夕飯も終えシンジとアスカはいつものように、お茶を飲みながらまったりとした時間を過していた。
テレビでは、最近良く取り上げられる税制改革をついて報じていたが、そんなことは二人にとってどうでも良いことだった。
「すべからく平和ね」
「ま、今のところはね。」
「なに、最近気になることでも?」
「そうだね、まだ確証はないけど、ゼーレ残党なのか以前からあった対抗勢力なのかわからないけど別の勢力が出てきている気がするんだ、いや、もちろん僕の予感だけで何の兆候も確証もないけどね。」
「やーね、またバタバタするってこと?」
「いや、だから僕の予感だよ、本当に今はなんのデータもそれを示すものもないけど・・・」
「ふーん、あんたの予感当るからイヤなのよね。」
「あははっ、いやーホント予感だけだってば。」
「ま、あたしらほど修羅場で生き残ってきた者はいないからなんとかなるっしよ。」
「うん、ポジティブシンキング。いいね。」
「・・・なんか、やっぱだんだん加持さんに似てきたわね、秘密を知りたいんだなんて、アホな暴走だけは止めてよね。」
「大丈夫だよ、僕は僕で加持さんじゃない。知るために顧みず・・なんて事はあり得ないよ。」
「いえ、アタシが心配しているのは、その場合あんたなら全てを破壊して、踏み潰してでも目的に走るってことよ。」
「人を、化け物みたいに言わないでよ。(それはアスカだろって、、、言ったら今夜は折檻だな・・・)」
トルルルル、トルルルル、トルッ
「はいはい、碇です。」
『・・・・・アスカ・・・・私・・・・』
「あら、ヒカリひさしぶり、、、、、、ヒカリ?、、、、、もしもし、ヒカリ?」
『ぐっ、、ひぐっ、、、、』
「ちょっと、どうしたのよ!、、、ヒカリ!」
『養父母が・・・』
「えっ?、、なにかあったの?」
『事故で、、、ひぐっ、、、、』
「ヒカリ、いい?すぐ行くわ、いまは何も言わなくていいから、アタシが行くまで、まってなさい。いいわねっ!」
『、、、、うん、ぐすっ、、、』
「アタシの携帯わかるわねっ、何かあったらすぐ連絡頂戴。」
「なにかあったのかい? 伊集院さん?」
「ええ、なんか泣いてばかりだったわ、今のご両親に何かあったみたい。ごめんシンジ、アタシ今から九州行ってくるわ。」
「ああ、それはいいけど、なにか僕も出来る事ある?」
「大丈夫よ、とにかく電話では様子がわからないから今から発つわ。」
アスカは、数日分の着替えをバックに放り込むと、少し考えて銃もバックへ放りこんだ。
「なにかあったら、すぐにでも連絡を。」
「ええ、大丈夫だとは思うけど、あ、シンジわるいけど指令にはアンタから言っといて。」
「はいはい、休暇を出しておくよ。気をつけてね。」
アスカは、タクシーで駅に向かい幸いあった九州行きの夜行に飛び乗った。
そのころ、シンジは九州の県警に連絡を取り、ヒカリの養父母が交通事故で無くなったこと、まだ原因はわからない事だけが掴めていた。
シンジは、携帯を取るとアスカに連絡した。
「アスカ、今九州の県警に問い合わせたんだけどヒカリさんの今のご両親、交通事故で無くなったらしい。」
『えっ?亡くなったの? 』
「うん、交通事故なんだが原因はまだわかっていないらしい。何か解かったらまた連絡するよ。」
『わかったわ、ありがと。』
「さてと」
シンジは、続けて秘話回線を開き、保安部と調査室に指示を出し始めた。
「ま、念のためということで。」
『いえ、すぐに指示通り開始します。』
当直の担当官は、きびきびとした態度で答えた。
「余計な危惧じゃなきゃいいけど、、、」
翌朝、アスカは駅を出てタクシーでヒカリの家に向かった。
「どこまでやろか?」
「運転手さん、ここわかるかしら。」
アタシは運転手にヒカリの住所を書いたメモを見せた。
「わかるもなんも有名な、大きな家けん。ちょこっと遠いとよ。」
「(なんか、言葉わかりずらいな、、方言か、、)、、、いいわ。」
「お嬢しゃんは、どっから来よるけん。」
「は、はいっ?」
「言葉が良く解りませんやろ。うちは田舎で育ったけん、今では少なか方言しか話せません。」
「は、はあ、第三東京からです。」
「あはははっ、外人の人は珍しいやろからね。アメリカやろか?」
「え、ええ。でも日本で結婚してますから、もう日本人ですよ。」
「許してくれんね。」
