俺っ子TS女子はエロゲ世界のお約束イベントに屈しない! 作:コメディ志望
「あぁあん♡ ダメ、深いぃ♡」
パンッパンッパンッパンッ
ベッドの上で男が女を組み敷き、後背位で真後ろから尻タブを掴んでは突き入れている。
男の表情は苦悶に満ちており、女は気色満面。
一見男が優勢に見えるが、女の方に軍配が上がるだろう。
男の焦りがピストン速度を高めていく。
最初こそ余裕を持っていた女も、次第に男のイチモツの硬さに翻弄され、やがて互いにフィニッシュを決めようとしていた。
「出すぞ、ひかるッ うっ……ぐぅう 受け止めろ!」
男が女の尻タブに力を込めて押さえつける。
内側では絞りあげられた熱が爆破し、さらにスパートをかけるべく男が腰を乱れ打ち。
女の柔肉をこれでもとノックした。
そして女が達するにと同時にフィニッシュ!
ビュルッ、ビュルルルルルッ
「あぁ、出てるぅ、おくぅ、突かれながら、んほぉお♡」
「ひかる、ひかる、ううぅ……あぁ、愛してる」
最後に男が愛を打ち明け、女もそれに答えて物語は幕が閉じた。
ブツリとVTRが切れた画面を見続け、俺は一緒に同じベッドに腰掛けて今の作品を見ていた幼なじみに問いかける。
「なぁ、おい」
「なんだ?」
「どうして女優の名前がひかるなんだよ。終始小っ恥ずかしい思いしたじゃねーか」
今日、俺は幼馴染みの家で新作AVの観賞会をしていた。
あの事件以来、元気のなかったこいつが久しぶりに声をかけてきたんだ。
こんな時だからこそ、友情を育んでやるべきかと俺は協力し、今に至る。
が、蓋を開ければこの有り様で。終始気が気じゃなかった。
今日の俺はいつでも自慰に更け込めるようにラフな格好をしてきていた。
キャミソールに短パン。だがその軽装が仇になる。
防御力の薄さが俺のあらゆる敏感な場所をあらわにしたのだ。
引き締まった素足を伝い、内側から溢れ出た蜜が溢れ出てきた。
顔も自分が思ってる以上に赤くなってると思う。
魔法少女として敵と戦ってる時、齎される快楽に溺れる事なく戦えてるのは敵に愛情がないからだ。けれど画面越しに何度も自分の名前を叫ばれて、あんな行為をされたら話は別で……俺はすっかりその気になってしまった。
これは内側に仕込んだバイブだけでは達せそうにない。
こんな時に敵が都合よく現れるわけでもない。
「どうしてだと思う?」
幼馴染みは軽薄そうな笑みを浮かべるばかりだ。
チッ。
舌を打ち、立ち上がってベッドから腰を上げると……腕を引かれた。
「どこいくんだ?」
「便所だよ。お前の企みのお陰で今大変な事になってんだよ」
「ならば俺の目論見通りだ」
は? どういうことだよ。
俺を辱めることと、濡らしてオナニーに耽させる事が目論み通りだって?
そんな目論みは恋人とかにやるもんだ。
俺とこいつはそんな甘酸っぱい関係じゃない。
男と女を超越した趣味の合う友達だ。
中身を知ってるからこそ、一線を超えることはない。
「手、離せって。もう本気でヤベーんだって。このまま放って置いたらお前のベッドに女の匂い付けんぞ? それでもいい……」
言葉の途中で手を強く引かれ、そのままベッドに覆いかぶさられた。
「ちょ、冗談でもやめろ。俺とお前はそういう関係じゃ……ん、あむ、んあ……まだ人が話してんだろうが」
唇を奪われ、抵抗しようともがく両手を押さえつけられた。
「冗談じゃないとしたら?」
そう言えばこのシチュエーション、さっきのAVと大筋が似てるな。
強気な女をチンポで躾ける。最後に男に甘やかされて、女の方が折れる。
そんな男の願望を描いた作品だった。
その上で女の名前がひかる……偶然にしたって色々と重なりすぎた。
もしかしてこいつ……最初からこういう目的で?
