※この作品はR-18です。

【完結】色無き少女と深紅の乙女達   作:ウルハーツ

16 / 41
のぞみ編IF もし電車を降りなかったら※

『ドアが閉まります、ご注意ください』

 

「!(扉、が……)」

 

 アナウンスと共に座り込んでいた無垢の目の前で、無情にも扉は閉まった。そして動き出す電車の揺れを感じ始める中、その耳元で素性を隠したままのぞみが囁き掛ける。

 

「ふふっ、約束通り。良い所に連れて行ってあげる」

 

 のぞみの言葉に無垢の身体は反応した。それが喜びなのか、恐怖なのかは本人にしか分からない事。背後に立つのぞみは傍に居た友達と会話をすると、やがて次の駅に到着。無垢はそこで降りる様に言われたが、彼女には既に自分の足で立つ力も残されていなかった。そこで「仕方ないな~」と楽し気に言いながら、のぞみは無垢の両脇に手を入れて持ち上げる。そして友達の2人にも協力してもらい、無垢の両腕を組んで歩き始めた。

 

 無垢には認識出来ていないが、傍から見れば少女達が子供1人を連れている光景。少し異様にも見えるが、殆どの人達は面倒に巻き込まれない為に見て見ぬ振りであった。仮に4人が知り合いでただ単に仲が良かった場合を考えれば、それも仕方の無い事である。……故に無垢は駅を出ても、彼女達に連れられたままだった。

 

「ここで良いんじゃない?」

 

「ねぇ、本当にあたし達も良いの?」

 

「うん。こうなったら楽しもうよ。あ、でもやり過ぎないでね? あくまでも、私が主役だから」

 

「主役はこの子でしょ?」

 

「ははっ、だね~」

 

 無垢を連れて辿り着いた建物の前で、のぞみの友達が確認する様に質問する。電車の中でのぞみがした会話。それはあの場で別れるつもりだった友達も巻き込んで、無垢と楽しもうという事だった。そもそも無垢を襲う手伝いを頼んだ際に受け入れた時点で、彼女達は同性を弄ぶ事に楽しさを感じている。無垢そのものを譲る気はなくとも、一緒に楽しむ事はのぞみも許すつもりであった。当然、そこに無垢の意思は関係ない。

 

 のぞみは3人を引き連れて建物の中へ。そこは所謂ラブホテルであり、のぞみも入るのは初めてだった。部屋を借りるのに四苦八苦しながらも無事に目的を果たす事が出来、そうして訪れた部屋には大きなベッドや浴室がある。のぞみは無垢をベッドへ転がしてから、スマホを取り出した。その際、無垢の被っていたキャップはベットの外へ転がり落ちる。

 

「ここまで来たら、もう隠さなくて良いよね」

 

「ちょっと、あたし達の事はバラさないでよ?」

 

「分かってるよ。……えっと、佐伯 無垢は桜 のぞみだけ区別出来る。っと」

 

 

『佐伯 無垢は桜 のぞみだけ区別出来る』

 

 

「……!?(のぞ、み……?)」

 

「あ、ちょっと表情変わった? 驚いてるんじゃな~い?」

 

「そりゃそうでしょ、自分を痴漢してホテルにまで連れ込んだ相手が友達だったら誰でもそうなるって。にしても、本当にちょっとしか変わらないんだね」

 

「ふふっ、驚いた?」

 

 突然自分を連れて来た3人の内1人の顔が鮮明になった時、無垢はその顔を見て驚かずにはいられなかった。スマホを扱う人間として警戒したみつでもみここでも無い、まさかの3人目……のぞみ。共に遊ぶ約束もしていたがために、無垢は混乱してしまう。あの約束は全てこのためだったのか? 全部罠だったのか? と。そんな戸惑う姿を見て近づいたのぞみは、無垢の頬に手を添えて微笑みながら告げる。

 

「やっと捕まえた。んっ」

 

「!?(なんで、なんでのぞみも……こん、な)」

 

「わぁお……情熱的~!」

 

 そして戸惑い無く、無垢の唇を奪ったのぞみに彼女の友達は茶化しながらもその光景を眺める。自分達と同じ年と言われれば少し疑ってしまいそうな程に幼げな少女が驚いている隙にキスをするその光景は、背徳と支配に満ちていた。

 

「っ!(いやっ!)」

 

「抵抗しても無駄だよ。無垢はもう、逃げられないんだから」

 

「そういう事♪」

 

「!?」

 

 キスをされながらもやっと我に返った無垢は、のぞみの身体を押し返そうと手に力を籠める。だがそれを予想していたかの様に、見ていたのぞみの友達が背後から無垢の両腕を掴んで頭の上で拘束してしまう。強制的にバンザイの姿勢を取らされた無垢に、のぞみは容赦無く服を脱がしに掛かった。電車を降りる際に目立たない様、キチンと閉めたパーカーワンピのチャックを再びのぞみがゆっくりと降ろしていく。あの時とは違い、真正面から知っている相手に脱がされる感覚はそれだけで無垢にとって恥辱に他ならなかった。

 

「可愛い下着。でも、今はもう要らないよね」

 

