広い洋館の廊下をサボテンは一人歩いていく。
同じ男を愛する仲間達と別行動を取り始めてからしばらく経ったが、館の広さと見る場所の多さも相まって仲間達とかち合う気配は一切なかった。
おそらく当初の予定通り時間が来て再び玄関に集合するまでは会うことは無いだろう。サボテンはそう考えながら黙々と団長の手がかりを探し続けた。
「……? ……何か、音? 誰か、落とし物……?」
途中、何か重いものが床に倒れたような音と振動がほんの微かにしたが、それ以降聞こえることはなかった。
恐らくミスミソウかアネモネがあの身の丈ほどの武器を床に置いたか、あるいは誰かが家具を倒してしまったのだろうと判断し、サボテンも自身の探索を続行した。
人を遥かに超える感覚器で洋館を訪れた花騎士達の居場所を探り、物音一つも立てずに近付いてくる存在に気付くことなく……。
サボテンが大きな扉を開け中へ入ると、そこは浴場であった。
川から引いた水を火の魔法を込めた魔石で熱してお湯にする仕掛けであり、主がいなくなって久しいはずなのに何十人も同時に入れるであろう大きな浴槽にはなみなみと湯が張っている。
もしや洋館のどこかにいる団長が使っているのかと期待を込めて周囲を調べてみると、止水栓が壊れており湯沸かし釜に川から引いた水が流れ込んでいた。それに反応した魔石が自動的に温め、お湯にして湯船に送り込んでいるだけであった。
よくよく考えると湯船は既に満杯にも関わらずお湯が注がれ続けており、溢れた大量のお湯で浴場の床は水浸しである。
この状況は誰かがこの洋館にいるという証拠ではなく、むしろここには風呂を使うどころか様子を見る者すらいないという証明であった。
「ふぅ……団長……。どうして、いなくなっちゃったの……? わたし達、会いたい……。わたし……寂しいよ……」
気落ちして湯船を覗き込むサボテンの目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
お湯に写る二つの影が波紋に揺れ、まるで支えを失いかけた今のサボテンの心のようにゆらゆらとブレている。
サボテンは一瞬、ほんの一瞬固まった。
そう、お湯に二つの影……サボテン以外にこの空間にいる、「天井に張り付く巨大な害虫の影」が写り込んでいたのだ。
「が、害ちゅ……うぐぅぁっ……!」
ようやく害虫の存在に気付いたサボテンが臨戦態勢を取ろうとした時には手遅れであった。
クモに似た害虫は気付かれると同時にすぐさま天井から飛び降りており、サボテンが上を向いた瞬間彼女に覆い被さり湯船の中へと引きずり込んだ。
咄嗟のことにサボテンは肺の中の空気を吐き出してしまい、混乱と酸欠の中で闇雲に腕を突き出すことしか出来ない。
それでも団長と再会するまでは害虫に負けるわけにはいかないと、湯が沁みる目で害虫を睨み付け拳に力を込めた。
バシャバシャと水飛沫が上がる水中の格闘はほんの十数秒だけ続き、あっという間に浴場には静けさが戻った。
そして勝敗が決した戦いの場から、勝者が敗者を引きずって一人と一匹が姿を現した。
「げほっ、げほっ、はぁ……げほっ……はぁ、はぁぁ、はぁ……うっ……」
水浸しの床へ放り出されたサボテンは顔を真っ赤にして咳き込んでおり、久しぶりに出会えた空気を必死に肺へと取り込んでいる。
その腕は害虫との格闘用に着けていた手甲を剥がされ、糸を巻き付けられて完全に封じられている。
サボテンと害虫、そのどちらが勝者なのかはもはや言うまでもない。
害虫は横になっているサボテンを仰向けにすると、腕にさらに糸を吹き掛けて完全に床に固定した。
そのまま残った鎧も次々と牙で繋ぎ目を破壊して器用に足で剥がし、邪魔な布も破り捨てて口と尻から全身に糸を掛けていく。
「はぁ、はぁ……うっ、やだ……恥ずかしい……」
そうして出来上がったのは、まるで股間の割れ目を見せつけるかのように脚を広げ、大きく息を吸う度に揺れる豊かな二つの乳房を害虫に晒すサボテンの淫靡な姿であった。
