※この作品はR-18です。

昼間はエロゲのような日々を生きながら、夜は欲望をむき出しにして、女を食い荒らす   作:改変好き

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プロローグ NTRレイプ(夜)

 ――昏い暗い闇夜の中。午前一時を回っても騒がしい歓楽街を悠然と歩きながら、俺――大倉(おおくら)創也(そうや)は獲物を物色していた。

 

 

 この歓楽街はウチからは快速で二時間はかかる場所だ。とっくに終電は終わっているし、容姿も声も普段とは変えている。だから、多少暴れたところで俺が疑われることはない。さらに万全の対策を尽くすことでそれを盤石にしていく。

 

 

 そこまでして狙っているのは可愛らしい若い女だ。男がいようが、風俗だろうが構いやしない。というより、この時間に出歩いている若い女なんて基本的にそんなのばっかだからな。今夜はそういう連中を無理矢理犯していこうと思っている。そして、ターゲットはこういうでかい歓楽街ではあっさりと見つかるもんだ。

 

 

 俺の視線の先にいたのは茶髪のチャラチャラした男と腕を組んでホテルに入っていく金髪の女だ。化粧はケバいが、あれはすっぴんでもかなりの上玉だ。年の頃は十代後半から二十代前半くらいだろうか? そう思って気になって軽く調べてみるとどうやら、あの女は今年で十九になるそうだ。名前は桐山(きりやま)摩耶(まや)。ふむふむ、なるほどなるほど。隣にいる男は一月前に付き合い始めた彼氏で――おまけにあの見た目で処女と来てる。ホテルに向かってるところを見ると、今日が初セックスってわけか。胸の大きさは普通くらいだが、スタイルも悪くはない。今日はあの女を犯すとしよう。

 

 

 俺は一度路地裏に入り、『時間停止』と心の中で念じる。すると、先ほどまでの喧噪が静まり返る。先ほど歩いていた大通りを見ると、人間も看板のネオンも何もかも全てが動きを止めていた。

 

 

 

 

 

 

 単刀直入に言おう。あらゆる事象を操る力を俺は持っている。要は願ったこと、念じたことが叶う能力だ。俺はこれを設定能力と呼んでる。AVやエロゲなんかじゃ、常識改変だの何だのと呼ばれることが多い能力だが、何となく設定って呼んでる。

 

 

 まぁ、そんなことはどうでもいい。それよりも話を進めよう。この能力で出来ないことはたった四つ。この力を消すこと、俺自身が死ぬこと、俺自身の自我や記憶を無くすこと、そして、現実の世界を救うこと。たったそれだけだ。つっても、四つ目に関しては出来ないというよりやりたくないといった方が正しいけどな。

 

 

 それ以外は何だって出来る。人殺しみたいな物騒なことはもちろん、洗脳、記憶操作や常識改変、時間停止といったエロゲ御用達の能力も俺が対象でなきゃ、自由自在に出来る。異世界創造なんていう神の御業も実現可能だ。その気になれば、この世界全てを俺の支配下に置くことも出来る。まぁ、やる気はないけどな。

 

 

 この力があれば、俺は無敵だ。だから、精通を終えた中一の秋あたりから、ちょっとした事情も重なったこともあって、この力を使って毎晩各地で楽しんでるというわけだ。今夜は都心付近の歓楽街に来たが、海外で好き勝手やってきたこともある。言語の壁だって、どうとでもなる力だからな。アジア、ヨーロッパ、アフリカ……あらゆる地方の美女をここ三年くらい堪能してきた。

 

 

 そして、そんなことが出来る時点で察しているだろうが、俺は寝る必要がない。つっても、俺の本体は絶賛爆睡中だけどな。これは俺の力で創造したもう一つの肉体だ。本体を眠らなくてもいい体にすることは簡単だが、事情があってそれは難しいからな。自分の正体を隠す意味も兼ねて、別の体で夜な夜な徘徊して楽しませてもらってるわけだ。

 

 

 睡眠を好む奴らには悪いが、俺は惰眠を貪ることに興味はないし、そもそも睡眠に価値を感じていない。そんな時間があるなら女と楽しんでいたいからな。

 

 

 

 

 

 

 この力で俺以外の全ての時間を止めた。こうしないと設定中に変なのに絡まれることがあるからな。対応自体はどうとでもなるが、いちいちそっちに時間を割くのはめんどくさい。

 

「さて、じゃ、あのホテルをいろいろと改造させてもらおうか」

 

