※この作品はR-18です。

ありふれた技能で奈落産モンスター女体化ハーレム性活   作:|◉〻◉)

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一応目標のお話までかけました。


VS六つ首ヒュドラ

 ハジメ達は入念にステータスを更新しながらついに最下層までやって来ていた。

 

 クロやケリーは新たな相棒を経てその実力をスコルに肉薄する程に迫っていた。

 しかしスコルも新たな従者を得て成長している。

 そしてその中でも成長著しいのはイラマである。

 何と彼女はユエを師と仰ぎ、幾つかの魔法を修めていた。

 流石にユエのように上位魔法は扱えぬが、下位や中位の魔法はお手の物。

 高い感知能力に魔法を携えたその力には、それなりの人気を得ていた。

 追従するメイド隊達も見た目からでは想像できない戦力を控えている。

 

 気は熟した。新たな階層に向かうには十分な理由になった。

 

 オルクス迷宮の奈落から数えて100階。

 その階層は、無数の強大な柱に支えられた広大な空間だった。柱の一本一本が直径五メートルはあり、一つ一つに螺旋模様と木の蔓が巻きついたような彫刻が彫られている。柱の並びは規則正しく一定間隔で並んでいる。天井までは三十メートルはありそうだ。地面も荒れたところはなく平らで綺麗なものである。どこか荘厳さを感じさせる空間だった。

 

 ハジメ達が、しばしその光景に見惚れつつ足を踏み入れる。すると、全ての柱が淡く輝き始めた。ハッと我を取り戻し警戒するハジメ。柱はハジメ達を起点に奥の方へ順次輝いていく。

 

 ハジメ達はしばらく警戒していたが特に何も起こらないので先へ進むことにした。感知系の技能をフル活用しながら歩みを進める。二百メートルも進んだ頃、前方に行き止まりを見つけた。いや、行き止まりではなく、それは巨大な扉だ。全長十メートルはある巨大な両開きの扉が有り、これまた美しい彫刻が彫られている。特に、七角形の頂点に描かれた何らかの文様が印象的だ。

 

「……これはまた壮観だね」

「……反逆者の住処」

「僕たちにはお似合いの場所だろ?」

 

 いかにもラスボスの部屋といった感じ。

 実際、感知系技能には反応がなくともハジメの本能が警鐘を鳴らしていた。

 この先はマズイと。それは、ユエも感じているのか、うっすらと顔を青くしている。

 

「お姉ちゃん、怖い」

「大丈夫、みんながついてる。それに、僕もついてる」

「……んっ!」

 

 ユエも覚悟を決めた表情で扉を睨みつける。

 そして、全員揃って扉の前に行こうと最後の柱の間を越えた。

 その瞬間、扉とハジメ達の間三十メートル程の空間に巨大な魔法陣が現れた。赤黒い光を放ち、脈打つようにドクンドクンと音を響かせる。

 

 ハジメは、その魔法陣に見覚えがあった。忘れようもない、あの日、ハジメが奈落へと落ちた日に見た自分達を窮地に追い込んだトラップと同じものだ。

 だが、ベヒモスの魔法陣が直径十メートル位だったのに対して、眼前の魔法陣は三倍の大きさがある上に構築された式もより複雑で精密なものとなっている。

 

「全員、警戒! 大きいのが来るよ!」

「ほう、ちょうど殴り合いのある獲物が欲しかったところじゃ。テイル、着いて参れ」

「合点、姉御!」

 

 クロは強敵の登場に身を震わせ、拳を握りこむ。

 側に仕えるテイルが揃いの衣装を纏ってクロの側で意気込んだ。

 

「プトラ、臆するな。今までの鍛錬通りやれば勝てる相手だ」

「姉様、はい!」

 

 すぐ横では、ケリーとプトラが身を寄せ合って魔法陣を睨め付けていた。

 包み込むような優しさは、娘に対するそれで、しかし守られてる少女の瞳には恋慕の色が浮き出ている。こんな状況だというのに、二人は違う感情に囚われていた。

 

「姉者、見えるか? あの光が」

「懐かしい。我らを門番としてこき使っていたもの達の使っていたものよ」

「ならば?」

「是非もなし。既に我らはハジメのメスよ。ハジメの前に立ち塞がるなら討ち滅ぼすまで」

「うむ、姉者ならそう答えるであろうと思っていた」

 

 ハジメに鍛造してもらった得物を構え、かつて門番の地位にいた姉妹は凜然と立ち向かう。

 

「これを乗り越えられねばわたくし共に明日はない、ですか」

 

