カメラ越しに見える部屋の映像。それは無垢が2人の女に弄ばれる姿。敏感な身体を触られて抵抗する力も奪われたまま、彼女は2人の女に身体を触られる。水着は脱がさないまま、露出した腕や足を撫でる様な攻め。女の手には薬瓶から出した液体が落され、それが無垢の身体へ塗り込む様に広げられていく。きっと普通の女なら声を我慢する事も出来ずに嬌声を上げていただろう。でも声を出す事の出来ない無垢は身動ぎするしかなく、女達は厭らしい笑みを浮かべながら身体を触り続ける。
彼女達は私が雇った性技のスペシャリストだ。主に女性を相手にそういった仕事をする人達であり、要は同性を気持ち良くさせるプロ。彼女達に掛かれば堕とせない女はいないとさえ言われる程らしい。……本当だったら彼女達を使わず、私だけの手で無垢を屈服させたいところだった。だけど子供の頃から勉強をして来た私も、そっちに関する知識は薄い。教科書や授業等の文面と口頭で学んだだけあり、経験は皆無だ。それこそテクニックなんて欠片も無かった。
無垢の身体が徐々に出来上がって行く。私のモノになる為の準備は着々と進んでいる。女達は無垢を気持ち良くさせているが、絶対に絶頂させる事だけはしない。そうしない様に予め話をつけていたから。快感が身体の中で燻り溜まる中、声の出せない無垢は絶頂を求める事も出来ない。
後ろから1人の女に液体を広げた手で肩を撫でられ、身体を撫でられ、胸も絶頂しない様に配慮された上で揉まれる。そしてもう1人の女が同じ様に手の上へ液体を広げて、下半身を重点的に撫で回し続ける。女として大事なあそこは勿論の事、太腿や足の裏まで身体の隅々に広げられる液体。当然、あれも媚薬だ。それも湯に広げてあった物より強力で、湯には入った者の身体が薬を受け入れやすくする効能もあった。
何度か絶頂しそうになる無垢の身体を見事なタイミングで攻めを静止する事で妨害しながら、遂には身体全てにそれが塗られた。少しでも敏感な部分に直接的な刺激を与えれば、簡単に絶頂させられる程には弱った様子。そこで、カメラ越しに女性達が私へ視線を向ける。それは『準備は整った』という合図。私はドキドキする胸を抑えながら、その部屋を出て彼女達が居る部屋へ向かった。服を脱ぎ、無垢と同じ様な無地の水着に着替えて。
『フフッ。これで施術は終了です。後は……お楽しみください』
扉越しに聞こえる声。やがて出て来た2人の女に私は「お疲れさま」とだけ告げる。彼女達は一礼した後にその場を離れて行き、私は深呼吸をしてから彼女の居る部屋の中へと入った。
「っ!」
施術台に座る様にして居た彼女と目が合う。最初に生で見たのは生徒会の交流会議。それ以降は彼女の知らぬ場所で、私だけが一方的に見ていた。だが今、彼女の目には私が映っている。私を認識して、私がこれから何をするのかに不安を抱いている。……私の事を考えている!
