はっきりいってしまえば、初めてヤツの生活を垣間見たとき、完全に悪夢としか思えなかった。学校にも行かず、かといって働きもせず――そんな男に、
何故その女を未来の自分だと思ったのか――それは、夢だから何となく察した、というところはある。ただ、明らかに歳上なのに何となく雰囲気が似てるな、というのと、何よりも、自分で自分のことを『みつは』と呼んでいたから。
けれど、似ているのは外見だけで、中身は――特に、男の趣味はまったくの別物である。つき合い始めたばかりということもなさそうなのに、家でも外でもベッタベタ。それどころか、卑猥な言葉で誘惑して、人目があろうがなかろうがお構いなし。夢の中での私は、そんな私自身ではなく彼氏側の立場になっていたけれど――それが夢でないことを理解したのは、三回目の翌朝だった。
鮮明すぎる夢だけに、二度目ともなれば不審に思わざるを得ない。そのうえ、前の一日分の記憶がすっぽ抜けているのだ。試しに、二回目の翌日から欠かさず日記をつけ始めてみたところ、案の定である。私があの男の代わりにあの女の相手に努めていたように、あの男もまた、私の知らないところで私の昨日を勝手に過ごしていたようだ。
お互い、積極的に情報交換できればいいのだけれど……あまり多くの言葉を交わしたくない。ただ、相手もこの現象には気づいているようで、連絡事項は机にメモを残してくれている。私としては、それだけで充分だ。相手は自堕落的な生活を送っているし、こちらからわざわざ伝えることなど何もない。なので、私の方で勝手に探らせてもらうことにした。
どうやらこの男は沖縄に住むボンボンのようで、お金には困っていないらしい。両親はおらず、彼女との二人暮らしで――その女はセックス依存症か何からしく、彼氏たる私は常に狙われていた。かといって、普段は男の方も暇さえあれば女のカラダをイジり回していたようで……何というか、サイアクな意味で、お似合いである。
だとしても、入れ替わっている間だけは、紛れもなく中身は私だ。女同士で、それも、自分によく似た顔に近づかれてはかなりキツイ。とはいえ、断れば泣き出してしまう。見ていてとても心苦しいので、男の身体として極力慰めてあげていたのだけれど……はぁ、どうして男という生き物があんなにスケベなのか、ちょっと理解できたかも。
こちらからも一応メモ書きで、私に入れ替わった際には風呂に入るな、更衣室に入るな、と厳命だけはしてある。けれど、相手は煩悩の塊みたいな男だ。絶対無視してるでしょうね。正直、私の知らないところで、私の身体でナニをされているかと考えるとゾッとする。
ただ、ひとつだけホッとしたのは――ヤツの彼女は、私に似ているだけで、私ではないとはっきりしたことだ。
***
ぅ……目覚めが悪い……のは、夢見が悪かったから、ではなさそうだ。これで……とうとう七回目ね。昨日も朝から晩まで求められ続けてしまった……。完全に<あの女>の頭はネジが全部スッ飛んでいる。本当に、何をどうしたらあんなになってしまうのか、同性として理解できない。
ただ――アレに影響された、とは思いたくないのだけれど、入れ替わった次の朝は、決まって身体の調子がおかしくなる。
「はぁ……あぁ……ん……」
くっ、うぅ……軽く触っただけなのに……。胸の違和感に指を添えただけで、ビクビクと腰が震えてしまう。ブラ越しでもわかる
「あ、あ……あ、あぁ……」
つい息も荒くなり、だらりと下がった顎から奇妙な吐息が漏れてしまいそう。こんなの、廊下まで届きかねない。私はかろうじてうつ伏せになり、枕に顔をうずめて何とか声だけは塞ぎ込んでいる。
「ふぅ……くぅ……うぅ……ううん……」
だけど……胸の……ううん、乳首が疼いて収まらない。撫でれば撫でるほど……ダメ、こんな服の上からじゃあ……!
ボタンを引き千切りたいのを抑えて、私は前を開いていく。そして、中の下着は上にずらして――
「はぅんっ!?」
こんな衣擦れだけで、お尻がピクンと跳ねてしまった。けれど、こんなものではまったく足りない。しっかりと両手の指で摘み上げて、グイグイと引っ張り回してあげないと……!
