抜きゲーみたいな島に住んでるロリビッチ好きはどうすりゃいいですか? 作:鳴らない警鐘
淳之介「……はっ」
気がつくと、俺は床の上に倒れていた。
どうやら、気を失っていたらしい。
淳之介「俺は、いったい……?」
身体を起こして、視線をさまよわせると、倒れていた俺のすぐ側には“タイムマシン”が転がっていた。
淳之介「……そうだ。タイムスリップは成功したのか?」
顔を上げて、机の上に置いてあるデジタル時計を見ようとする。
しかし──
淳之介「……あれ?見えないな…?」
いつもなら見えるはずなのに。
俺は、仕方なくその場に立ち上がると、あることに気づいた。
淳之介「──これは…!?」
目覚めた後の俺は、いつもより目線が低く、更には不思議と身体が軽かった。
それは、まるで無垢なる子供の肉体を、突然与えられたかのように──
淳之介「まさか…っ!!」
俺は、急いで部屋にある姿見の前に立つ。
──そこに映っていたのは、どこから見ても小学校低学年くらいにしか見えない“少年”の姿だった。
淳之介「………くっくく………!!」
淳之介「ふははははは!!成功だ!!なんだ、やれたじゃないか……!!」
目の前の鏡に映る少年は、間違いなく昔の俺だ。
タイムマシン──ロリ奈々瀬の膣を模したオナホは、やはり俺の理論通りの結果をもたらした。
そう。
またしても俺は──
オナホによって、世界の摂理を曲げてみせたのだ。
淳之介「まったく、やっぱりオナホは最高だな…」
オナホによって再び起きた“奇跡”を前に、オナホと出会えたことを感謝していると、部屋のドアが控えめにノックされた。
文乃「…淳之介さん。お取り込み中すみません。淳之介さん宛にお葉書が届いておりましたので、お届けに参りました」
淳之介「おお。ありがとう、文乃。今ドアを開けるからな──」
そう言って、ドアに手を伸ばしながら気づく。
──なんで文乃がいるんだ?
俺は“過去”に来ているんじゃないのか──?
淳之介「──待て、文乃!!どうしてお前が“ここ”にいるんだ!?」
文乃「むべ………つい先程すーぱー、にて本日のお夕飯の買い出しが終了しましたので…」
淳之介「そういうことを言ってるんじゃない!!なんで今この瞬間、文乃が俺の家にいるのかを聞いているんだ!」
文乃「そ、それは淳之介さんが、このわたし、琴寄文乃を橘家に迎え入れてくださったからで……?」
淳之介「確かに俺は文乃を家族として迎え入れて、一緒に暮らしているけど!でもそれはもっと先の話で…」
文乃「…っ!?それはもしかして、文乃に暇を出すという意味合いの話でございますか……!?」
ドア越しに文乃の泣きそうな声が聞こえてくる。
淳之介「ち、ちがう!そうじゃなくて──」
麻沙音「なんかうるさいと思って来てみたら……ちょっと兄。なーに文乃をいじめてんだよ」
淳之介「!アサちゃん…!?」
再び覚える違和感。
やっぱりおかしい。
昔の麻沙音は、“今”とは違って重度の引っ込み思案だったはず…!!
淳之介「どうなってるんだ!?なんでアサちゃんまでいつも通りなんだ!?」
麻沙音「何ワケわかんないこと言ってんだ…いいからさっさとドア開けて、文乃に謝んなよ」
淳之介「待ってくれ、アサちゃん!今はいったい“いつ”なんだ──?」
麻沙音「はあ?今がいつとか、兄はいつからマクフライさんになったんだよ………え?」
そう言いながら、麻沙音と文乃がドアを開けて部屋に入室した。
そして、ふたりとも俺の姿を見て動きを止める。
麻沙音「え…………兄、なの?」
文乃「……淳之介、さん…?」
淳之介「……っ…」
俺はそこで初めて、ベッドの上に置いてあったタブレットを確認した。
そして、そこに映し出されていた西暦は、俺が昨日まで認識していたものと寸分の違いもなかった。
……
…
淳之介「──というわけで、俺はオナホを使って過去に行こうとしたんだ」
麻沙音「やべぇ…詳しく事情を聞いたはずなのに、兄の話を一ミリ足りとも理解できてない私がいる…」
淳之介「くっ……だからあれほど勉強しなさいって言っただろう…!?」
麻沙音「いや、この件に関しては特に学力は関係ないでしょ…」
俺は妹と文乃に対して、“この姿”になってしまった理由を説明した。
麻沙音「でも、今だにオナホでオナニーしたら幼児化したなんて信じられない……まだ黒ずくめの男達に変な薬を飲まされたとかの方が説得力あるよ…?」
淳之介「バ、バーロ!オナホは凄いんだぞ!オナホ嘗めんなよ!?」
麻沙音「見た目だけじゃなく頭脳まで幼児化してんじゃん…」
呆れた様子の麻沙音。
麻沙音「──それで、文乃はいつまで兄を抱っこしてるの…?」
文乃「………?」
麻沙音「え?なんでそこで心底不思議そうな顔をするの…?」
文乃「…自らの子供に対して、母親がこうするのは、ごく自然なことだと思いますが…?」
麻沙音「やべぇよ兄。文乃が混乱しすぎて、いつの間にか兄のお母さんになっちゃってるよ…」
部屋に入ってきた時から、文乃は俺を後ろから抱き締めるようにして座っている。
淳之介「文乃……その気持ちは嬉しいんだけど、ちょっと恥ずかしい…」
文乃「何を言ってるの……?お母さんのこと、嫌い…?」
淳之介「そんな訳ないだろう!?俺は母さんが大好きだよ!?」
麻沙音「兄……せめてロリコンなのかマザコンなのかどっちかにしろよな」
淳之介「ふっ、何を言ってるんだアサちゃん。俺は重度のシスコンでもあるんだぜ?」
麻沙音「そんな小っさい姿でも中身は今まで通りの兄…好き…っ!!」
いつも通りの抱擁。
麻沙音「え、何このフィット感…やばい。私も母になりそう…」
淳之介「妹で母か…新しいな」
ふたりの妹に抱擁されながら、俺はしばらくの間、感慨に耽ることにした。
軽い気持ちで始めた性癖丸出しなSSだけど、色んな人に見てもらえてるって思うと意外と嬉しいし、気持ちがいい。
露出とか野外プレイが好きな人の気持ちが少しわかった気がする。