「……本気か?」
「俺はいつでも本気だよ」
視線を逸らした。
密着してきたズボンの内側から嫌でも熱を感じ取る。
腹の上に跨がれてる姿勢。
嫌でも意識する。俺もスポーツは得意な方だが、男子に比べれば非力だ。
特に新は柔道部の黒帯で、力でも寝技でも到底叶わない。
抵抗はやめた。諦めた。ここは新の家で、俺はお客さんで、今、新以外の家族が外出中だ。
助けを呼んでも誰もいない。そんな状況を狙ってたんだ。
だと言うのに俺はホイホイ誘われた。
新作のAV仕入れたから鑑賞しようぜっていつもの文句で。
馬鹿か俺は。
こいつは幼馴染みだけど男だ。
ずっと前から俺に気がある。
俺にその気がないって振ってから違う彼女を手に入れたけど、それでも俺を諦め切れない一途なやろーだ。
「ったく。昔からホントかわんねーなお前。はいはいわかりましたよ。します、すりゃいいんだろ?」
「いいのか?」
「お前の方から誘ってきていいのかも何もねーよ。ただ、その……優しくはしろよ? 俺だって一応女だ。それに初めてを捧げるんだ。それが痛かったら後を引くだろ?」
前髪をたくし上げながら苦笑する。
「お前はそこら辺気にしない女だと思ってたよ」
「ん、ちゅ。バーカ、俺も女だって事だよ」
「違いない」
今度は俺の方から貪るようなキスをした。
腕を回され、新の手が尻を強く揉みしだいた。
そうそれだけでも気分が上がってくる。
分かってるじゃん。そんなふうに気分が盛り上がる。
そしてもみあきた手はショーツの上へと落とされた。
内側から滲み出た蜜でグチョグチョになったそこを掴むようにして押し込まれる。
引っ張られ隙間から指を内側に突き込んできて一言。
「濡れ濡れじゃん?」
「だからそう言ってんじゃん。でも本番するならゴムは付けろよ?」
「えー、生でいいじゃん」
「お前の趣味は理解してるつもりだけど、俺もこの年でガキこさえるつもりはねーんだよ。後な、初めてはやるけどお前の女になるって意味じゃねーから。そこは勘違いすんなよ?」
「えー、俺彼女と別れたばかりなんだし優しくしてよ。何だったらひかるが彼女になってくれてもいいんだぞ?」
「浮気癖のある男と付き合うほど馬鹿じゃねーよ」
プハッ。
唇での攻防では俺のほうに軍配が上がった。
しかし先攻は今も新側。
ベルトを外し、チャックを下ろすとベルトの重みでズボンがずり落ちる。
露わになったトランクスからは、テントを張るように直立した肉槍がこれでもかとトランクスを押し上げていた。
その勃起具合に俺は目を見開く。
あれ? こいつこんなにデカかったっけ?
「ガン見じゃん?」
「うるせーよ。学校で見た時よりデカくなっててびっくりしただけだって」
「それだけ俺が本気だって事」
「は、そうかよ」
苦笑し、冷静さを取り戻す。
トランクスのスリットに手を差し込み、掴んで引き摺り出す。
手で掴んだところは火が灯るように熱くなっていた。
フル勃起。
脈の漲り方がやばい。
これ、もう出ちまうんじゃないか?
