AVアイドルマスターアダルティックステージ!! 作:デレステP
スカウト
――4月某日 夜 街角
「オラッ! こいつでトドメだっ!! ……へっ、口ほどにもねえ。その程度で特攻隊長
向こうで何やら騒ぎが起きている。
どうやら、不良同士の喧嘩のようだ。
今時珍しい特攻服に身を包んだスタイル抜群の少女が少しだけ苦しそうに腹を押さえている。
「くそっ、あの程度の奴から一発もらっちまうだなんて、アタシも落ちたもんだぜ……」
少しキツそうな顔立ちだが、ルックスは抜群だ。
彼女なら我が061プロに所属する初のAVアイドルとして申し分ない。
『声をかけてみる』
「あん、なんだ……? 大丈夫か、だって? へっ、こんなモン大したことねえよ」
『でも、痛そう』
「大丈夫だって言ってんだろ! 喧嘩ってのはな、殴る方も殴られる方も痛いに決まってんだ! それを承知の上でやってんだから、部外者がごちゃごちゃ口出すんじゃねえよ!」
「……それに、アタシらみたいなのには喧嘩くらいしか取り柄がねえんだ。出来損ないのアタシには、多少の傷が付いてるのが当たり前なんだよ」
『それは勿体ないと思う』
「は? てめェ、何言ってんだ? アタシのこと舐めてるってんなら、タダじゃ済まさね――」
『AVアイドル、やってみませんか?』
「……は?」
――061プロダクション事務所
「……はい、じゃあここにサインしてね。これからよろしく、向井拓海さん」
「うぅぅぅぅぅぅぅ……」
目の前に差し出された紙きれを前に、アタシは情けない唸り声を上げる。
『061プロダクション専属AVアイドル契約書』と書かれたそれには、アタシがこの会社が製作するアダルト作品に出演するAVアイドルになる旨が記載されていた。
「一応、NGプレイとしてアナルとスカトロを設定しておきましたが、生ハメ・
「なっ!? 何勝手にそんな大事なこと決めてんだ!! 万が一にでも子供が出来たら、どうするつもりで……!?」
「
「うぐっ……!?」
自分自身が出した条件をプロデューサーから再確認されると、それだけでアタシは何も言えなくなる。
後悔なんて柄じゃないが、どうしてアタシはあの時、無鉄砲にあんなことを口走ってしまったんだろうか?
AVアイドルをやってみないかと言われた時、当たり前だがアタシは断りの返事を返した。
何言ってんだこいつはと思ったし、数発パンチを入れて追い払おうとしたんだが、プロデューサーは思ったよりもしつこい男で、アタシをスカウトするためにずっと隣で説得を続けてきたわけだ。
そういう根性がある所を見せられたのと、アタシなんかに熱心に気を向けてくれる人間なんて初めてだったから、多少は気が緩んじまったのかもしれない。
だから、通りすがりにゲーセンを見つけて、その中にバイクゲームがあることに気が付いたアタシは、プロデューサーにこんなことを言っちまったんだ。
このゲームでアタシが勝ったら、とっとと消えてアタシの前に二度と姿を現すな。
代わりに、アタシが負けたら……何だって言うことを聞いてやる、って。
そんでまあ、この状況を見れば結果を察することは出来るだろう。
結構自信があったんだが、現実とゲームの運転はやっぱり違ったってことだ。
「いやあ、素晴らしいよプロデューサーくん! まさかこんな逸材を見つけてくれるとは、私も正直驚きを隠せないね!」
そんな風にプロデューサーを褒めるのは、この会社の社長である種子田ってオッサンだ。
プロデューサーが言うには、既に現役を引退したAV男優らしいんだが、現役中は数々の女たちをコマして虜にしてきた伝説の男らしい。
でっぷり太った腹と人の好さそうな顔を見てるとそんな凄い男には思えないんだが、族の元
「……おらよ。これでいいんだろ、これで」
「はい。……061プロにようこそ、向井拓海さん。これから一緒に、世の男性たちを熱中させるようなアダルト作品を作っていきましょうね」
「~~~っ!?」
ヤケクソで契約書にサインをしてプロデューサーへとそれを突き返せば、自分がAVアイドルなんて馬鹿らしいものになっちまったっていう自覚を与えられる言葉が返ってきた。
これから無茶苦茶に恥ずかしい目に遭わされるって考えるとむかっ腹が立ってくるし、顔なんか耳まで真っ赤になってると思う。
だが、一度吐いた言葉を反故にするってのはアタシの流儀に反する。
アタシはタイマンで負けて、条件通りにプロデューサーに従うって決めたんだ。
どうなろうとも、最後までぶっちぎるしかねえだろうがよ。
「……向井さんのご職業は女子高生と記載していますが、この時期で年齢が18歳ともありますよね? 誕生日も8月とありますから、これってつまり……」
「留年したよ。ま、ほとんど学校なんざ行ってねえから、当たり前だけどな」