無論、害虫はサボテンが逃げられないよう手足や胴を糸でしっかりと床に押さえ付けている。
浴槽から湯が垂れ流され床が水浸しになっていても糸の粘着性や強度には一切影響はなく、逃げようともがくサボテンの様子はまるで男を誘おうと尻を振る娼婦のようであった。
そんな光景を見ていた害虫は鳴き声を上げると、クモに似た腹をぶるりと震わせ腹先からペニスを露出させた。
害虫の体液にまみれた肉棒は、サボテンの女の象徴を見て興奮している雄の発情を受けみるみる大きくなっていく。
ガチガチに硬く屹立した淫棒の先では亀頭が凶悪なまでに充血し、早くサボテンの中を掻き乱したいとアピールしている。
「あ、あぁぁ……イヤ、そんなの、挿れないで…! 害虫のオチンチンなんて、やだっ……害虫と、エッチなんて……わたし、イヤっ……!」
この世で唯一愛した男にしか門戸を開いたことのない己の女部分を、この害虫は穢そうとしているのだ。
いつも無表情なサボテンの顔に誰にでもはっきりと分かる拒絶の感情が浮かぶ。
しかし害虫はお構い無しにサボテンに覆い被さり、怒張の伸びた腹先を割れ目に近付けた。
「だ、ダメ……ダメっ……! それ以上、オマンコに……近付けないでっ……!」
サボテンの懇願を聞き入れることなく害虫は亀頭を割れ目に這わせると、ゆっくりとペニスを前に突きだしていく。
まだ濡れていない滑りの悪いヴァギナはほんの一瞬害虫の侵入に耐えたが、怒張した雄の象徴の前には何の意味もない。
結局抵抗らしい抵抗も出来ぬまま、サボテンの肉壺の中へと害虫の陰茎が挿入されていった。
浴場内でバシャバシャ、パンパンッ、と異なる二つの音が反響する。
音の出処はもちろん、猛り奮った肉棒とそれを突き入れられている雌穴で結合しているサボテンと害虫からだ。
害虫は閉ざされたサボテンのヴァギナに向け腰を振り、赤黒い剛直を媚肉の中でピストンさせる。
「んぁ……んんぅぅっ……! あ、あぁぁ…害虫の、オチンチン……挿ってる……。いやぁ、抜い、てっ……ひぁっ、んぅっ……オマンコの中、動かないでぇ……!」
サボテンの腰に屹立したペニスが突き出た害虫の腹先が打ち付けられ、尻肉を叩く乾いた音が周囲に響く。
挿入された害虫の肉棒によって広げられたヴァギナの入り口がヒクつき、膣肉をカリ首で掻くように異物が往き来する。害虫の力強い動きにサボテンの尻が跳ね、その激しさを現すかのように床を浸す水が飛沫を上げた。
「はぁあ、んっ……んんんっ! だめっ……だめだって、はぁっ、んっぅう……! オチンチン……そこぉっ、あぁぁん……! やっ、そこはぁっ……んぁぁあっ!」
秘裂を害虫に貫かれ鳥肌を立てていたサボテンの声に、だんだんと艶めかしい色が乗ってきた。
害虫は膣内のサボテンが弱い所を巧みに肉棒の先で攻め立てながらピストンし、膣ヒダが絡みつく肉壺を掻き回していく。
膣奥が亀頭で突き上げられるたびにサボテンの口から嬌声が漏れ、媚肉が害虫のペニスをシゴこうと甘噛みのように締め付ける。
「んっ、んっ……んはぁ、あぁぁんっ……! オチンチンっ、なんで、団長のと……同じ、感触なのぉ……。あっ、あぁんっ、そこっ、あああっ! 団長しか、知らないっ……オマンコの弱いとこっ……はんんっ、全部、バレちゃってるぅ……!」
団長の男根しか受け入れたことのないサボテンの女陰の、団長しか知らない弱点を攻められ肉壺は歓喜に震える。
膣奥からは愛液がとめどなく溢れて害虫の肉棒のピストンを手助けし、膣壁を擦るカリ首に掻き出されて割れ目を濡らしていった。
「はぁっ、んっ! んっ! んぅっ……団、長……なのっ? おちんちんの形……オマンコでっ、覚えたのと……んぁあんっ、一緒ぉ……っ!」
その言葉を口にすると同時に、害虫のピストンがより一層激しくなった。
肉棒の先がヴァギナの最奥に打ち付けられ、刺激に反応して膣肉が熱を帯びたペニスを包み込んでいく。