 パタンと青紫の扇を畳み、口元に添えるスコル。目元は涼しげで、少しも臆した様子もない。しかし共に歩くものは額に汗を流した。

 

「姉様でも分の悪いお相手ですか?」

 

 スコルの右腕の地位にまで上り詰めたセンが表情を顰めて問う。

 

「考えるまでもないことよ、セン。わたくし達にできることは抗うことのみ。結果は日々の鍛錬についてくるもの。己を信じなさい」

「はい。全ては新しき理想強のためにも」

「肩の力を抜きなさいって言ってるの。わたくし達は勝つわ、絶対に」

「ええ」

 

 サソリとムカデ。甲殻類同士、気が合うのだろう。

 貴族令嬢に装いのスコルに、姫のような装いのセンは対極に位置している。

 だが装いが何だというのか。互いの信頼関係はそんなチープな指摘で突き崩せるものではない。

 

 

 

 魔法陣はより一層輝くと遂に弾けるように光を放った。咄嗟に腕をかざし目を潰されないようにするハーレムメンバー達。光が収まった時、そこに現れたのは……

 体長三十メートル、六つの頭と長い首、鋭い牙と赤黒い眼の化け物。例えるなら、神話の怪物ヒュドラだった。

 

「「「「「「クルゥァァアアン!!」」」」」」

 

 不思議な音色の絶叫をあげながら六対の眼光がハジメ達を射貫く。身の程知らずな侵入者に裁きを与えようというのか、常人ならそれだけで心臓を止めてしまうかもしれない壮絶な殺気がハジメ達に叩きつけられた。

 

「竜種!」

「それも六つ首! 望むところじゃ、我らは一つを相手取ろう。テイル、逝くぞ!」

「合点!」

 

 まず動き出したのはクロだ。

 相対するヒュドラの首は地を這う獲物を見据え、頭に赤い紋様を浮かべて火炎放射を行う。

 それを見据えてクロは薄く笑みを浮かべて自らの爪を見立てた鉄扇を振るう。周囲に氷の魔力を纏い、それらを赤い紋様を浮かべた首めがけて大きく振るった。

 

「その程度の火種で怯むと思うたか!〝氷爪〟」

「からのー〝連風脚〟っす!」

 

 クロの生み出した三つの氷の真空波。

 それに追従する様に放たれたのはスカートの裾をつまんで高々と上げられた脚線美だった。

 クロの氷爪が爪によるものなら、テイルのそれは両足と尻尾による三連打。

 ドレスの下からは健康的なま足と一糸纏わぬ臀部が晒される。

 一切恥じる要素も見せない鋭い連脚が、火炎放射を無効化されて追加の火炎放射を放とうとした首をへし折る。

 

「これ、淑女ともあろう者がはしたないぞ?」

「クロさんと違ってあたしの武器はこっちなんす!」

「なら無理にドレスに拘らんでも良かろう? ケリーのようなチャイナ服でも良いではないか」

「それじゃあクロさんの部下として示しがつかないんす。いわばこれはクロ組のユニフォームっすよ。ママも言ってたっす!」

 

 首を潰して安堵したのか、クロとテイルがイチャつく。

 が、すぐに意識は外へ、倒した首へと向けている。

 残っている首の一つに浮かび上がった白い紋様。それが再生の魔法だと気が付いたのだ。

 

「ほほぅ呆気ないと思われたが、これは良いサンドバッグじゃな」

 

 クロが感心したように扇で口元を隠し、目を細める。

 今ではその仕草は上流貴族の令嬢のようである。

 ユエの教育はそんなところにも伸ばされていた。

 対して従者のているといえば、足はあげるし着衣は乱す。クロの格好を真似ているだけだ。

 そんなテイルをクロは優しく見守っている。

 姿はどうであれ、自分で見つけてきた人材だ。最後まで見守るつもりでいた。

 

「あちらもどうやら始めたらしいな」

 

 既に開戦したクロ達を見据え、優雅な立ち振る舞いでケリーが扇をピシャリと閉じた。

 それを胸元にしまい、跳躍する。壁を、天井を足場にしたケリーの立体起動だ。

 目で追えぬ速度で動き回り、それを追うように首の何本かが翻弄される。

 そして姿を捉えた時は一品の首が真上から地面に叩きつけられた時だった。

 同時に首の限界ギリギリまで天井に上げられる。

 吹き飛ばされたのだ。目に見えぬ何かに。

 否、完全に足元を疎かにしていた。そこにはチャイナドレスを纏う一人の少女が膝を上げた姿勢で立ち尽くしている。

 すぐさまバク転をしつつ退却し、ヒュドラから距離を取った。

 その場所にケリーが降り立つ。

 

