『君が返そうとしたスマホを使えば、簡単に呼び出せるだろうね』
『それで思い通りに彼女を操れば良い。君は特に、あの子に対して溜まっているみたいだからね』
「……」
怪しい女性の言葉にヒナタは普段使う自分のとは違うスマホを片手に俯いた。大事な友達が酷い目に遭っていたと知り、今何処に居るのかも分からない状況。その言葉に抗う事が正しいと分かっていても、今すぐに無垢を見つけたいという思いで焦ってしまう心はスマホを使う事も『仕方がない』と受け入れてしまいそうになる。
ヒナタの様子を見ていた女性は笑みを浮かべた。後少しで目の前の少女はスマホを使うと確信したのだ。そして決定打を打つ様に耳元へ口を近づけ、ヒナタへ囁き掛ける。
「それがあの子の為になるかもね?」
「!」
スマホを使えば見つけ出せる。酷い目に遭っているのなら、助け出せる。ヒナタは女性の言葉からそう考えてしまう。そして誘導されるがままに、スマホを起動。アプリを開き、無垢に命令や遠隔操作出来る準備を完了させてしまう。
「ぁ……」
「ふふっ、完成♪ って、凄いねぇ……これは、面白くなりそうだね」
ヒナタの身体に謎の風が吹き抜ける。一瞬髪が大きく舞い上がり、やがてその表情を見えなくする様に降りると……彼女はスマホの画面を操作し始めた。
『佐伯 無垢は○○公園に向かう』
「!?」
姫子から逃げる様に自宅を飛び出した無垢は宛も無く外を彷徨っていた。彼女の頭の中に浮かんだのは、自分を守ってくれたヒナタと初めて出会った思い出の公園。しかしそこへ足を向けようとした矢先、自分の身体を操る謎の声が頭に響き始める。
「っ! (嫌っ!)」
自分で向かおうとするのと、向かわされるのでは全く話が違う。離れようと身体を必死に動かすが、今まで通りに自由の効かない身体は命令を実行しようと公園に向かって歩き出してしまった。
果たしてその命令を下したのは誰なのか。姫子の持っていたスマホを持ち出している現在、無垢に考えられるのは3人だけ。どうしてその公園へ呼び出したのかと困惑と恐怖に支配されながら、遂に到着した無垢はそこで見えてしまった後ろ姿に目を見開いた。
「遅いわよ、無垢」
「!(なんで……嘘。こんなの、嘘……)」
想像して居た3人では無かった。思い出の公園が思い出となった原因であり、他の誰よりも現状では信用出来た人物。藤浦 ヒナタが、見覚えのあるスマホを片手にそこで待ち構えて居た。信じたくないと思うも、現実は変わらない。無垢は命令が執行された事で身体に自由が戻るも、そこから動く事が出来なかった。
「貴女、破廉恥な事をされてたのね」
「……」
「私がそういう人を嫌いな事は、知ってるわよね?」
「!(違う。私は無理矢理されただけ。自分からした訳じゃ、ない……!)」
無表情ながらも訴えかけるその目をヒナタは見つめる。他の誰よりも無垢の意思が理解出来るヒナタはふっと微かに笑みを浮かべると、スマホを操作し始める。
『佐伯 無垢は藤浦 ヒナタから離れない』
「!?」
聞こえてくる声。それと同時に無垢とヒナタの間にあった物理的な距離が、無垢の行動によって縮み始める。まだ現実を受け入れられない無垢はショックを受けたまま、ヒナタの傍へ。そこでヒナタはスマホをしまうと、無垢の長い髪を指の間で額から背へ撫でる様に触れる。
「分かってるわ。貴女は自分から破廉恥な事をした訳じゃない」
「!」
「大丈夫よ。破廉恥な人は本当に嫌いだけど、貴女を嫌いになったりはしない」
ヒナタの言葉に無垢は動かせる頭で頷いて返す。『分かってくれた』と思った無垢だが、ヒナタの髪に触れる行為が徐々に背中へ近づくにつれて違和感を感じ始める。