「彼女達の愛撫は気持ち良かったかしら?」
「……」
私の質問に彼女は否定も肯定もしない。ただ私を警戒し続けていて、私はそんな彼女の座る施術台へ近づいた。変な事をされた時に動ける様になのか、こっちへ視線を向け続ける彼女。だけど残念な事に、私を相手にその警戒は無意味でしか無い。
「ふふ、捕まえた」
「っ!?」
彼女が行動するよりも前にその身体を捕まえた私は、同じ施術台に座って後ろからその小さな身体を抱きしめる。突然捕まった事と、肌に触れられた事で反応する無垢の身体。そして私は彼女が暴れる前にその身体を触る。女達の様に焦らす事はせず、直接的に絶頂させるつもりで。
「っ! ~~~~っ!」
「あら。10秒も持たなかったわね」
一瞬だった。水着の下へ手を入れて彼女の両胸を鷲掴みにし、固くなっていた乳首を指で転がした瞬間に無垢は絶頂した。女達の腕には感服する。そして私が無垢を絶頂させた事実に気分が高揚する。長い時間焦らされ続けた彼女の身体は、自分の意思とは関係なく快感を欲している。そんな彼女を絶頂させれば、焦らす時間よりも絶頂させた本人の方が当然印象に残る筈だ。自分を屈服させたのが私だと彼女の身体へ教え込む事が出来る。
「可愛い耳ね。れろっ」
「!?」
耳へ舌を這わせれば、無垢の身体が快感に震えて絶頂する。胸を揉めば、腹部や脇を撫でればそれだけで絶頂する。私の思い通りに感じてばかりの無垢は苦しそうに私へ身体を預け、そんな彼女を施術台に寝かせて私は下半身へ。水着を脱がせば、ムワっとした熱気が微かに私へ届いた。
「それじゃあ、頂きます」
「っ!? ~~~~っ!」
私はその熱気を感じながら、彼女の濡れたそこへ舌を伸ばした。例え同性であっても、自分のものであってもそんな所を舐めたいとは普通思わない。だけど無垢の身体なら、私は躊躇もしなかった。愛液の味はよく分からないけれど、少し甘く感じる。そして私が舌を中で動かす度に、面白い様に無垢は絶頂を繰り返した。必死な抵抗なのか、私の頭を両腕で押さえようとするけれど、力の入っていない彼女の手では守る事なんて出来ない。
「美味しい。とても美味しいわ、無垢」
「っ!」
無垢は私に名前を呼ばれて驚いた様に表情に変わる。といっても無表情だから、微かな変化しかないけれど。ここへ来た段階で自分の事が知られているのは分かっていただろう。その上で彼女はきっと気付いた。これが全て、私の仕組んだ事なんだと。ここへ呼び出して身体に変な事をされたのは全て、私が考えた事なのだと。だから私は真実を伝える。それより前から自分が狙われていたという事を。
「幼馴染を守って自分が犠牲になるなんて、簡単には出来ない事よ」
「!?」
「彼女へ恩を感じて返したいと思うのは立派な事だけれど、後の事を考えないと駄目。悪いお姉さんに捕まってしまうわ。こんな風にね?」
「~~~~っ!」
彼女の膣内へ指を挿入する。キュッと締めつけて来る彼女の膣内を感じながら、一瞬で絶頂した彼女の身体へ追い打ちをかける様に私は指を出し入れする。突き入れる度に絶頂を繰り返しながらも、必死に私を睨もうとするその姿は可愛くて仕方が無い。無垢は同年代の学生に比べて比較的頭が良い。幼馴染のピンチすらも私が仕組んだ事だと、気付けない程に馬鹿では無いという事。
「貴女は藤浦家に売られた。これからは私、穂波 ネイが貴女のご主人様よ」
「!」
自分の立場を理解した彼女の目が驚愕で見開いた。
弱々しい抵抗を感じながらも、私は彼女の身体を堪能する。既に10を容易に超える回数絶頂を繰り返している無垢だが、彼女が疲労などから気絶する事は無い。正確にはしているが、出来ないと言うべきだろう。強過ぎる快感に意識を飛ばしても、また強過ぎる快感で強制的に目覚める事になるのだから。
「そろそろ、仕上げをしましょうか」
「……」
放心状態といった様子で虚空を見つめる無垢を前に、私は施術台から一度降りて道具の置かれている場所へ向かった。そこには媚薬を始めとした薬品の他に、様々なアダルトグッズも用意されている。その中から私が迷いなく選んだのは、模した男性器の付いた腰に装着する道具……ペニスバンド。こんな悍ましいモノを実際に入れると思うと気分が悪くなるが、私が彼女にこれを入れると考えれば、寧ろ楽しくなって来る。
「あら。 まだ動けるのね」
「っ!」
