可愛いですよね、彼女
実装が人気投票直前だったのが悔やまれますが……
冬の日の夕暮れ時は短い。上司から仰せつかった煩わしい用事を終えた頃には、辺りはすっかり暗闇に包まれていた。気だるい身体を引きずるように執務室に戻ると、
「スー……スー……」
癒しの光景が広がっていた。
スカシユリが机の上に突っ伏して眠っている。普段は明るく元気な彼女も、今この瞬間は穏やかな寝顔を晒している。
「ふふ……団長さん……」
呼ばれた気がして彼女の方を見るが、その瞳はまだ閉じたままだ。寝言だったのだろう。しかし他人の夢の中に出てくるというのも何だか気恥ずかしいものだ。
「……んぅ」
やがてゆっくりと瞼が開かれる。スカシユリのオレンジ色の瞳の中に私の姿が映る。
「……あれ? 団長さん?」
私の顔を見るや否や、スカシユリの頬は赤く染まった。
「す、すまない! いつの間にか眠ってしまったようだ!」
スカシユリは机の上に散らばった書類をかき集め始める。
「汚してしまったりしていないだろうか? すまない、団長さん」
そう気にすることはない。こちらも可愛らしい寝顔が見られたのだから。
「うぅ……団長さんは意地悪なことを言うな……」
しかしスカシユリはどうして執務室で眠っていたのだろう。
「それはな、団長さんが最近忙しそうにしているから、何か手伝えることが無いかと探していたのだ。そこで書類を見ていたら眠くなってしまって……」
あのスカシユリが書類を……そんな気遣いに目頭が熱くなるのを感じた。
「まぁ結局何の役にも立たなかったがな……これではヒーロー失格だ……」
そんなことはない。現に私はスカシユリの寝顔を見て疲れが吹き飛んだのだから。
幸せそうな寝顔だった。思い出すだけで私も笑顔になる程に。きっと良い夢を見ていたのだろう。
そう言えば、寝言で名前を呼ばれたような気がしたのだが……
「そ、それは……夢に出てきたのだ……団長さんが」
一つ一つの言葉が、たどたどしく紡がれていく。
「ずっとあなたの瞳を見つめていた……最後にはき、キスをして……とても幸せな夢だった」
スカシユリは幸せを噛み締めるように頬を緩ませる。
では夢と同じことをしようか? そう言って彼女の頬を撫でる。冷たい指先に彼女の温かさがほんのりと伝わる。
「……うん。キスしたい」
唇を尖らせるスカシユリ。普通、キスをする瞬間は目を閉じておくものだが、彼女のぱっちりとした瞳は私を映したままだった。
「だって……ずっと見つめ合っていたいから……」
いつも明るいスカシユリがふと見せたいじらしさに、私は胸が高鳴るのを感じた。
近付いていく。顔と顔が、息と息が、瞳と瞳が。
柔らかな唇を感じた時も、スカシユリの瞳はずっと私を見つめたままだった。
キスをしたままベッドへ向かう。布が床に落とされ、彼女の白い肌が私の前に晒された。
「そ、そんなに見つめるな……恥ずかしい……」
頬を赤らめるスカシユリ。
見つめるなと言われても見つめたい。今まで見つめられていたお返しだ。
「い、意地悪……」
くちゅり。彼女の花園に手を伸ばすと、そこは既に蜜でぬらぬらと濡れそぼっていた。
「団長さん……」
甘えた声を出すスカシユリ。いつもとのギャップが興奮を誘う。もう一度、今度は深いキスをして、彼女をベッドに押し倒した。
「ふぁぁっ……♡」
肉襞がペニスに絡み付く。相も変わらずスカシユリは名器であった。いや、初めてまぐわった時よりも、その秘肉は私の男根に良く馴染む。腰を動かす度にキュウキュウと締め付けて放してくれない。
「団長さん、好き……んちゅっ、じゅぷっ♡」
スカシユリが腕と脚を私に絡ませる。再び見つめ合いながら舌と舌を絡ませた。
寒い部屋の中、二人は汗をかきながら交わる。獣のような肉欲のぶつけ合いに、シーツはくしゃくしゃに乱れていく。
「団長さんのおちんぽ、またおっきくなった♡ 出そうなんだな? いいぞ、たくさん出してくれぇ♡」
しがみつく力が更に強くなり、私は堪らず彼女の腟内に欲望の塊を吐き出した。
「んっ……ふぁぁ……♡」
行為が終わっても、二人の身体はしばらく痙攣が止まらなかった。この世のものとは思えない程の極上の快楽。何と言う相性の良さ。スカシユリと恋人でいられることの幸せをこれでもかと感じさせられた。
「んっ……♡ まったく、こんなに出して……団長さんも堪っていたのだな」
そう言うスカシユリだって、今日は随分と激しかったじゃないか。
「し、仕方ないだろ……最近お互いに忙しかったのだから……」
そんな彼女に愛おしさが溢れ、再び唇を重ね合わせた。
「ちゅ……ふふ、またおっきくなってるぞ♡」
スカシユリの細く白い指がソレに触れる。私が大きく膨れ上がっていく。彼女の大切な場所に触れるために。
入っていく。繋がっていく。大好きな彼女と更に愛を深めていく。
「顔が蕩けてるぞ、団長さん」
そんなスカシユリの顔も、普段の凛々しさが嘘のように蕩けている。
「そ、そうか……自分の顔は分からないものだな……」
顔は他人と意志疎通を図るための重要なツールだと言われている。
自分からは見えない。誰かに見て貰うことで初めて役割を果たせる。スカシユリに自分の顔が分からないように、私も自分の顔を知ることは出来ない。
だからこそ我々は互いを見つめ合うのだと思う。
「団長さん……んっ♡」
何度致しただろうか。二人ともくたくたになって、ぐったりとベッドの上に寝そべる。
「流石に疲れたな……つい夢中になってしまった」
えへへ、と笑う彼女が愛おしい。髪をそっと撫で、唇にキスをした。
今日はもう寝てしまおう。そう言って腕枕をすると、彼女も私に頬を寄せてきた。
「そうだな……夢の中でも見つめ合えるからな……」
やがてスカシユリの瞳が閉ざされる。幸せそうに頬を緩ませながら。そんな幸せな寝顔を見ながら、私も瞼を閉じたのだった。
スカシユリの「後50年程見つめ合っていたい」って台詞大好き
他にもボイスが本当にいいので、興味を持った方は是非聞いて見て下さい
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。