2期があればひょっとしたらアニメにも……?
ちょっと独自解釈あります
私がこの度紹介するのは、オトナのおもちゃ箱です。当初は店構えの地味さと客引きをしないことでぱっとしない店であったのですが、異種族レビュアーズの皆様に紹介されてからは、丸呑みプレイが出来る店として連日大行列と相成りました。やはり、異種族レビュアーズの影響力は凄まじいものですね。
現在では大行列になっている店ではあるものの、客や嬢にヒアリングをした結果、あちこちに改善点が見えたので、そこをピックアップしてより良い店にするためにはどうするべきかをこちらで記述していくことにいたします。
まずは問題点を列挙していきましょう。
その1 客引きができない
その2 中身の事前確認をミミック嬢が禁止している
その3 服ごと丸呑みされるので服が粘液塗れになる
その4 フロントで吐き出される
その5 シャワーが共同
まずは、問題点その1ですが、以前はヘカトンケイル嬢にお願いして大通りに移動させてもらうことでなんとかしてみたようですが、ミミックという種族の性質として自分から正体をオープンにせず、開けられるまで待つという方針だったため、偶然カンチャルさんに早々に開けられなければ閑散としたままだったでしょう。
問題点その2とその3はミミック嬢の気質に関わるものですのでなかなか難しいものです。中身を既に知っているからと受付は選べず、なおかつ同じ嬢のリピートは好まれないとなると新規顧客を次々と開拓せざるをえず、さりとて客引きも難しいとなると悪循環に陥ります。
また、これはヒアリングを通じて知ったことですが、ミミック嬢はお客を服ごと呑み込んで要らない服を吐き出すことが本能的な喜びに繋がるとのことです。
故に、事前に脱いでおくのもこれまた好まないというのも大きな問題点になります。
丸呑みプレイ愛好家と言えども、一度プレイして賢者になってしまえば粘液塗れの服を着て帰るのに抵抗があるものです。
問題点その4とその5は客同士の問題になります。実際のプレイは箱の中であっても、いざ終わればフロントに全裸の粘液塗れで吐き出され、更に隣には同じプレイをした別の客が……となると、はなぞの光の愛好家でもなければなかなか厳しいところでしょう。連れだって歩くのは入り口まで、男の真価を発揮するときは男同士で肩を並べることはない、とはスタンクさんの言葉でしたか。
さて、知名度が上がり客が絶えなくなったとはいえ、オトナのおもちゃ箱には以上のような問題点があることが明らかになりました。客が増え間口が広がればその分トラブルも噴出することでしょう。そこで、私は以下の改善案を提唱いたします。
改善案その1 他種族のスタッフを雇用する
種族固定の店ではスタッフも同一の種族であることが多いのですが、例外も存在します。
低級淫魔の店、淫魔の狂喜乱舞では受付を獣魔が担当されておりますし、バジリスク専門店、バジリ娘倶楽部では毒や魔眼のテスターも兼ねて人間が受付をしております。
同様に、他種族をスタッフとして雇用することで客引きやミミックには難しい作業を担当でき、運営の改善になるでしょう。
ミミックは箱を閉じることで体感時間を操作できるため、他種族よりものんびりしている傾向にあり、そこが他種族雇用に関してのネックとなっているのですが、現在は千客万来の様相ですので現状では問題ないかと思われます。
他種族スタッフの業務はミミック嬢には難しい客引きや清掃、受付に加え後述の改善案による追加業務も担当とかなりやることが多くなると想定されます。故に、次の改善案です。
改善案その2 値上げとプレイ時間の明文化
実は、オトナのおもちゃ箱はサキュバス店の中でもかなり安い料金体系を採用しています。ただし、1プレイ3000ゴールドとかなり曖昧な記述になっているのが問題で、1プレイの範囲がわからなければ飛び込みでは入りづらくなるのではないでしょうか。呑み込まれて1分で搾られてそのまま吐き出されて終わりではよく言われる悪魔店のぼったくりよりも悪質と言っても過言ではないでしょう。
故に、時間を明確にしつつ最低金額をニャンニャン天国を参考とした4000ゴールドにすることで余剰分をスタッフの給金と設備投資に充てる改善案を提唱します。
改善案その3 プレイルームの設置とシャワールームの整備
全裸の客同士が出くわすことを避けるため、通常のサキュバス店同様のプレイルームを作り、嬢を選んだらスタッフが嬢ごと客をプレイルームに運搬する方式を提唱します。ミミック嬢の内部は異空間になっており内部の重量は無視されるそうですので、嬢の下に台車を敷くことでフロントからプレイルームまでの移動は容易になるでしょう。更に、プレイルームごとにシャワールームを設置すればプレイルームを出る時には服を着た状態になっていられるため、プライバシーは守られるでしょう。
スタッフは伝声管を使用してプレイ終了後の客を鉢合わせないようにフロントに誘導する仕事が求められますが、これは従来のサキュバス店でも行っているのでスタッフ経験者を雇用すれば問題なくできるでしょう。
改善案その4 洗濯サービスの実施
やはり、粘液塗れの服で帰るのは不快かつ帰路の無用なトラブルになる可能性もありますので、それを避けるため、魔法なり魔王城の技術なりで服を洗濯すオプションの設定もあればサービス向上につながると思われますが、運用コストに難が出るのでこれは先述の改善案1から3が軌道に乗ってから改めてコストの概算を出した方が良いでしょう。
以上がオトナのおもちゃ箱における私見です。大繁盛している現状から口コミで客が増えていけばこれらの難点をレビューされることもあると思われるので、その対策としてこれらの案を検討していただければ幸いでございます。
「なんでDTのだけ業務改善案なんだべ」
「そりゃどこも行ったことがないからだっちゃ」
「机上の空論も良いとこっスね」
数か月後
「DT、おめえの案が採用されてミミック店が更に繁盛するとは思わんかったべ」
「俺も行ったけど確かに良かったっちゃ。見直したっちゃ」
「どうスか?アドバイザーの余禄でDT捨てられたッスか?」
「いえ……全ミミック嬢にヒアリングをしたので中身を知っている人はNGと言われてしまいました」
「……今日はワシらの奢りだべ」
そんなわけで4部作、これにて完結です!
丸呑み好きなんでミミック店は魅力を感じるんですが、スタンクたちはあの服で帰ったのかって疑問から話を膨らませてこんなんになりました。
ここまで読んでくださった皆様に精一杯の感謝を……!