻腔を百合に似たフローラルな香りがくすぐり、肺の中に少女の体臭が吸い込まれていく。それと同時に男は服の上からその慎ましい胸に触れ、優しく揉んだ。
そうして伝わる確かな柔らかさ。一揉み一揉みで形を変え、子どもらしさを残したこの少女もまた女であることを想起させる弾力は男に更なる興奮を与える。
「よーし、やるかぁ。数ヶ月ぶりの女だ!サーヴァントなんて戦闘にしか役に立たないんだから、常日頃激務を熟す俺の溜まったモノをぜーんぶ吐き出させてもらいますか」
気負った様子もなく小さく男は呟くと、ビデオカメラを片手にスカートに手を掛ける。そのまま慎重にスカートを下し、中に隠されていた純白の下着をじっくり撮影する。
男は上の服にゆっくり触れ、薄皮を剥がすかのように優しくリリィを下着姿に剥いていく。その手際は素早く、数分もすればドレス姿だったリリィは意識のないまま下着の双方を男の眼前に晒していた。
「ヒュー、今まで食った女の中でもトップクラスに綺麗だぜ」
鼻息を荒くして、男が言う。
そのまま男は暫くの間、双丘の間に顔を落として左右からの感触を楽しんだ。
「いいねぇ、それじゃあ本格的にやっちまおうか」
頭を上げた男はリリィの胸を隠す最後の砦を取り払う。するとプルンッと胸が溢れ、ハリのある素肌と曲線の頂点に在る桜色の点が目に入る。それは男の予期していたものとはやや異なり、先端部が中に埋まっている状態であったが確かにその存在を強く主張していた。
「陥没乳首、だと?初めて見たけど、あんなうっすいドレスで戦ってんのに勃起が見えないから不思議に思ってたけど、そうかぁ」
男は掌で張り付くな胸の感触を味わって更に深く笑みを顔に刻むと、続いて下半身に身に付けられた布を取ってしまった。そのまま生まれたままの裸体となったリリィをビデオカメラで詳細に写してから左側の胸に吸い付いた。
「甘っ!甘くて塩辛いよ、リリィちゃん。君が食べてたお菓子よりも全然旨い!」
ちゅぱちゅぱ。れろれろ。男の舌が甘さとほのかな汗を感じ取りながらリリィの乳輪を撫で、刺激に反応してゴムのように硬くなった乳首を歯で甘噛みをして、半分程肉から現れたそれを力強く吸い上げて完全に表に出す。
「っん…ふぅっ…んんぅ」
そのまま男はリリィの喘ぎをBGMに口の中で左の乳首を転がしながら、今度は右の乳首に両手を当てて爪で引っ掻く。抓る。先端をしごくなどしてだんだんと乳首が伸びていく様子を録画する。
結果、リリィの双丘は右側はビンビンに伸び切ったところを見せつけ、左側は唾液をべっとり付けた上に桃色から充血と吸い付きで真っ赤に変色したところを露わにした。
男はヨダレを拭って邪な視線を下に下す。
そこには細くもムッチリとしつつもしなやかな筋肉を付けた尻と、ほのかに湿り気を帯びた膣口が見えた。男はそこにカメラのレンズを当てて、丹念にリリィが穢れなき乙女であるのを証明する処女膜を撮影すると優しく尻の曲線を何度も撫で、懐から1つのアイテムを取り出した。
「リリィちゃん、これなーんだ?」
手の内のアイテムはピンクがかった紅の液体を詰めた小瓶。その蓋をカチャカチャと鳴らして、男は愉悦に満ちた顔を揺らす。
「これね、君のマスターが召喚した『愛の霊薬』っていう概念礼装をちょっと弄って媚薬に改造した物なんだ。いくらサーヴァントと言ってもこの薬の前では発情期の雌猫みたいに腰を揺らして男を誘う代物なんだぜ」
ま。その分効果時間は短いんだけど、今なら問題はないだろうさ。と男は自慢げに言った。
「それじゃあ、これからリリィの大事なおまんこにこのお薬をたっぷり塗ってあげようとを思いまーす。
リリィちゃん処女でしょ?初体験の思い出を痛みじゃなくて快感にしてあげようだなんて、俺ってば優しー!」
男が1度、軽くリリィの尻を叩く。すると、その刺激に反応したのか。それとも無意識化に危機を察知して逃げようとしたのか。リリィは腰を引いて手の内から逃れようと動いた。