 俺はホテルの中の状況を把握する。アレはラブホだ。受付に人はおらず、機械で宿泊手続きを行うことになる。そこにあのカップルがいた。まだどんな部屋に泊まるかは決めていないようだ。なら、まずはそこから改造していこう。

 

 

 初っ端からNTRレイプか……。なかなか飛ばしてんな、俺。まぁ、どうせ百パー上手くいくんだ。何から始めようが変わらないか。

 

 

 俺は内心ため息をつきつつも、ホテルと標的の女、そして、一緒にいる男についての調査をし、この後どうするかについて計画を立てはじめた。

 

 

 

 

 

 

 脳内でいろいろと設定を施し、桐山とその隣にいるクズ男の素性を調べ上げたところで俺は時間を再び動かして、ホテルの方へと向かう。

 

 

 受付はスルーして中へ入っていく。ここは受付で操作しないと中に入れないタイプのホテルではないからな。入口と受付にある防犯カメラの映像さえ差し替えておけば問題なく入れる。もっとも、機械で料金を払って鍵を受け取らなきゃ部屋には入れないし、防犯カメラのこともあって普通に使うヤツはこんなことしねえけどな。

 

 

 奴らが入ったのは最上階である十階の一番奥にあるもっともでかい部屋だ。ここはこの辺では比較的安めのラブホだが、それでも一泊五万する結構高めの部屋だ。一人五万ではないとはいえ、相当奮発してんな。まぁ、この後のことを考えればあれくらいの広さがなきゃ無理か。

 

 

 ここでエレベーターを使うような真似はしない。ここは一つしかエレベーターがないから、十階まで行ったのを待つのは面倒だし、そもそもそんな必要はないからな。俺は周囲に誰もいないことを確認すると右手で軽く指を鳴らす。すると、周囲の光景が変わり、十階のエレベーターホールに到着していた。

 

「さて、それじゃあ、地獄の始まりだぜ? 鬼畜共」

 

 自分が言えた台詞じゃねえと思いつつも、そんなことを呟いた俺は忍び笑いをしながら、二人が向かった部屋へと歩いていった。

 

 

 

 

 

 

 ○○○○○

 

 桐山摩耶は腕を組んで、彼氏である大坪(おおつぼ)昭利(あきとし)と雑談しながらも、内心緊張していた。

 

 

 摩耶は地方から都会に出てきた少女だ。大学進学して少しして、髪を染め、化粧を覚え、服装もそれまでの地味系から派手になった。すると、元々美しい容姿を持っていた彼女は垢抜けたことで一気に男子人気が上昇し、つい先月同学年のサークルの中まである大坪に告白され、彼と付き合うことになった。

 

 

 大坪はかっこいいイケメンだったが、それ以上に紳士的だった。他の自分に言い寄ってきた男たちと違い、下心をほとんど見せなかったし、話題も豊富で楽しかった。まだまだ勉強不足で都会について無知を晒しても、決して馬鹿にしたりせずに苦笑しながら教えてくれたりした。まだ一月しか付き合っていないが、摩耶はどんどん大坪の虜になっていった。

 

 

 そして、何度目かのデートになった今日。晩御飯の時に大坪からホテルに行かないかと誘われた。最初は迷ったが、『ちょっとした修学旅行気分を二人だけで楽しもうよ』という彼の言葉を信じて、行くことにした。その後は軽くカラオケで盛り上がり、そして、とうとうホテルに向かうことになったのだ。

 

 

 もちろん、摩耶にもある程度の性知識はあり、そういうところに男女二人で行ったら何をするかくらいは知っていた。大坪がそう簡単に自分に襲いかかってくるとは思っていなかったが、それでも万一そういうことになったらどうしようかとこの数時間で何度も考えた。それでもついてきたのは彼女の心の中にそういうことをしたいという願望があったからかもしれない。

 

 

 その証拠に摩耶の鞄の中には避妊具がいくつか入っていた。大学に入って、興味本位で買ってしまったもの。それを摩耶はいつも鞄に忍ばせていた。だから、密かに今日という日を待っていたのだと摩耶は何度も自分に言い聞かせ、ホテルの廊下を歩いていた。

 

 

 あと十数メートル歩けば、今日宿泊するホテルの部屋へと到着する。摩耶の緊張はピークに達しており、周りの状況など見えていなかった。だから、彼女は気付かなかった。優しい彼氏である大坪が口元を歪めて、自身を見下ろしたことを。そして、彼らの背後で物陰に隠れて舌舐めずりをして見ていた怪物のことを。