そして、ヒナタは徐に無垢の背中を抱いて軽々とその小さな身体を持ち上げてしまった。
「!?」
「嫌うべきなのは貴女に酷い事をした人達。だからそんな人達に穢されてしまった身体は、私が綺麗にしてあげる」
「!(これ、じゃあ……他の皆と、同じ……)」
ヒナタから離れる事は出来ない。そのまま抱えられて公園に合ったブランコに腰を下ろしたヒナタは、無垢を前後一回転させて背中から抱きしめる。今まで襲って来た者達と同じ様な言動、雰囲気にこれから何が起きるの気付いてしまった無垢。その鼻先に小さな水滴が落ちる中、逃れられない無垢にヒナタの手が這い回る。信頼も大事な思い出も、その全てを穢す様に。
土砂降りとも言える雨が降り注ぐ公園。そのブランコに座ったヒナタの膝上で、着ている服を乱して雨に濡れながらも愛撫される無垢の姿が合った。
お互い、既に濡れていない場所は存在しない。だが例え翌日から風邪を引こうが気にしないとばかりに、ヒナタは無垢の服の中へ手を突っ込んでいた。姫子から逃げる際にかき集めた服の中に下着は無かったのか、直接乳房を揉まれる無垢は反応する様に身体を震わせる。
「濡れてる……他の人に襲われて、こんな身体になったのね」
「! (誰か……助けて……っ!)」
無垢の秘部にヒナタは手を伸ばす。雨の水とは明らかに違う滑り気のある濡れたそこに触れて、まるで全てを理解しているかの様に囁いたヒナタはその入り口を指先でなぞり始める。ヒナタは自ら言い切った様に、破廉恥な事が嫌いな性格だ。そんな彼女がこうして襲い掛かって来る時点で、やはりおかしくなっているのは明らか。しかし無垢が彼女から逃げる術は無く、もう誰も思いつかないままに助けを願う。……それは本当に無意味な願いでしかない。
ヒナタの身体が少しだけ前屈みに。当然無垢の身体もそれに応じて前に倒され、ヒナタの豊満な胸の柔らかさを背に感じながら半身を包まれる様な状況で身体を弄ばれ続ける。今まで誰かとした事が無いのがよく分かる、明らかに慣れていない手付き。自分で自分を慰めた事すら無いのかもしれないヒナタの攻めは、普通であれば気持ち良くなるのも難しい。しかし何度か襲われて開発されてしまった無垢の身体は、そんな彼女の攻めにすら快感を感じられる様になっていた。
「もう心配しなくて良いわ。私が守ってあげる。これからずっと、貴女を守り続けてあげるから」
「っ! (私は、何も出来ないまま……また……
雨に降られながら、嘗て自分を守ってくれたヒナタと今自分を襲うヒナタの姿が重なる。やがて無情にも信頼していた相手に絶頂させられた無垢の意識がゆっくりと薄れる中、ヒナタはその身体を改めて抱き締める。
「もう、離さないわ」
それから、無垢はヒナタの家で軟禁状態となった。姉の姫子は自分のした事を自覚して探し始めるも、協力する者は誰1人現れない。他の者達も同様に探し始めるが、ヒナタも同じ様に探していると答える事で騙し続けていた。と同時にヒナタは無垢を穢した者が彼女達である事を察する。
『佐伯 無垢は藤浦 ヒナタの家から出られない』
『佐伯 無垢は藤浦 ヒナタの命令に逆らえない』
『佐伯 無垢は誰かに自分の状況を教えない』
そんな様々な命令をされた無垢は家から逃げ出す事も出来ず、ヒナタが帰ってきては彼女に抱かれる日々を送る。
アダルトグッズと呼ばれるモノがこの世には売られている。みここが使った震える機械、ピンクローターもその一種だ。常に破廉恥な事を嫌い、その用途に使うものにも嫌悪感を抱いていたヒナタだが、変わってしまった彼女は無垢を犯せるのなら構わないとそれを手に入れる。
「ただいま。……ちゃんとついてるわね」
