丸々と太った俵型の幼虫……カブトムシ害虫の幼体がもぞもぞと蠢く。
数匹の幼虫達が互いを押し合いながら動き回っているそこは、暗く、狭く、そして温かで柔らかかった。
心地良い温もりの水で満たされたこの空間は、本来土の中で卵が孵りそのまま成長していくカブトムシの幼虫にとって生存に適さない環境である。
にも関わらず彼らは何不自由なく、それどころかむしろ快適にのびのびと身体を大きくしていった。
その理由は、この幼虫達の尾先から伸びる肉の紐、一般的にへその緒と呼ばれる器官のおかげであった。
へその緒は幼い害虫達を包み込む柔らかな壁面、すなわち胎盤と彼等を確かに結び付け、まだ外では生きられない未熟な身体を愛しげに繋ぎ止めている。
卵から産まれる害虫には存在し得ない、胎生の生き物特有の母と仔を繋ぐ器官が何故カブトムシの幼虫に付いているのか。
その答えは、この小さな害虫達が母親の胎の中でへその緒を通じて育まれているからに他ならない。
「はふぅ、ふぐうぅっ……中で、動かないでぇ……。ひあうぅ、お腹、重いよぉ……」
拘束されたフィソステギアが己の腹の奥から響く蠢動に恐怖する。
彼女の見つめる先には自身の腹があり、美しい曲線を描くくびれが消えて大きく膨らんでいた。
彼女は妊娠したのだ。
ただし、その左手に着けた指輪を贈った愛する男の子供ではない。
彼女は数日前にカブトムシ害虫と身体を重ね、子宮に入りきらず溢れ出るほどの精子を膣奥に注ぎ込まれた。
すなわち、フィソステギアは害虫の仔をその身に宿したのである。
「んぐううっ、はひう、んあああ……幼虫が動き回ってるの伝わってくるぅ……。ボク、害虫の精液で妊娠しちゃってるぅ……!」
ほんの数日前に受精し着床したばかりにも関わらず、カブトムシの幼虫は母胎から加護を吸って急成長を遂げていた。
幼虫達が子宮内で戯れる振動もはっきりと感じ取れ、その重くなった腹の中で我が仔が育っているのをフィソステギアに教えている。
加護の消失も、胸の張りも、腹の膨らみも、あらゆる身体の変化が蟲を孕んでいることの証左であった。
「やめてぇ……これ以上、はぁ、んくっ、大きくならないでよぉ……。はんん、お腹の中に害虫がいるなんて、ひあうう、気持ち悪いよぉ……」
妊婦とは本来数ヶ月かけて体型が変わり赤子を育むもの。
だがこの僅かな日数での急激な変化にフィソステギアの心も身体も追いついておらず、その口から漏れるのは苦しげな言葉と吐息のみ。
そんな母親の苦悶など知る由もなく、すくすくと育っている幼虫達は子宮の内側を叩いて存在を主張していた。
それから片手で足りる僅かな日数が経過したある日。
カブトムシ害虫の肉棒を受け入れ子種を流し込まれた雌穴から水が溢れ出てきた。
その出処は日毎に大きくなって小柄な体躯に反した妊娠が一目でわかる腹の中。
フィソステギアは破水したのだ。
つまりこれから始まるのは、彼女が害虫の母親になるための出産である。
「うっ、ぐぅ、んぐうううぅ! 暴れ、ないでよぉ……ふぅ、ふうぅ、お腹、壊れちゃうぅぅ……ひぐうぅ!」
フィソステギアの胎内では羊水が減り収縮し始めた子宮に圧されて、幼虫達がパニックに陥っていた。
母体の苦しみなど知ったことではない無償の安寧が突如終焉を迎え、彼等の世界の全ててあった温かな揺り籠が徐々に狭まってきているのだから当然だ。
幼虫達は抵抗するように子宮壁を叩き、少しでも楽な場所を探そうと動き回る。
へその緒が付いたまま胎内の端から端まで這い続け、ついに見つけた。
ここから逃げ出せる唯一の出口、すなわち子宮口を。