 

 

 

 

 

 

 大坪が扉を開くと、広大な空間が広がっていた。白を基調とした壁紙に紺を基調とした床。調度品はどれも高そうなものでベッドも二つあり、どちらも二人分は寝れそうなほど大きく、豪勢だった。

 

「わぁ……」

 

「凄いだろう? 一泊五万するだけのことはあるよ、この部屋も」

 

 想像を超える豪華さに思わず声を上げた摩耶に大坪は苦笑しつつも、そんなことを言う。そのセリフに摩耶は何の気なしに問う。

 

「知ってたの?」

 

「当然さ。俺だって、ちゃんと下調べくらいしてから来るよ。じゃなきゃ、お前と一緒に楽しく夜を明かせないじゃないか」

 

「うん、そだね」

 

 なぜか、ほんの少しだけ違和感を感じたが摩耶は気にせず、部屋の中に入る。部屋は二十畳以上はあるだろうか。さらに大きなベランダにウォークインクローゼット、ユニットバスも広く、摩耶はこんな部屋で一晩を過ごせることが嬉しくて仕方がなかった。

 

「もう時間も遅くなってきたし、軽くお風呂でも入ってきたら? 着替えはベッドの上にあるみたいだし、それを使えばいいさ」

 

「うん。じゃ、お言葉に甘えて入ってくるね」

 

 摩耶はその垢抜けた格好に似合わない屈託のない笑みを浮かべ、ユニットバスへと向かう。彼女が扉を閉め、鍵をかけた直後、ウォークインクローゼットの扉が開いた。

 

 

 

 

 

 

 何も知らぬまま、摩耶は体を洗っていた。湯船には浸かっていなかったが、念入りに全身を洗っていた。それはこの後のことを考えてのことだ。

 

 

 もうすでに頭は洗い、体も残すは彼女の一番大切な場所だけだった。摩耶はそこを見て、頬を赤らめる。

 

「……されちゃうのかな」

 

 外に聞こえないように小さな声で呟く。だが、すぐに頭をブンブンと振るうといつものように洗って、シャワーで流してしまう。備え付けのバスタオルで体を拭くと髪をタオルで軽く拭きつつ、用意されていた浴衣のようなものを着て、外へ出る。そして――。

 

「……っっ!!」

 

 目を見開いて驚愕する。なぜなら、大坪以外に九人の男が下卑た笑みを浮かべて、摩耶を見ていたからだ。そのいずれもが不良じみた

 

「昭利……くん? その人たちは――」

 

「馴(な)れ馴(な)れしく呼ぶなよ、芋女。てめえごときがこの俺と何の対価もなく付き合えると本気で思ってやがったのか?」

 

 この一月で見せていた優しい笑みとはまるで違う――醜悪な笑みを浮かべ、大坪はベッドの上に胡座をかきながら、そんなことを言う。その言葉に摩耶は完全に凍り付いてしまう。そして、その隙にいつの間にか摩耶の近くに来ていた二人の男が摩耶の両腕を掴んで、ベッドまで引きずる。

 

「や……やめて! あなたたちは一体何ですか!」

 

「うるっせえなぁ。てめえは大人しく俺たちにあわせときゃいーんだよ」

 

 茶髪の男が笑いながら、言う。その際に大坪が他の男たちと『ぎゃはは!』と下品な笑いをした瞬間に彼女はようやく全てを悟った。大坪はこの時のためにこの一ヶ月、自分に優しくしていたのだと。結局、大坪も他の男たちと同様下心で自分に近付いたのだと。それを知り、摩耶は涙を流す。

 

「はっ。ようやく、気付いたか。そうだ。俺はてめえと付き合う気なんかねえ。仲間で輪姦する(マワす)ためにわざわざ一ヶ月も我慢して、てめえとつるんでやったんだよ」

 

 大坪はそう言って高笑いをする。摩耶は悔しくて唇を噛む。だが、気付くのが遅すぎた。もはや、どうにもならない。両腕が封じられていて、スマホで誰かに助けを呼ぶことも出来ない。そして、とうとうベッドに投げ込まれる形で倒され、男たちが自分に群がるのを見て、摩耶は――。

 

「いやっ!」

 

 抵抗した。けれど、多勢に無勢だ。鍛えたこともない華奢な女一人では男たちには敵わない。鬱陶しいと思わせるのが関の山だ。それは逆効果でしかない。現に暴れる摩耶に痺れを切らしたのか茶髪の男が動いた。