「ん?あぁ、嫌なんだ。そりゃあこんな得体の知れない薬なんか使いたくないよね。処女膜も起きてる時に使いたいよね」
手から逃れ、ベッドから転がり落ちようとするリリィ。その後ろ姿を優しげな目線で見つめ。
「まぁ知らないけど」
男は膣に小瓶の口を押し込んだ。
瞬間、中身の霊薬はリリィの中へ注がれていき、溢れた滴もぷっくらと膨らんだクリトリスに男が擦り込む。
それから1、2分程経って小瓶を引き抜けばその口にはべったりと愛液が付着しており、ドロドロとした白濁液がリリィの股座から溢れては空気に触れるだけで甘イキを繰り返して、か細い身体を痙攣させた。
また、前を向けば眠りながらも快感を貪り、頬を真っ赤に染めて身悶えているリリィの顔が見られた。
「まるで壊れた蛇口みたいだぜ、リリィちゃーん。お尻もフリフリ横に振って、嫌がってたコレが欲しくなったのかい?」
男は下の服を半ばまで下ろして、硬く太くそびえ立つイチモツをペタペタとリリィの膣口に当てては離す。その度にクパクパと膣口がそれを逃すまいと吸い付いて、ギリギリまで離れずに付近の肉を上や下に淫らに伸ばした。
「あ…あ…ぁん、あぁ」
男が自らの肉棒に触れる。そうして、その先っぽを膣口から数ミリ離れたところにかざし、自らリリィのそれが男のモノにキスをした。
「ははは、そんなに欲しがっちゃって。それじゃあお望みの通り、ぶち込んであげるよっ!」
言葉の後、男は思い切り腰を前へ突き出した。
何かを破く感覚の後、男の肉棒の全てがぬるっとしたひだひだに覆われ、引き抜くと伝って一筋の鮮血が流れる。
「処女卒業おめでとう、リリィちゃん。いや、リリィ」
男は寝バックの体勢でリリィのナカを責める。
リズミカルな上下運動で金玉とリリィの尻肉を触れさせながら時には入り口を擦り、時にはGスポットを探し当て、時にはコリコリとした子宮口をピストンして未成熟な彼女の身体を女のモノに変えていく。
この間、リリィは噴水のように何度も何度も潮を吹いては彼女のお気に入りだった寝具の吸水シーツに吸われていて、男の下腹部が射精感を感じて全てを奥でぶち撒けるのと同時にリリィは4度目の絶頂を迎えていた。
「いやー、出した出した。久しぶりだから結構な量だよ。サーヴァントは妊娠しないって言うけど、もしかするかもね」
男はそんなことを肉棒を抜いてから言って、快感で口からヨダレを垂らしたリリィの顔を引き寄せ、舌を絡めるディープキスをした。それに反応したのか、リリィは股から精液と共に愛液も漏らして身悶えする。
意識の無い癖におねだりするのか。そう呟いた時、部屋のインターホンが鳴った。
「ッ!」
男は素早く入り口に立つ者を確認する。
確認用のモニターに映ったのは黒い癖毛の少年。カルデア唯一のマスターだ。
「不味い、不味いぞ。この状況は見せられない……!」
慌てた男は自分の私物と最低限の痕跡を隠しに動く。幸い、寝る前のリリィが部屋の換気をしていたため臭いは薄く、湿り気も持ち主が魔術加工を施した寝具の力でほぼ無い。
男は最後にリリィと彼女の服を抱えてベッドの下に潜り込み、それから少し遅れてマスターが部屋の中へ入って来る。
「リリィ、居る?」
緊張で高鳴る胸を押さえ、男はリリィと密着して狭い隙間で息を殺す。調子に乗っていた先程とは打って変わって追い詰められた彼の顔色は死人のように真っ青だった。
「ちょっと話がしたかったんだけど、留守みたいだな。残念」
そんなのはどうでも良いから早く帰れ!心の中で叫ぶ男のことは露知らず、マスターの少年はゆっくりと男の潜むベッドに歩み寄ると、その上に腰を下ろした。
「ん?血が垂れてる。怪我でもしたのかな?」
視線を寝具に向けた少年の視界にシーツに付着した血液が映る。それは男がリリィの純血を奪った際に垂れてしまったものであり、少年の言葉を聞いた男の顔色は青を通り越して死人の如き土気色だ。