「いえ、かまいません。もう、慣れてますから。」
「はい、こっからたっぷり二時間はかかるけん、ゆっくりとしてくれんね。」
あたしは、初めての方言に戸惑っていた、でもよく注意して聞いていれば理解できないことも無い。
「伊集院しゃんの所の、知り合いやろか? 」
「ええ、少しばかり。」
「ああ、娘しゃんの友達やろか、こん前養子ば迎えたと聞いとりますから。」
「ご存知なんですか?」
「はい、うちの地元があそいやろから。」
「・・・そ、そうですか。(あ、アソイ?阿蘇井?住所じゃないし、どこよっ)」
「金持ちでも、えらよかい人で、気さくな人とよ。」
「・・・はあ・・ (えーん、言葉がよくわかんないよーー!)」
アスカは携帯を取り出し、ヒカリに連絡を取った。
「・・・・あ、ヒカリ?いまタクシーでそっちへ向かっているわ。どう?少しは落着いた?」
『う、うん。ごめんね、アスカ、迷惑ばかり・・』
「なに言ってんのよ、あたしも九州来て見たかったし~」
アスカは、できるだけ明るく振舞った。
『・・・ありがと、アスカ・・・ご、ごめんね・・・ぐすっ。』
「ほらほら、泣かないの、もうすぐ着くからね。」
『うん・・。』
「お客しゃん、着きましたとよ。ここが、伊集院しゃんの家やけん。」
「あ、ありがとうございました。」
アスカは、料金を支払うと、大きな門の前に立った。
門は、車2台分もありそうな鉄のゲートで、門にはメイドと思われる女性が立っていた。
「碇様で、ございましょうか。」
「はい、碇アスカです。」
「お嬢様より伺ってございます、ささ、どうぞご案内いたします。」
アタシは、たっぷりと5分近く歩いた。
「申し訳ございません、今運転手が不在のものですから、ご足労をお掛けいたします。」
「い、いえ、かまいません、で、ヒカリさんは今・・・」
「はい、お嬢様は今お出かけになっていらっしゃいます。
もうすぐ戻るので、碇様をご案内しておく様にと。」
「そうですか。」
「これはこれは、碇様、遠いところを申し訳ありません。わたくし執事の高瀬と申します。
お疲れでございましょう。ささ、どうぞ。」
「あ、はい。ありがとうございます。」
アタシは、大きな暖炉と、アタシの背丈より大きなソファにある部屋に通された。
しかし、成金趣味でもなく、落着いた雰囲気で居心地のいいソファにもたれて、これからどうしたものかと考えていた。
「失礼いたします」
メイドがティーセットをワゴンに乗せて入ってきた。
大好きなアールグレイの香りがアタシの鼻をくすぐる。
「お嬢様より、もうすぐ戻られますのでとのご伝言でございます。」
「は、はあ。」
暫くすると、年老いた執事が入ってきた。
「失礼いたします。ただいまお嬢様方が戻られました。しかし、今しばらくのお時間を頂き、その間わたくしめに、事態を説明して置くようにと・・・実は・・・」
「亡くなられたんですね」
「はい、よくご存知で。詳しいことはお嬢様からお話しされるでしょうが、酷く悲しまれております。昨日からなんのお食事も召し上がっていらっしゃらずに、お願いいたします、碇様、不躾ですがお嬢様をお助けください。」
「ええ、そのためにすっ飛んできたんですもの。」
「ありがとうございます。わたくしどももお館様と奥様だけでなく、お嬢様は大切な人でございます。身勝手なお願いですが、お嬢様がお元気になられるのでしたら、この命投げ打ってでも・・」
「大丈夫ですよ、えーっと、、、、」
「高瀬とお呼びください、お嬢様からよく碇様は無くてはならないご友人であると事あるごとに伺っておりますので。」
「で、交通事故と聞いていますが。」
「はい、昨日お館様と奥様は四国へ所要の為、運転手とお車でお出かけになられました。事故がありましたのは、その帰り道と伺っております。警察の話では、渋滞で止まっているところへ居眠りのトレーラーが突っ込み、そのまま」
「では3人とも」
「はい、6M近い車両の長さが3Mほどまで潰されていたようです。」
「ひどい・・」
「しかしながら、直接の目撃者もおらず、トレーラーを運転していた運転手も死亡している為、原因の調査は難しいだろうとのことです。ただ・・・」
「ただ?」
「現場にはスリップ痕もなにも無かったという事で、トレーラーの脇見か居眠りかと警察では話しておりましたが・・・」
「が?」