道具を取って振り返った時、そこには何とかしてこの部屋から逃げようと施術台を降りた無垢の姿があった。真面に立つ力は無いのか、うつ伏せで必死に扉まで向かおうとする彼女の姿に私は近づいて抱き上げる。小さな身体はその見た目通り非常に軽くて、楽とは言わないまでも私ですら運ぶ事が出来た。そうして再び施術台に乗せた時、その上で必死に私から逃れようとうつ伏せになった無垢の後ろへ覆い被さる。
「諦めて私に全てを捧げなさい」
「!?」
首を横に振って嫌がる無垢のあそこに私は腰に付けたペニスバンドの模した男性器部分を宛がう。無垢は自分が今から何をされるのか気付いて後ろへ振り返るけれど、もう遅い。私が腰を突き出した瞬間、何の抵抗も無く全てが彼女の中へ入り込んだ。どうやら女達のお膳立てで膣内にも何かをされたらしい。破瓜の証は流れるけれど、無垢に痛みは無い様だ。代わりに海老反りになって絶頂している。同じ女だからこそ、処女を失った事がどれ程ショックな事なのかは分かる。その上で私は彼女の耳元へ囁き掛けた。
「これで永遠に貴女の初めては私のもの。これから毎日、可愛がってあげる」
無垢が嫌がる余裕すら無い状況で、私はそう宣言をしてから腰を動かし始める。自分の身体に着いているだけで、それに感覚がある訳では無い。だから彼女の膣内を感じる事も出来ないし、締め付けに悶える事も出来ない。なのに私は動く度に間違い無く気持ち良くなっていた。何度かこれを繰り返せば、絶頂出来る程には明確な快感。出来るならば最後まで犯して、妊娠すらさせたいところ。だけど性別がそれを許してくれない以上、道具越しとはいえ繋がって一緒に絶頂をしたい。
「ふぅ、あっ! 貴女、イきっぱなしね?」
「っ! ~~~~っ! !? ~~~~っ!」
幸い無垢は何度も絶頂を繰り返している。私が絶頂する時には、彼女も絶頂するだろう。徐々に高まっていく快感に私の動きも早くなり始めて、頭の中が白く染まって行く。考える事も出来ないまま、ただ本能と欲望だけが身体を動かす。……そして真っ白だった頭の中、身体から込み上げて来る快感が遂に弾けた。
「イ、クっ! ああぁぁぁぁ!」
「~~~~っ!」
部屋に響き渡った私の声。無垢も絶頂したのを感じた私は、そのまま彼女の上へ倒れ込んだ。まだ彼女の中には挿入したあれが入ったまま、私は満たされた気分で彼女の体温を感じて幸せを感じながら意識を失った。
あれから数日。基本的に帰って来ない我が家は常に私1人だけだった。しかしあの日以降、私の家には新しい家族が増えた。
「無垢。こっちへ来なさい」
「……」
メイド服を着た彼女を呼ぶ。私が特注したスカートの短いそれは彼女の愛らしさを更に引き立てている。そんな彼女は私の指示に従い、近づいて来た。そして膝の上へ乗るように言うが、抵抗する様に彼女は言う事を聞かない。だけど次に言った私の言葉で、彼女は私の膝へやって来る。
「無垢。お仕置きされたいの?」
「!?」
お仕置き。それは初めて対面した時の様に数え切れない程の絶頂を繰り返させるというもの。彼女の身体は媚薬を使わずとも敏感で、その上であの出来事から更に敏感な身体になっていた。だからもう媚薬を使わなくても、彼女は簡単に絶頂する身体になってしまった。最後にはペニスバンドで繋がるのも既に様式美となっているため、入れられる事を嫌がる彼女はこの言葉だけで素直に言う事を聞く。
「良い子ね。だけど次は無いわ。今度は無駄な抵抗をしない様に」
「……」
膝の上に座った彼女の腹部に左腕を回して抱いたまま、右手でその頭を撫でる。肌触りの良い髪の感触と彼女の体温を感じて、私は癒される。
無垢はもう、私から逃げられない。最初は逃げようとした無垢だが、もしも逃げれば藤浦 ヒナタへ再び借金の話が持ちかけられると脅すだけで、彼女は逃げる事を止めた。自分のせいで彼女が苦しむかもしれないという負い目がそうさせたのだろう。それ程までに幼馴染が大事なのか。彼女にとって初めての友達であり、自分を守ってくれた相手だ。当然の事なのかもしれない。そういった相手が居ない私には分からない感情だけれど。
「今日は気分が良いから、優しくしてあげるわ」
「……」
お仕置きとは別に、夜は彼女を楽しむ時間がある。彼女が私のモノとなった事を改めて実感した私はその時間を楽しみに思いながら、無垢を膝に乗せて明るい時間を過ごした。
常時掲載
【Fantia】にて、オリジナルの小説を投稿しています。
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