ガダガタと恐怖に震える男に追い討ちを掛けるように少年はベッドの付近を歩き回り、やがてベッドのと壁の間に落ちていたある物を見つけた。
それは、少年にはせいぜい動画や雑誌でしか見たことのなかった2つの丸い布を描く白き布切れ。男の拾い損ねたリリィのブラジャーであった。
「これって、リリィの……?」
恐る恐る、少年はそれを手に取る。そして暫く呆然と見つめた後、部屋の外を何度も見渡してからリリィのベッドに横になる。
少年は暫く、ゴロゴロと寝転がりながら少年はブラジャーを見つめていた。しかし時間が経つにつれて少年の行為はエスカレートしていき、見るだけから匂い嗅いで、嗅ぐだけから深呼吸になって、深呼吸から味わうまでに至って。
カルデアに来る前では1度も異性と付き合った経験のない少年にとって、そんな布切れ1枚は麻薬のような劇物だった。
少年は性欲の果てに、とうとう自らのズボンのチャックを下ろして男のモノよりかは2回り小さい棒を露出させるとブラジャーを片手に自慰を始める。
「仲間にこんなこと、しちゃいけないのに……ごめん、リリィ!」
少年の悲痛な、けれども確かな喜悦の混じる声が部屋に響く。ネタにしている相手がすぐ下に居て、自身の寝ているところで男に抱かれていたなど知らずに情欲をただの布切れへ向ける。
「あぁ、駄目なのに。駄目なのにぃ!イク、イクよ、リリィ!」
1分も経たないうちに少年は射精した。ネバネバとした体液をリリィのブラジャーへ塗り付けて。
だが10代の男の性欲がたったそれだけで尽きる筈が無い。今度はブラジャーを肉棒に巻き付けると少年は再び腕を上下させて、快楽を貪ろうとする。
もちろん、そんな行為に男が触発されない筈が無かった。
「どうせ死ぬなら前のめりに死んでやるっ…!」
少年に聞こえないくらいの声で小さく叫ぶと、男はリリィの肛門に肉棒を挿し当て、膣から漏れる愛液と精液をローションに奥へと腰を押し込んだ。
ズブン、と明らかに硬い肉を掻き分けて男のモノは奥へと進んでいく。騎士として鍛錬を積んだリリィの尻穴は、柔らかく甘えるように包み込んで来る前の穴と比べて強くぎゅうぎゅう圧迫して来る力があった。
「英霊なんだから浣腸なんてしなくてもいいだろ。ましてや犯されて感じる変態処女騎士サマならよっ!」
「んっ……んっ、んー!」
ギリギリの緊張感。英霊の肛門を犯している征服感。何より上にマスターの居る危機感が男の性欲を煽り、穴の中でより硬く太く膨張させてリリィの口から喘ぎ声を上げさせる。
男はそれをキスで塞ぐと身に付けたテクニックも何もかもを捨てた、マスターの少年のような童貞じみた滅茶苦茶な腰の振りでリリィを責める。その度に尻穴の表面は捲られ、空いた空白を埋めようとした肉は再度やって来た棒に掘られる。
「あぁ、また出る!出る出る出る、出るぅ!」
「くっ、出すぞ。直腸で受け止めろぉ」
やがて男と少年。2人は同時に射精した。
リリィの下着は白よりも白く、リリィの穴も前後とも白く。雄たちの色に染められる、
そこから数分間、両者共に荒い呼吸を繰り返すだけの時間が過ぎていく。
「はぁ、はぁ、そうだ……リリィが帰ってくるかもしれない、から……帰らないと」
初めに動いたのは少年だった。彼はベッドに溢れた液体やシーツのシワを直すと、リリィのブラジャーを隠し持ってこそこそと部屋を出て行った。
次に男は十数分待機して少年が帰って来ないことを確認し、ベッドの下から這い出て来る。
「あー、バレたら死んでたな。ってよく見たらビデオも撮ったままだし、慌て過ぎな俺」
スリル感は良かったが、寿命は3年縮んだな。なんて軽口を叩きながら、男は続いてリリィを引っ張り出すと見つかりかけた腹いせに両足首を掴んで持ち上げ、股を踏みつけ前後するような形。いわゆる電気あんまをリリィに仕掛ける。
「おっ……!お、おっ、おぉっ……!」
すると子宮に響く振動と足の指でクリトリスを潰される感触に反応してリリィは絶頂を決め、尻穴から男の精液を捻り出した。