「亡くなった運転手ですが、あのものは、常に最悪の事態を考えてそして安全運転をする人間でした。当然後ろにも常に気を配るプロの運転手でございます。むざむざ挟まれること自体考えにくいと思うのです。」
「解りました、それはこちらの方でも調査します。実は、私こういうものです。」
アタシは、IDを見せた。
「これは、これはとんだご無礼を。しかし、一介の交通事故、ご迷惑をお掛けするわけにはまいりません。まして、お嬢様の大切なお友達ですから、なおのことでございます。今のことはお忘れください。」
「いえ、それには及びません、詳しくはおはなしできませんが、さまざまな組織が目的の為、いろんな手でNREVと関わる場合があります。これは一つの可能性として、私共もまったくの調査なしで放置というわけにも。」
「しかし、今の話はお嬢様には内密に・・・」
「いいえ、でも高瀬さんの悪いようにはしませんので、アタシが日本へ着てからずっと親友ですもの、そしてこれからもね。」
「ありがとうございます。なんとお礼申し上げてよいやら。」
「それより、ヒカリは・・・」
「はい、ではお嬢様の様子を見てまいります。」
「すみません。」
それから、アタシはヒカリに会った。
ひどく落ち込んでいて、目の下にはクマが出ていた。
ひとしきり、泣いた後、落着いてポツリポツリと話し出した。
「ごめんねアスカ、こんなことで・・・」
「あのね、親友でしょ、なんか有ったら飛んできてもいいじゃない、水臭いこと言う様なら、親友なんておしまいよ。」
「・・・うん。」
「ね、だから元気出せなんて言わない。泣きたい時は思いっきり泣くのよ。大声出してね。
それで少しはすっきりするもんよ。」
「うん、ありがと、迷惑一杯かけちゃったね。」
「はん、なにいってんの、アタシたちの間でそりゃ無いでしょ、"お互いの間柄"忘れたの?ピアスはもう外したの?」
ヒカリはただ首を振った。
「ご主人様に逢いたい・・・」
「ま、気持ちは解らないでもないけど。それより執事の高瀬さんだっけ、すごい心配してたよ。あとちょっと気になることもね。」
「気になること?」
「ええ、あんな事故を起こす運転手じゃないって。」
「・・・・たしかにそうね、あの人は危険な感じがしたらすぐルート換えるぐらいだもの。」
「そっか、ま、それはアタシにまかせて。でもって暫くは泊まっていっていいでしょ?」
「ええ、でもご主人様は一人に・・・」
「ちょっとまった、そのご主人様って止めない?ここの人に聞かれたら・・・」
「うん、わかった、少しの間だけ一緒にいてくれる? 心細くって。」
「もちろんよ、でもこれから大変だよね、葬式やらなにやら。」
「ええ、でもほとんどの事は高瀬さんや会社から派遣されてくるし、葬儀も社葬だと思うから。」
「へっ?資産家なんじゃなかったっけ?」
「ええ、でもいくつかの企業グループは会長をやってたの、多分ひっそりととはいかないでしょうね。」
「へえ、そうなんだ、でもそれだけの資産家なら・・・いろいろ大変なことだよねこれから。」
「帰りたいな・・・第三に・・・」
「あのね、気持ちは解らないでもないけど、そうもいかないでしょ、ここで働いている人とか、資産の問題とか」
「うん、そうだけど、資産の問題はないわ、だって二人とも親類縁者だれも居ないもの。残ったのは私一人。」
「じゃ、なおさら大変よ。若き資産家。いやなら、全て捨てて・・・」
「捨てて?」
「しょうがないから、旦那ちょっびっとだけ分けてあげる。」
「やだ、アスカったら。でもそうしよっかな。」
「お、笑ったな、アタシにとっては大英断なんだゾ。」
「でも、解ってる。いいまは逃げない。きちんとするつもり。」
それから、3日後、密葬がしめやかに行われた。
アタシは、地元の業者から喪服代わりの黒いスーツを手配し、始まる時刻を待ってた。
「やあ、アスカ。」
「あれっシンジどうしたのよ。」
「僕も休暇とって来たよ。」
「あら、お・や・さ・し・い事で。」
「あれれ、拗ねないでよ、僕だってれっきとした招待者なんだけどね。」
「今日は密葬でしょ、アタシだってそれには出ないつもりよ。
ちゃらちゃらした格好できないからこうしてるだけなんだけど。」
「実は、アスカ。そうも行かないんだなこれが、ほら案内状」
「あら、アタシまで名前がある。」
