佐倉双葉の最近ドハマリしているのは膝枕だった。
もちろんされる方だ。
誰の膝枕でもいいわけではない。
カレシである雨宮蓮の膝枕にハマッていた。
縁側のネコみたいにボンヤリうとうと、恋人の部屋でヘタクソなゲームプレイを眺めているのが好き。
時折り長い髪を梳かれたり、耳たぶをクニクニされるのが大好きだった。
そろそろ自分の喉がゴロゴロ鳴ったとしても双葉的には、もう上書きされるのがなんの不思議もない認知である。
寝オチしてしまうと数か月前までは、そのままその場で朝までコース確定だった。
今は優しくってジェントルマンでステキなカレシがいるので、ちゃんとベッドにお姫様ダッコでエスコートされて眠れている。
GJなカレシだ。
もっともそのカレシに対して、不満がまったくないかというと、残念なことにそんなことはない。
ゆっくり太腿が抜かれる。
うたた寝状態から本格的に夢の世界に招かれようとしていた双葉の、小柄な身体がそれこそネコみたいにふわりと軽々抱え上げられた。
恋人を起こしてしまわないようあくまで静かに、抜き足差し足忍び足でベッドまで運ぶ。
これから大いに発展するんだろうと双葉本人から期待されているが、まだその前兆さえない小さな身体をそっと横たえた。
眼鏡を外されて、前髪を掻き分けられる。
露わになったおでこに、
チュッ。
小鳥が啄むようなキスをされた。
とこのようにされるのは初めてではないし、もう何度目になるのか覚えていない。
そしてこうした扱いをされるのは嫌いではない。
嫌いではない。
……それどころか好きである。
好きであるのだが……イマイチ物足りないのも事実である。
ごくごく稀にではあるが、「お父さん」と呼ぶようになった惣治郎には、けっこう本気でその場の勢いを心配されていた。
まあ、おまえらもそういう年頃だし、その、最悪、そうなっても、……避妊だけはしてくれよ。
ストレート過ぎてデリカシーはなかったものの、大人としても父親としても男としてもタメになる忠告をふたりはもらっていた。
しかしそのアドバイスの出番は、今のところ現在進行形でまだなさそうである。
隙だらけなのにぜんぜん襲ってこない。
双葉がネットで集めた情報ではこういうとき男子は、もっとこう女のコにいろいろするものだと学習していた。
さあ来いっ!!
毎回毎回うつらうつらしていた脳は、お姫様ダッコされるたびにシャキィンと覚醒し、小さな胸をドキドキさせながらベッドに運ばれている。
なのにいつもいつもおでこに、チュッとお子様キッス以上は何もない。
オマケに蓮は自分はソファーで寝てしまう。
わたしって魅力ないのかなぁ……。
まさかまさかではあるが、もしかしたら蓮に、女のコとして認知されていない気がする。
どうせ今日も朝までナニもないままグッスリなんだろうと、双葉は心で唇を尖らせながらドキドキは鎮火しつつあった。
が。
んん?
馴染んだ気配が離れない。
おでこに添えられたままだった手が頬を撫でる。
顎のラインから首筋を這った。
そしてついには、
ふにっ。
乳房――と呼ぶには躊躇われる手のひらサイズの可憐なふくらみを、揉むというより医者がする触診みたいな繊細さでタッチする。
おそらく育ち切った女のコであれば、もう少し乱暴な愛撫でも受け入れてくれるかもしれない。
蓮はやや健全とは言い難い生活を送っていたためなのか、成長期の入り口にようやく差し掛かりつつある双葉の、芯にまだ小さなしこりのような固さのあるふくらみには、過保護なくらいの優しさが必要と判断したようだ。
バストだけではない。
細くはあってもくびれの浅いウエストや、片手で掴めてしまいそうなミニマムなヒップ、脂質とは無縁のすっきりとした肉づきの脚など、思春期の少女特有の危うい儚げなフォルムが形成されている。
さすが神だ。
これほどデリケートさとナイーブさを顕わしたイカす創作物は、悔しいがまだまだ人間が到達可能な領域にはない。
その手荒く扱ったら脆く簡単に壊れてしまいそうな身体。
ここまで焦らず少しづつスキンシップに慣らし馴染ませてきたカレシは、いよいよ酷なくらいの優しさで次のステップに進もうとしていた。
双葉としても興味はあったのだろう。
思春期は発情期。
ヒューマン用に耳障りのいい言葉に置き換えているが、人間だって所詮はアニマルで盛っているお年頃だ。
性欲というほど生々しいモノでないとしても、肉の疼きをまったく感じてないはずもない。
というかそうであってくれなければ、いろいろ仕掛けていたカレシも困る。
カノジョだけの事情ではない。
え? お、おおッ?!
