※この作品はR-18です。

嗜虐西遊記-白象宮《足癬》ver【投稿終了】   作:ドン・ドナシアン

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540 淫獄の中の戴冠宣言

「わらわからの贈り物だ、百眼女(ひゃくがんじょ)──。この足癬の毒でたっぷりと濡れておる足癬靴を履け。いますぐにここでな──」

 

 小白香は、百眼女に迫った。

 百眼女は、怪訝な表情で白象が履いていた『足癬靴』を拾いあげたが、まずはその臭気に顔をしかめた。

 だが、まだよくわかってはいないようだ。

 

 小白香は、白象を包んでいる結界を動かして、こっちに近づけた。

 そして、白象の足の裏が百眼女によく見えるようにする。

 

「はあっ、はっ、き、気持ちいい……はあっ……ああっ……はあっ……」

 

 白象は狂気の表情でその足の裏と股間を交互に掻き続けている。

 その姿は、知性の欠けた動物のようで醜悪そのものだ。

 白象が浮かんでいる結界が移動すると、その道筋から家人たちが嫌な顔をして避けていく。

 おそらく、あまりにも醜いその魔王の姿に幻滅しているに違いない。

 百眼女もそのひとりだ。

 白象が近づくと、百眼女は、額に皺を寄せて顔をしかめた。

 しかし、すぐに、白象が股を拡げて掻き続けている足の裏を見て目を丸くした。

 

「こ、これは……」

 

「そうじゃ……。母者のその足の裏は足癬病という病だ。醜いであろう? それに、その痒さたるや、足を自ら切断してしまいたくなる程のものらしい……。死に至るような病ではないが、母者の道術でも治らんのだ。母者は、それを患っておる」

 

 小白香はうそぶいた。

 実際には、小白香の道術であるので、それを上回る霊気で『治療術』の道術をかければ病は消える。

 だが、そんなことは知らない百眼女は、白象が治せない皮膚の病と言われれば、信用するだろう。

 現に目の前の白象の足の裏に、その病が存在するのだ。

 

「こ、これは、足癬病……?」

 

 百眼女は、小白香に渡された白象の靴を握ったまま、白象の足の裏をじっと睨んでいる。

 その顔は気味の悪いものに対する嫌悪感でいっぱいだ。

 

「そして、その足癬病は非常にうつりやすい病だ……。ひとつの足拭きを足癬病者と共同で使ったり、同じ絨毯を素足で歩いたりしてもうつる……。ましてや、同じ靴を履いたりすれば、半日もせんうちに、綺麗な足の裏が、その醜い白象の足の裏と同じようになってしまうだろうな……。お前に渡したのは、その白象が履いていた靴だ──。お前にやる──。履け──。命令だ。靴下は許さん。素足で履くのだ。さすれば、これまで通りに、お前を宰相として使ってやる。だが、もしも拒否すれば、そこで犯されている二葉と同じ奴隷身分にする──。どっちでもいい。選べ、百眼女──」

 

 百眼女が真っ蒼になるとともに、その表情が悲痛なものになった。

 そして、立ち竦んで震えている。

 その恐怖の表情に小白香は満足した。

 小白香は視線を二葉と花炎に向けた。

 すると、ちょうど花炎が自分の下袴に手をかけたところだった。

 すぐにそこからそそり勃った男根が現われた。その怒張が二葉の腰の下に潜っていく。

 

「ひいっ、や、やめて──」

 

 二葉が懸命に尻を振って抵抗しようとしたが、花炎に両手でがっしりと腰を掴まれて阻止される。

 

「あぐうっ、い、いやあっ──」

 

 二葉が引きつるような声をあげて身体を硬直させた。

 

「二葉、処女を犯されるというのは、どんな感じなのだ? かくいう、わらわもまだ生娘だ。どんな感じなのか教えてくれまいか?」

 

 小白香は笑いながら声をかけた。

 しかし、二葉は眉間に皺を寄せて歯を食い縛っているだけだ。

 

「せ、狭いですな、陛下……。少しは潤いましたが、まだまだ事前の愛撫が不十分だったかもしれません。おそらく、かなり痛いでしょう」

 

 二葉の代わりに返事をしたのは花炎だ。

 

「構わん。これは、懲罰の意味もある。遠慮なく、その年増の処女膜を破るといい」

 

 小白香は言った。

 

「むううっ──」

 

 二葉の身体が反り返った。花炎に背後から犯されている下半身の筋肉が震えた。

 

「……い、いま、処女を破りましたぞ」

 

 花炎が言った。

 

