※この作品はR-18です。

冥界への案内人   作:伊駒辰葉

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エロシーンが入ります。
BL駄目な人は避けてー!!><


熱に浮かされて

「入れてやるからちょっと我慢しろ」

「えっ、あ、やめろ! 近付くな!」

 

 反射的に逃げようとした順は動いた拍子に激痛に晒され、息を飲んで硬直した。そんな順を呆れたように見つめ、和也が肩に手をかける。和也が力をこめた途端、再び嫌な音がして順の肩は元に戻った。それと同時に痛みが急速に消えていく。

 

「大体な。こんなにがちがちにして、嫌もくそもねえだろうがよ」

「うわっ」

 

 ジーンズ越しにするりと股間を撫でられ、順は素っ頓狂な声を上げた。和也の言った通り、順の股間は張り詰めている。だが順自身はそのことを全く自覚していなかった。

 

 細身のジーンズの股間を和也の右手が何度も往復する。それまで叫び続けていたことにより、順の熱は本人が思う以上に上がっていた。同時に奇妙な感覚が全身を支配しようとする。

 

「くぅ、あっ」

 

 熱い息が喉を通って掠れた声になる。恐怖を凌駕する何かに襲われ、順は思わず弱々しく頭を振った。

 

「んー。なかなかいい反応だな。こりゃ、思ったより早くいけるかな」

 

 満足そうに頷いて和也が慣れた手つきでジーンズのボタンを外す。硬いジーンズ生地と比べ、下着の生地は柔らかい。先ほどより強い刺激を感じて順は背を反らした。耳障りな音を立てて息が外に抜ける。

 

 いきり立ったペニスを指で優しくなぞられる。そのうちに和也は順の下着の中に手を滑り込ませた。それまで間接的に触れていた指が直に順のペニスを握る。それまでよりはっきりとした刺激にびくりと身体を竦め、順は潤んだ目を天井に向けた。

 

 視界がぼやけている。涙の滲んだ目でぼんやりと天井を見つめ、順は深く息をついた。本能的に触れられている部分に意識を集中する。

 

「もう抵抗しないのか? ……まあ、これだけ感じてりゃ、そんな余裕ねえか」

 

 そう告げた直後、和也は一気に順のジーンズと下着を引き下ろした。露になった順の股間にはペニスが屹立している。その先端には濡れたものが光っていた。だが下半身を露出させられても順は抵抗らしい抵抗はしなかった。熱に浮かされたまま、微かに呻いて目を細める。

 

「へぇ。こりゃまた、全然使ってない感じだな」

 

 嗤いながら告げ、和也は剥き出しになった順のペニスを握った。元々、肌の色が薄い順のペニスは淡いピンク色をしている。無造作につかまれた順は小さく声を上げてかたく目を閉じた。

 

 和也は慣れた手つきでペニスの先端に滲んでいた先走りを手のひらにしっかりとまぶした。次いで、ゆっくりとペニスを弄り始める。触れられているところが熱い。心地良い熱に晒され、順はただひたすらされるがままになっていた。

 

「おー。なかなかそそる顔するじゃねえか。やっぱオレの見立ては間違ってなかったな」

 

 喉の奥で嗤いながら和也が手の動きを徐々に速くする。もう片方の手で順の胸を弄り、舌で乳首を舐め上げる。和也のひっきりなしの愛撫に順は眉を寄せて唇を噛んだ。経験のない何かが腹の底から沸きあがってくる。

 

「くふっ、んぅ!」

 

 堪えきれなくなって順は思わず喘いだ。無意識のうちに腰がひくつく。順に圧し掛かりながら和也が低く笑う。

 

「おら、いっちまえよ」

 

 和也が嗤いながら促した瞬間、順は掠れた声を上げて腰を大きく震わせた。絶え間なくペニスを弄っていた和也の手の中に射精する。脈打つペニスから何度も精液が迸る。手の中に納まりきらなかった精液が順の股間に垂れて流れた。

 

「よし、これで準備は出来たな」

「……え?」

 

 射精後の脱力感にぼんやりとしていた順は嬉々とした和也のせりふに声を返した。だが和也は答えずに無言で身体をずらし、片手で無造作に順の身体を引っくり返した。

 

「ローションなんて気取ったもんなんざねえからな。これで代用するんだよ」

 

