いつも読んでくださりありがとうございます。
このキャラについてなんですが、本編での人物描写が少ないように感じました。
今回は作者の妄想で下地も補わせて頂きました。
澪が露天風呂でいじっていたのを見ると、いじられキャラなのかなと。
個人的に『金髪お嬢様ですわキャラ』は好きなのでかなり偏ってしまったかもしれません。
どうかご容赦ください。
セリス・レイドハートは自分を普通の人間だと思っていた。
友のために努力をし、好きな人のために愛を捧げる。極めて真っ当な思考の筈だと。
しかし、刃更達と生活を共にしていくと日々、驚愕の叫びを抑えることができなかった。
規律正しい聖騎士で模範となる生活を取ってきた彼女にとって彼らの淫らな惨状は刺激が強すぎたのだ。
そして、何よりもそういったことを指摘すると全員がキョトンとした顔をしてくる。
唯一、刃更がこちらを仏のように拝んでくる。
最初は万理亜が原因だと説明されていたが、よくよく観察すれば彼女達も大概だった。
やれ兄弟プレイが始まるやら、やれお、お尻の穴をいじって欲しいやら、やれ、恋人ではなくメイドとしてなじって欲しいやら。夜になればそれはもう酒池肉林の宴が年中無休で開催される。
保護者であった長谷川先生に助けを求めれば、?を浮かべて、
『・・・・・・。あぁ、次は私の予定だから混ざりたいのか』と言う始末だった。
わたくしは最初、日本ではなく旧世の蛮国に来た生贄のような気持ちだった。
私がいくら現代日本の法に基づいた男女間の清い付き合い方を説いても、彼女達は一向に理解してくれず、
刃更は私を女神を崇拝するような目で見始めるまでになった。
私が怒ってこれが常識なのですわと説教をした日には、彼女達の目はもはや宇宙人を見るかのようになっていた。
自身も一般人のようにラブロマンスに憧れているので、周りの女子も話が合うだろうと思っていたが、
話せば話す程、何故か生暖かい目で見られ終いにはお子様扱いをされてしまった。
私は涙で枕を濡らしました。
まぁ、そんなことを言いつつも私はその生活に慣れてはいきました。溶け込んだとは認めづらい所ではありましたが。そんな中、終にあの万理亜に良識が生まれたのか頭を強打したのかはわかりませんが刃更に休暇をあげると言いいました。私は嬉しさのあまり、話を聞いていませんでした。
そして、今に至ったのです。私はバサラと一緒に路頭に迷っていました。
いや、仕事も入れようと思えば入れれたのですが、バサラという人形がいますので。
こうして優雅に喫茶店でお茶をしているが内心ノープランで汗が止まりませんの。
・・・・・・私この1週間どこで過ごせば良いのでしょう?
バチカンや里にコレを持って行きます?学校の友人の家にこれとともに行けます?
ム・リですわ!!!!
ガッテムと思いを神に飛ばしながらテーブルにつっぷしました。
ひとしきり後悔して頭を切り替えました。
1週間、人形と過ごさなければいけません。一人ならホテルでゆっくりできますが。しかし、二人。
中途半端に刃更みのあるこの人形を放置するなどは考えたくもありません。
人目につかず、怪しまれず宿をとれるところといえば・・・・・・。
「まぁ、こんなところでしょう」
夏、人目に紛れ違和感なく男女でいられる。それはキャンプです。
大自然に囲まれて仲睦まじく優雅な生活を楽しめる人の娯楽の極み。
彼女はうきうきであった。決して、以前から楽しみにしていた計画を流用しているわけでは断じてない。
今は手ぶらでレンタルするだけでキャンプに参加できることを偶然知っていたし、その近くにある観光スポットもたまたま手帳に記載されていただけだ。夏休み、隙あらば刃更を連れ出して独り占めしようと練っていた策ではないのだ。
「ふぅ、テントも張り終えましたし、次は火でもおこしましょうか」
彼女はもともと努力家でこうした作業が苦にならないタイプだった。
テキパキと動き続けものの一時間で、雑誌にも載りそうな見事なベースキャンプが出来上がった。
そう、ベースキャンプである。何しろ一週間はここで過ごすのだ。
・・・・・・この登山超級と書かれた噂では軍隊御用達ともいわれる過酷な森の中で。