「ついでだからさ、ひかる」
「あん?」
「しゃぶってよ」
「アホ、ありゃAVの世界だけだ。どの世界に現実でもしゃぶる女が居ると……」
ご立派さまを両手で握って上下に動かしてると、真上から常識を疑う言葉をかけられた。
男のものをしゃぶるとか絶対無理だ。
本番は……魔法少女の時に嫌でも味わってる。だからOKを出したが…………
「じゃあしゃぶって一発抜いてくれたら1万出す」
ぴくりと耳が動いた。
「それって一発毎にか?」
「お、目の色変わったね?」
「欲しいおもちゃがあんだよ」
大人の玩具屋で見つけたエグいやつ。
当時は値段が雲の上すぎて届かなかったけど、ここで小遣い稼げりゃギリ届く。
そんな魅力的な提案を突きつけられて、俺はしかたねーかと舌をチロチロ出してチンポにキスをした。
「彼氏になればそんな玩具要らずになると思わないか?」
「どうせ俺が欲しい時に他の女抱いてんだろ?」
「モテるからな」
「言ってろ、ヤリチン野郎が」
「なんだったら、俺の女になれよ。そうすりゃチンポいつでもレンタルするし」
「そこまで安くねーよ」
しゃぶらせながらプロポーズと最低だな。
「あむ、れろれろ、はむ、ちゅ、ぺろぺろ」
唾液を垂れ流して啜るように先端を口の中へ。
棒を扱き上げながら、俺は張り上げられたペニスの形へ意識を落としていく。
金の為、金の為と強く思い込めば意外と気にならないものだ。
「あー、そこそこ。そのカリの裏もうちょい丁寧に舐めて。いいぞ、その調子だひかる」
「あむ、うぶ。れろ、じゅるるる、れろれろ」
いちいち注文が多い。
もう少し黙っててくれないかな。
後頭撫でんな。恥ずかしいだろ?
「あー、出る、出る、そのまま! 口の中に出すぞ! 飲め、ひかる!」
「んむ?!?」
ビュル、ビュルルルルルッ
ビュ──ッ、ビュルルッ、ビュクッ、ビュルルルルルッ
すんげー出すじゃんこいつ。AV男優の才能あるんじゃね?
まだ触手に寄生されてんのかってくらい口元をベトベトにされた。
思わず目が半顔になってく。
「口開けて」
「んあっ」
「ちゃんと吐き出さなかったな。じゃあよく噛んで飲んでいいぞ」
まるでそうするのが当然のような口調。
今まで付き合ってた彼女ともこんなことしてたのか?
だとしたら最低だな。
本当に屑じゃん。
言われた通りにもぐもぐ噛んで飲むと変な気分になる。
顔にもチンポを擦り付けられて、残り汁でベトベトにされた。
すごい匂いに頭がおかしくなりそうだ。
「口でするのと飲むのは別料金な?」
「えー、サービスしてよ」
「甘えんな」
このまま言いなりになってるといろんなものを失いそうで怖い。だから気持ちだけは対等でいたいと言葉だけでも抵抗する。
「じゃ、次はそのおっぱいで挟んでもらってー」
「俺への催促多くね?」
「男には準備があるんだよ。それに今日を逃したらいつシてくれるかわかんないじゃん?」
「ま、いいけどよ」
キャミソールをたくし挙げてブラを脱ごうとする手を止められる。
「なんだよ?」
「そのまま、そのまま挟んでもらっていい?」
「良い訳あるか。一応これ俺のお気になんだけど?」
「じゃあおんなじの買ってあげるからさ。いいだろ?」
「約束だぞ?」
「契約成立だな」
「ちょ、あんま動くなよ。位置ズレんだろ?」
「あーやっぱ思ってた通り、お前のおっぱいやわっけーわ。口や手でして貰うよりもこっちの柔っこさもいいな。前の彼女はひかるより大きくなかったから、そこだけが残念だった」
「お前、まさかそんな理由で女振ったのか?」
前彼女と別れた話は聞いていた。
どんな理由でかは知らないが、今こうして情事をしているうちにこいつの性癖があらわになっていく。
男の願望を前面に押しつけた童貞丸出しの要求だが、でもこいつは初めてじゃなくて、どこまで信じて良いのかもわからない。
ただ本気になると痛い目を見そうだってことだけ。
「んべ……れろ、れろ」
唾液を胸から飛び出た亀頭に垂らし、グチュグチュと音を立てて胸に挟んで真上にあげる。
動画で見たくらいだから実際にやるのは初めてだが、なんとかうまく言ってるか?
