プロローグ:反花騎士は良い報せに酔いしれる
反花騎士教。
スプリングガーデンに害虫毒をもたらした全ての元凶たる魔王アグレッサを信奉する邪教の総称。
一般的には反国家活動や騎士団への妨害といった、直接的にも間接的にも害虫被害を拡大させる擁護しようのない明確な悪として知られている。
事実、騎士団が隠れ家を突き止め突入すれば、誘拐された無辜の人々や違法な品で溢れかえっており、逮捕された教徒の殆どは余罪の多さやその悪辣な活動のせいで釈放されることはまずない。
だがそのネットワークは闇の奥深くまで根付いており、特に全ての国家が禁止しているはずの人身売買市場においては大きな存在感を発揮している。
世間一般ではお尋ね者であっても、後ろ暗い手段で懐を肥やす貴族や富豪にとって彼ら良い取引相手であり、表に出せない嗜好を満たせるより上質な奴隷を仕入れさせるために多額の活動資金を提供していた。
それが反花騎士教の根絶が遅々と進まない一因であり、年間何十人もの若い女性が誘拐被害に遭う理由であった。
これは、そんな花騎士から日々追われている彼らの涙ぐましい活動の記録である。
某国某貴族領。
黒い噂の絶えぬ領主が治める街の隅に建てられた安宿の一室で反花騎士教の信徒達がささやかな祝杯を上げていた。
「かんぱーい! あいつらいい値で売れたなぁ!」
「やっぱロリを売るならここの領主が一番だわ!」
「他のやつらも奴隷商が高めに買ってくれたから大儲けだぁ!」
「ふふふ、皆さんも奴隷を見てだらしなくニヤけてたの見ましたか? 今頃もうあのぷにまんでお楽しみしてるに違いませんよ!」
彼らはアジトで調教した性奴隷を悪徳に手を染めた貴族や商人相手に納めた帰りであった。
今日出荷したのは、各国で誘拐し心身ともに屈服させて奴隷に仕立て上げた若い女性や、買い手の付かなかった女を自分達の肉便器として利用し出産させた幼い娘だ。
奴隷制度など遥か昔に廃止されたスプリングガーデンにおいて性奴隷など禁忌中の禁忌。
その背徳感を味わいながら奴隷を嬲るのはあらゆる贅を体験した者にとって何よりも股間を滾らせるものであり、それを求める度し難い悪趣味の金持ち共は、仲間以外への誘拐や陵辱に何の躊躇いもない彼らにしてみれば大枚をはたいて“商品”を買ってくれる上客であった。
「何よりさっ、母親の名前と絵を見せたら目の色変えて舌なめずりしてたのは傑作だったぜ!」
「それまでどう値切ろうかって雰囲気だったのが、そこで一気に流れ変わって言い値で買うって言い出したとき危うく噴きかけたぞ!」
「俺、花騎士って一人残らず害虫様の天誅受けろって思ってるけどさ、この時ばかりはあいつらのまんこと子宮にだけは感謝してやってもいい!」
「ほんとソレよ! 『あの花騎士に産ませた』って一言付けるだけで値段跳ね上がるんだから笑いが止まらないわ!」
他者の普遍の自由を奪うだけでも非道、さらに年端のいかぬ少女を売り飛ばす二重の極悪ぶりであったが、彼らの罪はそれだけに留まらない。
なんと目玉商品である幼い奴隷の一部は、彼らが攫ってきた花騎士を陵辱の末に孕ませて出産させた娘なのだ。
花騎士や騎士団に悪感情を抱く反花騎士教徒の卑劣な罠に嵌まり行方不明になった花騎士の末路の殆どは、凄惨な鬱憤晴らしの末に命の灯が枯れ果てるか、教徒の子を産むためだけに生かされる人間牧場の精液便所にされて肉棒と精液にまみれた生涯を送るかの二択である。
特に花騎士に産ませた娘は小児性愛の貴族達が高く買い取ることに気付いた近年はもっぱら後者であり、警戒心の薄い幼い花騎士を誘拐して薬物で無理矢理妊娠させ、未成熟な身体で何度も子を産ませる鬼畜の所業が当然のように罷り通っている有り様だ。
今日悪徳領主に卸した幼い少女も人間牧場で妊娠と出産を繰り返している花騎士の子供の一人で、母親は娘が肉奴隷になったことすら知らずに今も毎日何本もの肉棒を咥えて精を注ぎ込まれていた。
予想以上の収益になったこともあり反花騎士教徒達は上機嫌に盃を空にし、大量に買い込んだはずの酒は瞬く間に消え去り次々と瓶が床に転がっていった。
