まあ、もう少しするとおっばじまります。(w
翌日シンジは、ミサトに暫くアスカの病室に泊まる事を告げていた。
「ということで、夜の間はこちらへ泊まりたいと思うんです。
ちょっと不便かけますが時々は着替えやなんかで戻りますんで。」
「そうね、シンちゃん。シンちゃんがそうしたいのならかまわないわ。
でも一つだけ約束して。体はきちんと休めること。いいわね。」
「ええ。わかっています。」
それから、シンジの生活は、ネルフの医務室とマンションの行き来生活が暫く続いた。
一方、ネルフについては、MAGIにより公開された情報が行われたことにより、国際裁判が行われようとしていた。
ネルフの上層部を始めとして、日本政府、戦自までが対象だった。
シンジたちパイロットもその対象であったが、実際に法廷での証言は、弁護人の代理口述によって行われた。
ゼーレのメンバーは国際テロリストとして、死刑や終身刑が決まり、それに荷担していた碇ゲンドウもその一人として永久終身刑が確定していた。
冬月は、ゼーレに人質を取られていたことが証明され、サードインパクトを防いだ事により、なんとか無罪となった。
国際情報公開法の元、Evaの存在やMAGIの存在も公開されたが、そのパイロットについては、未成年であること、そして精神的に傷を負っていることを理由に、成人までは、非公開とすることとなった。
サードインパクトから1ヶ月が経とうとしていた。
プシッ!
「シンジ君、冬月だがいいかね。」
「あ、どうぞ。」
「どうだね・・・・・アスカ君の容態は。」
「はい、変わりありません・・・・」
「そうか・・・君たちにはできるだけのことをしたいと思っている。必要なことがあったらなんなりと話してくれたまえ。」
「ありがとうございます。」
「それで、君たちの今後の処遇なのだが、ドイツ支部以外の各支部の縮小が決まった。
アスカ君は、まだドイツ支部に所属していることになっているんで、
ネルフ本部への移動をと考えたが向こうのトップがうんと言わなくてね。
せめて彼女の回復までは面倒を見させて貰うことを理由に決まった。
回復後に彼女自身に身の振り方を決めてもらう方向でいいかね。」
「はい、いろいろとありがとうございます。」
「いや、礼はいらんよ。せめて君たちが幸せを掴むまでは、この老いぼれの力、使ってくれるかね。」
「ええ。」
「ありがとうシンジくん。」
「それで相談なんだが、ネルフは国連軍に正式に組み入れが決まった。
しかし、君たちは正式には軍籍が無いんだ。
そこで、君たちが問題なければ、私の権限で軍籍を取得させたいのだがどうだろうか?」
「いままで、僕たちの立場はどんなものだったんですか?」
「ん。正式には傭兵扱いとなっているんだ。
ただ、今後のアスカ君への治療や居住、そして保護・・・それには君たちが軍籍を持ってることが前提となってしまうんだ。もちろん、これは強制でもないし、アスカ君の意識が回復したら彼女の意思を尊重して退役も軍籍のままにでもできる。」
「そうですね。実際放り出されたらこの状態のアスカを抱えて僕に生活は無理と思います。アスカの意識が回復するまではお願いできますか?」
「ありがとうシンジくん、この老いぼれにまだチャンスをくれて・・・。」
「では、そろそろ戻らねばならん、後で葛城君に書類を持ってこさせるよ。」
「はい。」
「あ、それとだが・・・」
「なんでしょう。」
「今までの君たちの仕事に関する報酬だか、君たち個人の口座を作らせてもらった。そこに振り込んでおいたから後で確認しておいてほしい。成人するぐらいまでは楽に生活できる金額だよ。」
「わかりました。確かに生きていく上では必要なものですから・・・。」
「では・・・。」
「あっ、あの冬月さん・・・。ご家族は・・・・。」
「ん。まだ見足取りが掴めん。せめて生きてくれていればよいのだが・・・・。」
「そうですか・・・・・。」
「では。」
プシッ
「シンちゃん・・・いいかしら。」
「あ、ミサトさん。」
「アスカはどう?」
「はい、先ほどドクターの検診では、脳波からいって夢を見ている状態だらしいです。最近では時々目も動くんですよ。意識が回復するのが近いかもって言ってました。」
「ホント?よかったぁぁ。」
「ほら、アスカ、早く戻って来なさいよ。そうしないとシンちゃん誘惑しちゃうからね。」
「ミサトさん・・・・・。」
「そうそう、この書類に目を通してサインしてくれる?副指令から説明は受けているわよね?」
「はい、大丈夫です。」
そう言って、シンジは英語の書類にサインした。
「では、碇シンジ准尉。任官おめでとう。」
「アスカの書類はどうなってますか?」
「あ、アスカは副指令が保護者ということになって、任官したわよ。階級はあなたの一つ上の少尉よ。
彼女大卒だから・・・・。それとね、なたたちは特別な命令系統に属していて、他の人に命令権はないの。ただし、他のいかなる階級もあなたたちに命令権はないわ。
ようするに、完全独立の指示系統になるの。ただ、士官教育が終了ればこの制限は外されるの、選択はよく考えてからね。」
「あと、ネルフは日本からは完全に切り離されたの。
つまり国連軍本隊に組み入れよ。
私も三佐から、少佐に変更。でね、冬月副指令は、少将で、来週にはここネルフの司令官とな
るわ。」
「正式組み入れとなると、いろいろ変わるんですか?」
「ええ、最終的にはね。でも暫くはあなたたちの上司はあたしたちだけ。・・・・・・・・ごめんね・・
ホントは、全て解放してあげるのがいいんでしょうけど・・・残念ながらあなたたちチルドレンは最終兵器となる可能性上監視なしでは過ごせないのよ。・・・・・ホントにごめんなさい・・・・」
「いいんですよ、ミサトさん。アスカの意識が戻ってから決めたいと思ってますから。」
「あ、シンジくん。それとこれがあなた新しいIDカードよ。銀行口座も一緒になっているわ。」
「ミサトさん、いくつか質問がありますが、いいですか?」
「いいわよ、私の知ってることなら・・・。」
「大検を受けたいんですけど・・・。」
「大学検定ね?多分大丈夫よ。いつにする?」
「へっ?できるんですか?」
「シンちゃん、いまやここは仮とはいえ、日本の中枢なのよ。」
「じゃ、できるだけ早くお願いします。」
「ん。手配しておくね。」
「お願いします。」
一週間後に簡単なオンライン試験後、シンジは大検合格の通知を受け取った。