 

「大人しくしろ!」

 

 茶髪の男が右腕を振り上げる。それに殴られると思った摩耶は両眼を閉じる。だけど、その衝撃はいつまで経っても来ない。

 

「な、何だ! てめえは!」

 

「おいおい。女に手を上げるなんて、見下げ果てたクズ共だな」

 

 大坪の怒鳴り声に答える形で若い男の声が聞こえてきた。同時に自分を拘束していた男たちが離れ、その声の主を摩耶は目視することが出来た。

 

 

 背は百八十を超えているだろうか。かなり高い。胸元をはだけているおかげで筋肉質な体もよく見えている。青い瞳を持つツリ目と刈り上げた金髪が不良感を醸し出しているが、どうやら大坪たちの仲間ではないようだ。

 

「お、おい! てめえら、何ボーッとしてやがる! やっちまえ!」

 

 大坪が叫ぶが、男たちは先ほどとはうってかわって、ハイライトのない目をして、無表情のまま立ち尽くす。そして、フラフラとした足取りで金髪の男の横を通り抜けて、立ち去ってしまう。

 

「おい、どこに行く! こら、聞いてんのか!? てめえら!!」

 

「無駄だぜ。そいつらは――あんたらがこの部屋に入る前から俺のプログラム通りにしか動けないただの人形だ」

 

「は――?」

 

 男の言葉が分からず、大坪が呆けた声を上げる。男はそんな彼にくつくつと喉を震わせるように笑いながら、言う。

 

「あーあ、可哀想になぁ。お前のくだらねえ浅知恵のために心を壊されちまってよぉ。もうあいつら、二度と人として生きることも出来ねえぞ」

 

「何……言ってんだ? てめえ……」

 

 何を言っているのか分からずに大坪が困惑した声を出す。そんな彼に男は盛大にため息をつくと、ゴミでも見るような目で見下ろす。

 

「ま、どうでもいいや。さっさと消えろよ、クズ野郎。悪いが、てめえは邪魔でしかねえ。もし、この場を素直に引いたら、見逃すだけじゃなくて、誰か新しい女を回してやってもいいからよ」

 

 その言葉で大坪はブチ切れた。ベッドから飛び降りると、男に向かって駆け出す。摩耶が小さな声を上げるが、その時にはすでに大坪は男に肉薄していた。

 

「な、舐めたこと言ってんじゃねえぞ! てめえ!!」

 

 怒りでカッとなった大坪は拳を振り上げ、殴りかかるが男の顔面に拳がぶつかる寸前に動きを止めてしまう。怒り狂った大坪の表情は一瞬でハイライトのない無表情に変わり、腕を下ろして、フラフラと男の横を通り抜けて、出口へ向かう。男は大坪の背に向けて、言う。

 

「分かってねえなぁ。言ったろ。素直に引いたら、見逃してやるって。そうしないってことは、てめえも同じ末路を送るってことだぜ?」

 

 その言葉が聞こえていないことを承知の上で馬鹿にしたように言う男の言葉に返答することなく、大坪は去っていく。それを見て、肩をすくめた男は悠然とした足取りで摩耶に近付いていく。そんな彼を見て、摩耶は怯えつつも、問う。

 

「あなたは――?」

 

「危なかったな、摩耶。俺は大倉創也。もう大丈夫だから、安心してくれ」

 

「……………………」

 

 はにかむように笑う創也に摩耶は見とれてしまった。彼は自分の窮地を察し、助けてくれた王子様なのだと思ってしまった。大坪と同じ――いや、それ以上に優しい笑顔と声。それに摩耶は完全に虜になっていた。

 

「立てるか?」

 

「あ、は、はい」

 

 どぎまぎしながらも摩耶は創也の手を借りて、上体を起こす。もう大坪もその仲間たちも部屋にはいなかった。残されたのは彼と自分の二人だけ。摩耶は創也のおかげで助かったのだと安堵のため息をついた。

 

「あ、あの……どうして、ここに来たんですか?」

 

 当然の疑問だった。路地裏や夜の公園といった人気のない場所ならば、たまたま出くわしたということもあるだろうが、ここはラブホの――それも最上階だ。偶然目撃したという可能性はまずない。となれば、どうして、ここに来られたのか疑問に思うのは当然だ。創也もそれは分かっているのか苦笑しながら答える。

 

