壁へ押し付けた佐伯の目と視線が合う。怯えと戸惑いの感情が籠った目。自分が悪い事をしているのは分かっているが、もう止められなかった。昨日今日に感じた佐伯の存在を失いたくない。だから、佐伯があたしから離れられない様にする。馬鹿みたいな考えなのに、それしか考えられなかった。方法も即座に思いついたのは、1つだけ。
「んっ……」
「!?」
壁へ押さえつけた佐伯の顔へ近づいて、キスをする。あたしのファーストキスだ。でもそれは甘酸っぱいものでもロマンチックなものでも無い。一方的に捧げて、一方的に奪う行為をしたあたしに目を見開いて驚いた佐伯。自分が何をされているのか分かって、あたしの身体を精一杯押し返して来るけど、見た目相応の力しか無い佐伯の抵抗は無意味だった。肩を掴んで押さえつけていたその小さな身体に全身を押し付けて壁と挟めば、それだけで佐伯は身動きすら出来なくなる。
暖かい。シャワーから流れるお湯の暖かさとは違う、佐伯の人肌から伝わる暖かさ。柔い肌の感触をお互いに水着だった事もあり、全身で感じられる。あたしの胸と壁に挟まれて、佐伯は少し苦しそうに顔を向きを変えれば、息が当たって気持ち良かった。
「佐伯、気持ち良くしてやるからな」
「っ!」
少し上半身を離してもう1度正面から顔を見合わせる。佐伯は嫌がる様に首を横に振るけど、それで乱れる髪と僅かな抵抗が寧ろあたしに火を付けた。この抵抗が無くなって、あたしを受け入れる様になった時。佐伯は本当にあたしのモノになるんだ。
佐伯のビキニに手を掛ける。そして胸を露出させて、あたしは直接佐伯の胸を揉んだ。佐伯の身体はあたしと比べればプロポーションも良くないし、言ってしまえばちんちくりんだ。胸だってあるにはあるけど、大きいとは世辞にも言えない。なのに、あたしはそんな佐伯の胸を揉む事で幸せな気分になれた。自分の胸を触って気持ち良くなる時よりも気分が良い。攻めているのはあたしなのに、あたし自身が気持ち良くなっているみたいにだ。
「!」
佐伯の身体がピクっと跳ねる。喘ぐ事も出来ない佐伯は逃げられないと悟って、自分の親指を噛んで快感に耐えようとしていた。感じているのは誰でも分かる。そんな仕草すら可愛くて、あたしはしゃがみこんでから佐伯の胸に口を付けた。乳首はもう固くなり始めていて、片方の胸を揉みながら舐め転がすだけで面白い程に佐伯は反応した。
「っ! ~~~~っ!」
「イったのか?」
じっくりネットリ、佐伯の胸を攻め続けていると、一際大きく佐伯の身体が反応する。そしてその身体から力が抜けて、壁へ寄り掛かりながら徐々に座り込み始めた。あたしは咄嗟にそれを捕まえてもう1度身体と壁で挟みながら、虚ろな目をした佐伯に問い掛ける。弱々しく目を合わせた佐伯は、首を横に振った。傍から見てイったのは丸分かりだ。でも佐伯はイった事を認めたくないらしい。……なら、認めさせてやる。
あたしは佐伯の両足の間へ膝を入れた。壁に身体を押し付けたまま膝を上げれば、佐伯の股間にあたしの膝が触れる。そしてそのまま強引に更に上へ持ち上げる。佐伯の身体があたしの膝に乗って、強制的に顔があたしと同じ高さにまで上がって来た。佐伯の両足はもう、地面に着いていない。あそこだけであたしの膝に乗って、揺らすだけで刺激を与えられる様になる。佐伯が小さいからこそ、簡単にこの体勢になる事が出来た。
「始めるからな」
「っ!」
嫌がる佐伯を無視して、あたしはもう1度佐伯の乳首に吸い付いた。右手で胸を揉み続けながら、左手で佐伯の身体を抱きしめて背中に手を回す。そして膝へ押し付ける様に強弱を付けながら引いたりすれば、面白いくらいに佐伯は乱れ始めた。明らかにお湯とは違う滑り気があたしの膝に広がって、佐伯はそのままもう1度イった。さっきもそうだ。誰かをイかせるってのが、こんなに楽しい事だとは思わなかった。思い通りに乱れる佐伯の姿が楽しくて、愛おしくて堪らない。
「認めろよ。イったんだろ?」
「!」
佐伯はイった事を是が非でも認めたくないらしい。首を横に振って否定する姿に、あたしはまた同じ行為を繰り返す。膝に押し付けてあそこを刺激しながら、胸を舐めて揉んで好き放題。佐伯の身体を好き勝手に弄んで支配している感覚は、言い様の無い快感だった。
「イケ。イケ……認めるまで、何度だってイかせてやる!」
「! ~~~~っ!」
耳元で囁きながら強く刺激すれば、もう簡単に佐伯の身体はイった。それでもあたしは止めずに4度目、5度目と佐伯をイかせ続ける。そしてその度にあたしは佐伯に質問した。最初は必死だった否定が弱々しくなっている姿は最高に可愛い。それに、これはきっと時間の問題だ。
「直接触るぞ」
「!?」