本当なら富士の樹海も候補の一つだったが、何分魔物も出やすい。
せっかくの休暇なのだ。己の鍛錬とリフレッシュができる良い物件が良かったのだ。
「それではバサラ。私は周辺の偵察と挨拶を兼ねて散策をしてきますので、火の番を頼みますわ」
彼女は未だ見ぬ戦友を探しに森へ入っていった。
・・・・・・結局のところ彼女もおかしかったというのが他ハーレム員の結論だった。
実際、情に厚く努力をおろそかにしない完ぺきな貴人だった。
しかし、生活を共にしてみると行き過ぎた努力を普通だと思い込み、夢見る理想を頭から信じ込んでいる奇人でもあったのだ。彼女はストイックな生活を好み、いつしかそれが当たり前になってしまったのだろう。
『バチカン恐るべし』そんな彼女を受け入れていた所に全員が戦慄を覚えたのだった。
「バサラっ、バサラっ見て下さい。反対の山の中継地からおすそ分けを頂きましたわっ。
それと帰りに野草とキノコも取れましたのっ」
彼女は更にウキウキになって戻ってきた。人形だろうと関係なく彼女は話しかける。
山に入れば助け合いの精神で彼女の心はすでに人も動物も人形さえも等しく人間と見なしていた。
彼女はもらったナップサックから軍食、固形燃料、ライト、方位磁石、地図などなど。
とてもおすそ分けには見えないほどの物資をアルミの机に重ねていった。
他の人間が見れば、絶対心配されていると確信が持てるほどの量だった。
しかし、彼女を止めるものはここにはいないのだ。
彼女は涙を浮かべてこちらを心配してくれる厚意あふれる彼らを思い出して改めて感動していた。
「私、よくこういうことをされるのですが、やはり日頃の行いのたまものなのでしょうね。
物々交換でカレールーを一パック差し出しただけなのですが、皆同じようにたくさんお返しを下さいます。
ありがたい話です。やはり良識ある方々との交流は気持ちが良いものですわね」
彼女は一般人との交流と変わらないいつもの挨拶のつもりだった。
・・・・・・しかし実際には、山奥、美少女一人、健気、危ない、ヤバイからくる哀れみが全てであった。
バサラは自身の記憶された良識とのズレに困惑して何もリアクションを取ることができなかった。
一日目の夜、食事を済ませると彼女達は町へ降りて銭湯へ向かった。
お風呂はさすがにどうにもならなかったため仕方なかったのだ。
一応、バサラに一人で体を洗えるか、着替えができるか、迷子にならないかを聞いた。
まぁ、デートしても大丈夫だと万理亜も言っていましたしある程度の常識も確保されているようですわね。
県もまたいでいるので知り合いもいないはず。
脱衣所で着替えて、ガラリと戸を引くと見事な昔ながらの大衆浴場がそこにはあった。
やはり旅行というものはこうでなくては。彼女は風呂椅子と手桶を取って鏡台へ向かった。
鏡には鍛錬で引き締まった体が映った。年頃の女性として恥ずかしくない肉付きを維持しつつ、
しっかりと仕事もこなせる力も維持した身体だ。魅力はある程度損なわれているのかもしれないが、
刃更が興奮してくれる間はきっとこれで良いのだろう。
しかし、と彼女の頭にかすかな邪念がかすめる。
彼の女でハーレムの一員として私は大切にされている。
私も彼女達と仲良くなり、負けないように日々を過ごしている。
彼が好き。ウソ偽りなく。皆が好き。
頭を抱えたくなる時もあるが、概ね幸せで順調な毎日だ。
でも、私は・・・・・・なにを信念に頑張ってきてたんでしょうか。
今となってはどうでもいい、考えても仕方のない疑念。
聖騎士セリス・レイドハートとして頑張って悪を倒し、その過程で刃更と結ばれた。
幼なじみで、悲しみを背負ってそれでも毅然とする彼に惹かれたのだ。
それは聖騎士としての自分から女としての自分へ移るに足る理由でもあった。
この体もそうだ。騎士道を全うするに適する身体は、今は女の体に適応しつつある。
彼との誓約を果たし、孕める体へと。
短い出来事としては転機と呼ぶにふさわしい重大なものだった。
しかし、それは長年積み上げてきた騎士の道を外れることを本当に考えての行為だったのか。