「ふっ、ふっ、んっ、あんん……っ」
こんなにしたら痛いはずなのに、その痛さが気持ちいい。自分でも絶対おかしいと思うのだけれど……それは、私が<あの女>に対してそうしていたから、だろうか。<あの女>がこんなことされて悦んでいるのを見せつけられて、私もそうなってしまったのだろうか。そんなこと、考えたくないのだけれど……いまは、こうしなくては自分の
なのに、身体はどんどん熱くなってくる。これで……このくらいで満足しておかないと……なのに……!
<あの女>に影響されているのなら、<あの女>と同じことをすればいいはずだ。何とか胸だけに留めるため、私はあえて、それを口にする。
「お……おっぱい……気持ち、いい……っ」
言葉にすると、快感が増すと本人が言っていた。不本意ながら、それは確かな気もしてくる。
「おっぱい……もっと、もっとぉ……乳首……ぎゅって、ぎゅってしてぇ……」
自分で自分に乞いているというのに、気分が昂ぶってくるのは否めない。これならきっと、<あの女>と同じように胸だけで……っ!
「おっぱいで……
本能のままにこれ以上続ければ、今日も<あの女>と同じ末路を辿ってしまう。けれど、腰がガクガクして階段を下りることなどできそうもない。だから……うぅ……もうダメ……結局私は……もう……っ!
四つん這いで布団から抜け出しながら、パジャマのズボンをパンツごと……こうなったらもう上着も鬱陶しい。ブラも抜き捨てて……こんなところ、誰かに見られたらどちらにせよアウトだ。
そう、こんなところを……!
私は外を臨む障子を弾き飛ばすよう乱暴に開いた。そして、下から手を伸ばして窓までも。朝の空気が肌を撫でていくと、自分がこれからとんでもないことをしようとしていることを思い知らされる。
だから……早く済まさなきゃ……! 私はゴロンと仰向けになると、外の格子に腿を押し付ける。そして――
「あ、あっ、はぁ……っ!」
マズイ! 何か
「あ、あ、あぁんっ、やぁん……!」
外に向かって裸の股を開き、見せつけるようにグチュグチュと掻き回す。触る前からこんなになっていたのだから、きっとパンツもヒドイことになっているはずだ。こっそり洗濯もしておきたいし、こんなことは早く終わらせたい。そのために、もっともっと、気持ちを高める言葉を……
「お……おまんこ……気持ちいい……」
こんな卑猥な単語、先月までは口にしたことなんてなかった。けど……いまは……いまは……!
「お、おまんこ……いい……いいっ、もっと、もっとシてぇ……っ!」
言葉にすると、そこに意識が集中すると思っていたのに。相乗効果というものか、ソコだけじゃ収まらなくなってきた。
「おっぱい……乳首もぉ……」
あぁ……こうして自分におねだりしていると、まるで誰かに愛でてもらっている気持ちになってくる。少なくとも、あんな男はお断りだけど。もっとオシャレで、真面目で、爽やかなイケメンに……!
「いいっ、いい……っ! おまんこ! おまんこもっとぉ……っ!」
テレビに出てくる俳優なんかを思い出してたら……どうしよう……燃えてきちゃったかも……!
「
「はっ、あぁっ、うぅん……っ!」
うぅ……またやってしまった……。彼氏ができる前に自分で指を
「いいっ! いいのぉっ! もっと! もっと撞いてぇっ! ちんちん撞いてぇっ!!」
やっぱり、私が思い出してしまうのはアイツの彼女だ。私の下で、幸せそうに喘いでいた<あの女>の痴態がどうしても忘れられない。あんなふうになりたくないのに、けれど、紛れもなく嬉しそうで……!
「あぁ……っ、
朝一番の抱擁のとき、女は必ずそう叫ぶ。それにつられて、私も――
「あっ、あ、あ……おまんこっ! おまんこ
ビクンッ! ビクビクッ! ビクッ! ビクゥッ!