やがて肴と共に雑談のネタも尽き始め、話題は徐々に不穏な、そして彼ららしい社会秩序を乱すものへと移っていく。
「でだ……出荷の次は入荷だろ? 荷台を空にして帰るのも癪だしどんなのをぶちこむよ?」
それが次の誘拐の算段であり、新たな被害者を作り出す邪な企みなのは明らかであった。
「はいはーい! 女王っ、女王がいい! 王宮に乗り込んでぇ、シュウメイギクとかハスを連れ去ってぇ、肉便器調教で啼かせてぇ、あの長ーい髪をザーメンでぐっちょぐちょにしましょうよっ!」
「俺古代花騎士っ! ヒャクニチソウの二百年ものヴィンテージマンコを突き上げる! マンコにはどんな武器よりもちんぽの方が強いって教えてやりてぇ!」
「リリィウッド元老院に侵入して議会開催と同時に副議長のタラゴンをファックしながら登場して議員や王族を怖がらせましょう!」
「出来るかおバカ共! アカンこいつら酒が入りすぎてるぅ!」
その後もディープレコード諜報員がいい、眠り姫御本尊がいい、太陽の七賢人後継者がいいと実在自体が疑わしい者達を列挙する荒唐無稽な願望が酒臭い吐息と共に飛び交う。
もはや収拾を付けることなどほぼ不可能であり、翌日に持ち越してお開きになるのも時間の問題であった。
「……でもさ、確かにサクラやウメのレベルは無理だとしても、エノテラやヒガンバナみたいな有名な花騎士を肉奴隷に出来たらスカッとして最高だよね」
そんな中、喧騒に耳を傾けながらしばし思案に耽っていた青年がようやく口を開いた。
彼は若いながらも過去に何人もの花騎士を攫い精液便所へと貶めた有望株であり、自身も性奴隷にされ今なお人間牧場で妊娠と出産を繰り返す肉便器花騎士を母に持っている。
「最高やん! 快楽堕ちボテ腹キツネお姉さんとか最高すぎるやん!」
「はぁ? 陵辱虚ろ目ボテ腹貧乳お姉さんこそ至高ですぅ!」
「いやぁ、そいつらでも無理無理カタツムリだろ……」
「五十歩百歩どころか九十歩百歩ぐらいの差しかないわよ?」
「まあその辺の面子は例えなんで……でだ、それが本当にイケそうってなったら、どうする?」
酒の席のたわごとだと受け止めていた仲間達も、青年の確信めいた挑発的な目を見て瞬時に酔いが醒めた。
今彼が握っているのは、花騎士を、しかも著名な者を天上から白濁の沼底へと引きずりおろせるチャンスなのだ。
「このメンバーでも花騎士を攫えるような算段があるってことだな?」
「うん。ここだけの話、ブロッサムヒルの騎士団幹部にボクらに内部情報を横流ししてるやつがいてさ、今回の遠征前に良い情報をくれたんだ」
「え、何それ初耳だわそんなの」
「そういう上層部の腐敗ってウインターローズのイメージだったわ」
「俺はベルガモットバレーのイメージ」
「話を戻すけど、実はこの街の住民からの告発でここに駐屯してる騎士団に不正疑惑が挙がっててさ、ある実力派の花騎士が調査のために教導って名目で派遣されるらしいんだ」
「へぇ~、領主が悪徳貴族なら騎士団も悪党集団なんだなー」
「いいや? むしろ真面目で潔白で、逆にボクらも絡んでる奴隷売買含めた悪事の証拠を嗅ぎまわってるから、嫌がらせのために領主と商人が結託して告発をでっち上げたらしいよ?」
「ぶっ、くっ、ぶはっ、うふふふふふ! なにそれウケるー!」
真面目な者が徒労し泣きを見るあまりにもバカげた裏話にゲラゲラと笑いが巻き起こり話の腰が折れた。
話始めた青年もそれを織り込み済みだったのか全く気にせず、むしろひとしきり共に笑い合い落ち着いた頃にようやく続きを口にしだした。
「それでその花騎士は計画では昨日出発して今この街に向かっているらしい。そこでだ……たとえばこんなシチュエーションがあるとする」
コップに残っていた酒を一気にあおり、青年は意気揚々と自慢の策をまくし立てる。
「花騎士は調査員に選ばれるくらいなんだから当然正義感溢れている。そして街に近付くと、馬車に乗った商人らしき集団が接触してきた。『貴女は花騎士様ですか?あの街の騎士団の不正を告発したが握り潰されたのか誰も来ません。私達は逃げます、どうか別の街の騎士団に不正を伝えてください』と。花騎士はそこまで逼迫していたのかと驚き、重大な情報源だと確信して正体を明かし話を聞きたがる。そして騎士団の巡回路だからここではマズいと花騎士を馬車に乗せて……っ! どうだい!」