佐伯の下を脱がせる。トロっとした水気が伸びながら床へと流れて行く姿をあたしは見逃さなかった。濡れてビショビショなそこは子供の見た目らしく毛が一切生えていない。あたしは胸に舌を這わせたまま、右手を下へ持って行って……その入り口をなぞる様に触れた。
「っ!」
一瞬だった。少しなぞっただけで、佐伯はイったんだ。元々敏感だった上に、何度もイったせいで抵抗力が殆ど無くなったんだろう。
「認めるか? イったって」
「……」
「強情なのは良いけど、無駄な抵抗だからな」
「っ!? ~~~~っ!」
今度は指をゆっくりと中へ挿入する。あたしの指を強く締め付けて来る佐伯の中は熱い程で、滑りのお蔭もあって容易く奥の奥へと入り込めた。そして中へ入る度に佐伯の身体が震え続ける。最終的に指が入り切るまでに、佐伯は2.3度イった筈だ。これで指を動かしでもしたら、本当に壊れるかもしれない。……その方が速いかもしれないな。
「これが最後だ。……イったって認めるか?」
「……」
苦しそうにしながらも、あたしに目を合わせた佐伯。ここで認めなければ何をされるか分からない程、馬鹿じゃない。長めの間をおき、遂に佐伯は頷いてイった事を認める。意思の強い佐伯の心を折ったんだ。その事実に満たされた様な気がして、でもあたしは更に佐伯の事が欲しくなる。
指を引き抜いて膝も降ろして、壁へ押さえつける事も止めた。佐伯は自由になったにも関わらず、逃げようとしない。いや、逃げられないんだ。壁へ背を預けて床に座り込み、足を広げて弱々しく顔を伏せながら肩を呼吸で揺らしている。きっと、今佐伯の目に光は無いんだろう。シャワーの流れる音だけが聞こえる中、あたしはそんな佐伯の前へしゃがみ込んだ。片手にお湯の出続けるシャワーヘッドを持って。
「壊れるなよ」
「……っ!」
あたしの言葉にゆっくりと顔を上げた佐伯。その間にあたしも手を伸ばして、佐伯の足を押さえたままシャワーヘッドを佐伯のあそこへ近づける。何をされようとしているのか分かった佐伯があたしの腕を両手で掴んで止めようとするが、止めるつもりは無い。そのまま最高の水圧で流れ続けるお湯を、あたしは容赦無く佐伯のあそこへ宛がった。
「っ! ~~~~っ! っ! !? ~~~~っ!」
今までに無い程、佐伯は乱れまくる。強すぎる刺激でイって、それでも休みなく刺激を受け続けた佐伯の身体はイきっぱなしなんだ。もし佐伯が声を出せたなら、叫び声が木魂したかもしれない。そろそろシャワー室へ入っていられる時間も限界だ。一気に攻めて、何も考えられなくしてやる。
足を閉じられなくて必死に首を横に振りながら快感を逃がそうとする佐伯の姿は本当に可愛かった。それから何度も繰り返しイき続けた佐伯は、遂に糸が切れたみたいに動かなくなってしまった。時折身体が跳ねる様に痙攣しているって事は、気絶したんだろう。今出来るのはこれが限界って事だ。
あたしは佐伯のビキニを元に戻してから、所謂お姫様抱っこで運び出す。すれ違う奴らに不思議な目で見られたり心配されたりしたけど、『疲れて眠っちまった』とあたしは誤魔化した。見た目が子供だから、周りは簡単に納得する。タオルで身体を拭いて、元の服に着替えさせて、そしてロケバスに乗り込んだあたしは佐伯を窓際の席に座らせた。隣にはあたしが座って、今度は他の誰にも邪魔されない様にする。
「……っ……!」
「起きたか。気持ち良かっただろ?」
ロケバスが走り出して少しした頃、目を覚ました佐伯は自分の今居る場所と隣に居るあたしを見て驚いた反応をする。そこであたしは他の誰にも聞こえない様に、佐伯の耳元で話し掛けた。佐伯は自分がシャワー室で何をされたのか思い出した様で、あたしを睨みつけて来る。でもその姿は別に怖くもなんともない。寧ろ可愛くすら見える。
「お前が降りる所であたしも降りる事にした。『家まで送り届ける』って言ってな」
「……」
「あたしのモノになるまで、絶対に逃がさないからな」
学校の場所はのぞみやみここと同じだ。本人に聞いても教えてもらえないかもしれないが、あずさに聞けばのぞみが通っている学校の名前なんて簡単に分かるだろう。また佐伯を気持ち良くして、本人から聞き出すのもありだな。家の場所が分かれば呼び出しをして来なかった場合でも直接会いに行ける。佐伯を好きな奴は間違い無く他にもいるが、絶対に他の奴らには渡さない。これからは佐伯があたしのモノになるまで、何度だって攻めてやる。
「覚悟しろよ?」
佐伯が何時まであたしに抵抗し続けられるか。堕ちるその時を想像して、あたしはこれからの日々が楽しみになった。
常時掲載
【Fantia】にて、オリジナルの小説を投稿しています。
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