「ん、ああ、実はあの大坪って男は相当なワルでな。高校時代からああいう不良仲間とつるんで女を食い散らかしてたんだよ。親が政治家なもんで今まで相当な数の女が泣き寝入りしててな。だから、俺もあいつには警戒してたんだが――そこであんたとあいつが付き合ってるって噂を聞いてな。嫌な予感がして、たまたま見かけたんで尾けてみたら、案の定だ」

 

 それが結果的に功を奏したけどな、と付け加え、創也は軽く伸びをする。だが、平然とした表情で話している内容があまりにも衝撃的すぎて、摩耶は呆けた顔のまま動けない。そんな彼女に苦笑しながら、創也は続ける。

 

「もう一つ付け加えとくと、このホテルはあいつの親族がやってるところだ。だから、大抵の問題は揉み消せる。それを利用して、ある程度女と親しくなったところで、仲間たちとこのホテルでマワすってことを繰り返してたらしいぜ。全く、とんでもねえヤツだよ」

 

 肩をすくめながら、次々と情報を暴露していく創也に圧倒されつつも摩耶は自分も大坪の犠牲者の一人になるところであったことを知り、体を震わせる。そんな彼女を落ち着かせるように創也は頭を撫でる。

 

 

 

 

 

 

 だが、彼女は大坪の情報に気を取られ、全く気付いていなかった。突然、男たちが何もいわずに去っていったこと。そして、大坪も創也に殴りかかった途端に物言わぬ人形のようになり、部屋から出ていったこと。さらに創也の不審な発言の数々。どれ一つ取っても、不自然であるにもかかわらず、微塵の疑問も持つことなく、摩耶はお礼を言おうと口を開こうとして――次の瞬間、再びベッドに押し倒されたことに気付く。

 

「え――?」

 

 何が起きたか分からず、抜けた声を上げる摩耶。そんな彼女を大坪以上に下卑た笑みを浮かべた創也が見下ろしていた。その顔を見て、摩耶は再び全身を硬直させる。

 

「おいおい、本当に学習しねえなぁ。まさか、本気で俺のことを助けてくれた王子様だと思ってんのか? そんなんだから、あんなのに引っかかるんだよ」

 

「な、なん……で?」

 

「それはどっちの意味だ? 俺がどうしてこんなことをしているのか、っていうことに対してか? それとも――どうして、心を読まれたのか、っていうことに対してか?」

 

「――っっ」

 

 即座に自分の疑問を看破され、摩耶は恐怖で体を震わせてしまう。創也はそんな彼女に諭すように耳元に口を近付け、囁く。

 

「俺の言葉を聞いてなかったのかよ。気持ちは分かるが、状況把握くらい冷静に努めてくれよなぁ。俺は言ったはずだ。大坪昭利以外の男はお前と大坪がこの部屋に入る前から人形にしていた、と。つまり、俺は人形を使ってお前を掴んで乱暴しようとし、それを自ら止めた自作自演野郎ってことだぜ?」

 

「ひ……っ!?」

 

「安心しろよ。処女らしいし、俺もあいつらみたいに鬼じゃねえ。いきなり、フェラをさせたりSMやスカトロみたいなハードなプレイをさせたりする気は――少なくとも、今回はねえよ。だから、ゆっくりと俺に身を委ねな」

 

 次の瞬間、浴衣が両側に開かれ、風呂上がりの艶やかな肌色とピンク色の乳首とライムグリーンのショーツが外界に晒される。それを見て、創也は口笛を吹く。

 

「ほうほう。結構いい体してんなぁ。こりゃ、あのクズも目を付けるわけだ。ま、クズっていう意味じゃ、俺も同類だけどよ」

 

「いや!」

 

「言葉だけで抵抗か。そりゃ、嫌よ嫌よも好きのうちだって自白してるようなもんだぜ?」

 

「……あ……れ……?」

 

 そこで摩耶は体が動かないことに気付く。指一本も動かせない。動かせるのは口と目だけだった。まるで金縛りにあったかのように動けず、摩耶の恐怖心はどんどん増していく。だが、先ほどと違い、今度は助けてくれる人間は誰もいなかった。

 

「今ごろ気付くか……。本当に鈍いな。こりゃ、マグロ説がワンチャンか……? いや、そんなことは万に一つもねえ。俺に失敗なんざ、ありえねえからなぁ」

 

 そんなことを言いながら創也は摩耶の乳首を口に含んだ。

 

 

 

 

 

 

 ○○○○○

 

 乳首にむしゃぶりつくと同時に摩耶は大きく体を震わせた。

 

「んあぁぁっ!」

 

「おっ、いい声出すねぇ」

 