「そうなんだ、亡くなられた伊集院さんご夫妻は、親類縁者がまったく無く、ごくわずかな親しい友人と、ヒカリの関係者ぐらいなんだよ。」
「ちょっとシンジ、ここじゃ呼び捨てはまずいっしょ。」
「ん?ああ、そうだね、気をつけるよ。」
「アタシ達の関係、部外者にばれたら、アタシ達、鬼畜の外道よ」
「・・・うっ・・・げっ外道」
「そんなことより、ホントは暫くぶりで抱きたいんでしょ、ヒ・カ・リを。」
「や?ヤキモチ?」
「ん、馬鹿。そんなんじゃないでしょ。ま、慎重にね。で、何か判ったの?」
「うん。一応今回の事調べてみたんだけど、特に裏はなかったよ。原因が居眠りかトレーラー運転手の急病とと見ていいって言う結果だった。どうやら、糖尿を患ってたらしい。それも重度のね。運転席にかなりの量のブドウ糖が散らばってて、服用する間もなく意識を失った可能性が高い。」
「さすがアタシのだんな様、仕事きっちり~ね。」
「うん、全ての気になることは調べておかないとね。おとといメールでもらった事も考えに入れて調査したけど、トレーラーに積載されていたタコグラフでは145kmでそのままぶつかっている。苦しむことなく3人ともあっというまの出来事のことだったらしい。」
「そう、じゃ今回のことは、単純な事故というわけね。」
「うん、ぼくとしてはまだ僅かにひっかかるところはあるけどね。」
「あとは、ヒカリの問題かぁ」
「うん、使用人の事、資産問題、大変だろうね。」
「ねえ、シンジ。ヒカリほっとくんなら見限るからね。」
「もちろんそんなことは、ありえないさ、"僕の"だもの、アスカそこ信用してないのかい?」
「ううん、みんな大事にしてね、ご主人様(はあと)」
「・・・うっ(こういうとこだけは、年々うまくなってくなぁ)」
「と、ところでアスカ、"アレ"は入りっぱなしなの?」
「あったりまえじゃない、いつでもOKよん。ハゲしいの。」
「ア、アスカ・・・・(寝せないつもりだな・・・きっと・・・に、逃げていいかな・・・)」
「失礼します。」
「あ、ヒカリ来てくれたわよ。」
ヒカリは、シンジを見るなり抱きついた。
「こ、こらヒカリ、人が見たら・・・」
「だいじょうぶ、使用人には暫く3人だけにするよう言っておいたわ。」
「大変だったね、今回のこと。」
「いえ、ご主人様にはとんでもないご迷惑を、この罰はいかようにも。」
シンジは、ヒカリの股間に手をあてると、ぐっと力を込めて押さえた。
「んふっ、ご、ご主人様、罰をおあたえください。ヒカリのこのいやらしいオマンコに罰を・・はうっ」
「よく聞いてヒカリ。いまこそしっかりしなきゃいけないよ。使用人の人たちも自分がどうなるのか不安らしいヒソヒソ話しているのを目撃している、君は今ここの当主なんだ、わかるね。」
シンジの手は、話しながらもゆっくりとしかし確実に下着とスカートの上からクリトリスを刺激していた。
「ああ、ご主人様・・・欲しい。」
「だめだよ、きちんとできたらご褒美をあげる。ぼくもサポートするから。」
「はい、ご主人様。」
シンジは、パンティの下に隠された小陰唇の小さなリングピアスをかるく引っ張った。
「はっ、はうっっっ。」
ヒカリは、軽くイッてしまったのか、床にへたへたと座り込んだ。
「シンジ、いまはそれくらいにして、これからの事を話しましょ。」
「そうだね。」
それから、3人でこれからの事を話した。
伊集院家の税理士の話では、相続税だけでも、数百億となること。
持っている会社のことはほとんど亡くなった当主がやっていて、ヒカリにはコントロールできそうも無いこと。
使用人をそのまま置くか整理するか。
あと、「ご主人様」と呼ぶのは、3人の時のみにすることなどだった。
「ねえ、シンジ、ヒカリ一人じゃ大変そうね。」
「うーん、かといって僕らが介入していいってものじゃないし。」
「ありがとうございます。ご主人様。」
「じゃ、ヒカリまずは一つ目の使用人にはっきりさせることね。誰もクビにしたりしないって。実際おのお屋敷の広さじゃ一人じゃ維持できないし。」
「ええ、早いうちにそうしますわ」
「会社の方は、僕が協力するよ。」
「ありがとう碇君。」
「お、やっと戻ったね。大丈夫。僕もアスカもいるから。」
「でも、御父様のように会社経営なんて私にはとても・・・・」
「それについては、僕のほうから信頼できるスタッフを送るよ、いっそ持ち株会社作ってもいいだろうしね。」
