※この作品はR-18です。

海賊白兎は闘争と色を好む   作:黒旗

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悪魔の実

朝の営みを終え、ベル・クラネル()アマゾネス()達が用意した朝食を食べ終えると腹ごなしの散歩に出かけていた。

 

浜辺を歩いていると、そこである物を見つけるのだった。

 

「悪魔の実だと…!?」

 

それはこの異世界にやってきてもう目にすることはないだろうと思っていた物、それは悪魔の実。

 

悪魔の実は「海の悪魔の化身」と言われる果実で、食べた者は特殊な能力が身に付くのである。

 

人間はもちろん、いかなる生物が食べても能力を得られるのだ。

 

「まさか、この異世界でお目に掛かれるとは思わなかったぜ」

 

そう言いながら雄は悪魔の実を手に取り、躊躇い無くその実に齧り付いた。

 

「不味い」

 

そう言いながらも飲み込み、残った実の部分も残さず食べ終えた後すぐにカーリーの元へと向かった。

 

「おい、カーリー【ステイタス】の更新をしろ」

 

「ベルよ、【ステイタス】というものはそう簡単には変わったりなどせんのじゃぞ。ましてや、Lv.8ともなれば…」

 

「いいからさっさとしろ」

 

「分かった」

 

そうして、カーリー(主神)が雄の【ステイタス】を更新すると…。

 

「なんじゃ、これは~~~!?」

 

主神の叫び声にアマゾネス()達が集まって来る。

 

「ベル様どうかされたのですか?」

 

「アルガナよ、そこは声を上げた妾に聞く事ではないのか?」

 

雌達を代表してアルガナが雄に問いかけるも、カーリーが指摘する。

 

「それでどうだったんだよ、俺の【ステイタス】は」

 

「お主はお主で自由じゃな」

 

我関せずを貫く雄にいっそのこと清々しさを感じているカーリーなのだった。

 

「ほれ、これがついさっき更新したお主の【ステイタス】じゃ」

 

そう言いながらカーリーは【ステイタス】が書き写された羊皮紙を雄に手渡すのだった。

 

ベル・クラネル

 

Lv.8

 

力S999 耐久S979 器用S994 敏捷SS1099 魔力I0

 

海賊SSS 覇王SS 覇気SS 耐異常S 拳打SSS 破砕SS 幸運SSS

 

【大海賊の矜持】

・全アビリティ常時超高補正

・大海賊ほこりが続く限り効果持続

・大海賊ほこりの丈により効果向上

 

【覇気】

・覇王色

・武装色

・見聞色

・流桜

 

空間の悪魔の実(スぺスぺの実)

自然系(ロギア)

・空間を操作する事が出来る

・休息地点(セーブポイント)を設置すればその場所にいつでも行き来が可能

・人物、物体を質量、物量問わず空間に収納することが出来る※収納した時の状態のまま保存される

・対象を削り取り破壊する事ができる

 

「なんじゃ、この【空間の悪魔の実(スペスペの実)】という能力(スキル)は内容が破格すぎるぞ!?というか、いつの間にこんな規格外の能力(スキル)を得られるんじゃ!?」

 

カーリーが絶叫するなかで雄は我関せずといわんばかりに肉を食っている。

 

「ベルよ、この短時間にこの能力(スキル)を得られるようになったのか説明せい!!」

 

「それは悪魔の実を食ったからだ」

 

「悪魔の実・・・じゃと?」

 

雄の言葉にカーリーもアマゾネス()達も疑問符を浮かべている。

 

「あぁ、この世界には悪魔の実なんて存在してねぇもんな」

 

雄は酒を飲みながら悪魔の実について説明をするとカーリーは再度絶叫する。

 

「ありえん、ありえんぞーー!地震や雷、光そのものになるなどありえんのじゃ―――――!!」

 

「カーリー、うるさい」

 

絶叫するカーリーに対し雄はそう言いながら酒を飲み、肉を喰らう。

 

「ベル様、この後のご予定はいかがされますか?」

 

「あー、どうすっかなぁ」

 

「それでしたら、かの迷宮都市オラリオなどいかがでしょうか?」

 

アルガナ()の問いに雄が迷っているともう一人のバーチェ()が勧めてくる。

 

「なんだそりゃ、その迷宮都市オラリオってのはよ?」

 

「はい、迷宮都市と言いますのは世界の中心と呼ばれています。富・名声・力が揃う場所ともいわれています」

 

「へぇ、そいつは面白れぇじゃねぇか…!!」

 

その話を聞いたベル()は口角を吊り上げ獰猛な笑みを浮かべ眼にも危険な光が宿る。

 

そして、思い出していた。かつての船長(ロックス)の言葉を…。

 

『{クハハハハハッ、俺が世界の王になれば富も、名声も、力を思うがままだ!!}』

 

かつてそれらを求めて暴れ回っていた事を思い出した雄は益々笑みを深める。

 

そんなベル()の姿を見たアマゾネス()達は光悦な表情を浮かべるのだった。

 

「よし、お前らそのオラリオっていう場所に行くぞ」

 

『はい、ベル様!!』

 

こうして、ベル()の鶴の一声によって【カーリー・ファミリア】のオラリオ進出が決定した。

 

「少しは妾の話を聞かんかー!!」

 

主神を置いてけぼりにして…(笑)wwww

ベルに悪魔の実は必要でしょうか?

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