結合部が密着するたびに粘ついた水音がぬちょぬちょと卑猥に響き、揺さぶられた大きな乳房の先にある勃起した乳首がピンク色の軌道を描いている。
「はんんっ、んぁっ……わたしの、気持ちいいとこ……全部っ、バレてるっ……! 団長のおちんちん、わたしのオマンコにっ、あっ、あっあっ……ぴったりハマってますぅ……やっぱりっ、団長っ、団長なんだぁっ……んふぁんんっ!」
疑惑は確信に変わり、確信は快感に変わった。
肉壺は肉棒をシゴくようにざわめき、子宮口が鈴口と接吻したがって亀頭に吸い付いてくる。
サボテンは下半身から昇ってくる快感を味わって腰と背筋を震わせ、粘膜どうしの濃密な接触に歓喜の嬌声を口から漏らし続けた。
「ひゃあああん! わたしの身体……おちんちんの動きに……よろこんでぇっ……んんっ、んぅーっ! オマンコのお肉ぅ、硬いおちんちんが……引っ掻い、たりっ、押し込んだりしてぇ……! あっ、あっ、あんっ……オマンコ、ズボズボされてっ、もう……イっちゃいますぅっ!」
今の状況は害虫に襲われ犯されているのではない。団長に押し倒され、己の奥で繋がって激しく求められているのだ。
膣穴で感じた肉棒の味で目の前の存在が団長だと理屈を越えて理解したサボテンは、害虫のぺニスから与えられる快感を悦んで受け止めた。
結合部からは膣奥から掻き出される大量の愛液が溢れて床に落ち、湯と混じりあって淫猥な雌臭と共に流れていく。
浴場内に反響するピストンの粘つく水音と喘ぎが、サボテンの昂りを言葉にせずとも物語っていた。
「団長っ……おちんちんっ、オマンコの奥、突きながらっ……あんっ……また大きく、なってます……! あっ、んあっ、んんぁっ……一緒に、一緒にイってぇ……! 団長の精液っ……わたしの一番奥にっ、子宮に飲ませてぇっ! あんっ、あんっ、あぁぁあっ……来るっ、凄いの来ちゃう! 久々におちんちんで……イかされちゃうぅっ!」
害虫のピストンは最高潮に達し、サボテンの淫穴を激しく掻き回す。
ぺニスはカリ首で蜜壷の至る所を突きながら弱いところを刺激し、媚肉は悦び蠢きながらそんな肉棒を締め付けて膣ヒダを絡み付かせる。
下半身から全身に広がる粘膜接触の快感に、両者は夢中になって相手の性器を貪り続けていた。
そんな快楽の時間も、とうとう終わりが来た。
害虫の下半身の奥でついに生殖欲求が爆発し、濃厚な熱塊が陰茎へと流れ込んできたのだ。
「んああっ! おちんちん、膨れてますっ……熱いぃっ! 出してぇっ! オマンコの一番奥にっ……精液出してぇっ!」
パンパンパンッと小刻みにぺニスを打ち付け音を立てていた害虫は、膣口に腹先を密着させ淫棒を根本まで挿入した。
サボテンのヴァギナに包み込まれた害虫のぺニスは、媚肉のざわめきに導かれるように中を登ってくる熱を亀頭へと届ける。
膣奥を擦り子宮口を押し上げている亀頭は、それをサボテンの胎に吐き出し害虫の色で穢す役目を果たすべく膨れ上がっていた。
「だんちょぉ、だんちょぉぉぉっ! ふぁぁぁっ、あぁぁぁぁぁぁっ!」
そして下半身で繋がっていた一人と一匹は、同時に絶頂に達した。
害虫もサボテンも全身を駆け抜ける快感に体を硬直させているが、腰だけはビクビクと震わせて相手の生殖器を刺激し続けていた。
害虫のぺニスの先から白濁液が噴き出し、勢いよくサボテンの膣奥に放たれていく。
子宮口は少しでも多く飲もうと鈴口に吸い付き、害虫の精子を子宮に送り込む。ヴァギナ全体がそれを手助けしようとぺニスを締め付け精液を搾り取ろうとし、ぺニスも肉壺からの極上の愛撫にますます射精の勢いを増していった。
「はぁっ、あぁ……あ、んぁぁ……♪ 精液、たくさん……出たぁ……♪ お腹の奥、当たって……子宮に入って、きてる。オマンコも子宮も、悦んじゃってるぅ……♪」
サボテンは目を蕩けさせながら、子宮に注がれていく精子の熱に酔いしれていた。