「そうね、それならヒカリの負担も減るわね。」
その夜、全ての使用人を食堂に集め、アタシ達が証人となって、使用人の整理は行わないこと、ヒカリが遺産相続後、持ち株会社を作ることが発表された。
「というわけで、皆さんは整理したりいたしません。今まで通りお力をお貸しください。」
「とんでもありません、お嬢様。お礼を申し上げるのは私どもです。」
「そのお礼といってはなんですが、皆様の会社を作ります。福利厚生や労働条件すべてきちんとしたいと思います。会社のオーナーは私になると思いますが、社長は高瀬さんにお願いしようと思います。ご苦労おかけしますが、よろしくお願いします。」
密葬もごく少ない人数で行われ、アタシ達は一度第三に戻った。
1ヵ月後伊集院ホールディングスが立ち上がり、持ち株会社が発足した。
アタシ達は断ったけど、ヒカリの起っての願いで、アタシ達も非常勤の取締役に就任した。
シンジはゴタゴタ騒ぎを良いことに不逞の輩を纏めて左遷し、シンジが信頼と実績のある者または社内の派閥争いに加わらなかった者を登用しグループ全体をまとめ上げた。
いままで溜まっていた休暇を消化する為、アタシとシンジは5日の休暇を取った。
土日の休日も入れればまるまる一週間だ。
休暇といっても、なにかあったらすぐに呼び出される可能性もゼロではないが、今のところは平和だ。
アタシ達は、ヒカリのところへ遊びに行くことになった。
アタシは、シンジと二人の旅行は暫くぶりなのでウキウキ気分だった。
「ねえねえ、シンジっ!あのアイス食べたい!シンジもたべよっ!」
「はいはい、一つでいいからね、どうせアスカ飽きちゃうだろうから。」
「うっ、おいしかったら回んないかもよ。」
「でも、なんで寝台列車なの?」
「あら、旅は楽しまなくっちゃ。飛行機じゃ味気ないじゃない。」
最近復活した日本縦断のこの列車はアタシのお気に入りだ。
大陸横断鉄道の小型版というところで、実際移動の経費は飛行機の方が遙かに安い。
しかし、一流レストラン並の食堂車や、展望ラウンジは、すばらしい景色を約束していた。
あと、寝台車ではなくコンパートメントになっており、完全なプライバシーが約束されているからだ。
まして今回は1両に1部屋しか無いスイートルームを押さえた贅沢な旅だ。
「あ、シンジシンジ。今度の駅の駅弁はおいしそう!」
そういって、鱒の押し寿司をパクつくあたしをシンジはあきれて見ていた。
駅には、ヒカリの手配でリムジンが来ていた。
もちろん高瀬さんも一緒だ。
「お久しゅうございます碇様、お疲れ様でした。お館様も楽しみにお待ちになっております。」
「いえ、快適な旅を楽しみながらきましたので、ま、一番楽しんでいたのは家内ですが。」
「ほっほっほっ、お二人を見ているだけで、ほのぼのとした気分になります、これもお二人のご人徳のなせる業でしょう。では、お館様が首を長くしてお待ちですので、早々に。」
「はい、お世話になります。」
「ねえねえ、シンジ、お館様って?」
「ああ、ヒカリさんのことだよ、館の主をそう呼ぶんだ。」
「ふーん。そっか、相続したから今は伊集院家の当主だもんね。」
「お嬢様・・もとい、お館様には本当に皆感謝しております。でも、時折お一人になられた時少しさびしげなのだけが、この年寄りの心配事でございます。」
アタシは、ヒカリが気を使って学校のずっと手前で車を降りていたことを知っている。
それでも、伊集院の名前は絶大で、心を割って話せる友人がごく少ない事も。
暫く九州の景色を楽しみながら、以前タクシーで走ったときよりも短いと感じる時間で到着した。
リムジンは、大きな鉄門扉を抜け、メイドが立ち並ぶ玄関に横付けされた。
「「「「いらっしゃいませ」」」」
「やあ、みなさんまたお世話になります。」
「これ、つまらない物ですが、みなさんで召し上がってくださいね。」
アタシは、シンジが用意した「新東京バナナ」の包みを渡した。
人数も居るので、一荷物だ。こういうところは、シンジはきっちりしている。
「碇君、アスカっ!いらっしゃい。待ちわびてましたわ。ささ、お入りになって。」
「いや~、すっかり板に付いて来たわね。当主様が。」
「うふふふっ、そうかしら。」
「ほんとうだね、でも、僕らだけのときはフランクでいいんだよ。」
「それなら、ご主人様って呼ばせてください。」