「ほ、ほう……? 痛いか、二葉?」

 

 二葉は返事をしない。ただ、左右に顔を振るだけだ。

 

「痛いかと訊ねているであろう──?」

 

 小白香はわざと声をあげた。二葉が身体が引き裂けるような苦痛と戦っているのは明らかだ。

 

「い、痛いいい、ですうう──」

 

 二葉が必死な顔で叫んだ。

 その表情があまりに哀れであり、そして、滑稽なので小白香は思わず笑い声をあげてしまった。

 花炎は、ほかの家臣たちが遠巻きに囲む中心で、下半身を露出させた四つん這いの二葉を背後から犯している。

 花炎がゆっくりゆっくりと男根を二葉の股間に沈ませようとしているのがわかった。

 その花炎の腰が静かに二葉の尻に近づいていく。

 それに対し、二葉は痛みで動くこともできないのか、小刻みな呻き混じりの息を吐いて歯を食い縛っている。

 やがて、完全に花炎の腰が二葉の腰に後ろから密着した。

 

「や、やっと全部入った……。わかるか、二葉──? わかるか?」

 

 四つん這いの姿勢で固定させた二葉を犯している花炎が感極まったような声をあげた。

 

「ああ……だ、だめえ……う、動かさないで……。お、お願い……。い、痛い……」

 

「そうはいっても、動かさなければならないものでありましてな、軍団長殿」

 

 二葉の悲痛な訴えを花炎が嘲笑した。

 そして、ゆっくりと花炎が腰を動かしだす。

 二葉のけたたましい悲鳴が部屋に響き渡った。

 

「は、履きます、で、殿下……。い、いえ、陛下……。は、履きます」

 

 不意に、百眼女の叫ぶような声がしたので、小白香は視線を百眼女に戻した。

 百眼女は、すでに履いている靴と靴下を脱いで素足になっていた。

 そして、いまは、迷うことなく、その足を臭気の漂う白象の『足癬靴』に入れた。

 

「こ、これは……?」

 

 片足を履いたところで、百眼女が表情を変えた。

 もちろん、小白香には、その理由はわかっている。

 あの靴を履くと、足の刺激が完全遮断されて、地面で足を踏んでいないような妙な感覚になるのだ。

 『足癬靴』を履いた者は、まず、その刺激遮断の違和感に戸惑うものなのだ。

 しかし、百眼女は、すぐにもう片側の足にも白象の『足癬靴』を身につけた。

 

「は、履きました……」

 

 百眼女が険しい表情のまま、身体を震わせながら言った。

 

「なかなか、武骨な編み上げ靴も似合うぞ、百眼女。愛用するといい」

 

 小白香は吹き出しそうになるのを耐えながら言った。

 愛用するどころか、あの靴が小白香の道術なしでは、脱ぐことができないということがわかれば、あの取り澄ましたような百眼女がどんな風に狼狽えるのだろうか?

 そして、どんな風に足癬病の痒みに悶えるのであろう。

 いまから楽しみである。

 

 小白香はほくそ笑むと、視線を再び二葉と花炎に向けた。

 花炎はさっきよりも激しく腰を動かしていた。

 二葉は相変わらず苦しそうではあるが、それでも花炎の怒張の動きを女陰で受け入れはいるようだ。

 

「す、少し、潤って来ましたぞ、陛下……。軍団長殿の……いえ、この奴隷の膣が私の愛撫に慣れて潤ってきたのか、それとも処女膜を破った血のせいなのかはわかりませんがね……」

 

 小白香が注目していることに気がついたのか、花炎が言った。

 

「誰か、胸も揉んでやれ──。花炎ひとりにやらせるのはもったいないぞ。花炎が精を放ったら、ほかの希望者にも抱かせてやる。この奴隷に精を放ちたい男は出てこい──。そして、待っているあいだ、奴隷の胸でも刺激してやれ──」

 

 小白香は叫んだ。

 

「そ、そんな──。ああっ、ひっ、いやっ──」

 

 輪姦を促すような小白香の言葉に、二葉が悲痛な声をあげた。

 しかし、すぐに股間を花炎に突かれる苦悶の声に変化する。

 すぐにふたりの男が前に出てきた。

 いずれも近衛軍の男の兵のようだ。

 ふたりは二葉の両脇につくと、申し合わせたように、同時に手を伸ばして、左右から二葉の上衣を引き千切った。

 そして、手を伸ばして二葉の乳房をそれぞれに揉み始めた。

 