「なるほど。勝手ですが、親御さんとも先ほど連絡を取りました。向井さんの意志を尊重すると、そう仰ってましたよ」
「はっ! 別に遠慮する必要はないぜ、プロデューサー。どうせアタシのことなんざどうだっていいって言ってたんだろ? 真面目さとは程遠い爪弾き者の不良娘を厄介払い出来て、きっとアイツらもせいせいしてるだろうぜ!」
「………」
プロデューサーのその無言が、アタシの言ったことが正しいということを暗に示していた。
そうだ、あの家にはアタシの居場所なんかない。
いつからかは分からないけど、家族の中に自分の居場所が見つけられなくなったアタシは、逃げるようにして夜の街に繰り出すようになったんだ。
そこから不良と呼ばれる人間になって、バイクと出会って、毎日のように喧嘩に明け暮れて……どんどんアタシは、普通から外れていった。
何度も親を泣かせて、悪いと思いながらも元の道には戻れなくなってて、気が付いた時には、もうアタシは自分の居場所を何処にも見出せなくなってたんだ。
別に、喧嘩が好きってわけじゃない。バイクに乗ってる時はスカッとするし、不良仲間とつるんでるのもそこそこ楽しいからそうしてるけど……それが現実逃避なんだってことは、アタシにも分かってた。
居場所がない家から逃げて、むしゃくしゃを抱えたまま強がって、どんどん本当の自分から離れていって……気が付けば、アタシと家族との距離は取り返しのつかない関係にまで広がっちまってた。
居場所がないって思った時、逃げるんじゃなくって家の中に自分の居場所を作ろうと努力していたら、こんな風にはならなかったんだろうか?
……今更そんなこと考えても、後の祭りだ。うじうじこんなこと考えんのもアタシらしくないって、そう考えて暗い考えを振り払ったアタシに向け、プロデューサーと社長からの言葉が次々と投げかけられる。
「3サイズは95-60-87……素晴らしい。実に魅力的な体系だ」
「ふむ! 出る所は出て、引っ込む所は引っ込んでいる! 喧嘩で鍛えられていたお陰かな?」
「え、あ、ああ……多分、そうだと思うぜ」
「顔も、声も、並みのアイドルとは比べ物にならないくらいだ。向井さんは本当に逸材ですよ」
「う、うるせえな! 褒められ慣れてねえから、そう言われるとむずかゆい気分になるだろうがよ……!」
「おおっ! ツンデレ属性も完備か!! 恥ずかしそうに赤くなった顔が可愛いねえ!」
「う、うるせえ、うるせえよ……!!」
なんだか変な気分だ。こうして、褒められるなんて滅多にない経験だから、胸の奥がうるさくって仕方がねえ。
不良同士だと啖呵切って、相手を貶し合うなんて当たり前の話だし、大人たちからは不良のアタシを見下すようなことしか言われた記憶がねえ。
だから、こんな風に大の大人から自分の魅力を褒められたりすると柄じゃねえけど嬉しくなっちまって、顔が赤くなるのを止められなくなっちまった。
「だーっ!! もういいだろうが!? んで? 次はなにすりゃあいいんだよ!?」
「そうですね……では、服を脱いで裸になってもらえますか?」
「んぎっ!? い、いきなりかよ? 不良のアタシが言うのもなんだが、色々と順序をぶっ飛ばしてねえか?」
「作品を撮るのに大事なことですからね。アイドルの裸体を確認することで、どんな方向性でプロデュースしていくかのイメージが湧きますし、向井さんは先ほど喧嘩をしていました。大事なアイドルの体に傷がないかを確認するのも、我々の役目です」
「っっ……!?」
大事なアイドル、って言われた時、アタシの心臓がドキンッ、って跳ねた。
また、変な気分だ。こんな風に誰かから褒められて、大事な存在だって言われた経験がねえから、心が浮ついてしょうがねえ。
(い、いや、商品って意味だから! アタシが大事っていうより、アイドルが大事ってだけなんだ! 感じ違いすんじゃねえぞ、アタシ!!)
自分自身にそう言い聞かせて、ようやく気持ちを落ち着かせ……られるわけがねえだろ。
今まで父親以外の男に見せたことのない裸を、今日初めて顔を合わせた男たちに披露するんだ、テンパって当然じゃねえか。
(ええい! 女は度胸だろうが!? ここでビビってたら、特攻隊長向井拓海の名が泣くぞ!? 覚悟決めろ、アタシ!!)
落ち着かないどころか馬鹿みたいに熱くなる体の温度のままに、アタシはプロデューサーと社長の前で特攻服の上を脱ぎ捨てた。
そのまま、アタシのことをガン見する2人の前で、歯を見せて笑ってから……渾身の啖呵を切って、サラシへと手を伸ばす。
「見てろよ! これが向井拓海様の、本気の覚悟だぜっ!!」
言うが早いが、サラシを一気に剥ぎ取ってその場に放り投げる。
押さえつけられていた乳がばるんっ! と音が鳴るくらいに揺れて、プロデューサーたちの前に姿を現して……くそっ! やっぱ恥ずかしいぞ、これ!!