「うわ、この景色最高だな。ちんこにビンビンくる。ひかるの顔も最高にエロいぞ?」
「ちゅ、れろ。あむ、ちゅるるる。れろ、ぺろ」
「ふふ、こんな日が訪れる日がくるとはな……んぐ、そろそろ出そうだ。顔にかけていいか? その綺麗な顔を俺ので汚したい。俺色に染め上げたい」
「良い訳ないだろ? ふざけん……んぶっ!?」
俺の否定の言葉は頭をガッチリロックされる事で拒否された。
頭を抑えられ、下から突き上げるピストン。
ブラのワイヤーに締め付けられたチンポが胸の中で熱を爆発させる。
ビュルルッと噴水のように飛び出た性液が俺の口の中へ入り込む。
たったの一発で済んで助かったと思っているところへ、頬、鼻先へと引っ掛けられ、チンポでそれを塗り広げられた。
宣言通りに顔中にかけられた形だ。
あーあ、これ髪にもついてんじゃん。
後で風呂も借りないと家にも帰れねーぞ。
「最悪……学校で噂されたらどーすんだよ」
「俺の彼女になったって自慢してもいいぞ?」
「するか、ばーか!」
もう俺に恥をかかせるのは気が済んだのか、今度は俺が新からの施しを受ける事になる。
ベッドに寝かしつけられ、ブラを外された。
「ちゅる、れろ、ちゅうう。じゅるるるるる」
初手おっぱい乳首責め。
片手で乳輪を挟み込むように膨れ上がらせ、刺激を受けと膨らみ上がった先端が硬く尖る。
そこをレロレロ、コリコリと舌先で舐めまわされた後、歯で甘噛みされる。
「んやぁ、おっぱいばっかぁ♡」
上体を仰け反らせ、逃げるように体を捻る。
けど残念ながらしっかり固定されてるのか逃げ出すことは叶わない。
「おっぱいは嫌いか?」
「感じすぎちゃって切ないんだよぉ!」
太腿をすり合わせる。すっかり出来上がったあそこから漏れ出た本気汁はショーツの内側にべったりくっついてしまっている。
「まだまだこれからいっぱい感じてもらうからな?」
短パンをずり下ろされ、下腹部を凝視される。
裸を他人にこんなふうにじろじろ見られるのは初めてではないけど……幼馴染みのこいつとは風呂にも一緒に入る関係だけど、気恥ずかしさが勝った。
「その……早くな?」
「おう、まかしとけ」
──30分後──
「んぁああああああ! 前戯ばっか長い!」
キレた。いい加減にキレた。
これが触手だったらここまで焦らされることなく、同時責めだ。
イキまくるだけで良いし、ここまで手を煩わせることもない。
「前戯は大事だぞ? 折角のひかるのおまんこを雑に扱うわけにはいけないからな」
「いいから、早くしろってぇ」
「そしてひかるは待ちくたびれたまんこに挿入しただけで泣いて喜ぶようになる。
にゅく、にゅるるる……プツン。
意外なくらいに痛みはない。
ただ焦らされて焦らされて焦らされた挙句の挿入は気持ち良くて、少しずつ意識を飛ばしていく事になった。
「んっ?! ──おっ──い♡──んぐ──んぁ♡ へあ♡」
「おいおい、本番はこっからだぞ? 一番奥まで貫かれたのがわかるか?」
否が応でも意識する。触手とは違って分厚くて硬いのに貫かれて体がバラバラにされそうだ。
さっきから冷や汗が止まらない。
でも……それを上回る快楽が締め付ける膣襞から伝わってくる。
けどそれ以上に、
「んぐ、ぐるじい……」
「ちっと力抜け、あんま力入れてっと疲れんぞ? 動くのは俺に任せて休んでろって」
離れしてるのか、優しい言葉をかけられる。
さすがヤリチン。こんな状況でも落ち着いてる。
「じゃ、そうする」
「そんじゃあ、ひかるのおまんこを堪能しますか。どれどれー?」
「あん♡ ──あ♡ ──んっ♡ くぅう♡」
にゅこ、にゅこ、と浅い突き。