 最初はマグロもあるんじゃないかと不安になったが、乳首を咥えた途端に嬌声を上げたことで俺は安堵する。まぁ、マグロの女を抱くのもいいんだけどな。レイプされてんのに感じて泣く女ってのが俺はたまらなく好きなんだ。つーか、ナカが濡れてねえとこっちも痛えからな。基本俺が女を抱くときは感度を上げて、愛撫で濡らしてからやるようにしている。今回は――その……何だ。ちょっとした、チャレンジ精神みたいなもんで感度は弄ってねえけどな。

 

 

 俺は確実に濡らすためにまずは乳首を優しく舐める。もう片方も指で力を入れずにもみほぐすように弄る。その気になりきれてない女を抱くときは、まずは耳だの首だのを舐めたり、息を吹きかけたりして感じさせて、乳首を勃たせてからやるんだが、この女は最初から勃たせてたからな。その手間が省けてラッキーだ。

 

「あっ……あっ! ……ふぁぁっ……! や、やめ……!」

 

 涙を流して、やめてくれと懇願してくるが当然やめるわけもない。輪姦専門のヤリチン野郎から寝取ったという要素が加わったというだけでこれはただのレイプだ。女の意見なんざ、聞く理由はない。

 

「きゃっ! あぁっ! ひゃうんっ! んあぁっ!!」

 

 徐々に感じてきたのか、声に艶がだいぶ混じってきたように思う。俺は一度、口を乳首から離して、下を見る。すると、下着が縦一文字にシミを作っていた。

 

「へぇ、ほんとに性欲強いんだな。好きでもねえ男に抱かれて、ここまで濡らすとは」

 

「いやぁっ! 見ないでぇ……!」

 

「そんなん、見ろと言ってるようなもんだろ?」

 

 俺は左手も離すと視線を下着に向ける。このパンツの先にある秘境を侵略するための準備に取りかかるために俺は両手で横布を掴み、脱がしにかかる。

 

「あぁ、脱がしやすいように腰を上げろ」

 

「やだ! やめてぇっ!」

 

 必死に抵抗しようとするが、体は俺の言うことしか聞かない。俺が脱がしやすいように腰を上げたのを確認し、下着をゆっくりと下ろしていく。すると、一筋の愛液の線がショーツと秘部を繋いでいた。そのまま脱がすと線はちぎれ、ほどよく毛の生えた摩耶の秘部がお目見えする。

 

 

 だが、こんなものは何度も見ているので今さら見とれることはない。俺は下着を適当なところに投げ捨てると秘部に顔を近付け、ゆっくりと陰唇を両手の親指で開いていく。

 

 

 そこはすでに濡れていた。びちょびちょというほどではないが、それでも愛撫に支障のない程度には濡れている。だが、膣内に侵入するにはもう少し濡らした方がいいだろうと判断した俺は、まずはゆっくりと内部を確認することにした。

 

「いやぁ……!」

 

「うん、変なオナニーで黒ずませてもない。当然処女膜もあるな。うんうん、最高だ」

 

 一番大切なところの奥まで見られ、摩耶は顔が真っ赤になる。だが、顔を手で隠すことも出来ず――そんなことが出来るのなら、そもそも抵抗しているが――摩耶は目を閉じて、唇をきゅっと締めて、ただ耐えることしか出来なかった。それに俺はニヤリと不敵に笑う。

 

「悪い悪い。早く気持ちよくなりたかったんだな。それじゃ、遠慮なく、してやるよ」

 

「そういうのじゃ……あぁぁぁぁっ!!」

 

 ピチャピチャピチャピチャピチャ

 

 

 俺はわざと音を立てながら、摩耶の秘部を舐める。いきなり、ナカに突っ込むようなヘマはしない。ゆっくり……ゆっくりと進めていこう。

 

「ま、待って……! そ、そこはぁ……!!」

 

 戸惑いながらも抵抗してこない。いや、抵抗できないというべきか。ほどほどにしか濡れていなかったので、まだまだ無味に近い味ではあったが、そのうち愛液で味もついてくるだろう。

 

「んぅっ……あっあっあっ……あぁぁっ……!」

 

 徐々に溢れてきた。俺の唇に愛液がこびりつくが、構わず舐め続ける。うん、ここまで来たら、そろそろ突っ込んでもいいか。

 

「は、入って……んあぁっ! ま、まっ……! あぁぁっ!」

 