「見事な連携だったぞ、プトラ」

「姉様の囮があってのものです」

「だが……」

「ええ」

 

 首の骨が複雑骨折して使い物にならなかった首が、淡い光を纏って元に戻る。

 

「どうやら一本でも残すと駄目ならしい」

「燃えますね」

 

 ニヤリとプトラが構えを取る。

 

「そうだな」

 

 ケリーもそれに頷き、腰に巻きつけていた鋼糸ワイヤー製の鞭を手にして再び紋様を浮かべた首の一つを見据えた。

 

 

 サイクロプス姉妹のアイとサイが首の一つに牽制を仕掛け相手取っている。

 数は多くとも、手数ならばこちらも負けていない。

 

「サイ、仕掛けるぞ」

「行くか、姉者!」

 

 元々が戦士の生まれである姉妹は、一糸乱れぬ身体制御で肉薄すると、身の丈ほどの大剣を奮い、ヒュドラと同等の力を放つ。

 完全に拮抗するヒュドラは防戦一方だ。

 

 残る二本のうち一つをスコルとセンの主従が相手取り、もう一つをハジメとユエが相手取る。どう考えても過剰戦力だ。

 

 ヒュドラの疲弊は目に見えていた。

 何せハジメ達は一切本気を出していない。文字通り邪魔な汚れを落とすための掃除だ。

 無論、殺すなんて勿体無いことはしない。

 

 衰弱したヒュドラにアリーの寄生植物を植えつけて従順にしてから女体化させた。

 出来上がったのは一人の少女。頭に見事なチューリップを咲かせた少女が虚な表情でハジメを見ていた。

 

「わたしは……」

「君は囚われていたんだ」

「囚われていた?」

「うん、ここに来るまでの記憶を覚えているかい?」

「いいえ、何も、何もわからないの。ウッ」

 

 少女は頭痛を訴えるように頭を押さえ、跪く。

 大丈夫かとハジメが少女の腰を支え、少女はハジメにトクンと胸を打たせた。

 それはきっと初恋にも似た感情で、しばらくヒュドラの少女はハジメの顔をまともに見ることは出来なかった。

 

 


 

 

 純白のベッドの上では似た背格好の少女が一矢纏わず肌を絡み付けていた。

 黄金を溶かし込んだ金髪を背まで伸ばし、血のように赤い瞳が互いを写し込む。

 少女は三人。ハジメとユエ、そしてもう一人の妹、シス。

 同じ髪色に同じ瞳。顔立ちは違うのにこんなにも仲睦まじいのは彼女達が姉妹だからである。

 

「シスはお姉ちゃん達に慣れてきた?」

 

 胸元で身を竦める妹の頭を撫であげながら、ハジメは目を細めて笑う。

 反対側からユエが自分よりも大きな乳房を持つ妹の先端をいじめているところだ。

 さっきからくすぐったそうにしているのはそういうところで、下腹部からは一様に白濁した愛液を垂れ流している。

 お腹は張り、既に事後。

 後は肌を合わせて今後を語らっていた。

 一番下の妹は口数が少ない。

 出会った頃のユエのようだとハジメは思い出す。

 吸血事に記憶を改竄した影響が出ているのだろう、少し弱気な彼女はハジメのおっぱいに吸い付いて、そのまま寝てしまった。

 同じくらいの年頃なのに、なんだか娘ができてしまったような気さえする。

 

「お姉ちゃんはずっとここに住むの?」

「んー?」

 

 天井を見上げる。

 ここはダンジョンの最下層。

 反逆者の住処。しかし人工太陽が回っており、時間に応じて月の役目も果たしている。

 部屋はいくつかあり、畑も風呂も備えられていた。足りないと感じればハジメが作るし、ここ以上に拠点にふさわしい場所はない。

 地上に出るゲートも見つけたし、このダンジョンの設計者の理念も聞いた。

 ハジメはそこでアーティファクトを製造する技術を得たし、ユエも神代魔法をいくつか継承した。クロ達にはあまり恩恵はなかったが、それでも毎日楽しくやれている。

 

「ユエは不安?」

「どうかな、わかんないんだ。不安かどうかも」

 

 ベッドから離れ、立ち上がる。

 背まで届く髪が、月明かりに染まって輝く。

 血のような赤い瞳がハジメに向けられている。

 

「ならば僕がずっとそばにいるよ。ユエの不安を埋めるように魔力で溺れさせてあげる」

「もう、そうやってわたしの事ばかり。お姉ちゃんはもっと自分を大切にして!」

「え〜〜」

 