そこへ、一人のメイドがお茶を運んできた。
「失礼いたします。」
「メイさん、ありがとう。しばらく込み入った話をするので、人を近づけないようお願いできるかしら。」
「はい、わかりましたお館様」
「実は・・・」
「実は?」
なにか問題があったのだろうか、アタシ達は聞き入った。
「お二人に、いえ、ご主人様とアスカさまに、プレゼントがございます。」
「え、プレゼント?」
「やだ、ヒカリったら、気をつかわないでよ。」
「うん、そうだよ、ヒカリ。僕らは逆に迷惑じゃないかと・・・」
「で、ヒカリ、プレゼントって、何?(わくわく)」
「ア、アスカ?」
「だって、ヒカリがせっかく用意してくれたんじゃない、断ったら逆に悪いわよ。」
「うっ、それもたしかに・・・」
「お気に召して頂ければ良いのですが、今晩夜に準備できますわ。」
「お、オアズケ?」
「ア、アスカ・・犬じゃないんだから、オアズケって・・・」
「うふふっ、今は、こちらへ」
そう言うと、ヒカリは壁の一部を押した。
かすかなモーター音と共に、壁が地下へ下がっていき、ユニットバスを備えた20畳ほどの部屋が現れた。
「お金持ちのやることは、わかんないわ。」
アタシは、コメカミを押さえた。
いまから、すぐセックスしようということらしい。
部屋の中央には、馬鹿でかいベットが一つ置いてあり、壁を見るとガラスケースがあり、さまざまな性具、そしてクスコやバルーンカテーテルなどの医療用器具まで置いてある。
「ご主人様、お情けを。スケベでいやらしい事しか考えられないこの肉奴隷にお情けを」
「ずごいね、この仕掛け。いいよ、たっぷりと可愛がってあげる。いいかい?アスカ」
「ま、ここ半年シンジに抱かれてなかったから、いいわ、今日は貸してあげる、でもあたしも混ぜて。」
「もちろんです、アスカ様」
「ねえ、ヒカリ、我慢できないときはどうしてたの」
「これを使って慰めてました。」
ヒカリは、棚から睾丸のついたディルドーを持ってきた。
「ひゃーリアルねえ。あれ、先っぽに穴がある。」
「はい、睾丸を握ると暖められた精液がびゅっと。」
「へえー、でも誰の精液?」
アタシは、少し引いた、やはりシンジ以外の精液は触れたくない。
「ご主人様・・・のなら良かったのですが、無いので作りました。人工精液です。味も感触も全てまったく精液に・・・いえ、ご主人様の精液に似せて作りました。」
「へえ、あんたって器用だったのね。」
「うふふふっ、作ったのは私の持っている専門の会社です。」
「えっ、1ヶ月で新しく立ち上げたの?」
「申し訳ありません、説明が足りなかったようです。なくなる前に義父から頂いた会社の一つが左前になり、整理しようかと思いましたが、そこの化粧品を作っている技術を応用して・・・」
「えっ、じゃ最近出てきているAVのすごくリアルな人口精液って・・・」
「はい、ご主人様、この会社です。いまでは、世界シェアの90%を占めています。」
「へえ、どうりで、最近のハードコアの精液がリアルだなーと思ってたのはこれだったんだ。」
「はい、苦さからドロリ感、いまでは20種類近く発売しています。最近では、カスタムオーダーも・・。」
「へえ、すごいや。」
「ねえ、シンジ早く試したいから、シャワー浴びてきてよ。」
「うん、わかった。」
「アスカ様、私もご主人様とご一緒させていただいても・・・あのっ、だめなら・・」
「いいわよ、いってらっしゃい。」
シンジとヒカリがシャワーを浴びている間、アタシはいろんな性具を見ていた。
ケースの横にはクローゼットがあり、ものすごい量のいろんなコスチュームがあった。
もちろん、陰唇を広げたままに出来るストラップやパンティもある。
「ご主人様、お背中流させていただきます。」
「うん、ありがとう。」
ヒカリは、丹念に洗っていくと、最後にシンジのペニスを咥え、ゆっくりと愛おしむ様にしゃぶり出した。
「んんっ、いいきもちだよ、ヒカリ、あれから、さらにスケベになったんだね、上手だよ。」
「はい、ご主人様を思い毎日のようにディルドーで練習しました。」
すでに、ヒカリの膣口からは水以外の体液が糸を引いてしたたり落ちていた。
「んっ、出すよっ!」
ヒカリは、返事の代わり口を大きく開け、シンジのペニスのカリ首をゆっくりとしごいた。
どびゅっ! どびゅっ! どびゅっ!