あ……あぁ……
ビチャビチャビチャビチャ……
はぁ……これ、潮吹きっていうのかしらね……? お漏らし……とは思いたくないのだけれど。内腿や窓枠を濡らしながら、生温かいものを一階の屋根に勢いよく溢れさせてしまっている。初めてシてしまったときは布団の中だったので、大変なことになってしまった。その後も、どうしても止められないことを悟って、いまではこんな危険な橋を渡っている。
危ないことだって、わかっているのに……
「う、く……うぅん……❤」
絶頂を迎えた熱が膨れ上がって……それを堪えることなく、敏感なところから溢れさせるのは……恥ずかしいけど気持ちいい……。こんなことしてちゃダメなのはわかっているけれど。
ビク、ビクと痙攣が収まったところで、ようやく私はズリズリと部屋の中へと戻ることができた。行為の最中は興奮しきってるからよくわからなくなっていたものの、醒めてみると本当に恐ろしくなる。こんなことしてるって、もし誰かに見られたら……。
私の外見が、<あの女>に似ていることは自覚している。それが原因で、どんどんアイツに近づいているのかも、と考えると……背筋が凍りつくようだ。
さて。
机の上のメモを確認するのは、一頻り致した後の日課でもある。あの男と違って、私には学校生活があるのだ。余計なことをされて、教室での居心地を悪くされてはたまらない。一応、無難に過ごしてくれているようだけど……むしろ、これまでより円滑に回っている雰囲気さえある。思っていたより、真面目に過ごしてくれているのかも。
ともあれ、幸い今日は土曜日なので、学校で試験があるとか、そういう事件はないはずだ。その代わり、休日なのをいいことに妙な予定を入れたりしないでよね? と懸念していたけれど――
「……うわ、ナニ考えてんの、アイツ」
それが、他ならぬサヤちんの頼みだというのだから無碍にはできない。けど……うぅ……。
ともかく、無断ですっぽかすのだけは許されない。一応行くだけ行ってみて……内容によっては、その場で帰らせてもらおう。サヤちんだって納得してくれるような酷さだったら。
***
糸守のPR動画を撮影する、というのはいいのだけれど、なんでそこで水着なのか。そして、どうしてサヤちんがこんな話を受けてしまったのか、って……それは、テッシーも一緒だから、でしょうね。けれど直前で尻込みしてしまって、昨晩、私に代わって欲しいと頼み込まれてしまったようだ。本人からメールが来ていたのだから、撮影自体にウソはない。いくら急いでたからって、勝手に即答でOKを出す<あの男>もどうかと思うけど。
ロケの指定場所は水着だけに糸守湖の湖畔。学校よりも近いので、私は徒歩で向かうことにした。オシャレするつもりもないし、変なことシたら学校に言いつけてやる! という気概を込めた制服を着て。水着も先方が用意しているらしいけれど、そんなの気持ち悪くて着られやしない。こちらも学校指定のセットを鞄に詰めて、私は敵地へと赴くことにした。
現地に到着すると、目印と言わんばかりに黒いバンが
そして、出迎えてくれた男が、さらに私の不安を加速させる。
「やぁやぁ、キミが三葉ちゃんだね。早耶香ちゃんから話は聞いてるよ!」
監督と名乗るのは、終始ニヤニヤした気味の悪い男で……明らかに水商売とかに手を染めてそうな雰囲気だ。これはまさに、時間の問題である。あとは我が身が無事なうちに、どんな理由をつけて離脱させてもらうか、ってだけだ。
そのためにも、協力者は必要である。なので、先ずは出席確認。
「えーと……勅使河原君も一緒だって聞いてたんですけどー」
彼は急に来られなくなったー、とか、遅れてくるー、とか、そんな言い訳を真に受けるほど間抜けじゃない。きちんとテッシーから話を聞くまでは、帰る体勢で構えさせてもらおう。
だが、しかし。
「彼ならそこのテントで待機してるはずだよ」
と指差すのはふたつ建っているテントの左側の方。右側には折りたたみの机と折りたたみの椅子、それに撮影用と思われるしっかりしたカメラ。休憩所も兼ねているのかもしれない。
一方、件の左側の方は……地面までカーテンが垂れ下がっている。おそらく脱衣所として用意されたものなのだろうけれど……いくらなんでもアレは怪しい。中でナニが待ち構えていることやら。
けれど、もし本当にテッシーがいるのなら、早めに接触しておきたい。
「三葉ちゃんの水着もそこにあるから、少し話でもしてからそのまま着替えてくるといいよ」
この男……何もかもを見透かしたようなニヤケ面だ。不愉快なのですぐさま踵を返し、私は言われたとおりにそこへと向かう。こんなの、どう考えても見え透いた罠だ。なので私は、テントの前までは早足で来てみるも、すぐに飛び込んだりもしないし、声をかけたりもしない。もし、外の男の仲間が何か悪巧みの準備をしているようなら、隠蔽の機会を与えてしまうことになるから。
疑わしい様子があれば、すぐに帰ろう。そう心に決めて、私は吊り下げられた二枚のカーテンの間をサっと開いた!