「ひいっ、も、もう、勘忍して……。ゆ、許して──ああっ、だ、誰か……誰か助けて──お、お願い……あっ、ああっ……」

 

 二葉は泣き声をあげた。

 しかし、その声には単純な苦痛の声だけではなく、かすかな快感の響きも混じってきたようだ。

 よく見ると、左右から乳房を絞りあげるように揉まれ、さらに後ろから花炎に腰を動かされることによって、二葉の露わになっている肌の部分がじっとりと汗ばんできたのがわかる。

 

「さすがは、美貌の女軍団長であるのう……。この三人のほかにも、血走った視線を向けている男はたくさんいるようだぞ──。苦しゅうない──。この奴隷を犯したければ、出て参れ──。このような機会など、もうないぞ──」

 

 小白香がさらに声をあげると、さらに数名の男たちが前に出てきた。

 そして、それを見て、また、二葉を犯す輪に加わろうとする男たちが出てくる。

 最終的には、十数人の男が集まった。

 

「ほうほう、思ったよりも集まったな。どれ……。では、さらに愉快な仕掛けをしてやるぞ、二葉」

 

 小白香は二葉に道術をかけた。

 まず、四つん這いに固定していた二葉の身体が自由になった。

 だが、すでに男たちに囲まれて、身体を凌辱されている最中だ。二葉には逃げる力はない。

 

「二葉の身体を自由にした。『奴隷の首輪』をしておるから抵抗はできんと思うが、皆で逃げんように捕まえておけ。無論、ひとり何回やっても構わん。好きなだけ犯すとよいぞ──。それから、二葉の子宮に道術をかけて、子宮を活性化して、精を着床しやすい状態にしてやった。この状態の子宮で、この人数の精を受ければ、確実に妊娠するであろうな──。妊娠すれば、子はわらわの奴隷宮で飼ってやる。安心して孕むがよいぞ、二葉」

 

 最後のひと言は、犯されている二葉の耳にはっきりと聞こえるように、とりわけ大きな声で言った。

 二葉がびっくりして暴れだした。

 しかし、花炎を始めとする周りの男たちに、がっしりと身体を掴まれる。

 

「そ、そんな──。そ、それだけは──。そ、そんな酷いことは、お許しを──」

 

 二葉が絶叫した。

 

「わらわを舐めた罰だ。誰の種かわからぬ子を孕むといい」

 

 小白香は冷酷に言い放った。二葉の泣き声がさらに大きくなる。

 

「ほう、ならば、私の子を産んでくださいますかな、軍団長殿──。そろそろ精を放ちますぞ──」

 

 花炎の腰の動きが速くなった。

 

「い、いやあ、だめよ──。出さないで──ひっ、ひいっ、だ、出してはだめ──中に出してはだめぇ──」

 

 悲鳴をあげながらも、痛みのせいなのか、二葉は脂汗を滲ませた身体を硬直させた。

 それに構わず、花炎が自分の腰を二葉の尻に叩きつけるように腰を往復運動させる。

 やがて、花炎の背がぴんと伸びるようなかたちになり、ぶるぶると震えた。

 同時に、二葉が首を仰け反らせて喉を喘がせた。

 

「たっぷりと注ぎましたからな。きっと子を孕んだと思いますぞ」

 

 花炎が二葉の股間から一物を抜いた。

 二葉は肩を震わせてすすり泣くだけだ。

 そこには、この宮廷を護る近衛軍団長だった面影はない。哀れに犯された女の姿があるだけだ。

 その二葉の股から、精に混じった赤い血が滴り落ちるのが見えた。

 

「処女を失ったばかりの年増女の股間を見せよ」

 

 小白香は言った。

 

「わかりました」

 

 花炎が嗚咽を繰り返している二葉の身体をひょいと持ちあげた。両手で左右から腿を抱えて、まるで赤子に小用をさせるような姿にして、股間をこっちに向けた。

 

「な、なにをするの──。は、離して──」

 

 剝き出しの股を開脚して曝け出させられるといういきなりの羞恥の姿勢に、二葉が花炎の腕の中で暴れ出した。

 しかし、すかさず左右からほかの男たちが二葉を押さえつける。

 

「いや……み、見ないで……」

 

 二葉が首をいやいやするように左右に振った。

 小白香は、玉座から立ちあがり、近くまで進んで、二葉の股間を凝視した。

 奴隷宮にいる若い性奴隷たちと比べても、遜色のない綺麗な股間だと思った。

 しかし、さすがに処女を失ったばかりの股間は、炎症のような腫れもある。

 また、反り返るように開いた女陰の襞の奥からは、花炎の精がつっと滴り落ちていて、同時に赤い血も流れていた。

 そして、亀裂全体がひくひくと痙攣もしていた。

 しかし、処女を失えば出血があるとは知っていたが、思ったよりは少ないのだと思った。

 いまは出血というよりは、かすかに赤く色づく程度のものだ。

 こんなものなんだろうか……。

 