ふたりの関係にランクアップを望んでいるのは、ナニも絶賛パニクッている双葉だけというわけではなかった。
思春期という盛っているお年頃という条件なら蓮にも当て嵌まる。
いつまでも紳士ぶっていられるものではない。
無邪気に甘えてくる仔猫のような恋人に、高校二年生男子の性欲は日々募っていた。
ふにっ。
腫れ物に触るみたいに慎重な手つきで、ささやかな胸のふくらみをゆるゆると、揉みしだけるようなボリュームはまだないので、自然とまさぐるようなモノになる。
風邪を引いてヴェポラップを塗ってもらっている幼子、などとという表現はあまり相応しくないであろう。
ハァハァハァハァ……。
患者の息は整っていくどころか、苦しそうに荒くなっていくばかりだ。
ともすればじれったいくらいのソフトなタッチで、布地の下に潜んでいる突起を中心にゆるやかな円を描いていた。
昔から科学的根拠はこれといって何もないのに、まことしやかに根強く信じられている説がある。
小さいオッパイでも他人に揉んでもらうと大きくなる。
この世の理は認知するのかしないのかだ。
さすがに現実世界ですぐに大きくなるわけでないにしても、カレシの愛撫でオッパイが育てられるドキドキに双葉の心臓が高鳴る。
元引き籠りのハッカー少女はもういまこの瞬間、わたしってば巨乳になっちゃうかもと期待していた。
やはり年頃の女のコとしてライバル意識とまで言わないまでも、なんとな~く嫉妬してしまうというか羨ましくはある。
ズルいぞぉおお!!
パンサーというよりチーターだと、杏のオッパイを見るたび感じていたのだ。
しかしこれでついに自分も巨乳の仲間入りだなと、AカップのバストをB・C・Dと、ランクアップしていく想像にグフフとニヤケそうになる。
そしてそうなる未来が現実となるにしてもならないにしても、とりあえず双葉が胸部のパーツをユサユサ揺らすのはまだまだ先の話だ。
ひとまずこれくらいで我慢してもらうしかない。
むくッ。
早く成長したいという願望が部分的な認知となって、顕著な欲情の変化となり硬くしこっている。
ブラジャーの布地を擦り、
「ンッ」
ピンピンに尖った乳首から微弱だが看過できない性電気が走った。
くすぐったそうに双葉が鼻を鳴らす。
ボリュームやサイズは半人前のふくらみだが、刺激に対する反応だけもうすでに一人前だ。
「ぁぁああ……ハッ……あッ……んンッ……」
勃起した乳首から生まれ続ける媚電流に、興奮で息が弾むのをとても抑えられない。
だらんと裾の伸びたTシャツをサッと捲りあげられる。
あれだけよく食べるくせに、内臓があるか疑わしくなる平らなお腹。
成長期をたぶん迎えているだろうバストを包むブラジャーが、寝たふりを決め込む少女を眺めほくそ笑む少年の目に露わになる。
そのままグイッと押し上げた。
カップが強く擦れる。
「んふッ!?」
瞼をそれでも閉じたままでいられたのは立派だったものの、ピンクの乳首をピンピンに尖らせた薄い胸を、外気とカレシの視線にさらして小さな身体を大きく仰け反らせた。
バラの花びらを伏せたかのようなささやかな、凹凸のほとんどないバストで精いっぱいの自己主張をしている。
その健気で甲斐甲斐しいアピールに、蓮の笑みはより深いものになった。
男にしては長くキレイな指先を口に含む。
たっぷり唾液を塗して引き抜いた。
心臓とは反対側の乳首にゆっくり近づけていく。
ニチャッ。
「あンッ!?」
カレシの唾液が移植されると、ふたたび双葉の身体は弾かれたみたいに仰け反った。
未発達な乳腺をその青く固い芯の奥に眠らせているだろう器官に、可憐なバストにしたのよりも小さく精緻な円をくるくると描く。
指先が勃起した乳首の周囲を巡り始めると、シーツを握り締めて双葉はひくんっと身体を震わせた。
玩弄されてさらに硬くなるナイーブでデリケートなな乳首。
キュッ。
人差し指と親指で摘ままれた。
「ひぅッ!?」
双葉はしゃっくりみたいな声を上げると、父親に怒鳴られでもしたみたいに身を竦める。
娘にスィートなそうじろうに大きな声を出されるなど、怪盗団の予告カードを見つかったときくらいで滅多にない。
耐性のない刺激に一発でダウンしそうになっていた。
ますます感度を増してくる乳首を、指先でクニクニと揉み転がす。