どんどんとヒカリの口腔にはシンジの精液が溜まっていった。
「ねえ、あたしにも分けてよ。」
アタシは、見ているだけで我慢できなくなり、服を脱ぎ捨てバスルームに入った。
アタシは、ぺたりと座ると、口を大きく開けてまった。
股間からストッパーのチェーンがコツリと音を立てた。
ヒカリがあたしの顔を両手で包み込み、口を10センチほど離して上からシンジの精液をゆっくりと垂らしだす。
そのあいだ、シンジは、丹念にヒカリの膣を弄び、アタシは、シンジのペニスを手を伸ばして動かしていた。
ふたりで、半分こして飲む精液は、3日ほど禁欲させてるため味が濃く、まるでゼリーのようにどろりとしている。
アタシとヒカリはゆっくりと堪能した。
「あら、アスカ様それは・・」
ヒカリがアスカの膣口からぶら下がっている金色のチェーンを見つけた。
「へへっ、いいでしょ、先月子宮口拡張したのよ、そのストッパーの尾栓についてるチェーンよ。」
あたしは、プラプラと揺らしながら腰を振った。
チェーンのエンドは陰唇のリングへとつながっていた。
「まあ、とってもお洒落。とても似合ってます、いいなあ・・・苦しかったです? 広げるとき。」
「ちょっぴりね、でも、入るようになったら・・・」
「なったら?」
「何度も死ぬかと思ったわ、あんまり気持ち良過ぎて。」
「いいなあ、私もやってみたい・・・、お願いしますっ、後で見せてください。」
「いいわよ、後でクスコで開いてゆっくり見せてあげる。」
「さあ、時間は無限じゃないよ、上がろうか二人とも。」
「「はい、ご主人様」」
アタシは、棚からクスコを取ると、ベットにうつ伏せになってから、高くお尻を上げた。
「はい、もう濡れてるから入れて良いわよ」
「アスカさま、もし痛かったらすぐに言ってくださいね。」
「ええ。」
ああ、あたしってなんでいやらしい格好で、しかも夫だけでなく、元同級生にまで股を広げてオマンコを自ら広げているって思っただけで、膣の奥底から熱いものが溢れてくる感覚を感じた。
「じゃ、差し込みますね。」
ひんやりとしたクスコの冷たい金属のくちばしがアタシの膣口を広げてニュルリと入ってくる、それだけで少しイッてしまいそうになる。
きり、きり、とダイアルが回されるたび、あたしの膣は広げられ、女でもっともいやらしい部分が明かりの下にさらされる。膣のヒダは男のペニスに快感を与える為にだけ有るといっていい。それが二人の目の前に、強制的に広げられ、見られる。それだけで、アタシの喘ぎ声はどんどん高くなっていくのがわかる。
「気持ち良いですか? アスカさま。とってもいやらしく濡れてますよ。あ、見えた。すごーい、子宮口にぴったりはまってる。」
そう言って、ヒカリはチェーンをくいっくいっと引っ張る。
「きゃうっ! 感じるぅ!」
3日間の禁欲はあたしにも効いてたらしい、大声をあげてよがり狂う姿は、性欲に狂ったただの雌だ。
「お、お願いっ!! イカせてぇぇぇぇくっ苦しいぃぃぃイカせてぇぇぇ」
シンジはヒカリの後ろから膣口にペニスをゆっくりと入れながら言った。
「ヒカリ、さあ強く引き抜いて。ゆっくりとね、傷めちゃうから」
ヒカリは、アスカの子宮口にぴったり食いついているストッパーのチェーンをぐぐっと引っ張った。
盛り上がるようにアスカの子宮口が開き、ストッパーのカリ首が子宮を膣口へと引っ張った。
「あ、あぐうううぅぅぅぅっっっ!いぐううぅぅぅっ!」
グポッという音と共に、ストッパーが外れ、子宮口からき白っぽい分泌物がトロリと出で来る。
アスカは、まだ快感の絶頂に達したまま息もできず硬直していた。
ストッパーをリングから外し、丹念に舐めてきれいにした後、ヒカリは中指をゆっくりと伸ばし、子宮口の回りに付いている分泌物をすくい上げ、ゆっくりと口に持っていった。
「・・・んふ、美味しい・・・ご主人様、これを使ってもよろしいですか?」
ヒカリは、先ほど見た射精するディルドーを手に取りシンジに言った。
「うん、たっぷりと子宮に入れてあげてね。」
ディルドーは、十分な長さがあり、クスコで開いた膣でも子宮口まで十分に届く。
ヒカリは、50ccほどもある人工精液のカートリッジからディルドーの睾丸に入れ、アスカの下腹部に手を添えるとぐっと押し出し、膣口の方へと子宮を持ち上げた。
