抜きゲーみたいな島に住んでるロリビッチ好きはどうすりゃいいですか? 作:鳴らない警鐘
淳之介「全然伸びないじゃん…!!」
麻沙音「?急にどうしたの兄…?」
淳之介「いや、俺が趣味で書いてる“抜きゲーみたいな島に住んでる黒スパッツ好きはどうすりゃいいですか?”って言うSSの話なんだけどさ」
麻沙音「何その地雷くさい題名…」
淳之介「俺は最高に面白いって思って書いてるんだけど、思った以上にお気に入り数が増えないんだ…」
麻沙音「それじゃ兄が思ってるほど面白くないんだよ…いくら辛いからって現実から目を背けちゃだめだよ兄…?」
淳之介「いや、閲覧数が増えるたび嬉しいし、感想が届いたりすると、なんかもう射精しそうになったりするんだけどさ」
淳之介「やっぱり書いてる身としては、もっと多くの人に見て欲しいわけよ」
麻沙音「…でもそれって、所詮兄が趣味で書いてるSSでしょ?」
麻沙音「そんなの“見せるオナニー”みたいなもんなんだし、誰かが兄のオナニーを見てくれてるだけで、十分有難いことなんじゃないの?」
淳之介「…無論、この俺の“拙いオナニー”を見てくれてる人達には凄く感謝をしているさ」
淳之介「でも、それでも俺はもっと多くの人にこの“オナニー”を見てもらいたい──」
淳之介「──そう思ってしまうことは、オナニストとして自然なことではないのだろうか?」
麻沙音「いや、承認欲求の塊なだけでは…?」
淳之介「まあそう言うわけだからアサちゃん。どうすれば俺の“オナニー”がより多くの人に見てもらえるようになるか、一緒に考えてくれないか?」
麻沙音「死ぬほど無駄な時間になりそう………って、このSSまだ全然序盤じゃん。こんなんで誰かに評価されたいと思う時点でおかしいって気づきなよ…」
…
…
淳之介「──それでアサちゃん。俺の“オナニー”の改善点はどこにあると思う?」
麻沙音「…そうだね。とりあえずSSの題名が悪いんじゃない?」
淳之介「SSの題名か…?」
麻沙音「うん。無駄に長いし“どうすりゃいいですか?”とか聞かれても知らんし、そもそも長文系のタイトルとか前時代過ぎて寒い。何でこんなタイトルにしたの?」
淳之介「そ、それは…このSSの元になったゲームのタイトルが長文系だったから…」
麻沙音「え、このSSに原作があるの…?」
淳之介「…うん。今のところ“2”まで出てるよ…」
麻沙音「…だったら、その原作の続きってことで勝手に“3”って名乗ればいいんじゃない?」
麻沙音「そうすればその題名に食いついた原作ファンが大量に釣れるかも──」
淳之介「バカかお前!?俺にそんな恐れ多い真似ができるわけないだろう!?」
麻沙音「急にめちゃめちゃうるさいじゃん…」
淳之介「俺はこの原作ゲームを愛しているからこそ…敬意を込めてこの題名にしてるんだ!」
淳之介「だから、題名を変えることはない!!」
麻沙音「わかってはいたけど、兄はやっぱり面倒くさいタイプのオタクだったか…」
…
…
淳之介「題名以外で改善出来そうな点はないか?」
美岬「──このSSの“感想”で、少し流行りについて触れられてますけど、物語の主人公が“男”なのがよくないのでは?」
麻沙音「相変わらずしれっと家にいるなこいつ…」
淳之介「…つまり、女の子を主人公にするのか?」
美岬「はい!可愛い女の子が主人公なら、それだけで人気が出ると思いますよ!」
淳之介「だけど、俺には女の子の気持ちなんて書けないし…」
麻沙音「ま、確かに童貞の兄に女の子の気持ちなんてわかるわけないか…」
淳之介「……頭がフットーしそうだよぉ…?」
麻沙音「いやそれ“SHIN”と繋がらないと出てこない感情だから…というかやっぱり全然女心がわかってないよ兄…」
美岬「淳之介くん。別に“元から女の子”である必要はないんですよ?」
淳之介「──っ!?まさかそれって──?」
美岬「そうです。“TS”ものにしてしまえばいいんですよ!」
淳之介「そこに気づくとは…なんだこいつ“天才”か?」
美岬「ふふっ……ある朝目覚めると“橘淳之介”は女の子になっているんです」
淳之介「うんうん!あるあるだな!」
麻沙音「いや、言うほどあるあるか…?」
美岬「慌てふためく橘淳之介。どうしていいのかわからない中、とりあえず名前を“橘じゅんのす子”へと改名──」