「あ、あッ、ン……んッ……あ……んふッ……」
双葉の唇からはキャラクターに似合わぬ、ひどくコケティッシュな吐息が漏れていた。
首筋から胸元をピンクに染めあげて喘ぎ啼く。
そもそも面影は色濃い。
将来の美人はすでに約束されている。
今は幼さの方が圧倒的に目立つ双葉だが母親譲りのその容貌は、あと数年もすれば色っぽさとのバランスが揃ってくるはずだった。
佐倉双葉という元祖メジエドのアリババ少女には、ロリキャラとセクシーキャラを両立させるだけのポテンシャルがある。
大切に育てたい。
「ひンッ!?」
放置されていた間もやはり健気に甲斐甲斐しく、勃起していた左の乳首に唇を寄せてむしゃぶりつく。
軽く歯を立てて甘噛みしては、舌を絡めつかせ吸いまくった。
充血したソコは過剰に敏感になっており、口内で優しく転がされるだけで、乳房全体が蕩けるような感覚に包まれる。
そしてその蕩けるような感覚を上半身だけでなく、双葉は下半身でも味わうことになった。
舐めしゃぶられ虐められていた乳首から唇が離れる。
……あ、もう、お、オワリ?
ホッとしたようなどこかガッカリしたような、そんな複雑そうでシンプルな気持ちが入り混じったのも束の間、
え? お、おおッ?!
衣服が次々に脱がされていった。
バンザイさせられるとTシャツをすっぽ抜かれ、抱きつかれるみたいに背中に手を廻されるとブラジャーを奪われ、ショートパンツもあっさりとずり下げられる。
まるで原寸大の着せ替えフィギアだった。
もしも市場に投入されたなら、空前絶後の大ヒット商品になること間違いなし。
ワンポイントでフリルの付いたショーツもするりと腿を滑る。
ツルツルなのはマストだ。
産毛の存在すら認知できないソコは縦線一本の、シンプルイズベストな造形でさらにフィギア感をランクアップさせていた。
ええッ?! そ、ソリはさすがに、は、恥ずかしいィイイイイッ!!
いろいろ双葉には常識の欠けている部分があるが、女のコらしい慎みだったりは意外だが一応ある。
年齢からすると無邪気の占める部分が多いが、まだ初潮の来てない幼子でもなければ、主観は極大でも客観は極小なギャルでもない。
いくらそうしているのがカレシとはいえ、左右の太腿をパックリ開脚させられてしまえば、年頃の少女が恥じらいを覚えないわけもなかった。
否。
むしろそうしているのがカレシだからこそ、性衝動に恋愛というブーストが掛かり思春期の身体を昂らせる。
ふぅッ。
「ハァンッ!?」
微かな吐息を吹きかけるだけでも、双葉を仰け反らせるのに充分だった。
ほんの僅かばかり残尿臭がするものの気にならない。
憐れな獲物となるべく牝のフェロモンの匂いが、狩る側である牡の獣性を刺激し鼻孔をくすぐっていた。
ナイフを入れる前のオムレツみたいにふっくらした恥丘、そこにうっすらと刻まれている溝に沿って熱いブレスを浴びせる。
上から下。
下から上。
何度も何度も。
それはあくまでもゆっくりとしたもので、そして執拗なくらい丁寧に浴びせかけられている。
「んンッ……ぅン……ンッ……」
しかしどれだけ執拗でも丁寧でも足りない。
生殺しの残酷な愛撫に双葉は身体をひくひくさせていた。
瞼を閉じたまま涙ぐんでいる。
蓮がルブランのマスターから免許皆伝を受けた料理はカレーだけだが、カレーにはあらゆる料理に応用可能な一通りの技術があるといっていい。
カレーがマズい店というのはめずらしいが、同じくらい美味い店というのもめずらしい。
料理のセンスはもちろんであるが、物事に対するマメな性格が求められた。
惣治郎の詳しい過去は知らないし詮索する気もないが、こんなところにもなかなかのプレーボーイだったのが窺える。
もっともその色男ぶり伊達男ぶりを、いちばん発揮したかった女性に発揮できなかったし、弟子のようなポジションの居候が、血より濃い彼女の忘れ形見に発揮しているのは、父親としてはかなり複雑かもしれない。
居候が尊敬の念を、こんな場面で深めていたのも。
「んウッ……!?」
ヴァージンの肉を焦らずじりじりと、蓮はとろ火で丹念にコトコト煮込んでいった。
そしてそれからいったいどのくらいの時間、触れているのに触れてないブレスのみの愛撫をしていただろう?