まだこなれてない膣襞をひっぺがすようにスライドさせられ、カリに引っ掛けられた場所がなぞられ、形を覚えさせられて行くのがわかった。
「ひかる、かわいいよ。すっげー可愛くてエロい。俺のチンポで感じてくれてるんだな? な?」
「あほ、こんな時に褒められても嬉しくなんか……んぎぃ!?」
一番奥まで突き込まれ、足を持ち上げられ、無理矢理体勢を変えられた。
仰向けから横向きに引き起こされた。
その時にグルンとカリの当たる場所が回転し、ある場所をなぞり上げられた時、意識が飛ぶほどの衝撃で目の前に火が散った。
「んおっ!? んひぃ、へぁ……やぁん、そこ、グリグリやだぁ♡」
何も考えられなくなる。
ただ、頭がおかしくなりそうだったので抵抗するようにその場所を突かれるのを回避したかったんだと思う。
「おっと、早速ひかるの弱点発見か。つまりそこが気持ちいいんだな? 何度だってぐりぐりしてやるぞ?」
「ばっ、頼んでにゃ……んぅうう♡」
体の中から力が抜けた。勝手に抜けた。
イッてる、俺……幼馴染みのチンポに媚びてイッてるんだ。
あんなに拒んでたのに、何やってんだ、俺。
俺は気持ちが男なのに、こんなふうにお願いされたくらいで……
「気持ち良すぎて果てたか?」
「アホ、死ね」
「そんな口の悪い唇にはこうだ」
「あむ……ちゅ、ちゅう、れろ」
にゅぽんと指が突き込まれ、俺はそれをチンポでも舐めるように吸い付く。
何分程繋がっていただろうか?
新は結局ゴムもつけずに挿入し、無責任に何度も膣内に射精した。
これじゃ都合の良い女扱いだ。
こうやって簡単に股を開いた女の末路にはお似合いかと自嘲する。
「ひかる、ひかる!」
必死そうな声に気絶から復帰する。
グッチョグチョにかき回された内側は、すっかり新のチンポの形を覚え込まされており、何度も注がれた結合部からは泡立った混合液がこぼれ落ちていた。
「……なんだ?」
ボウッとした頭で返事をすると……
「好きだ。好きだ、ずっと好きだった。俺の子を産んでくれ」
「嫌だよ」
即答してやった。
精一杯の抵抗。
どちらにしろ生でやってる時点で虚勢だ。
時間の問題だ。
「クソ、だったらこのまま孕ませてやる! 今日は孕むまで中に注いでやるからな! 覚悟しろ!」
「勝手にしろよ……そんかわし、デキたら責任とってガキ引き取れよ?」
「もちろん、お前ごと貰ってやるさ。一緒に幸せにしてやる! だから孕ませるつもりで行くからな?」
繋がりながら、自分の精液でベトベトに汚された俺の唇をむさぼっていく。
互いに限界も近い。
どこまで本心なのかが見えないまま……俺と新は一晩を過ごした。
目が覚めたら本当にあさになってて、横でグースカ眠る幼なじみが無神経に見えた。
役目を果たしたチンポはへにゃっていて、そこへ握った拳を打ち付ける。
よわよわしく、抵抗もしてこない。
俺の膣内に覚え込ませたものと本当に同じものか、これ?
けど……本番をした事実は消えない。
ベッドのシーツにはベットリと赤黒いシミがつけられていた。
「俺、しちゃったんだなぁ。こいつと」
虚脱感。
いまだに実感が湧かない。
俺……あんなに嫌がってた男と寝ちゃったんだよな。
そして思うほど嫌じゃなかった。
始めたらずっと気持ち良くて、俺に向けられた言葉は真剣だった。
あまり変わらない腹の肉を手で抑え、寝こけた相手に念のため声をかける。
「ちょっとシャワー借りるぞー」
せめて家に帰るまでには匂いを落としとかないと。
強いくらいにシャンプーの匂いさせとけば……バレないよな?
でもカーチャンは新とくっつけて違ってたし、俺はあいつとくっついたほうがいいのか?