「どうだ、気分は、二葉──? そう言えば、母者の扱いについて、わらわになにか言いたいことがあったのだな。いまなら聞いてやるぞ。なんなりと言え──」

 

 小白香は意地悪く、股間を剝き出しにしてこっちに向けている二葉に言った。

 だが、二葉は泣くばかりで、なにも言わなかった。

 

「……意見もないようだな──。では、百眼女──。お前は、意見があるのか?」

 

 白象の履いていた編み上げ靴を履き終わって呆然と佇んでいる百眼女に小白香は声をかけた。

 

「あ、ありません……。で、殿下……。い、いえ、陛下のおぼしめのままに……」

 

 百眼女が震えながら頭を下げる。

 

「わらわの有能な宰相殿も同意見ということであるな……。ならば、これで決した──。この白象については、金凰魔王暗殺を企てた罪により、晒し刑とする。死刑執行は明後日──」

 

 小白香は叫んだ。

 謁見の間がしんと静まった。その中に、相変わらず狂人のような声をあげている白象の声と、すすり泣く二葉の声だけが響いている。

 小白香は、白象にもう一度道術をかけて、白象の頭から魔王の冠を手元に取り寄せた。

 そして、その冠を無造作に自分の頭に載せた。

 誰も文句は言わなかった。

 

「これをもって、わらわの戴冠とする。不服のある者は申し出よ──」

 

 もちろん、誰も口を挟まない。百眼女をちらりと見たが、呆気に取られたように小白香を見ている。

 面倒な行事は嫌いだ。

 戴冠式など、これで十分だ。

 

 小白香は、手を振って、包んでいる結界ごと、用済みの白象を奴隷宮側の監禁部屋に『移動術』で跳躍させた。

 同時に閉鎖していた謁見の間の出入り口を解放する。

 出入り口に近い場所にいた者から、大勢の者が次々に逃げるように部屋の外に出ていくのがわかった。小白香は放っておいた。

 

「その奴隷については、さっきも言った通りに、気の済むまで、ここで皆で犯すがよい──。終われば、新しき近衛軍団長の就任祝いに、花炎にくれてやる。屋敷で飼ってやれ。ただし、今夜で確実に孕むのは間違いないだろうから、子を産むまでは、売り飛ばすのは駄目だ。子を産んだ後は、好きにしてよい。しかし、持て余すようなら、わらわがここで買い取ってもよいが、どうする、花炎?」

 

「妊婦を犯すというのも、また、格別の味があるというものでしてな。私の新しい部下たちと使う共同の性処理女として使いたいと思います、陛下」

 

 花炎は言った。

 その顔には、小白香に媚びを売るような表情が浮かんでいる。

 おそらく、いまのは、小白香が気に入るような二葉の処置を選んだのだろう。

 そして、小白香は、花炎の物言いに大いに満足した。

 

 花炎が抱きあげていた二葉を横に落とした。

 すぐさま、ほかの者が群がって二葉を抱こうとした。

 二葉はあっという間に、輪姦をしようとする男たちの群れの中に消えた。

 

「わらわに忠誠を尽くせ、花炎──。さすれば、もっといいこともあるぞ」

 

 小白香は花炎に言った。

 すると、花炎がその場に片膝をついて頭を下げた。

 魔王に対する忠誠の誓いの姿勢だ。

 小白香はさらに花炎に近寄って、儀礼通りに、頭を垂れる花炎の肩に二本の指を置いた。

 

「忠誠を尽くします。小白香陛下」

 

「期待しているぞ、花炎──。そうだ。余興の道具として、これをやろう。これは、わらわが奴隷に使っている媚薬だ。塗れば猛烈な痒みに襲われる。試しに、その二葉に使ってみよ。今度は泣いて犯してくれと頼み出すぞ」

 

 小白香は、道術で掻痒剤を取り出して、花炎に渡した。

 

「これは、ありがたき……」

 

 花炎がにやりと笑った。

 

「さあ、お前たちは、余興を続けよ──。さて、では、わらわは離宮に戻る──。後の始末は、百眼女に任せる──」

 

 小白香は両手をさっと振った。

 そして、謁見の間から離宮の奴隷宮に向けて跳躍した。

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