びゅるびゅると床に放出される精液はさながら先程しなかった浣腸のようで、男は愉悦に頬を緩ませる。
「いいね、じゃあ最後にお掃除だ。ちゃんと綺麗にしてくれよ?」
リリィの痴態に再び興奮した男はティッシュ代わりにリリィの口を開かせて、出来た穴に向けて腰を前に押し込んだ。
「おぐっ⁉︎ごほっ、えぐぅ」
リリィの反応に少しキツイかと危惧する男だが、流石英霊とでも言うべきか。酸素を求める生物的本能の動きをしながら、起きる気配も窒息する様子も見せず、時折肉棒に舌を絡める。
男はぺちぺちと金玉袋をリリィの幼い顔に打ち付けるのを愉しみつつ、その喉奥に3度目の吐精を行う。
その際、最後とは言ったものの男が腰を喉奥から抜いた際に唾液と精液でドロドロに汚れたリリィの顔に欲情し、疲れ知らずの男のモノが再び硬さを取り戻した。
興が乗った男は丹念に液体を顔にすり込むと、鞄から水性ペンを取り出してリリィの身体に文字や絵を描いていく。
『祝・処女卒業記念!』
『中古おまんこ 経験人数1人』
『英雄なのに肉便器になっちゃいました♡』
『おちんちん無しじゃもう生きてられない!!」
『清楚ぶってるのに初めて感じちゃう淫乱でごめんなさい♡』
『これからもスタッフさんの性欲処理のお仕事、頑張ります♡』
そんな下品な記号の羅列を一通り書き終わると、男はリリィのあらぬ姿をビデオカメラで包み隠さず映し取り、仕上げと言わんばかりにいまだピンと立つ乳首をデコピンで弾いて甘イキさせた。
「これでよし!最高のお化粧だぜ、リリィちゃん」
肉棒は膣へ、マジックペンは尻穴へ。2つの穴に棒を構えた男は勢いよくそれらを挿して肉欲のパーティーを再開した。マスターの少年と言う邪魔者が居なくなった今、彼らを止める者は誰も居ない。
「さぁ、まだまだ続くぜ!」
嬉しそうに男は腰を振り、部屋には嬌声が響き渡った。
「ん……寝ちゃった見たいですね、私」
ベッドの上でリリィが目を覚ます。
可愛らしく小さな口でふぁ、と小さな欠伸をしたリリィは固まった身体をほぐし、背伸びをするべく身を起こした。
「ん、あぁん⁉︎」
その瞬間、胸から走る快感。僅かに残っていた霊薬の力がノーブラで直に服と触れていた乳首が擦れてことでリリィに強い刺激を与えたのだ。
暫しの間、リリィは未知の感覚に身悶えし、完全に薬の効果が切れた頃には頬を上気させつつ息を切らして目を回していた。
「いったい何ですか、この感覚。むず痒いような、くすぐったいような、不思議な感覚。下着も消えていますし、訳が分かりません」
リリィはゆっくりと腕を上げ、自身の胸に触れる。すると柔らかな感触が服を挟んで伝わり、ほんの僅かに先程の感覚を感じられた。
「んっ……」
そのまま誘われるままにリリィはもう片方の指を下腹部に下ろし、数分の間部屋には甘い声が響き渡り、部屋に仕掛けられた隠しカメラのレンズはそんなリリィの姿を余す所なく捉えていた。
これから少し先、カルデアは人類滅亡の原因である7つの特異点を消失させ、日常を取り戻す。何も知らない人々はカルデアと、人類最後のマスターの活躍を知ることは無かったが、代わりにある物が人気を博するようになる。
『白百合の少女騎士は睡眠中』と銘打たれたアダルトビデオのシリーズは定期的に更新される有料作品であり、その内容は幼さを残しつつも甲冑を身に纏う少女騎士が眠っている間に男から強姦されるといったものと、男から与えられた快楽を覚えてしまった身体に振り回される少女の痴態を写したものが主だった。
もちろん、ビデオは最後にこの動画はフィクションです。という文字で締め括られるのだが、一部の自称有識者たちがこれはガチだと騒ぐ騒動があった。
何にせよ、その真偽は撮影者が不明である以上判明することはないだろう。ただ間違いなく分かることはただ1つ。
あれ程の快楽を受けた少女騎士はもはや無垢ではいられない。それだけである。