※この作品はR-18です。

海賊白兎は闘争と色を好む   作:黒旗

22 / 26
事後処理

時が巻き戻り、開戦時神会(デナトゥス)会場にて・・・。

 

「馬鹿な・・・ありえん!!」

 

イシュタルが絶叫する、何故なら自身の眷族が突然倒れたのだから。

 

「カッカッカッ、ベルめ早々にケリを付けるようじゃのう」

 

カーリーのこの言葉にイシュタルが噛みつく。

 

「カーリー、お前の眷族がやったのか!?」

 

「うむ、いかにも」

 

それに対してカーリーは馬鹿正直に答える。

 

「しかし、これでは妾の期待した闘争が見れんではないか」

 

「ふざけるなぁ!!」

 

カーリーの一言にイシュタルが叫ぶ。

 

「そう喚くでない。ほれ、お主の眷族が一人立っておるではないか」

 

「フリュネか」

 

しかし、戦況は覆ることなく【カーリー・ファミリア】の勝利に終わった。

 

「妾の勝ちじゃが・・・つまらぬ!!こうなればロキとフレイヤにも戦争遊戯(ウォー・ゲーム)を申し込むぞ!!」

 

「何言ってんだ、バカ」

 

『!?』

 

神会(デナトゥス)会場に現れたのはさっきまで戦場に居たベル・クラネルだった。

 

「おぉ、ベル早かったのぅ」

 

「あぁ、後始末はアルガナ達に任せてきた」

 

「そうじゃ、今度は【ロキ・ファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】に戦争遊戯(ウォー・ゲーム)を仕掛けるぞ!!」

 

神達が集まる場にベルが現れ、カーリーがとんでもないことを言い出す。

 

「おいあんま調子に乗んなや、ドチビ二号」

 

「うふふ」

 

その言葉にロキはキレ、フレイヤは何を思っているのか読ませない。

 

その言葉に対してもベルの言葉は・・・。

 

「バーカ、今の俺等が最初にすべきは歓楽街の治安整備だ。支配者の頭が変わるんだ、それによって少なからず生まれる乱れを消し去ってからだ」

 

「むぅ」

 

「不服そうな面してんじゃねぇよ、時が来れば何時でも始めりゃいい」

 

「ほう」

 

「「・・・・・・」」

 

傲岸不遜、その言葉が今目の前に立つ男にふさわしいだろう。

 

その発言は何時でも倒せると言っているのと同義だったからだ。

 

「おいベル・クラネル」

 

「あぁん」

 

ベルに話しかけたのはイシュタル。

 

「不味い、ベルよ・・・!!」

 

「私の言う事を聞け」

 

なんと敗北したイシュタルがベルを魅了し従わせようとするが・・・。

 

「今何しようとしたテメェ?」

 

『!?』

 

ベルに魅了は効かなかった。

 

「馬鹿なっ!?」

 

イシュタルは驚愕するもベルに首を掴まれる。

 

「とりあえず帰るぞ」

 

「うむ」

 

そうして、ベルとカーリーは帰っていくのだった。

 

 

元【イシュタル・ファミリア】本拠(ホーム)女主の神娼殿(ベーレト・バビリ)改め【カーリー・ファミリア】本拠(ホーム)雄兎の牝娼殿(ベル・ハーレム)となった。

 

更に歓楽街の混乱は元【イシュタル・ファミリア】の戦闘娼婦(バーベラ)を中心に迅速に正常化されいつも通りの歓楽街に戻っていった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。