麻沙音「ネーミングセンス壊滅的過ぎない?」
美岬「そして出会った“アナリスト美岬”…その出会いが“じゅんのす子”の運命を大きく変えることになる──」
淳之介「何それすげえ面白そうじゃん……!!」
麻沙音「いやいや、そんなの絶対出落ち確定だよ…」
…
…
淳之介「──じゃあ“TS”は諦めることにして、他に何かいいアイデアはないか?」
麻沙音「……他の作品とクロスさせてみるのはどう?」
淳之介「…」
麻沙音「あ、やっぱりそこは兄の“ゆずれないこだわり”があったりするの?」
淳之介「…いや、別にそういうわけじゃないんだけどね?」
淳之介「ただ、俺の想像力ではその原作とクロスできそうな作品が見つからないんだ…」
麻沙音「その原作はいったいどういう産物なの…?」
淳之介「……そうだ。それなら皆に“デュエル”でもさせてみようか?」
美岬「デュエルって…あのカードゲームの?」
淳之介「ああ。あれなら俺も多少は詳しいから──」
麻沙音「…最近“星屑竜”の効果で“神”を倒して、ネット上に消えない恥を晒したばっかじゃなかったっけ?」
淳之介「……それは…」
麻沙音「やめなよ兄…あの世界は中途半端な気持ちで踏み入っていい場所じゃないんだよ…」
淳之介「…なら、スポーツものにするのはどうだ?」
麻沙音「なんかもう迷走してない?」
美岬「スポーツって、どんな風にですか?」
淳之介「──先生。ドスケベセックスがしたいです…」
麻沙音「ただのモテない男子じゃん…」
美岬「ドスケベセックスで思い出しましたけど、淳之介くんの書いてる作品って“R18”なんですよね?」
淳之介「え?まあそうだけど…?」
美岬「それなら適当なヒロインと一度パパっとドスケベセックスすればいいんじゃないんですか?」
淳之介「……このNLNSのリーダー“橘淳之介”にパパっとドスケベセックスだと…?」
麻沙音「でも、そういうのが嫌なら何でR指定のSSを書いてるの?」
淳之介「だって“オナニー”とか“アナル”って実はエッチな言葉だろ!?その言葉を使う時点でR指定されちゃうじゃん!」
麻沙音「いやまあそうだけどさ…」
淳之介「……まあ、このまま物語が進めば、自ずと“そういうシーン”は必ず出てくる…」
淳之介「だが、いつか辿り着くその時まで、俺は簡単にはドスケベセックスはしない──!!」
美岬「…それなら、文学作品らしく叙述トリックを使うのはどうですか?」
淳之介「叙述トリック…?どういうことだ?」
美岬「この場合、あえて読者に与える情報を減らして、読者に誤った認識を促すんです」
淳之介「情報を減らす…?」
美岬「例えば“地の文”を使わず会話形式にすることで物語の状況説明を不鮮明にする、とか」
麻沙音「なんかいきなり文学少女みたいな知識を出してきたね…」
美岬「ほら、今の私なんて日課である“橘家クリオナニー”をした後ですから、実はさっきからずっと全裸じゃないですか?」
淳之介「──っ!?なるほど、そんなところにR18要素が…!?」
麻沙音「いや、お願いだから目の前にいる女がただの変質者ってことに気づいてよ兄…」
……
…
淳之介「…結局何も思い浮かばなかったな」
麻沙音「心配しなくても大丈夫だよ兄。どうせ何をやったところで、兄の駄文は変わらないんだからさ」
淳之介「まあ、そうだな…」
麻沙音「それに、今のままでも兄の作品を読んでくれてる人はいるわけでしょ?」
麻沙音「だったら“こんな無駄なこと”してないで、早く続きを書きなよ」
淳之介「……ああ」
そうだ。
確かに俺は“こんな無駄なこと”で悩んでいる時間はない。
俺が真に悩むべきは、これから先の物語についてだけでいいはず──
そうして、俺が最高に面白いと思える“オナニー”をすればいいのだ。
美岬「──そうですね。私達の戦いはまだ始まったばかりです!」
麻沙音「……あのさ、そんな雰囲気だけの落とし方…恥ずかしいと思わないの?」
美岬「思いませんとも!私アナルキャラですし!」
淳之介「…うん?それってどういうことだ?」
美岬「ふっふっふ…締まりが悪いでしょう!?」
麻沙音「またこのオチかよ…」
やばい…やることが多すぎて全然話が前に進まない…
というか、桐香の誕生日のための番外編を書くはずだったのにどうしてこうなった…?