 勢いよく枕に突っ伏した順は慌てて振り返ろうとした。だがいち早く和也が順の頭を押さえる。うつ伏せにされた順は呼吸を確保するのがやっとで、とても和也が何をしているかを気にしている余裕はなかった。

 

 生暖かいものが尻に触れる。和也は機嫌よく鼻歌を歌いながら順の尻に手の中の精液を塗りたくった。そうしながら器用に足を使って順の膝を折り曲げる。腰を浮かせる格好になった順は焦って頭を振ろうとした。だが和也がしっかりと押さえているために頭を上げることが出来ない。

 

「ちゃんとした調教はまた後日のお楽しみってことで……今日は味見しなきゃな」

「なっ、何してるんだ!?」

 

 順は枕に押さえつけられつつも必死で叫んだ。和也が指先で肛門に触れているのだ。

 

「あー? 決まってんだろ。ケツに突っ込む準備だよ」

 

 そう言いながら和也は窄まった肛門に人差し指をゆっくりと食い込ませた。その瞬間、酷い痛みが襲ってくる。順は痛みに声を上げて全身に力を入れた。その途端に和也が機嫌悪そうに顔をしかめる。

 

「んなに力入れたら怪我すんぞ?」

 

 まあ、血を見るのは嫌いじゃないけどなあ。間延びした言い方をしつつ和也は指を静かに動かした。ゆっくりと指が腸内に潜り込んでくる。

 

 指先が焦らすように腸壁をなぞる。その瞬間、順は感じたことのない何かを覚えて枕に強く顔を押し付けた。

 

「……お?」

 

 粘ついた音を立てて和也の指がより深く腸内に潜る。急に緩んだことに驚いたのだろう。和也が確かめるように何度も指を往復させる。無骨な指が出入りする感覚と腸内を弄られる感覚に順は痺れるような快感を味わった。

 

「あっ、なか、だめえぇ……んっ、うぅんっ!」

 

 脳裏に光のようなものが瞬く。先ほどとは比べ物にならない強い快感に順は声を上げて身体を震わせた。触られていないのに、ペニスの先端から精液が垂れて落ちる。

 

「なるほど。腸内(なか)、全部感じるのか。こりゃあ、ますます開発し甲斐があるな」

 

 そう言いながら和也は一度、指を抜いた。それまで感じていたものが急に失せ、順は荒い呼吸をつきながら身体の力を抜いた。全身の熱がまるで一箇所に集中しているかのように股間が火照っている。

 

「にしても、変だな。何でないんだ?」

 

 独り言のように呟いて和也が再び肛門に指を挿れる。今度は中指を根元まで埋め、和也は無造作に指先を動かした。

 

「うくっ……んあっ!」

 

 体内を弄られるたびに強い快楽に襲われる。順は無意識のうちに激しく喘ぎ始めていた。昂奮のために全身に汗が浮き、時折、鳥肌が立つ。次第に順の理性は溶けていった。

 

「っかしーな。確かこの辺にある筈なんだが……まあいいか」

 

 念入りに腸内を探っていた和也がそう呟いて順に圧し掛かる。すっかり緩んだ肛門から指が抜ける感触に順は小さな悲鳴を上げた。

 

「どっちにしろ準備できたみてえだからな」

 

 そう呟いた和也の目は昂奮に光っていた。手早くズボンのファスナーを開けてペニスを引っ張り出す。指とは違う、もっと太いものをあてがわれた順は涙に濡れた目を和也に向けた。

 

 辛うじて残っていた理性を総動員して止せ、と呟く。だがその順の声にはどうしようもない艶がかかっていた。

 

「そんな顔で言われても誘ってるとしか思えねえよ」

「ふぁっ! ああぁっ!!」

 

 精液に塗れた肛門に一気にペニスが突き入れられる。その瞬間、順は一際激しく声を上げた。狭い腸内をかたく勃起したペニスが強く擦る。何故、そんなに感じるのか判らないまま、順は強い快楽に晒された。身体の中に異物を入れられていることに不快感を覚えるどころか、粘膜を擦られているということに激しく感じてしまう。

 

「そんなにいいか。まだ全部入ってないんだがな」

 

 嘲りの笑みを浮かべて和也が順の腰を片腕に抱く。もう片方の手で順のペニスに触れた和也は楽しそうにくすくすと笑った。垂れて落ちていた精液を指ですくい、ペニスに塗りつける。和也の全ての行為がこの時の順にとっては快感になった。