絶頂の快感に仰け反り動けないサボテンとはまるで別の存在であるかのように肉壺は蠢き、膣内射精しながら震える肉棒をシゴいていく。
ヴァギナの中で射精する硬いぺニスの感触も、膣奥に注がれ子宮を重くしていく精子の熱さも、全てかつての団長と同じだ。
サボテンは子宮が粘ついた雄汁でいっぱいになっていく快楽に身体を痺れさせながら、嬉しそうに陰唇をヒクつかせていた。
やがて子宮が害虫の精子でいっぱいになってくると、サボテンの意識が遠のき始めた。
今も胎に流し込まれる害虫の極大の呪いに身体が耐えきれず、気絶しそうになっているのだ。
だが団長と体を重ねる幸せを噛み締めているサボテンは、久々のセックスで疲れて眠気が来たのだと思っていた。
せめて夢の世界に行く前に団長と手を繋ぎたいと腕を動かそうとしたが、彼女の腕は糸で床に縛り付けられピクリとも動かない。そもそも今彼女と交尾して精子を注いでいるのは害虫なのだ。この害虫が本当に団長だったとしても繋ぐための手など今は無い。
サボテンはようやく、自分が今セックスし中出しされている相手が害虫であることを思い出した。
だがその間も元団長の害虫は膣内射精を続け、サボテンの子宮に呪いと共に害虫の精子を吐き出し続けている。
「あ、だん……ちょ、う……」
サボテンは現状をようやく再認識したが、そのまま意識が覚醒することなく気を失った。
害虫は最後にもう一度思い切り子宮口を突き上げて膣奥に白濁液を吐き出すと、ズルリと精液と愛液まみれのぺニスを引き抜く。
直後にサボテンの膣口から入りきらなかった精液が零れ落ちたが、足元を濡らす湯がまるでこの場であった出来事の証拠を消すかのように押し流していった。
害虫はミスミソウにしたように、気絶したサボテンの身体を抱きかかえて浴場から出ていく。ポタポタと両者の身体から水滴が落ち廊下を濡らすが、それを咎める者など誰もいない。
サボテンを運ぶ害虫はミスミソウの時と同じように屋敷内のどこかへ向かいながら、既に次の獲物に狙いをつけぺニスを勃起させていた。
これまで犯した二人は害虫にとってそれぞれが最上級の雌穴であり、次に犯す肉壺の味にも大いに期待出来る。
害虫は早く次の花騎士を犯すため、早足ぎみにサボテンと共に闇に消えていった。
原作でモチーフにされてない虫の蟲姦ならどれが好み?
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ハリガネムシ害虫
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カミキリムシ害虫
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ダンゴムシ害虫
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アリジゴク害虫
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ゴキb…害虫
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セミ害虫(成虫)
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セミ害虫(幼虫)
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ヒル害虫
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ノミ害虫
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ダニ害虫
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原作に無いのを使うのは嫌い