 ハジメの精神は既に壊れてしまっている。

 度重なる恐慌状態。断続的に訪れる死と痛み。性欲を発散させる事でそれを誤魔化してきて、最後の最後で人間を辞めた。

 やめてからも他者の力を取り込み、今まで来ている。

 ずっとそばに居るのに、いつの間にか居なくなってしまいそうでユエはそれを恐れた。

 

「もし外に出るとしても、一緒に連れてって欲しい」

「それはいいけど、そんなんじゃいつまで経ってもお姉ちゃん離れできないぞ?」

 

 コツンとおでことおでこがぶつかった。

 至近距離で瞳の奥を覗かれる。

 ドクドクと鼓動が早まる。そしてどちらからともなく、唇が重なった。

 もう二度と話さないとばかりの執拗な舌の絡みを、いなしながら責め立てていく。

 

「はむ、れろ、あむ。お姉ちゃん、お姉ちゃん♡」

「うん、何?」

「ずっとユエのそばに居て?」

「勿論だよ」

 

 いつのまにか勃起していたクリチンポがユエのお腹に添えられた。

 押し返すようにお腹を寄せるユエ。

 

「好き、好き。どうしようもなく好きなの。お姉ちゃんを孕ませたいくらいに」

「僕も、ユエを孕ませたい♡」

 

 魔力をお互いに循環させた所で、ステータスの更新はできても子供は授からない。

 その為にはタネが必要で、かと言えば別に男が欲しいわけでもない。

 倒錯した姉妹の恋慕が雌の身体の内側で暴れている。

 

「ユエは気になる? 他のダンジョンのこと」

 

 寝転がる妹の尻肉に、張り上げた肉槍を押し込み、そのまま腰を落としていく。

 かわいいお尻がピクンと跳ねた。

 おまんこは柔らかくペニスを包み込み、ゆっくり子宮へと導いていくように蠢いた。

 

「あん♡、はいってくるぅう♡♡」

 

 興奮したように舌を出すユエ。上気した肌は熱に浮かれるように真っ赤だ。

 背中から抱きつく形でグッポリとチンポを埋めたハジメは、話を続ける。

 

「もし、もしも、神代の魔法で命を生み出すものがあるのなら、僕はそれを獲得したいんだ」

 

 ぴったりくっついたまま、腰を上げて、落とす。

 にゅぷぷぷ♡ と泡を立てながら膣襞をかき分けて最奥をノックする。

 

「それって、メス同士でも子供ができちゃうような?」

「うん、そういうのがあったらいいなって」

 

 じゅぷ、つぷ、ちゅぷ、ぐちゅ!

 ピストンの勢いを増しながら、それでも語りは穏やかで。

 ユエも夢見心地でその言葉を聞き入れている。

 

「もしなかったら?」

「それはそれで笑い話さ。僕たちは普通の人間より長い時間を生きられるだろう? その余興に、外に出て見るのもいいかと考えていた。無論、ユエが嫌ならずっとここにいるけど」

 

 笑いかけるハジメの口調は優しい。しかしピストン運動は緩慢になり、注ぎ込まれる熱は最奥で爆発するようにユエの身を焦がした。

 

「あ.……ん♡♡」

「ごめん、少し熱かったね?」

「平気。むしろ程よい熱量」

「それはよかった」

 

 肩越しに振り向き、舌を絡める。唇は届かないが、吸血鬼の舌は長いのでこれくらいの距離感でも丁度いい。

 

「お姉ちゃん、またおっぱいおもらしした?」

「背中気になる?」

「平気。お姉ちゃんもユエで気持ち良くなってくれたって事だもんね? 嬉しい」

「じゃあこのまま続けるね?」

「……ん♡」

 

 姿勢を変え、体勢を変え、攻守を変える。

 結局ハジメは姉妹限定でチンポを受け入れることにしていた。

 まだシスのオチンポは皮被りで小さめだけど、そのうち大きくなることは受け合い。

 今のうちに慣れておくべきかと、あんあん喘ぎながらユエから注がれる魔力を受けきった。

 

「くぅううう♡」

「お姉ちゃん、ここ弱いよね? わたしもだけど」

「みんな弱いよ、僕だけってことはないと思……くひゅぅうう♡」

 

 ごちゅ、ごちゅ♡ と子宮をノックされての乳首コキ。

 ユエの指はハジメの母乳で濡れ濡れになっている。

 そして首筋に吐息。吸血のサインだ。

 魔力を注入されながらの吸血はハジメにとって新しい扉を開いたエクスタシーの一つ。

 最近では下の妹も真似してハジメのおまんこに入れたがるのも、姉たるハジメ眼前が気持ち良さそうにしているがためである。

 