 

「おら、もっと出せよ。何べんでもいっちまえ」

 

 意地悪く言いながら和也がペニスを扱き始める。それと同時に和也は腰を動かし始めた。ペニスが腸内の浅い位置を出入りしている。時折、挿入されている和也のペニスがぴくりと震える。そのことをはっきりと感じられることがどういうことか、順は理解していなかった。ただただ、言いようのない心地の良さが襲ってきて、そのたびにもっと強い快感が欲しくなる。

 

 快楽に溺れきった順は誰に命じられるでもなく本能的に腰を振り始めた。

 

「ん……うふっ、ううんっ!」

 

 男に犯されているということも、何も判らなくなる。ただひたすらに快楽を求めて順は淫らに腰を揺さぶった。ぬめる和也の手にペニスで擦りつける。それと同時に腸内を擦られ、順は声を上げて果てた。絶頂に達して迸った順の精液が音を立ててシーツに落ちる。

 

 掠れた声を漏らして順は全身の力を抜こうとした。その瞬間、瞼の裏に火花が散る。

 

「くっ、んあっ! んあふぅ!」

 

 射精して萎えかけていたペニスが一気に勃起する。順は激しい声を上げて腰を突き上げた。和也のペニスが一気に根元まで入ってきたのだ。

 

「あー、こんな奥にあったのか」

 

 精液に汚れた手で順の腰をわしづかみにし、和也は激しく腰を前後に動かし始めた。ペニスが根元まで挿入されるたびに順は身体を震わせて声を上げた。

 

「そりゃ、わからんわな。指で届かないんじゃあ」

 

 意図的に突く箇所を変えながら和也が満足感をこめて笑う。だが順は自分が何をされているのかを全く理解していなかった。気が遠くなりそうなほどの快感が次々に襲い掛かってくる。

 

「ほら、判るか? 木村。ここが、お前の、弱点だ」

 

 笑い混じりに言いながら和也が同じ角度で腰を突き出す。その度に順は力なく頭を振って声をあげた。腸壁を強く擦ったペニスの先端が深く突き立てられて腹の底が熱くなる。されるがままに喘ぎながら順は夢中で腰を振った。

 

「くっ、あっ! あはぁん!」

「……うっ。そろそろやばいな……」

 

 呟いた和也が片手を伸ばす。順は顎を和也につかまれて無理やり顔を上げさせられた。不自然に首が仰け反り、呼吸が苦しくなる。だがそれでも和也は腰の動きを止めない。

 

「おら、イク時はちゃんとイクって言え」

 

 命じながら和也が強く腰を押し出す。敏感な部分を強く擦られて順は目を見開いた。喘いで開きっぱなしになった口の端から涎が垂れる。首を仰け反らせ、途切れ途切れに喘ぐ順の顎を和也はさらに強く引いた。

 

「おらおら、どうした。イキそうなんだろが。ちゃんと言えよ!」

 

 急に声を荒らげ、和也はでたらめに腰を動かした。それまで一点を攻められていた順は悲鳴を上げて無意識に足をひらいた。上り詰めかけていた感覚が急に逸らされ、焦れたものがこみ上げてくる。

 

「……く」

 

 堪えきれずに順は掠れた声で呟いた。

 

「あー? 何だ? 聞こえねえよ、ばーか。もっとはっきり言え」

 

 言葉で詰る和也の顔にはそれまでになく喜色が浮いている。だが順はそのことは認知出来なかった。恥辱の言葉を浴びせられているというのに、何故か先ほどまでより快感が強まっている。

 

 焦れた部分を再びペニスが強く突く。順は激しく突かれながら叫ぶようにして鳴いた。

 

「あふっ! あっ! くふあぁ! んんう……ああんぅ!」

「言えっつってるだろ!」

 

 怒号が飛ぶ。激しく身体を揺すられながら順は声を上げた。

 

「いくっ! いい……いいっ! いくっ!!」

 

 言った瞬間、順のペニスから精液が迸った。同時に腸内に熱いものが飛び込んでくる。和也の精液を体内に受けた順は、立て続けに絶頂に達して何度も射精した。身体に何かが溶け込んでくる。それを身体全体で感じながら順は意識を手放した。




主人公はずっとこんな感じです。
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