少しずつ綻んできた秘裂から、淡い処女の粘膜が覗いていた。
食べ頃である。
「うぁっ――」
むしゃぶりついた。
気体ではなく固体で舐めまわされる衝撃は、差があり過ぎてとてもではないが比べものにならない。
儚い裂け目を押し広げるようにしながら、何度も何度も往復させて唾液を塗り込んでいく。
尖らせた舌先をずぶりと沈み込ませた。
「……ハッ……あッ……、あ、ンぁッ……ひッ……あ、んぅ……あふぁッ!!」
初めての鮮烈な刺激に双葉の身体がブリッジでもするみたいに反る。
ほんのちょっとだけだ。
怖いので小指の爪程度しか入れたことはない。
双葉の経験などそんなもので、とてもオナニーなどと呼べるものではない。
オッパイもクニクニしたことはあるものの、なんとなくムズムズするだけでイマイチだった。
こんなモノかなと思っていた。
エロ漫画やエロアニメはやっぱりオーバーなんだなと、僅かばかりの拙い実体験で双葉はそう判断していたが、
「あ……ン……はふぁ……」
免疫のない処女の認知は完璧に塗り替えられている。
気持ちイイ。
気持ち良過ぎるッ!!
とてもジッとなんてしてられない。
青いお尻が妖しく淫らにくねる。
軟体動物のようにヴァージンの粘膜で巧みに蠢くカレシの舌は、おっかなびっくりでちょっぴり挿入された双葉の指とは異なり、蹂躙していくのにこれっぽっちの躊躇すらみられなかった。
内腿で頭を締め付けるようにしながら、恥丘を押しつけ髪を掻き毟るカノジョの、小さなヒップを抱え込んでさらに深く鋭く抉る。
リクエストに応え息継ぎもせずにスリットを責め続けると、蓮の口の中に初摘みの愛液の味が広がった。
「ひンッ!?」
双葉が舌足らずな可愛い声で喘ぐ。
煽られて蓮の舌遣いは必然、より卑猥なモノになっていった。
カレシにイイように嬲られるロリータなボディは、淫らな粘着音を立てながら急速に開花しようとしている。
大人のオンナへの一歩を踏み出したカノジョを祝福でもするように、処女花の秘裂のもっと奥の奥にまで舌を挿し込んで華蜜を味わった。
媚粘膜を濡れ光らせ溢れるラブジュースを、蓮はごくごくと喉を鳴らして飲み下していく。
視覚は必要としない。
上の唇と下の唇が結ばれたことでの卑猥なキスの感覚と、聴覚が捉えるはしたない音でそれは確認できてしまった。
愛飲。
「ンッ、ンッ……ふぅッ……はぁ……んぁッ……、あ!? ……ぁッ!!」
知識だけはある。
思春期は発情期なので興味がないわけもないが、カレシができてからの情報量は圧倒的に増えていた。
増えていたが双葉の知識はどこまでいっても知識でしかなく、認知の領域にまで至るにはやはり経験が必要となるだろう。
少女というのはベースとして潔癖症の生き物である。
それが処女であるというのなら尚更だった。
穢れのないホーリーな存在とまで崇めなくてもいいが、清くあれとDNAにセットされているのは間違いない。
おそらくそれは誇張ではあっても、虚構ではないというやつだろう。
ごくッ……ごくッ……、ごくッ……ごくッ……。
飲んでる……蓮がわたしの……、わたしの飲んじゃってる……。
排尿器官に口をつけているだけでも、ヴァージンの少女からすれば随分なアブノーマルだ。
ましてや分泌液を飲んでいる。
美味しそうに喉を鳴らして、飽くなき渇きを潤そうとしていた。
変態チック。
恥ずかしいくて堪らないはずなのに、身体は言い訳を赦さないほど悦んでいて、制御の利かない腰は勝手に前に迫り出している。
背徳だとか禁忌だとかのワードが漠然としたイメージで、双葉の脳内コンピュータをウイルスのように犯しハックしていた。
これ、ホント、もう、マジで、や、ヤバいよぉおおッ!!