 ぴっちりと閉じた秘部の間に舌をねじ込む。もうナカはびじょびじょのレベルだった。俺はサラサラとした若干しょっぱい愛液の味を堪能しながら、ゆっくりと膣内を堪能していく。

 

 

 処女膜を破らないように細心の注意を払いながら、舌を進めていくとザラザラした部分に触れる。ふむふむ、ここがこいつのGスポットか。ならばとそこを中心に舌で舐め上げていく。

 

「ふわぁっ! はっ……んっ……あぁっ!」

 

 やがて、陰部の上の方にある皮を被った豆がぷっくりと膨れ上がっているのに気付く。これがこいつのクリか。とはいえ、すでにここまで濡れてるとあんま触る必要もねえ気がすんだよなぁ。

 

 

 俺はゆっくりとナカだけを攻めることにした。普通に肉壁を舐め続けているだけで摩耶の声は高まっていき、切羽詰まったものへと変わっていく。

 

「んっ……あぁぁっ、あっ、あっ、んあっ……! も、もう……あぁっ……ダ、メェッ……! ひゃうんっ!」

 

 徐々に膣壁が狭まり、俺の舌を圧迫してきた。このまま放置してもいいが、俺はあえて舌を勢いよく膣から抜いてやる。

 

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」

 

 瞬間、摩耶の体が大きく震え、性器から愛液がぴゅぴゅっと飛んでくる。それが口の近くについたので舌でぺろりと舐めて、味を確認する。うん、美味し。

 

「イったな。じゃ、そろそろ初体験と行こうか?」

 

「……あ……ぁ……っ」

 

 口をパクパクとさせ、全身が硬直してしまっている摩耶に俺はズボンとトランクスを脱いですでにそそり立っている逸物を見せつけてやる。二十センチ近い自慢の逸物だ。本場に比べればまだまだ小さいが、それでも女を満足させるにはこれで充分だ。

 

 

 だが、呆けた顔で見つめるだけで何も言ってこない。もうもはや、抵抗する気力すらも消え失せている。俺の仕込みがしくることなんて万に一つもないから、当たり前だな。

 

 

 じゃあ、止めを刺して楽にしてやるとするか。俺は濡れそぼっているヴァギナに狙いを定めるとそこに肉棒を突き立てる。

 

「うぐっ……あぅっ……ぅあぁぁぁぁっ……!」

 

 ズプッ……ズブブッ……

 

 

 ゆっくりと入れていく。処女なだけあって、死ぬほど狭かったが濡れていたので、何とか腰を進めていく。やがて、膜のようなモノに先端がぶつかるが、俺は構わず突き進んで、処女膜をぶち破る。

 

「あぐぅっ……!」

 

 痛みに摩耶は一瞬だけ顔をしかめる。だが、もはや、先ほどまでの抵抗は見せなかった。そのまま、一番奥までは進めず、処女膜を破って少し進んだところで一度腰を止める。下を見ると、秘貝から幾筋もの血が流れている。

 

「はぁ……はぁ……」

 

 息を乱しながらも頬を紅潮させ、俺を見上げる摩耶。どうやら、だいぶ俺に堕ちてきているようだ。ならば、当初の予定通り、俺の逸物に膣内が馴染むのを待って、そのまま一気に仕留めてやろう。

 

 

 設定のおかげで数秒もすれば膣内は広がって、俺の巨根に馴染んでいく。それを触覚で感じ取った俺は小さく深呼吸をすると、慎重に肉棒を抜いていく。そして、無言で勢いよく肉棒を最奥の子宮口まで貫いていく。

 

「あっ……あぁぁっ……んあぁぁぁぁっ!」

 

「うぐおぉぉっ……!」

 

 だが、その一回だけで摩耶は相当感じちまったらしい。俺の肉棒を凄まじい勢いで締めつけてくる。今まで数多の女を抱いてきたが、これはかなりの当たりだ。とくに締まりの良さは――処女であることを差し引いてもかなりいい。この有無を言わさず、男から精を搾り取るために力を込めるマンコは俺の大好物だ。無数の男に抱かれて、ゆるゆるになってるメスのソレとは違った良さがある。

 

 

 これは思わぬ拾い物だったかもな。顔もスタイルもいいし、このまま育てていけば、裏ハーレムの一人に加えてもいいレベルにまで行くだろう。それをさらに実感するために俺は腰を動かしていく。

 

「んあぅっ、ふわぁっ、きゃうん、あぁぁっ、んっっ、あぁぁっ!」

 