「~~~~っ! っ!? ~~~~っ!」
ヒナタは帰宅すると、寝室で両手両足を広げる姿勢で秘部と乳首にピンクローターを付けられて絶頂を繰り返す無垢の姿を確認する。ベッドの足に四肢を括りつけられている訳ではなく、命令によってその姿勢を維持させられ続けている無垢。身体が震えて絶頂しても、機械の攻めは容赦無く無垢の身体を刺激し続ける。気絶する事も許されず、無垢は涙を流して帰宅したヒナタにこの地獄から解放して欲しいと目で懇願した。
「仕方ないわね。少しだけ休憩させてあげるわ」
そう言って無垢に付けられた機械を止めたヒナタは荷物を置く等してから、再び寝室に現れる。制服姿のまま、ベッドへ四つん這いの姿勢で乗り掛かって無垢へ近づいた彼女は愛液に濡れたシーツや暴れた形跡を確認しながら、無垢の肌を優しく撫でる。それだけでも敏感に反応してしまうのは、無垢の身体が既に出来上がってしまっている証拠だ。
「今日も沢山、愛してあげる。もう貴女は私のモノなんだから」
「……」
絶頂の地獄から解放された無垢は疲弊した様子で虚空を見つめる。そんな彼女に覆い被さり、ヒナタはスカートを微かに捲り上げた。……その腰には黒いモノが巻き付いており、前にはディルドが取りつけられている。ペニスバンドと呼ばれるそれは、疑似的に男性の攻めを体験出来るもの。使い方は様々だが、今回の様に女性が女性を犯す際にも使用される。つまり、ヒナタは無垢をこれから犯そうとしているのだ。そしてそれは今回が初めてではない。
「最初は難しかったけど、今では簡単に入る様になったわね」
「っ!」
既に破瓜は済んでしまっている。何度も入れられた事のある無垢の身体は濡れに濡れているため、何の抵抗も無くディルドを受け入れてしまった。道具越しでは無垢の膣内をヒナタが感じる事は出来ない。だが犯している事実は変わらず、それだけでヒナタは満足していた。
「~~~~っ! ~~~~っ!」
「イきっぱなし、ね! もっと、イきなさい! 自分が誰に犯されてるのかちゃんと考えて、イき続けなさい!」
両足を持ち上げて覆い被さり、上から叩き付ける様にしてヒナタは腰を打ちつける。誰のモノであるかを刻みつける様に。
その行為の終わりはヒナタが満足するまで。何度絶頂を迎えようが、無垢がその快楽の地獄から抜け出す事は出来ない。唯一身体を休められるのはヒナタの眠る夜中だけであり、彼女の抱き枕になりながらも泥の様に眠った無垢は翌朝、ヒナタに学校へ行く前に機械を取りつけられる。
果たしてその日々に終わりは来るのか。少なくとも破瓜を失い快感に狂う日々を送る無垢の身体はもう、日常生活を送る事が出来ない程に開発仕切られているのだろう。そしてそれを満足させられるのは唯一、藤浦 ヒナタだけなのかもしれない……。
「今日は課題があるわね。無垢、こっちに来なさい」
「……」
日々の行為で躾けられた無垢に命令は必要ない。言われるがまま、机に向かっていたヒナタの膝上に座った無垢はそのまま腰に巻かれたペニスバンドに付いていたディルドを宛がわれて挿入。そのまま時折腰を揺らされて膣内を抉られながら、ヒナタの課題が終わるまでを過ごす。
「っ!」
「ふふっ、良い子ね」
強い刺激に身体を震わせながら、自ら背中をヒナタへ預ける無垢。既に身体を好き放題に弄ばれ続けた彼女の心に、逃げる事への希望は存在していない。それどころか無垢はもう、ヒナタに対して抵抗の意思も感情も抱いていなかった。
これからもずっと、ヒナタの好きな様に抱かれて彼女のモノとして生き続ける事を無垢は受け入れてしまった。それは諦めてしまったとも言えるのかもしれない……。