「つまり……私達は偽の告発に便乗して、信じてのこのこやってきた花騎士を騙そうってわけね!」
「我々は今ちょうど行商に扮してるからピッタリじゃないですか!」
「馬車に乗せる理由も、街から離れる理由もある! もてなすとか適当な理由付けて睡眠薬入りのジュースや菓子を振る舞えば無碍には出来ないだろうしな!」
「悪徳領主の虚偽、腐敗役人の情報横流し、そして俺達反花騎士教徒による誘拐の三位一体というわけか!」
「イグザクトリー!」
仲間達から称賛と拍手を贈られ、気を良くした青年は立ち上がりラッパ飲みしながら悦に浸る。
花騎士の正義感を利用して罠に嵌める卑劣極まりない策であったが、騎士団と花騎士を貶めることに無上の喜びを感じる彼らにとっては素晴らしい作戦だと信じ切っていた。
「ブラボー……おお、ブラボー……!」
「そういえばすっかり聞き忘れてましたけど、その花騎士って誰なんですか?」
「そうだった! 教導が名目ってことはかなり強いんだろ? 美人系? 可愛い系? ドスケベ?」
「最初の話から察するに相当有名な花騎士なのよね?」
「ああ、そいつの名は……」
知らぬ間に彼らのターゲットになった哀れな花騎士の名を青年が告げる。
その瞬間、部屋は歓喜の声に包まれた。
「ウソでしょ!? マジで!? マジでソイツを捕まえられるのねっ!?」
「お、俺……生きててこんなに興奮したの、初めて花騎士を犯した時以来だ……」
「どうしてくれるんですか……こんなに頭が、いや精巣が滾っているのをどう鎮めれば……っ!」
「あいつを! あの花騎士を! 性奴隷に! 精液便所に! 肉便器に出来る日がもうすぐ来るのかっっっ!」
「そうだ! そしてこんなチャンス二度と来ないかもしれない! ボク達があいつを肉奴隷に堕とせる唯一の教徒なんだ!」
反花騎士教徒達の目はやる気と使命感に満ち溢れ、目的にさえ目を瞑ればこうもギラつき全身から気力を発する者など昨今なかなかいないだろう。
「花騎士の行程が予定通りなら決行は明日の午後! 起きたら準備で忙しくなるぞー!」
「よーし、そうと決まれば……寝るかっ!」
「こんな状態じゃ寝付けませんっ! ちょっと近場の娼館に行ってきます!」
「俺も……くそっ、手持ちがねぇ! しゃーない、スラムのガキで我慢するか!」
「やーねー、男どもは。私は……この宿の主人の息子、可愛かったし誘って景気づけに初物食べよっと♪」
宴はそのままお開きとなり、各々は好き勝手に散っていった。
だが明日には花騎士への逆恨みを燃料に、持ち前のチームワークを遺憾無く発揮するだろう。
全員がそれを分かっているからこそ、誰も何も言わず、何にも縛られず自分の欲望の赴くままに振る舞うのだ。
翌日、自分達が嫌疑をかけられているなど露ほども思っていないこの街の心清い騎士団長は、本日派遣されてくる花騎士を歓迎しようと準備を整えて待っていた。
だがいくら待てども、その花騎士が辞令片手に騎士団の門をくぐる日が訪れることは無かった。
TIPS:
調査のために派遣された花騎士が行方不明になったことで疑いは決定的になり、領主の主張もあって無実の騎士団長は更迭されました。
所属していた花騎士達も軒並み冷遇され、真面目で正義感のある者ほど心折れて辞めていきました。
後任の騎士団長は反花騎士教と繋がりのある騎士団幹部の息のかかった者であり、悪徳領主や商人と結託し私腹を肥やして不正を見逃し続けました。
所属花騎士の質の低下も相まってこの街での奴隷売買はますます盛んになり、性奴隷にされた女性の数は年々増えていきました。
春庭学園祭ソープランド!
-
やっぱ春庭学園大学の娘を抱くのが一番だろ
-
春庭学園の女子校生を抱くのが至高のシコ
-
春庭学園附属校の青い果実を貪りたい
-
春庭学園初等部を抱く他に選択肢ありゅ?
-
はなまるあひる園