もしも、立花響がちょっぴりエッチだったら 作:レスリングマン
「はぁ……、はぁ……、んあっ♡ んんんっ♡♡ ふぅ……」
昨日から身体の火照りが冷めない。
融合症例第一号――立花響にあんなことをされてから、あの時のことを思い出すと自然に身体があの子を求めてしまうのだ。
こんなことドクターになんか相談出来ないし、マムにも……。
変わったことと言えば、私たちの適合率が跳ね上がったらしいこと。
昨日は確かにLiNKERが切れそうになる……あの嫌な感じも無かったから、変だとは思ったけど。
ダメだ……昨日のことを思い出しては……。
また、私はあの子のことを考えてる。
「んっ♡ んっ♡ んんんっ♡♡ んふぅっ♡♡♡ ……はぁ、はぁ、フィーネとして世界に喧嘩を売って、これからってときなのに。私はナニをしてるの……? 最低……」
今日だけで3回もあの子に襲われるのを想像しながら自分を慰めていた。
こんなこと今まで無かったのに。どうなってるの……。
とにかく、気を確かに持ってこんなことはもう止めないと。
でも……今度、あの子に会ったら私は耐えられるだろうか。
「マリア……、ちょっといいデスか?」
「相談したいことがあるの……」
廃病院に潜伏している私たち。
トイレから出てきた私に声をかけて来たのは切歌と調だった。
まさか、この子たちも私と同じで……。
そう、私が予想するのは簡単だった。
彼女ら二人の顔は熱でもあるのかと思うくらい赤くなっており、切なそうな顔をしていたから……。
「昨日から身体が変なの……」
「調もあたしもずっと身体が熱くて眠れないんデス。それに……」
「切ちゃん……、それもマリアに伝えるの?」
「いや、確かに恥ずかしいデスが……」
二人とも羞恥心によって言い淀んでいるみたいね。
仕方がない……。私から言うしかないか。
「言わなくていいわ。私もずっとアソコの疼きが止まらないのよ。朝から3回も自分で処理シテるし。――あなたたちもそれで楽になるなら仕方ないと割り切るしかないと思うわ。多分……昨日のことが原因ね」
「ま、マリアもアソコがムズムズしてるのデスか!?」
「切ちゃん、誰も居ないとはいえ声が大きい」
やっぱりそうか。
この子たちも立花響が接触している。
どう考えても彼女が原因としか思えない。
なんと悪辣なんだろう。
身体をこんなふうにされて、仲間もその毒牙にかかって、それでも……あの子の事が欲しいと思うなんて。
「とにかく、あなたたちは……」
「それで……マリア、
「私もそれが気になった。楽になる方法があるの?」
「…………」
はぁ!? 何よ、その性の知識がありませんっていう純粋無垢な表情!?
ちょっと待って! それ以前に……な、なんで私は勢い余って自分を慰めた回数まで告白してるのよ!?
もう、無理よ……。絶対に無理。
恥ずかしくて、この子たちの顔が見れない。
ていうか、本当にやり方を知らないの? 知ってるでしょ。普通は……。
如何に私たちが施設育ちだとしても、人知れず覚えるものでしょう。
実際に私がこの子くらいの年齢のときとか結構な頻度でシテたわよ。
いや、よく考えてみればセレナともそんな話をしたことないし。
――それじゃ、私が特別エッチな女みたいじゃない。
ああ、止めて。そんな無邪気な目で見ないで。
それどころか自分で処理するって言葉に好奇心を見せないで……。
「ま、マリア? 大丈夫デスか? 顔色が悪いみたいデスけど」
「本当に真っ青……。ドクターに診てもらったほうが……」
「あり得ないわ! 診てもらうなんて!」
今度は凄く心配そうな顔をして私を見る二人。
こんなこと言えるはずないじゃない。
――とにかく、この子たちに教えなきゃ。今は緊急時なんだし。
ううっ……、セレナにだってこんなことを教えるなんてやってないわよ。……当たり前だけど。
それから私はなるべくオブラートに包みながら切歌と調に性教育の授業をする羽目になる。
こんな情けないことないわ。
ヤケクソで目の前でシテみたら、二人ともちょっと引いてたし。
でも、ヤッてみたらスッキリして楽になったということだし……。とりあえず急場は凌いだようね。
この場所もそうそう簡単に見つからないだろうし、あの子と再会するのもかなり先のことになるでしょう。
……なんで、今……寂しいとか思ったの?