薄目を開けて盗み見るとベッドの上で、ケモノのように四つん這いになった蓮が、口のまわりをベタベタにしながらニヤリと微笑んでいる。
待ってましたで、
んちゅッ
視線を交錯した瞬間を狙い澄まし、密かに勃起していた快楽中枢の塊を咥え込んだ。
「ひぁっ!?」
初々しいクリトリスを欲望のままに虐める。
舌先を器用に動かして包皮を剥くと、まだ幼いツルンとした陰核を、パンチングボールに見立ててしたたかに叩いた。
「あッ……あッ……、やぁンッ……」
佐倉双葉は少女であり処女であり、そして未熟だがオンナであり牝でもある。
過剰に敏感なポイントを重点的に集中的に責められて、反逆の意志を粉砕された身体がシーツを搔き乱し泳いだ。
可憐なスリットから溢れた粘つく愛液が会陰部を伝って滴り、また新たに大きな染みを作ろうとしている。
もしそのまま干してしまったらそろそろご近所に、お漏らし疑惑を持たれそうなサイズになっていた。
とはいえ場合によってはそれも、最善ではないかもしれないが最悪を避けるために、ありといえばりありなのかもしれない。
「ひいっ――」
たとえ同年代であっても双葉がストライクなら、どうやってもロリコンの誹りは免れないだろう。
父親である惣治郎の認知があるのでギリ、ふたりの交際は温かい目で迎えられているが、そうでなかったら生温かいモノがだいぶ混じるはずだ。
ある意味では前科持ちのレッテルより応える。
大衆の評価に踊らされるなど愚かだ。
べつにそれはそれで構わないといえば構わないのだが、わざわざ白い目で見られたいというドMな願望は蓮にはない。
代行サービス。
――はさすがにアレなので、ひさしぶりに自分で洗濯しようと思った。
思いつつ蓮は口に含み飴のように舐めしゃぶっていたクリトリスを、チュウウッと真空状態になるくらいキツく吸引する。
「そ、そりは!? そりはダメ
約束ノートをクリアしランクアップしていく過程で、双葉は蓮が甘いだけのようだが厳しさもあるのを知っていた。
ナデナデしてくれるのは課題をクリアしたときだけで、けっこうスパルタな面があったりなかったりする。
できるように優しく励ましてくれても、泣き言を許さない鬼になるときも多々あった。
けれど、
「………ンッ、ンッ……ふぅッ……はぁ……んぁッ……ぅああッ!! ……あ!? ……ああッ……んぁああッ!!」
ウィークポイントであるクリトリスをピンポイントで責められて、落雷に直撃されたような性の荒波に双葉は蹂躙されることしかできない。
ブリッジするみたいに浮き上がりっぱなしのお尻も、唾液が乾き冷えた気化熱でさらにぴんぴんの乳首も、初めて味わう絶頂の予感にぶるぶると痙攣し震えていた。
もちろんシロップみたいに甘く粘つく愛液を、絶えず溢れさせシーツに水溜まりを完成させている媚粘膜も。
抗えぬエクスタシーを待ち望んでいた。
「ああッ……あッ……、ン……あふぁッ!?」
脳裏でショッキングピンクの閃光がパチパチと跳ねまわる。
これまでの人生のすべてを収めても、余裕で空きのあるデータバンクの容量が、快楽という唯一つの感覚を処理するのに食い潰されていった。
何バイトあっても足りはしない。
凶悪なエクスタシーを爆誕させられてしまった双葉は、
「ひッ……やン……や……、ひぃッ……んンッ……、ひッ、ひッ……や……ダメ……あぁああッ!!」
ヴァージンが奏でるにはあまりにも卑猥であったが、それでも少女らしさを失わないソプラノの嬌声を迸らせる。
びゅびゅッ・びゅぷッ・びゅちゅちゅッ!!
避けようもなければ避ける気もない至近距離から、カレシの顔面にカノジョの放つオンナの射精がぶちまけられていた。
雷雨にでも打たれたかのように、蓮の眼鏡のレンズが淫らに曇っていく。
瞬く間に派手なお漏らしの餌食にされた。
そうすることに対するタブーへの抵抗が大きければ大きいほど、犯してしまったときの快感は何倍にも増幅されて、濡れていく蓮を見つめる双葉
の、霞がかった目の奥で焚かれているフラッシュは、眩暈がするほどいっそう強烈なものになっている。
「あ、ああ……はぁ……」
瞼を閉じようとしている処女の少女は知らない。
半分以上というか九割自業自得ではあるが、布団を使い物にならなくされたカレシが、オシオキついでに寝かさないと考えてるなどとは。