すると――
「うおっ!?」
「ご、ごめんっ、テッシー!」
ウッソ、まさかの完全にシロ!? テッシーが普通に着替えてたなんて……! タオルも巻かずに素っ裸のテッシー……男のコの身体と入れ替わることで、とっくに見慣れたつもりだった。けれど……ヤバイ……顔見知りのソコを見ちゃうなんて、すっごく気不味い……!
声もかけずに開いたのは私の落ち度なんだけど、逆に男のコの方を恐縮させてしまった。
「すっ、すぐ出るから!」
ここはただカーテンをぶら下げてるだけなので、反対側からもすぐに出られる。そこから素っ裸のまま逃げていくテッシー。引き止めることもできず、居た堪れなくなった私は……とりあえず、テントの中に入ってみることにした。
中は薄暗いのかと思っていたけれど、天井中央から強めのライトが照らされている。下は剥き出しの地面で、紙袋がポツンと置いてある。『宮水三葉様』と書かれているから、私のための水着はそこに入っているようだ。
本来であれば、怪しいところがないか室内をくまなく調べるべきなのだろう。盗撮カメラなんかが仕込まれてるに決まってるし。けど……うぅ……さっきのテッシーが目に焼き付いて離れない!
いつも
なんて考えていると、彼のことが気になってしまう。裸のまま外に放り出されるなんて、男のコであっても恥ずかしいでしょうに。テッシーはどこで着替えてるんだろ? と、彼が出ていった方を見てみると……うわ、このカーテン、意外と薄いみたい。光の加減か、外に立っているテッシーの影が丸わかり。着替えてる様子もないってことは、もう水着を穿いてるのよね? だったら、ちゃんとさっきのこと、謝っておきたいから……。でも、同じ失敗は繰り返さないよう、私はこっそりカーテンの隙間を掻き分けてみる。
そこには――
「きゃっ!?」
テ、テ……テッシー……!? なんでまだ着替え終わってないの!? ただ、着替えている様子もなく、素っ裸のまま渡された資料を読んでたみたい。
幸い、小声だったからバレなかったけれど……また……見ちゃった……テッシーの……アソコ……。あの紙ペラに何が書いてあったのかしらないけど、まだ膨らませたままで……。
ダメなのは、わかってる……これ以上、変なことするのは……。けれど……再度、確認の意味も込めて……
……そっ……
あぁ……テッシーのアソコ……すごい……。普段がどのくらいの大きさかはわからないけど、ホントに大きくなるのよねぇ……。自分の身体ではなく他人の身体として眺めてみると、印象がまた違うみたい。ビクっ、ビクっ、って跳ね上がってて……こんなの……テッシーも、こんなになっちゃうんだ……。
こ、このままだと、変な気分になっちゃいそう。だから……私も早く着替えなきゃ……。先ずは鞄を地面に置いて、ブラウスのボタンを一つずつ外していく。布一枚隔てた向こう側には裸の男のコがいると思うと変に意識してきちゃうので、そちらからは背を向けて……私はするりと袖を抜いた。
軽く畳んで鞄の上に。そしてスカートも下ろして、同じようにその上へ。続いて、ブラを……。
「ぁ……はぁ……」
なんで変な溜め息が出るんだろ。こんなの、更衣室と変わらないはずなのに。それはもしかすると、ここが建物の床ではなく湖畔の砂利の上だからかも。パンツに親指を差し込み、腿の側を流していく。途中で、靴下も一緒に。
「はぁ……あぁ……」
ついでに靴も脱いで、私は裸足で下り立った。裸で、こんなところに立ってる……。そういえば、テッシーは……? 振り向けば、彼はまだそこにいる。さすがにもう着替え終わったわよね? それとも、まだ……? 自分がこんなカッコじゃ、会話なんてできようもない。けれど、それだけが気になって、私はついカーテンの方へとすり寄ってしまった。
そして再び、こっそりと覗き込んでみると……
「……わぁ……❤」
それを私は、望んでいたのだろうか……? テッシーは未だ、着衣を完遂することなく裸のままで。
大きくしたアソコも、そのままで。
<あの女>は、ソレを平然と自分のカラダで受け止めていた。けれど……私にも同じことなんてできるの……?