立花響に会って、死ぬほど犯されたいって思うなんて……どうかしてるわよ。私は……。
◆ ◆ ◆
あのドクター、何考えてんのよ。
簡単にアジト見つかっちゃったし、捕まってるじゃない。
相変わらず、三人の装者はこっちよりも強いし……。
あっ……、キスしてる。あの子、仲間にもあんなことを……。
「スキだらけだぞ!」
「きゃっ!?」
風鳴翼……危ないじゃない。
容赦ない斬撃に私は終始押されていた。
この前に手合わせしたときはこんなに圧倒されていなかったのに……。
ダメ……、集中できない。これじゃ負けちゃう。
「マリアさん! 話し合いましょう! 何か事情があるなら聞きますから!」
――こ、声すらも愛おしく感じてるじゃない。
ああ、舌を入れた濃厚なキスがしたい。
胸もアソコもめちゃめちゃに触ってほしい。
「立花の方ばかり見ているな。戦場でそれは命取りだぞ」
「――っ!?」
あっ……、負けちゃったわ。私……。
まともに攻撃を受けてギアが維持できなくなってしまったみたい。
切歌も調も融合症例第一号……立花響の毒牙にまたかかったのか惚けた顔をして戦ってるし……。
いや、私も同じような顔をしているのかしら……。
あのとき、唇を奪われた瞬間に……勝負はついてしまったのかもしれないわね。
このまま、彼女らに捕まるのも……悪くな――。
「マリア! 退却デス!」
「ドクターは回収した。逃げられるはず……」
切歌に抱えられて、私はヘリコプターの中に逃げ込む。
神獣鏡の力によって完全なるステルス性能を持つこのヘリにさえ乗れば、確かに彼女らに追われる心配はないわね。
それにしても、劣勢だったのにどうやって逃げることが出来たのかしら?
「調が絶唱を使ったんデスよ」
「そ、そんなことをしたら……バックファイアで――」
「それも覚悟したんだけど……。どういうわけか平気。ちょっと疲れたけど……」
「また、適合係数が上がったということかしら? どういうことなの……?」
ともかく、調の活躍によって私たちは敗北を免れた。
とはいえ、私は惨敗もいいところ。
その上……何もかも諦めて立花響の手に落ちることまで半分望んでしまった。
こんなに心が弱くなるなんて……。
◆ ◆ ◆
「マリア、そんなに気を落とさないでください。きっと、フィーネの魂が身体に宿ってるから精彩を欠いてしまうんデスよ」
「私のことなら気にしないで。本当に大丈夫だから……」
切歌、違うのよ。私にはフィーネなんて居ないの。
ただ、私は淫らな欲望によって支配され……スキを見せて敗北しただけ。
調に絶唱まで使わせて……。
もしも、調に何かあったら私はどう責任を取れば……。
私がしっかりしなきゃいけないのに。彼女らにこんな顔をさせて……。
本当に最悪よ。泣きたくなってきたわ……。
「私なら平気よ。ごめんなさい。もう、二度とあんな情けない姿は見せないわ」
でも、立ち止まるわけにはいかない。
私には成さなくてはならないことがあるから。
もう、立花響への性欲に負けたりなんかしない。
「マリア……、大丈夫そうデスね」
「ええ、心配かけたわ」
「じゃあ、これから私と切ちゃんでネフィリムに食べさせるためのギアペンダントを取ってくるから――」
「ギアペンダントを――?」
話によれば、ネフィリムを成長させるために必要な聖遺物が無くなったので、入手する必要が出来たのだそうだ。
私は寝込んでしまっていて、何も知らなかった。
それで、切歌と調が風鳴翼と雪音クリスの所持するギアペンダントを盗みに行くという話になったみたいだけど。
何だか、また近いうちに再戦するような気がしてきたわ。
立花響……やだ、あの顔を思い浮かべたら私はまた……。
「話は分かった。ちょっと、お手洗いに行ってくるわ……」
私は真剣な顔をする彼女らにトイレに行くと伝える。
まったく、面倒なことになった。
トイレの鍵をかけて、私はそこに腰掛ける――。
「んんっ♡ んあっ♡ はあんっ♡ んんんんっ♡♡ ぜ、絶対にぃ♡ 今度は負けないんだからぁ♡♡」
指で強く抓んだり、擦ったりしながら自分で処理をするも、私の心はまだ折れてない。
次に戦うときは醜態を見せたりしない。
でも、今はこの疼きを止めないと。
あっ♡ ここ、気持ちいいかも♡ んんっ♡♡
もう既にただのやらしいマリアな件。
きりしらもその内困ったことになりそう。
響の体液がただの凶器になっています。
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