「ひうっ、ふくっ、んああ……んううううっ! 中から、拡がって、ふあああっ!」
害虫の仔は子宮口に頭を押し込んでこじ開け、破水の流れに乗りながら胎外へと這い出ていく。
そうして産道に入り込んだ幼虫に与えられたのは、子宮から溢れ出た羊水で濡れながらもそれ以上に狭く締め付けてくる圧迫感であった。
だが戻ろうにも、後ろから続いてくる兄弟達に押されて再び子宮に入ることは叶わない。
故に、幼虫は膣口に向かって肉壺を拡げながら進み始めた。
「んはんんんんっ、やだぁ、やだぁ……産まれないでぇ! んぐうううっ、害虫の赤ちゃん、産みたくないよぉ……ふあ、ひあうう、拡げないでぇ……っ!」
膣壁を押し広げ、肉ヒダを掻き分けながら幼虫は産道を這っていく。
肉棒にたっぷりと教え込まれた秘裂から挿入される膣内の異物感とは全く異なる感触がフィソステギアを襲う。
だが、これは仔を産む母親にとっては避けて通れない自然な事象なのだ。
蟲の精子が原因とはいえ.妊婦になった彼女がこの苦しみから逃れる術など存在しない。
「はんううう、出て、きちゃううう……はああ、んうううっ!」
破水が始まってしばらく経ち、濡れそぼった股の割れ目が内側から開かれた。
数日前に害虫の怒張を挿入されたそこから出てきたのは、当然人の子ではない。
首や手足といった人間らしい器官の見当たらない、カブトムシの幼虫の頭であった。
幼虫はフィソステギアの股の間から頭を出すと、左右にくねらせながら少しずつ身を出していく。
美しい花騎士の女陰からグチュグチュとおぞましい音を立てながら蟲が姿を現す非現実的な光景がそこにあった。
だがこれは夢でも何でもなく、害虫に屈した女が蟲のたねで幼虫を孕み、我が仔を産もうとしている現実がそこにあるだけだ。
「ああっ、はっ、はあっ、ふううっ……産まれちゃ、んんんんううっ!」
フィソステギアが妊娠によってさらに大きく胸の巨峰を強く主張しながら仰け反ると同時に、ボトリっと膣口から幼虫が抜け落ちた。
ヒクつく淫穴の下では破水の水溜りが広がりその上でクネクネと白い幼虫が蠢いている。
花騎士のフィソステギアが、害虫の幼虫を出産したのだ。
その事実自体があるまじきことだが、何より目を引くのはその幼虫の尾先から伸びるへその緒。
幼虫から伸びたへその緒は先程出てきたフィソステギアの膣口の中に繋がっており、その辿り着く先は彼女の胎盤だ。
それはこの幼虫が人間の血を引く存在である何よりの証。
そしてカブトムシ害虫を父に、人間のフィソステギアを母に持つことに他ならない。
フィソステギアは害虫の仔を産み、母親になったのだ。
「ふっ、はんん、ボ、ボク、産んじゃった……。害虫の赤ちゃん……害虫の精子で、ふううう、幼虫、産んじゃったよぉ……んううううっ、やめ、ひぐうううっ!」
己と血の繋がった蟲を産み涙を流すが、感傷に浸る暇はない。
まだ腹の中には何匹も幼虫がおり、今も産まれようと産道を這い進んでいる。
二匹目が膣口を拡げて顔を覗かせるのと、胎内の仔が子宮口をこじ開けたのは同時だった。
「ふぐううっ、はあ、はああっ! やめ、やめてぇ……もう産まれてこないでぇっ!」
フィソステギアの悲痛な叫びが部屋に響き渡るが、それに応える者は誰一人いなかった。
張り裂けそうなほど怒張した肉棒がヴァギナを出入りし、腰を打ち付ける乾いた音が奏でられる。
赤黒くグロテスクに反り返った剛直が淫口を拡げて女の最奥に突き込まれるが、そのピストンは雄が快楽を味わう余裕など感じられぬほど切羽詰まった動きであった。