それを思い描いていたら……ダメだけど……ちょっとだけ……右手がスルスルと、そこへと導かれていく。
「……んッ!?」
さすがに、声は絶対に抑えなきゃいけない。本当にすぐそこに、テッシーがいるのだから。けど……声は抑えられても……指の方は、どうしても……っ!
「んっ、ん、ん……んん……っ」
や、やばい……このままだと本当に……
「はぁ……っ」
少し甲高い声が唇の間から漏れて、私は慌てて口を塞ぐ。これ以上は……さすがに……!
「ん、んっ、ん、ん……っ❤」
止まらない……止めなきゃ……これ以上盛り上がっちゃったら……それこそ……
痕跡が残ってしまうことを恐れて、私は辛うじて指をソコから離すことができた。けれど……はぁ……あぁ……中途半端にシてしまったからか、胸もアソコも収まらない。はぁはぁと息だけ荒らげたまま、私は改めて水着の紙袋のところへ戻ってきた。
袋の中から取り出してみると……え……? 絶対紐ばっかりで布地なんてほとんどない厭らしいモノが出てくると思ってたのに……。ブラもパンツも普通のモノ。水色と白の太い縞模様がちょっとカワイイ。も、もしかして……本当に、普通の撮影なの……? 私が勝手に警戒していただけで。
これなら、テッシーの前でも着れるかな、と振り向いてみると――
「――ッッ!?」
テッシーの影が、さっきまでの場所から移ってる! そこは、ちょうど二枚のカーテンの間で、ついさっきまで私が――テッシーのことを覗くために立っていたところの……正面……!
わっ、私……テッシーに覗かれてる……
けれど……
私もさっきまで同じことをシていたから、良心的に責めづらい。何より……シルエットでわかってしまう。そんなにテントにくっついたら、その……ソコが、カーテンに突っ込んじゃうものね。それで、顔はこっちに向けながらも、身体だけは横を向けてるみたい。横を向いていることが、しっかりと映し出されている。ボコボコした身体の線から、ニョッキリと持ち上がっているところだけが異様な形で。
「はぁ、はぁ……はぁ……」
ソコを見ていると、さっきの姿が思い描けてしまう。いまは輪郭だけだけど、その色合いまでしっかりと。
「あぁ……はぁ……はぁ……」
私も、もっとしっかり
む、向こうも、私に気づかれてない、と思ってるのよね……? だからこそ、そのまま覗き続けてるのだろうし。だから私も、気づいていないように装いながら……さり気なく、水着を手にしたままテントの中央へ。まるで、スポットライトの真下へ来るように。
「ふぅ、ふぅ……ん……」
さっきまでは後ろ姿だったけれど……私……いま、全部
「はぁ……はぁ……あぁ……」
そんなつもりはないけれど、指先が震えてうまく動いてくれない。結果的に、ゆっくりと。私は、テッシーの前で……先ずはブラから……。肩紐がないタイプなので、そのまま背中の方へと両腕を回していくも……あ、あ……アソコ……アソコに視線を
だから……するり。
パンツも一緒に握り込んでいることもあって結局うまく留められず、私はブラを落としてしまった。また胸を
けれど。
「あっ」
ぺたん。
ちょっと腰がフラついていたのか、私は尻餅を搗いてしまった。女のコとして、反射的に膝は閉じていたけれど……
「はぁ……はぁ……」
テッシーのシルエットが、それを期待しているようで、私はゆっくりと足を開いていく。もう、誤魔化せないほど濡れて溢れてしまっている、ソコが見えるように。
あ、あ……テッシーのアソコの影が見えなくなってしまった。でもそれは、自分の手で握り込んでるのよね。そして、前後にシコシコと……
テッシーが……私を
だったら、私も……!