 そう言って剥ぎ取る様に下着を外した事で、無垢の胸が露わになる。その見た目にしては実っている彼女の美乳を見るだけで、のぞみは内から湧き上がる興奮を抑えるので必死になる。すると、後ろで無垢を拘束していたのぞみの友達が脱げる様になったパーカーワンピを完全に無垢の身体から取ってしまう。結果、電車で責められた事で湿ったあそこを隠す下着も露わになった。……当然、のぞみはそれも脱がしに掛かる。無垢は足を動かして抵抗するが、もう1人の友達が無垢の足を押さえてのぞみの手伝いをする事で容易く脱がされてしまう。そうして、無垢は全裸にされてしまった。

 

「※※、※※※、押さえて」

 

「はいはい」

 

「あはは、滑々してる~!」

 

「っ!(い、やぁ!)」

 

 のぞみの言葉に動いた2人が無垢の身体を押さえ込み始める。1人は無垢の頭上で足を軽く組み、彼女の両腕を変わらずバンザイさせた状態で拘束。1人は足元で太腿に触り、片足を掴んで閉じられない様にしてしまう。強引にX型に開かされた身体はもう、スマホも関係なく無垢の意思ではどうにも出来ない。そんな体勢の無垢を眺めながらのぞみは自らの服を脱いで裸になると、獲物を前にした獣の様に四つん這いの体勢でにじり寄った。

 

「それじゃあ、沢山愛してあげるね」

 

「!」

 

 

 

 

 

 無垢は6本の手によって好き放題に身体を弄ばれ続けていた。頭上で自分の腕を拘束したのぞみの友達は楽しそうに無垢の両胸を弄び、足を開いていた者は太腿に舌を這わしながら撫で回す。そしてのぞみは無垢の秘部に手を当てて優しく擦りながら、ジッとその表情が変わるところを眺め続けていた。普段の無表情が崩れ、快楽に悶える姿をその目に焼き付けていた。

 

「!(イっ、ちゃう……!)」

 

「可愛いよ、無垢。ペロっ」

 

「! ~~~~っ!」

 

 のぞみにはもう無垢の絶頂する瞬間が手に取る様に分かっていた。声を出せぬまま、それでも閉じようとしていた口が快楽によって強制的に開いた光景を眺めて、のぞみは愛を囁いてから顔を見るのを止めずに上目遣いのまま柔い腹部を舐める。その滑る舌の感触が引き金となり、無垢の身体は大きく痙攣。だが暴れる無垢の身体をのぞみの友達2人が軽々と押さえてしまい、無垢は抱え切れない快感を逃がす事も許されなかった。

 

「またイっちゃったんだ。電車でも思ったけど、無理矢理されて感じる無垢は淫乱って事だよね?」

 

「!」

 

「滅茶苦茶首を横に振って否定してるけど、説得力無いよね~」

 

「メッチャ濡らしてるもんね」

 

 自分が淫乱だと認めたく無かった無垢が首を横に振れば、そんな行為すらも面白そうにのぞみの友達は話す。するとそんな無垢の行動を見て、のぞみは何を思ったのか立ち上がると、無垢の両腕を拘束していた頭の上に座る友達へ声を掛けた。

 

「? 何するのさ?」

 

「分からせてあげようかなって。無垢は淫乱だって」

 

「ふーん。ま、邪魔しないって約束だから別に良いけど」

 

 のぞみの言葉に興味深げな様子で退いた友達。そしてのぞみは無垢の上に座り込むと、目の前で横たわる小さな身体の下へ手を差し込んで自分の身体に上半身を凭れさせる。そしてのぞみは友達の協力を得る事無く、無垢の足に自分の足を絡める事で開かせた。まるで憑りつかれた様な体勢であり、胸も秘部ものぞみの好きに出来る体勢に無垢は戦慄して逃げようと自由だった手を動かすが、押さえ込む様にのぞみの腕に腕ごと抱かれてしまう。

 

「※※、※※※、少しの間だけ私1人でさせて」

 

「はいは~い」

 

「それは構わないけど、見てる分には構わないでしょ?」

 

「うん。……その方が、無垢も興奮すると思う」

 

「!?(するわけ、無い……!)」

 

 勝手な言い分を聞き、再び首を横に振った無垢。だがその瞬間、のぞみの手が背後から無垢の身体へ襲い掛かった。左手が胸を鷲掴みにし、右手が無垢の秘部へ。先程の様に撫でられるだけで無く、彼女の細い指が膣内(なか)へ侵入を開始する。一瞬で頭が真っ白になる中、更に追い詰めようとのぞみは無垢の耳に舌を伸ばして舐り始めた。

 

「っ!(いっしゅん、で……あたま、まっしろに……)」

 

「ふふっ……イケ」

 

 まるで命令する様にのぞみが告げた瞬間、無垢の身体は軽々と絶頂を迎えてしまう。しかしのぞみは無垢のイったばかりの身体へ容赦無く攻めを続けた。もう何かを考える余裕すらも与えない様にしながら、耳を舐るその口で静かに囁き掛ける。

 

「イケ、イケ、イっちゃえ」

 