既に張られた湯船に体を沈め、顔も半分くらい沈めた。
尖らせた唇に先からブクブクと泡が湯の上に上がって消えた。
すっかり長湯してしまった。
ざばりと湯から上がると、湯の表面にぷかぷかと白いゼリーの玉が浮かぶ。
これ、あいつの……
ぺろっ
「苦っ、おえ」
掬い上げて口に運べばやっぱりまずくて。
飲むものじゃないって嫌でも理解できた。
でも、あのシチュだと断れ切れないんだよなぁ……何でだろ?
ゴシゴシと頭と体を洗い、バスタオルを巻いて風呂から上がると洗面所で新とばったり出会う。
「あ、風呂、借りたぞ」
「お、おう」
あんなことをした後だから、どこかよそよそしい。
いつもだったらすっと言葉が出てくるのに。
「あ、ひかる!」
「んー?」
出て行くところで手を掴まれ、元気に硬く張り上がったシンボルを摑まされた。
お前さ、こういうデリカシーない事ばっかりやるから女に嫌われるんだぞ?
ま、こいつらしいと言えばらしいけど。
「家帰る前にまたシコってよ」
「アホ」
「頼むよー、お金払うから!」
んな頼みこまれなくたって、やってやるよ。
いちいち必死すぎて見てらんねーし。
「別に金なんかいらねーよ。れろ、この暴れん坊は俺でなきゃ押さえつけられないんだろ?」
「あっくぅ、不意打ちでフェラはやばいって……すぐ出そうだ」
「ならお望み通り出させてやるよ。んじゅ、じゅるるるる、ちゅぽっ♡ ちゅぽっ♡」
「ああ、ダメだ、そんな強く啜ったら! あっ、あっ、あぁああ!!」
「ん、んく、んく、んく──けぷっ」
昨日あんだけ出しやがったくせにすごいでた。
それを目の前で飲み込みながら唾液を絡めてじゅるじゅる啜ってやる。
最後の一滴まで、鈴口に舌をねじ込んで啜ったら、ちょっと意外そうな顔をされた。
「ひかる」
「あん?」
「お前少し変わったか?」
「俺はいつもの俺だよ」
「なんかいつもよりすげーセクシーに見える。前よりエッチだ」
「んじゃ、それはお前のおかげかもな」
「俺の?」
「そ、お前のちんこによって俺を文字通り少女から女に変えてくれたろ? ここにたんまり注いでさ♡」
「あ……悪い、勢いで」
「んだよー、責任とるってのも口からでまかせかよー?」
「それは……本気だ」
「そっか、そん時は頼むぜ?」
ポンと肩を叩き、さっき啜った精液の臭いを口の中で堪能した。
その日から俺と新は顔を見るたび体を重ねる関係になった。
AV鑑賞も続けてるが、行為の前の起爆剤の役割。
そして行為の場所は自宅から学校、学校帰りの路地裏で、したい時にした。
同時に魔法少女戦でもサポート役にあれこれ用意してくれた。
あいつさ、操られてた時、若干意識あったっぽいんだよ。
そんで戦ってた相手が俺だって見破ってたみたいなんだ。
髪色も髪の長さも違うのに、見破ったんだぜ?
それを実里ちゃんに告ったら惚気ですかー? って。
んなわけねーじゃん。俺とあいつはお互いにフリーだ。
でも、他の女と身体を重ねるのはどうにも無性に腹が立つので、実里ちゃんに貸しだすのは阻止した。
「ひかるちゃん! 右のをお願い!」
「おうよ、行くぜ相棒!」
「了解!」
本当は魔法少女の戦いに新を巻き込ませたくなかった。
だって俺たちの戦闘は常に負け戦。
あいつの見てる前で、文字通り触手による凌辱を受ける。
いつも以上に恥ずかしくて、その羞恥心でいつも以上に強く感じてしまう。
最終的には勝つんだけどさ。
「お疲れさん。今日にひかるも最高にエロかったぞ? 見てよ、俺のココ」
張り上げられたペニスが俺の手へと導かれる。
その後あいつに抱かれてる時だけ、ちょっと安心している俺がいるのは墓場に持っていく程の秘密だ。あいつに打ち明けることだけは永遠にないと決めていた。