「んっ、んん……っ」
こんなに……もう、グショグショ……。そのまま穿いたら、濡れてるのがバレてしまいそう。
だからこそ……触れば触るほど気持ちいい……っ!
「ん、ん、ん……んん……っ」
こうなってくると、やっぱり胸にも欲しくなってくる。私は親指と人差し指で熱くなったところを強く摘み上げてみた。
「はぁんっ!」
こんなの、もう……無理ぃ……❤
「はぁっ、あぁっ、あ……あぁ……❤」
躊躇することなく右の人差し指を
「はぅんっ!」
いい、いい……とってもいいのに……さっき、テッシーのを
「んん……っ」
人差し指の隣へと、中指もグイグイ割り込んでくる。こんなの無理かも、と思っていたけれど……
「あ、あ……はぁ……」
ここまでシて、お互い気づいてないなんてハズはない。テッシーだって、私が気づいてるのには気づいてるはず。気づいてる上で、そうやってちんちんシコシコしてるんでしょ?
なら……もう……!
「いいのぉ……おまんこ……いい……」
ちょっと呟くだけのつもりだったのに……呼吸が荒くなってくると……
「いい……っ、いい……っ、おまんこ……いい……っ」
どうしよう……声も大きくなってきたかも……けど……っ!
「あっ、あ、あ……おまんこ……おまんこぉっ!」
いま思っていることを、口に出していいのかはわからない。もしかしたら、本当にされてしまうかもしれないから。
けど、たとえ本当にされたとしても……!
「ちん……ちん……ちんちん……おまんこにちんちんほしい……っ!」
本気で受け取ったテッシーがテントに飛び込んできて、犯されてしまったら……
……ううん、犯して……
犯してほしい……っ!
「おまんこぉっ! おまんこ切ないのぉ……っ! ちんちん……おまんこにちんちん
左手はビラビラなところを開いたまま。右手は横から、ズボズボしてるところがちゃんと見えるように。
テッシーの右手は、未だに自分の股間で前後運動を繰り返している。でも、本当はそうじゃないはず。その右手は、私のココであって、握っているものが、私の右指であって……
「あ、あ、あぁ……っ!
本当にそれを
知らないほうがいいのかもしれない。
いろんな想いは駆け巡るけれど、私の
「
ビクンッ!
こうなってしまったらもう、身を起こしてなどいられない。ビクリと一度腰を跳ねさせると、私は背中から硬い地面に転がった。
そして、いつもの。
ジョロジョロジョロジョロ……
あ、あ……あぁ……。まだ膝は立てられたままだから、
などと考え始めたあたりで、ようやく熱も収まってきた。そして、我ながらとんでもないことをやらかしてしまったことを思い知る。
「うわぁ……私……」
首をもたげてカーテンの様子を窺うと、もうそこに人影はなかった。テッシーも……
誰もいなくなったことで、私はぱたりと力尽きる。あー……本当にナニやってんだろ、私……。よりにもよって、テッシーと……こんなことを……。一応、お互い覗き見ただけ、という建前になっているから、向こうが何も意識しなければ何もないのでしょうけれど……。それに、何もなかったことにしていれば、サヤちんにも申し訳が立つし。
というか……テッシーからナニもされなくて本当に良かったー! もし本当に襲われてたら……それこそ……うぅ……
そんなことを考えていると、またしてもアソコに手を伸ばしたくなってしまいそうだ。あまり時間をかけていると、監督が呼びに来てしまうかもしれない。
散々周りを疑ったところで、結局一番厭らしいのは……私……なの……?