「ほぉ……! サラシから解放されると、一際そのサイズが目立ちますね」
「形も抜群に良いね! それに、あの弾み様から見るに、柔らかさも相当なものだろう! 乳首と乳輪が大きめで下品な印象を与えるのもGOODだ!」
「うっ、くぅ……っ! こっぱずかしいこと、言ってんじゃねえよ……!!」
自分の女としての部分を褒められるってのがこんなに恥ずかしいことだとは思ってもみなかった。
想像以上に恥ずかしくって、だけど、その……胸の奥と腹の下の部分がかっかと熱くなる妙な感覚に頬を染めるアタシへと、背後に立ったプロデューサーが手を伸ばす。
「失礼するぞ、拓海」
「んひゃあぁっ!? おまっ、急になにをっ!? んあっ!!」
いきなり名前呼びになったことと、後ろから胸を揉まれ始めたことに困惑するアタシをよそに、プロデューサーが丹念に乳を刺激してくる。
指を埋めるようにじっくりと、全域をマッサージするように満遍なく、巧みに胸を愛撫するプロデューサーの手の動きに、アタシは既に腰砕けになっちまってた。
「あ、ひぃ、ん……なんだよぉ、これぇ? お前、上手すぎ、だろぉ……!?」
「言い忘れてたけど、俺もAV男優出身なんだ。まあ、本格的に女優さんと絡んだことはないんだけどね」
「なかなかに見所がある男だと思ってね! 061プロの設立の際に私が引き抜いたんだよ! 彼の腕は素晴らしいと拓海くんも思うだろう?」
「あっ、ああぁっ!? ひぅっ! は、あぁぁ……! んひゅうぅっ!? ち、ちくびぃ……っ!?」
段々と脱力して、プロデューサーに背を預けるようになってたアタシの体が、乳首を抓られた瞬間に大きく跳ね上がった。
バチバチと頭の中で白い火花が散って、訳が分からなくなるくらいの快感信号に脳が灼かれる中、背後のプロデューサーがほぅと感心したような息を吐いたことに気付いたアタシは、こいつに自分の弱点を握られたことを理解する。
「拓海は乳首が弱いみたいだな。もうぷっくり膨らんで、弄られるのを待ってるぞ」
「くあっ!? あ、あぁあっ!? ま、待てっ! そんなつよくぅうううっ!!」
乳首の根元から先端までを、男のオナニーみたいに扱かれる。
先端を潰されて、人差し指で引っ掻かれて、カリカリコリコリ虐められちまう。
ぐるりと乳輪を沿うように乳首全体を転がされんのも、指で思いっきり弾いて根元まで振動を響かされんのも、思いっきり引っ張られて抓られるのも……全部、アホみたいに気持ちがよくって、頭がおかしくなっちまいそうだ。
「んひぅっ! ふ~~っ、んふ~~っっ!! ん゛っっ!? ふぅ~~~~~っっ!!」
プロデューサーに乳首を扱かれながら強く胸を揉まれた瞬間、アタシの体を雷に撃たれたかのような衝撃が駆け巡った。
びくんっ、と体が跳ねて、小刻みな痙攣が止まらなくなって、息も熱くて甘い蕩けた呼吸になっちまってるアタシの顔を覗き込んだプロデューサーが、驚いた様子で言う。
「胸だけでイったのか。拓海の乳首は弱いを通り越してクソザコレベルだな」
「ふざ、けんなぁ……! 誰の乳首が、クソザコだ、コラぁ……!?」
「はははっ! 拓海くん、そんな蕩けた顔で強がっても意味はないぞ! ほら、今の自分の顔を見てご覧よ」
「っっ……!?」
そう言いながら社長がアタシの前に手鏡を突き出す。
そこに映る自分のだらしない表情を見た瞬間、アタシはゴクリと息を飲んでいた。
ピンク色の紅潮した頬。涙目になって、辛抱堪らないといった様子の瞳。口の端からはだらしなく涎が垂れて、鼻の穴もぷっくり膨らんで荒い呼吸を繰り返してやがる。
社長の言う通りだ。こんなん、どれだけ強がっても無駄じゃねえか。
こんな顔で強がったところで、今のアタシがクソザコ乳首こねくり回されてイっちまったってことを隠せるはずがねえ。自分で言うのもなんだが、滑稽な姿にしか見えねえよ。
「……さて、有能なプロデューサーくんが拓海くんの新たな魅力を発掘してくれたんだ。私も多少は社長らしく、新入社員とアイドルにアドバイスをしないとな」
「あっ……!?」
社長の手が、アタシのズボンに伸びる。
アクメしちまったせいで完全に腰砕けになって、プロデューサーにデカ乳掴んで支えてもらわなきゃまともに立っていられないアタシのズボンと、その下のパンツまで掴んだ社長は、少し嬉しそうに笑うと……一息に、それをずり下ろした。