「・・・・・・ふぅ、疲れているのでしょうか」
こんな所で悩んでいるのもしょうがないと彼女は頭を振った。
私は選んだのだ。後悔無く、そして結果も手にしている。それが結論だ。
そう彼女は強引に思考をまとめて風呂に浸かった。
風呂から上がり、一休憩してキャンプ地へ戻る。
魔法というモノは便利なもので、身体強化や魔除け、人避けに、虫よけまで完備している。
一応、スマホと頂いたランプの電池の予備や食料品も買ってきた。
普段の夜は長いが今は外だ。明かりをむやみに点けるのはマナー違反である。
早々に明日の仕込みを終わらせると彼女達は寝袋に入ったのだった。
夜が早ければ、朝も早いわけで。
早朝も、早朝。薄く霧が立ち込める明け方に彼女は目を覚ました。
手早く身支度を整えて周囲を散策する。山は砂漠のように一夜で風景全体が変わることは無いが、
様々な小さな変化が集まってまるで違った景色を見せるのだ。
獣の足跡や、小さな花の開花など早朝の森は楽しいのだ。
彼女は昨日の不安などどこへやら久しぶりの探索に心を奪われていた。
隣で眠気眼をこすっているバサラに懇切丁寧すぎる説明を長々と語っていた。
彼女達は朝食を済ませ、川や洞窟を探索し今日は自然を堪能していた。
他の女が何をしているかなどついぞ詮索することも無く、自分の時間を大切に生きていた。
なぜなら、刃更は休暇中であの万理亜もいないのだ。
仕事といえば、この人形の世話だけだ。
彼は程よく従順で、それなりの会話をする刃更の模造品。
簡単な任務だ、そう思っていた。
それは次の日、川で魚を取っていた時だった。
熊が刃更を襲っていたのだ。
夏の熊は散策範囲を広げて餌を求め獰猛になっているのは知っていた。
しかし、自分の実力を考慮すれば何も問題は無いはずだった。
けれども、バサラは模造品であることを失念していた。
刃更といれば大丈夫。刃更が私の主と心の底から思っていたが故に、
バサラを人形で刃更の模倣をしていたため仮初の安心感を抱いていたが故に、
彼ならば大丈夫とどこかで高をくくっていた自分がいたのだ。
彼女は自分の感情を抑えることができなかった。
悔しさ、恥ずかしさ、みじめさから熊程度に向けるべきではない殺気が放たれる。
熊は全身総毛立たせて逃げていった。
それを見て彼女は我に返った。
慌ててバサラに駆け寄って無事を確かめる。
自らは汗を拭きだして、動悸を激しくし、恐慌した状態で・・・・・・。
その日の午後は結界を張って半刻はテントの周囲で過ごすことにした。
彼女は自身を責めていた。騎士にもなれず、彼の女としても力になれなかったからだ。
先日の疑念が甦って頭を埋め尽くしていた。
今回が熊で、ただの人形を襲っていただけだから別に何の問題も無いはずだ。
だが、あれが敵で人形が刃更であると認識してしまえたし、それを想定できたはずだった。
仮にも自分が連れてきた人物に危害が加えられそうになったのだ、
最低限の常識としてそれらを防ぐ手段、予期する手段を備えておくのが責任だった。
図らずも、疑念の再現がされてしまい自身の弱さが露呈してしまった。
女としての道と聖騎士としての道。両立していたようで実際にはどりらからも外れていたのだ。
女として尽くそうとすれば、聖騎士として培われてきた精神も照らし合わせて考えて、
聖騎士として仕事をしようとすると、刃更の女としての信念もいつしか加わるようになっていたのだ。
どちらも持って生きていくことに間違いはないのだろう。
しかし、どちらかも区別できないほどあやふやなまま生きていくことはただの堕落だった。
・・・・・・きっと彼女達に支えられていつしか一人で立てなくなっていたんですのね。
間違っても正しあって、認め合って行動するうちにその境界すら人任せにしてしまったのだろう。
自分の行動に誇りを持つために、その行動を疑う思考を彼女達に任せていたのだ。
私がセリス・レイドハートとして聖騎士として立っているのは、私自身がそれら全てを考慮し判断する力を鍛えてきたからだというのに。
私は今一度、自分に向き合っていた。
何のために聖騎士となって、その道を外してまで彼の女になったのか。