「あー……もう、しっかりしなきゃ!」
と自分に喝を入れて起き上がる。カメラの前で、テッシーの水着の中身を想像するようなことがないように。
いざ撮影が始まると、アソコが気になって仕方ない。だって、あんなにピッタリしてて、おっきくなってるの、丸わかりだもの。
「それじゃ三葉ちゃん、ちょっと上だけ脱いでみようか」
「ひぇっ!?」
こんなブラでも、あるのとないのじゃ全然違うのに!
「それじゃ、パンツも……」
「そ、そんな……」
「じゃあ、今度は一緒に撮ってみようか」
「えっ!?」
振り向いたら……テ、テッシー!?
「み、み、み……三葉……俺……もう……!」
「ま、待って!」
後ろからしがみつかれて……あぁ……こんなの……!
「ほら、三葉ちゃんが嫌がってるし」
「三葉……嫌なのか?」
「嫌、というか……でも……こんなの……」
「女のコがシて欲しいってことしかシちゃダメだよ」
も……もう……いっかな……。
テッシーになら、私の初めて、あげちゃっても……。
サヤちんには、悪いけど……コレは、ノーカウント、ってことで……。
それに……私もう、指でシちゃってるし……。
「い……
「んん~? 誰のどこに、誰の何を
「三葉のおまんこにッ! テッシーのちんちんを
「ほら、気持ち良くなかったらすぐにやめてもらうんだよ?」
「いいっ、いいのぉっ! ちんちん! ちんちん気持ちいいっ!」
「抜いちゃダメ! 抜かないで! お願い! 最後まで……お願いぃ……!」
「で、でも……俺……」
「い……いい……」
さっき、私で
「私の……三葉のおまんこの
ビュルッ! ビュクッ!!
「え?」
ドクッ、ドクン! ドピュッ! ビュルッ!
あつ……熱い……アソコが……私の
「三葉ちゃん、
「
テッシーが引き抜かれると……
ビチャアアアアア……
あぁ……やっぱりやっちゃった……。けど、そんなに恥ずかしくもない。ここが外だからってこともあるけれど……もっと恥ずかしいことしちゃってたしね。
「……このこと、サヤちんやみんなには、内緒だよ?」
「……え」
な、なんで……? 佐藤君、鈴木君……え、え、え……? この男子たちって、まさか……うちのクラス……全員……?
あまりのことに、私は腕と足で身体を隠しながらズルズルと後ずさってみるも……
「何をいまさら恥ずかしがってんだ? 全員――」
一度は寝た相手だろ。
「……え?」
差し出されたスマートフォンの画面に映されていたのは……教室で、テッシーの上に跨ってピースサインしている私、佐藤くんに胸を揉まれながら裸で
こんなの……こんなの……! 私、クラスの男子、全員と……!?
「そして、お前の初めては、この俺だ」
これ……どこ……? 見知らぬマンションの一室で、一緒に裸になっている相手は……
「あ、貴方……まさか……!?」
沖縄にいるはずの貴方が、どうしてここに……?
「この頃はまだ関東に住んでたんだよ。あ、俺たちの時間がズレてたのは知らなかったか」
「時間……え……?」
「とにかく、クラスのお友達がお待ちかねだ。さ、それじゃあ、ノンストップで十人
「宮水、
私の中は、空っぽになってしまったのかもしれない。けれど……
「……はい、三葉のおまんこを使って、ちんちん気持ちよくなってください……」
そうすると、私のおまんこも気持ちよくなるから。
「はい……お願いします……三葉のおまんこに、
ビュルッ! ビクンッ! ドクン……ッ!
「はっ、あっ、あ……あぁ……❤」
そっか……セックスって、好きな
いつの間にか陽も暮れて、湖畔には私と、あの男の一味だけとなった。
「よーし、
「おまんこの
同じヤるなら、気持ちいい方がいいに決まってる。最後にあの男の精を子宮に
「……私、来襲からどんな顔して登校すればいいんだろ……」
「なに、そんなこと気にならなくなるさ。すぐにな」