クスコに沿ってディルドーを差込み子宮口にぴったりと先端をあてがうと、素早くぐっと力を込めアスカの子宮口へディルドーをめり込ませた。
「・・・ひゅっう!、、、」
すでに声も出せないほどの快感に振り回されていたアスカは、頭をふりながら、シーツを握り締めお尻を高く上げたまま必死で耐えていた。
ヒカリは、ディルドーの睾丸を思いっきり握り締めると、ディルドーの中の人工精液のほとんどをアスカの子宮へと噴出させた。
人工精液は、子宮を満たしただけでなく、卵管を通り、腹腔内まで達していた。
アスカは、そのまま気を失っており、ヒカリは、ディルドーとクスコを抜き取ると、すかさずアスカの膣口に口をつけ、ゆっくりと精液の味を楽しみ出した。
シンジは、それを見ながらヒカリの子宮口にぴったりと亀頭を押し付け精液を放った。
濃く大量の精液は、膣にはあまり漏れず、ヒカリの子宮を急速に満たして行き、そして少しづつ卵管を通り、お腹の中へと広がっていった。
そして、ヒカリは快感のあまり、ディルドーを咥えたまま、失神しベットへと倒れこんだ。
部屋の中には、愛液と精液の匂いが充満し、快楽を求めるだけの雌が2匹と雄が1匹居た。
暫く三人はベットへ横になってアスカの子宮口拡張のビデオを見ながら喉を潤していた。
「す、すごいです。アスカ様、子宮口があんなに・・・」
「えへへ、ホントは最初少し苦しかったけど、オナニーしながらだと結構楽だったのよ。」
「いいなあ・・・・私もやってみたい・・」
「でも、維持するのって結構大変よ、1日もプラグを入れ忘れたらまた、広げるのに2,3日かかっちゃうんだなこれが。」
「ねえ、二人とも、また入れたくなったよ。どっちが欲しい?」
「あ、シンジ今度はアタシの子宮にちょうだい。」
「うん、じゃ騎上位だね。」
ヒカリが軽くシンジのペニスを舐めてぬらした後、アスカは左手で自らの膣口を開き、ペニスにゆっくりと腰を下ろしていった。
「ヒカリ、僕の顔を跨いで・・・舌で膣を舐めてあげる。」
ヒカリがシンジの顔を跨ぎ、口のところにちょうど膣口が来るように近づけていった。
そして、ヒカリとアスカの左手はお互いの胸と乳首に伸び、右手はお互いのクリトリスを愛撫しだした。
「うんっ、あふっ、あうっ、あうっ、ね・・・ねえ、ヒカリ・・・キスして・・・んむっ」
「ぴちゅっ、ぺちゃっ」
お互いの口の中を舌で蹂躙しあいながら、シンジに与えられる快感をゆっくりと楽しんでいった。
シンジは、手近にあった、射精するディルドーを取ると、ヒカリの腰を浮かせてから、膣口へとゆっくり沈めていった。
「ああっ、ご主人様っ!!ほっ欲しい! 」
「アタシもよっ!シンジっ・・・んぐっ・・・子宮に頂戴!!」
アスカは、下腹部へ手を当てると押し込むようにシンジのペニスを子宮の内部へと誘った。
「ふ・・・二人とも! 出すよっ!」
シンジは、アスカの子宮内へ射精するとともに、ヒカリの膣に挿入されているディルドーの睾丸を押しつぶした。
大量の精液が二人の子宮と膣を満たして行き、同時に二人ともディープキスをしながら、お互いのクリトリスを押しつぶした。
「あぐうぅぅぅぅっ!」
「んぁあああああっ!」
二人とも背中を仰け反らせ快感に震えている。
二人をベットにゆっくりと横たえ、ヒカリのディルドーはそのままに、アスカの子宮からゆっくりとペニスを引き抜いた。
精液と愛液が混ざったものが光りながらアスカの膣口とペニスに糸状の橋を渡した。
「はあ・・・気持ちよかった・・・」
「私もです、アスカ様。暫くぶりで・・・エッチなの大好き。」
「しかし、ヒカリもこんなにエッチな娘だったとはねぇ。」
「あっ、アスカ様いじわるです、この喜びを教えてくれたのはお二人ですよ。」
「そうね、これも全てシンジが、どっ・・・スケベだったからなのよねぇ~」
「えっ、ぼ、僕がかい?」
「うふふ、ご・主・人・さ・ま・・・・大好きっ!」
「さあ、一度このベトベト、カピカピの体洗いましょうか。」
「そうだね、アスカ、ヒカリ二人とも浴びておいで。」
「シンジは?」
「ああ、僕は少し休んでから浴びるよ」
シンジは、カラス張りのバスルームで体を洗う二人の少女を見ながら、伊集院家のこれからを考えていた。