彼を選んだ理由ではなく、聖騎士としての自分を変えるに値する理由を今さらになって探すために。
5日目ともなると、彼女の中にある程度の形ある理由が形成されてきた。
これは自分でしか認めることができず、時間が解決するものでもない。
人のためにと修行を積んできたつもりだった。
それが個人を特別として守っていくようになるなど考えたことも無かった。
あくまでも、里のため、バチカンのため、人類のために鍛えてきた力だった。
それを一人の人間のために振るう理由。
それは結局のところ誰も失いたくないというところからきているものだ。
ただの一人も、そこに優先順位をつけるのは状況から判断して当然のことだ。
だから、一番危険にさらされる可能性が高い刃更のために聖騎士の力をふるうのは間違いではないはずだ。
私はそれを忘れてはいけない。そして、その後も考えなくてはいけない。
彼が真に安全な環境を手に入れた時、私は聖騎士として力を振るえるのか、彼に孕まされたとき、
聖騎士の役職を辞することができるのか。
私自身がその決定を下さなければいけない。
きっとはっきりしたことはわからないのでしょうね。
私はこの疑念が解決できないことを本当は知っている。
迷い、後悔して考え続けなければいけないのだ。それが選んだものの責任なのだから。
何度でも私は向き合って考えるだろう。それが勇者として聖騎士となった私の強さそのものなのだから。
思考を切ってぐぐっと背伸びをする。
辺りを見ればもう正午だった。明後日には刃更が帰ってくる。
気分はそこぶる良く、十分に山も堪能した。(山はいるだけでも良いのだ。)
彼女は帰り支度を手早く済ませて下山してレンタル品は返却した。
バサラは不思議そうについてくる。
彼女は何食わぬ顔でラブホに入っていった。
個室の扉を開けた時、彼女は彼に抱き着いて囁いた。
「本当は気が付いていたんですのよ。万理亜があなたを作った理由も。
ですが、良く私の願いに付き合ってくださいました。
ここから先は私があなたに女として、精一杯しゃぶり尽くして差し上げます♥」
デートで欲をため込んだ女のようにセリスは刃更を熱烈に誘惑した。
シャワーを浴びたのだろうか、ほんのり濡れた裸の男女がベットにいた。
金髪の女はフェラをしていたが、中々セックスまで行っていなかった。
それどころか、彼女は彼のモノをしゃぶることだけに専念しているようだった。
時折、男性の腰が跳ねるとゴキュっと喉を鳴らして彼の精液を飲みこんだ。
そして、頬をぴったりと陰茎にはりつけるようにバキュームして最後の一滴まで吸い出していた。
彼女、セリスは舌も艶めかしく動かしてバサラの鬼頭を愛撫して精液を催促し続けていた。
5日間も簡素な料理と、鍛錬を続けていたのだ。彼女は彼の精液を一滴も漏らすことなく飲み続けた。
この5日間の感謝を込めて、彼女は彼にフェラすることにした。
余計な愛撫もしない。それどころかセックスもしない。
だが、ねっとりと艶めかしく丹念にチンポを刺激して、舌を巻きつかせたり、バキュームをかけたり、
しっかりと頭をゆすってマンコよりも激しくいやらしい性器を再現して見せた。
「ブポッ、じゅぅぅるるっ♥ ~~~~♥♥♥」
彼女は今一度迷うことが無くなった。今までは、これまでの自分の立場などを重ねて複雑で曖昧な思いのまま彼を求めることが多かった。しかし、今はそんなことは関係ないと思える。
聖騎士としては恥ずかしがるべき行為なのだろう。女としては彼にアピールするべきなのだろう。
だが、私はそれらの切り替えを上手くできない。だから、立場を選ぶのではなく行動で立場を示そうと決めたのだ。選んだ結果、後悔するとしても悩んだりするとしても構わない。
その時、その時の判断を尊重するそれが私の選んだ答え。
「ングゥッ♥♥♥ ゴクッ♥ゴクッ♥ ぷはぁ♥」
彼女はバサラに口内を見せつける。いつもの優美な雰囲気などカケラも感じさせない下品な顔で。
そしてまた、彼のものにしゃぶりつくと一心不乱に吸い続けた。
残りの1日半、彼に飽きられないように淫らにスケベにより変態的に彼に尽くすことを決めたのだった。