「出すよ、お姉ちゃん!」

「奥に、頂戴!」

「勿論♡♡♡」

 

 鼻息を荒くしながらのピストンの後、後ろから抱きつくようにしてユエはハジメに魔力を注入した。びゅるびゅると濁った塊が叩きつけられ、ハジメは目から火を出して意識を沈めた。

 

 


 

 

「はい、みんな聞いてー」

 

 パンッと柏手を打ってハジメは注目を集める。

 総勢16名のハーレムメンバーがはじめの言葉に耳を傾け、言葉を待った。

 

「と、言うわけで外の世界に買い出しに行きたいメンバー決めを始めるよ」

 

 わぁ、とメンバーから声が上がる。

 結局のところだ。

 みんながみんな、ここでの暮らしで満足できなかったのだ。

 なにせ最後のメンバーのシスを相手にミスらしいミスもなく渡り合えた連中だ。

 外の世界でどれくらい己の力が通用するか確かめてみたいのだ。

 それと言うのもハジメの不死性が安定したことによる不安要素の消失。

 そして魔力注入人員の確保がハジメ抜きでも生活できる状態を維持していけることになっている。

 ハジメは新たに戦闘部隊長にクリチンポを設け、新しいファミリー創設に乗り出していた。

 全て奈落産のモンスターで出来上がったファミリーは、姉妹という絆で繋がっており、ここ数ヶ月でギスギスすることもなかった。

 

 だから外に出てみたいと言う要望もここでクラス上での視野に入れることにした。

 しかし、外の世界がここより危険である可能性もある。だからこそルールを設けての人数限定の買い出しなのだ。

 

 ちなみに買い出しと言っても、お金はないので一定期間の旅を買い出しという言葉で位置付けている。もし街に入る時に目的を尋ねられた時の方便にもなるからだ。

 ハジメは今の外の世界を唯一知っているが、世界の隅々まで知っているわけじゃない。

 

 

「じゃあ最初は僕のグループで良いのかな?」

「異議はない。むしろハジメに行ってもらった方が、我らが赴くより穏便に回りそうじゃしの」

 

 クロはうんうんと頷きながらそう答える。

 

「わたしもそれに賛成だ。出来れば連れて行ってもらいたいが、中途参入した弟子の手が離せぬのでな。たまには羽を伸ばしてくると良いだろう」

 

 ケリーはすっかりみんなのお姉さんとしてまとめ役についている。

 腕力自慢のクロと、スピード自慢のケリー。常識的な範囲での強さの代表格として慕われていた。

 

 代わりに常識を逸する強さのサイクロプス姉妹とスコルは高嶺の花として慕われている。

 メイド隊もあれから人数を増強させている。

 ベルなんかもあれからメイド隊に入ったようだ。

 オスとの出会いを求める彼女だったが、ハジメとの交尾で過剰に強くなりすぎて、自分に見合う相手がいなくなったらしい。

 だったらハジメに媚びてやると目的を変えたようだ。

 

「それじゃあ行ってくるよ。お土産期待しててね?」

 

 妹の手を引き、自身の見た目も考慮して大人の個体を引き連れる。

 アリーなんかが適任だ。固有能力の寄生で面倒ごとも回避できるし。

 ハジメの容姿は今やユエと相違ない。だからこそ保護者役が必要だった。

 

「ではお姉様、よろしくお願いします」

「アリー、外での呼び方を少し考えようか?」

「お姉様ではいけませんか?」

「身内でなら良いけど、僕と君の見た目で姉妹は無理がある」

「わたしはお姉ちゃんで良いよね?」

「ユエは大丈夫」

「良かった♡」

 

 アリーは困惑顔で、ユエは笑顔だ。

 旅に出るのにゾロゾロ引き連れるわけにもいかないのでこれくらいで良いだろう。

 ハジメはそう決めて、魔法陣の上に立った。

 さて、外の世界はどんなものが溢れているだろう。

 

 後に続く二人は、不安そうにハジメの後を追った。

 




過剰戦力になるので、外回りは三人までとしました。

あとはおまけですが、今更シアを出す意味は……いや、ユニークですけどね、あの子。
でもセックスでズブズブにしたら逆境に弱くなりそうで心配だなー

次回のおまけで見たい原作キャラとの絡みは?

  • シア・ハウリア
  • 愛ちゃん先生
  • 白崎香織
  • 八重樫雫
  • ティオ・クラルス
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