それが射精感の限界に達して熱欲に突き動かされたものであることは、血走った極太の肉棒の脈動と、子宮口に亀頭を打ち付けている雄のカブトムシ害虫の息の荒さが物語っていた。
「あん、はあんっ、ふあ、ああんんっ! やめてっ、射精しないでぇっ! ひあう、んうううっ、ボクもう幼虫なんて、あんっ、産みたくないっ! 害虫の赤ちゃんなんて、んあんんっ、産みたくないよぉっ!」
害虫にペニスを挿入され喘いでいるのは、先日幼虫を産み落とし蟲の母親になったフィソステギアだ。
彼女は出産後も変わらず繁殖部屋に捕らえられており、身体が回復し再び妊娠可能になったことで、また害虫を繁殖させるために種付けされていた。
フィソステギアに覆いかぶさったカブトムシ害虫の巨躯に潰されている豊乳の先端からは、出産以来出るようになった母乳が溢れて地面に垂れ落ちている。
彼女に密着している雄蟲の身体も乳首に触れたところが乳白に濡れているが、久々に味わう名器の感触に夢中で気にする素振りは一切ない。
絶頂が近付きヒクヒクと震えている雌穴からもカリ首に掻き出された愛液が零れ落ちており、一人と一匹は上半身も下半身もフィソステギアの汁で濡れていた。
そうしている内にカブトムシ害虫が剛直が伸びる腹先をフィソステギアの腰に強く押し付け、腹をブルリと蠕動させた。
緊縮した熱い蜜壺の中で蟲の肉棒が脈打ち、充血した亀頭が降りてきた子宮口を圧して震えている。
そのまま怒張したペニスがビクリっと大きく跳ね、次の瞬間白濁液が鈴口から大量に吐き出された。
「ひああっ、イくううっ! あああっ、んあああああああんっ!」
粘り気ある熱塊を火照った腹の最奥に飲まされ、フィソステギアは指先まで痙攣させながら絶頂した。
先日の種付けと同じカブトムシ害虫の精子が子宮内に流れ込んでいく。
妊娠と出産を経て女の本能を呼び起こされた彼女の胎は嬉々として蟲の子種を受けいていき、子宮が白濁液に染め上げられる。
雌体が受け入れてしまっている以上、フィソステギアには既に始まった膣内射精を止める手立てなどあるはずもなかった。
「はっ、ふあ、んはふうううん……っ!」
すっかりくびれも戻り、それでいて元々大きかった胸も尻もさらに肉が付いて男なら誰もが垂涎する身体となった彼女であったが、害虫を繁殖させるためにここに囚われている以上、相手をするのは害虫だけだ。
これからもフィソステギアが出産するのは害虫の精子で腹に宿した幼虫のみ。
そこに、彼女が愛する団長が介入する余地など存在しない。
「んああ、はんん……精液、入れないでぇ……もう嫌だよぉ……幼虫、妊娠したくないよぉ……」
フィソステギアが零した言葉に耳を貸すことなく、カブトムシ害虫は射精し続けて胎内に精子を注ぐ。
それは子宮が満杯になっても続き、ようやく交尾を終えて肉棒を抜き取った頃には尻の下には雌穴から零れ落ちた大量の粘液が広がっていた。
その日の晩、フィソステギアは害虫の精子で受精し再び幼虫を妊娠した。
TIPS:
フィソステギアを売った親族は再び事業に失敗して以前と同程度の借金を作り、捕まって別の地下闘技場で孕み袋にされ今は害虫繁殖に使われています。
彼女を売らず借金を免除されなくても結局同じ末路を辿っていたため、単にそれが早いか遅いかの違いでしかありませんでした。
フィソステギアが害虫に陵辱され幼虫を産んだ意味は全くありませんでした。
蟲姦中出しで自分の高貴な血を引く幼虫を孕んじゃうのは誰が似合う?
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