「~~~~っ!」

 

 のぞみが告げる度に、無垢の身体は震え続けた。その言葉で強制的に絶頂へ導かれてしまう。それはスマホで強制された訳でも無く、ただのぞみの攻めに無垢が反応している結果。意図も容易くイかされてしまう身体に、無垢は理解出来ない。……したくなかった。

 

「ほら、私がちょっと触って囁くだけで簡単にイっちゃう。淫乱じゃないなら、どうしてかな?」

 

「……(私は……淫乱、なんかじゃ……)」

 

「そもそも電車で降りなかったのは、気持ち良くなりたかったからだよね? 私に弄ばれるのが気持ち良くて、もっとして欲しかったからでしょ?」

 

「……(違う……ちが、う)」

 

「ねぇ、無垢。前を見て……2人が、ずっと見てるよ。無垢がエッチに感じてるところも、全部」

 

「っ!」

 

 のぞみの言葉に手を出して来ない2人が自分の醜態を眺める事に、無垢は身体が熱くなった様に感覚を得る。それが羞恥からだと思いたい無垢に、のぞみが再び囁いた。

 

「今、身体が熱くなったでしょ?」

 

「!?(な、なんで……)」

 

「恥ずかしいから? 違うよね。見られて感じちゃってるんだよ。無垢は淫乱だから、見られただけで気持ち良くなっちゃうんだよ」

 

 『そんな筈は無い、そんな訳が無い』と心の中で否定するも、のぞみの全てを見透かした様な言葉を受けて無垢は徐々に強く否定する力を失い始める。のぞみはそんな無垢へ擦り込む様に、そうだと思い込ませる様に言葉を続けた。

 

「自分が淫乱だって認めたら、もっと気持ち良くなれるよ。だけど無垢が淫乱って知ったら、皆離れちゃうかもね。……もしそうだとしても、私だけは無垢を受け入れてあげる」

 

 いつの間にかのぞみの攻めは止まっていた。のぞみの腕も足も、今は力が入っていない。つまり今なら彼女の元を逃げ出す事は容易であった。だが、囁かれた言葉に無垢は動けない。……のぞみの言葉を受け入れてしまえば最後、無垢は自分の中にある何かが壊れてしまうと分かっていた。それでも、彼女はもう止まれなかった。

 

「……(私、は……淫、乱……?)」

 

「ふふっ、無垢……一緒に気持ち良くなろ?」

 

「……(のぞみは……私を……)」

 

 既に無垢は冷静な判断など出来る余裕が無かった。だからこそ、のぞみの言葉を遂に信じてしまう。自分は淫乱であり、姉の姫子や幼馴染のヒナタがそれを知ったら自分を見放してしまうかもしれない、と。過去にのぞみ以外の人間に無理矢理襲われ、絶頂した経験があったが故に尚更そう思ってしまう。自分を襲った2人は今、自分を玩具の様に弄んでいる。だがのぞみは自分の事を理解して、その上で受け入れてくれる。…………無垢の中で何かが弾けた。

 

「(気持ちよく、なりたい……!)」

 

「んっ……ふふっ、ふふふっ、あっはははっ! 堕ちた……! これで無垢は、私の! 私のモノ!」

 

 まるでのぞみを受け入れる様に、無垢は自ら唇を差し出した。それを見て優しい口付けをしたのぞみは、感極まった様子で笑いながら告げる。その様子は彼女を見ていた2人からしても、常軌を逸していた。しかしずっと欲しかったモノを手に入れた時の喜びは、2人にも理解出来る。欲しかった時間が長ければ長い程、手にした時の喜びは大きい。つまり、それ程までにのぞみは無垢を堕としたかったのだろう。

 

「どうする?」

 

「流石に、帰ろっか。邪魔しちゃ悪いしね~」

 

 もうのぞみに2人の姿は映っていない。堕ちた無垢ものぞみだけを気にしており、完全に蚊帳の外となった2人はやがて何も言わずに部屋を出て行った。

 

 2人だけの部屋となった時、のぞみは欲望のままに無垢の身体を貪った。相思相愛となった今、のぞみが遠慮する必要は何処にも無い。無垢もそれを受け入れ、彼女の攻めに抵抗する素振りはもう見せなかった。何度も深い口付けを交わして繋がり、胸や秘部を重ね合わせ、遊びの約束があった事も忘れてお互いを求め続ける。ただ快楽と相手の温もりを感じて、互いに互いの身体へ自分を刻み込む様に。

 

 この日、無垢は家へ帰る事は無かった。そしてこれを境にみつやみここからの連絡にも応じなくなる。……それはただ、自分を受け入れてくれるのぞみの傍で過ごす為に。

 

「無垢、大好き」

 

「……(私も、好き)」

 

 言葉に出来ない無垢は頷き、のぞみと唇を重ね合わせた。




第4章投稿開始日は現状未完成の為、未定です。



常時掲載

【Fantia】にて、オリジナルの小説を投稿しています。
また、一部二次創作の先行公開や没作の公開もしています。
少しでも興味を感じられた方。下記URLから是非どうぞ!
https://fantia.jp/594910de58
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。