 突くたびに摩耶は嬌声を上げ、屈服していく。同時に愛液が大量にこぼれ落ち、ピストンがより一層滑らかに――それでいて激しく出来るようになっていく。それに加えて、イったことによる反動が残っているためか、もう限界が近付いているようで、きゅうきゅうと俺の肉棒を締めつけてきている。

 

 

 処女なんてイった直後にヤってもこんなに早くはイってくれねえもんなんだけどな。設定による仕込みがあるとはいえ、やっぱ、相当な淫乱だな、こいつ。

 

 

 その推測を裏付けるように摩耶は体を震わせ、目をぎゅっと閉じて、何かを我慢している表情になる。

 

「ふわぁぁぁぁっ、ま、また……アレが……きちゃう……ぅぅっ!」

 

「あぁ、イきたきゃ、イけ! 俺も出してやる!」

 

「ひゃうぅぅぅっ……!」

 

 堂々とした中出し発言にもかかわらず、嫌がる素振りはゼロだ。俺はそれに小さく笑い、先にぶちまけちまうリスクを覚悟で腰を動かす速度を速める。

 

 

 ――限界は、すぐに訪れた。

 

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

「うぐっ……!」

 

 ドピュッ、ドピュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル!!

 

「ふわあぁぁぁぁぁぁぁぁっ……」

 

 凄まじい締め上げと共に俺の逸物から大量の精が摩耶の子宮目がけて放たれる。摩耶はあまりの快感に蕩けきった嬌声を上げながら、絶頂の余韻に浸る。

 

「はぁ……はぁ……」

 

「ふぅ……。すっげえ名器だな、お前のマンコ」

 

「ほんとぉ……?」

 

 中出しされたにもかかわらず、俺の発言に摩耶は嬉しそうに笑う。俺の肉棒を咥えながらヒクヒクと痙攣している秘部を見て、これも俺の設定のおかげかな、などと思う。俺は射精による脱力感を愉しみながら、摩耶の左頬をそっと撫でる。

 

 

 

 

 

 

 あぁ、行きずりの女に中出ししちまっても大丈夫かと思うかもしれないが、心配いらない。その辺はちゃんと対策済みだ。

 

 

 というのも、いくら中出ししようが、俺の相手が妊娠することがない。別に俺のチンコに何か問題があるわけではない。単純に子供を作る気がないだけだ。これは俺の設定能力で決めているので、俺が妊娠させたいと思わない限りは俺の相手に子供は出来ない。

 

 

 ボテ腹セックスとかしたきゃ、子供を作らせる必要はあるけどな。だが、少なくとも、当分の間は子供を作るつもりはない。俺はまだ高二だからな。そういうのは最低でも大学を出てからにしておかないとな。俺は人格破綻してるクズだがそれくらいの節度はわきまえてる。

 

 

 

 

 

 

 そして、今回、俺が摩耶に施した設定は一回でも絶頂すれば反抗心が消失する。そして、セックスにより絶頂した場合は一生俺の性奴隷になる。それだけだ。だが、こいつをこれからずっと好き勝手できると思えば、設定はこれで充分すぎるだろう。

 

 

 ちなみに男たちには軽い正義の味方ごっこを楽しむために全ての行動を設定して遊ばせてもらった。つまり、大坪たちは俺が設定のための時間停止をやめた時点ですでに自我を失い、俺の人形と化してたというだけのことだ。大坪たちの精神がどこに行ったかは、おいおい話してやろう。

 

 

 

 

 

 

 ふぅ……。さて、とりあえず、この後どうするかな。もう回復したのかと思うかもしれないが、設定で巨根かつ何度やっても俺がそこまでだと思わない限り萎えない絶倫チンポにしてるからな。夜は短いだけに回復に時間を取っていられないし、絶頂しても続けるか、少し休んで次の行動に移すことにしてるんだ。

 

 

 とりあえず、こいつはこれでおしまいかな。他にもやりたいことはあるし、名残惜しいが、ある程度設定したら解放してやるとしよう。どうせ、時間はあるんだ。焦ることはない。

 

 

 俺は今後の行動パターンや記憶操作についてある程度設定すると、近くにあったタオルで肉棒を拭き、そのままズボンとパンツを穿いて部屋から出ていく。このホテルは先払い制だから、放っておけば、あとは勝手に帰るだろう。

 

 

 

 

 

 

 さて、次はどうするかな。俺は頭の中に無数の選択肢を浮かべ、そこから今の気分にあうものを選ぶと、小さく笑って実行に移すべくホテルから出た。

 

 

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