※この作品はR-18です。

アズレン夜伽話   作:変幻アズレン屋

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RQの翔鶴が指揮官を誘惑して獣みたいに盛り合う話。


レースクイーン翔鶴による蠱惑的なまぐわい

 アズレンのアレ(翔鶴1)

 

 皆がKANーSENの任務、と言われてまず第一に浮かべるのは戦闘だろう。

 国家の枠を超え、日々襲い来るセイレーンを退ける事こそが彼女らの本懐である。

 しかしそれだけでは無いのだ。

 儀礼式典への参加、政治の場での証言、民間への宣伝などその使命は多岐に渡る。

 

『やー、君ね。レースってのに興味はあるかい?』

『は?』

 

 今回この基地に与えられた任務もその一貫であった。

 何でも上層部は、近日重桜の企業がスポンサーとして出資しているレースでKANーSENに行進をさせたいらしい。

 しかしそれだけではインパクトが薄いから、とレースクイーンの格好をさせるだのと宣ったのである。

 

 確かに、これ以上にない位宣伝にはなるだろう。

 KANーSENは美女、美少女揃いだから何をやらせても様になるし、大衆の目を引くには充分だ。

 だが、レースクイーンとは!

 上層部はセイレーンに頭をやられてしまったのか、思ったが所詮一基地の指揮官に過ぎない僕では断る事など出来はしない。

 こうして社畜の性を痛感しつつ、渋々この指令を受諾したのである。

 

 しかし、僕にとって本当に頭を抱えたくなったのはこの後だ。

 KANーSENは任務があるので基本的に基地を離れる事は出来ない。

 なので試着用の衣装を送ってもらい、サイズやロゴなどに問題があれば纏めて連絡する手筈になったのだが────

 

 

 

「ど、どうだろうか……」

「ふふ、似合ってる?」

 

 何と言えば良いのか。

 身も蓋もない言い方をしてしまえば、とんでもなくエロいのだ。

 高雄にしろ愛宕にしろ、胸や尻を強調した衣装をこれ見よがしに見せ付けてくるのである。

 ぴっちりした黒の、レオタードに近いそれを身に纏ってモジモジと悶える高雄と、艶やかに腰をくねらせる愛宕の肢体はエロティックと表現する他無い。

 しかし、次いで執務室に現れた大鳳に面食らう事となった。

 

「指揮官さまぁ、大鳳のレースクイーンは如何ですかぁ?」

「────!?」

 

 これじゃ水着じゃないか!と叫ばなかった自分を誰か褒めて欲しい。

 それだけ布面積が少ないのだ。と言うより完全に水着である。

 ただ水着の上に赤いパーカーを羽織っただけの状態を大鳳はレースクイーンと言い張るのだ。

 どう見たって僕の知ってるレースクイーンとは違う。

 

「似合ってますかぁ?似合ってますよねぇ?ええ、指揮官様の為に仕立てた衣装ですもの。いつでもどこでも、眺めて、触って良いんですよぉ?ほら、ほらぁ……」

 

 挙げ句の果てに、その豊満な肉体を見せびらかすようにしてにじりよってくるのだから質が悪い。

 衣装は自分で仕立てただとか聞き捨てならない発言もあったが、全く耳に入らない。

 兎に角下半身に悪いのだ。

 下半身に覚える疼きをどうにか抑えて、大鳳をやり過ごして──

 

 

 

「どう?指揮官。これではそなたの心を射止められぬかしら?」

 

 スッ、と大鳳の脇から現れたデューク・オブ・ヨークの姿にいよいよ突っ伏したくなった。

 

 

 

■■■

 

 

 

「では指揮官、当日は楽しみにすると良い」

「ああ、うん……頑張って」

 

 そろそろ日が傾いてきた頃、自信満々に胸の前で腕を組んだプリンス・オブ・ウェールズが出ていくのを見送って、ようやく執務室に静寂が取り戻された。

 

「あぁー、疲れたぁ……」

 

 セントルイスの時は本当にヤバかった。

 めっちゃ胸が揺れてたし太ももとかむちむちだった。

 しかも耳元で「指揮官クン、興奮しちゃった?」とか囁かれた時はもうダメか、と僕は思ったのだ。

 ギリギリの所で抑え込んだが、後ワンアクションあれば襲っていただろう。

 

 大体、何で皆僕に見せに来るのか。

 試着なら自室ですれば良いじゃないか。

 僕は指揮官なんだぞ。少なくとも部下の前では威厳のある姿を見せなればいけないのだ。

 なのに、なのに──!

 

「最近溜まってんだぞぉ……!」

 

 ここ最近の忙しさと言ったら尋常ではなかった。何やらキナ臭い鉄血との会談や鏡面海域の調査など、1歩間違えれば大損害へと発展する事態ばかりだったのだ。

 とてもじゃないが1人で「処理」するなどある訳が無かった。

 そうしてぼやいていると、執務室の扉が突如ノックされた。

 

『指揮官、今よろしいですか?』

「あぁ、いいよ」

 

(──翔鶴か)

 

 扉が開くまでの一瞬で、普段のキッチリした表情に自分を戻す。

 翔鶴は今回のレースクイーンに立候補した、と聞いていた。しかしこの時間まで姿を見せなかったから、てっきり自室で試着していたと思ったのだが──

 

 

 

「んっ──!?」

「どうかしました?」

 

 それは胸から臍までざっくりと裂けた、あまりにも扇情的な衣装だった。

「衣装を着ている」と言うよりは「ただ黒い布を吊り下げている」と表現するのが適切な、娼婦ですらしないような格好を翔鶴がしていた。

 

「あ、え……」

「ふふっ……」

 

 いや、ダメだ。

 これは本当にダメだ。

 その均整の取れた、蠱惑的な肉体から目線を外せない。

 辛うじて下側だけ覆われた、白く豊かな乳房が艶かしい。

 ガーターの紐が食い込み、肉感を有り得ない位強調された太ももが艶かしい。

 いくら普段より圧倒的に露出が多いとは言え、衣服の違いでこうも変わるものなのか。

 たった一目で、まだ翔鶴が何のアクションも起こしていないのに僕は翔鶴に魅了されていた。

 

「指揮官?」

「う、あ……?」

 

 気付かぬ内に、翔鶴は執務机の側まで歩み寄っていた。

 ふるり、と揺れた乳房を翔鶴は鷲掴んで──

 

「どうでしょう、指揮官。似合いますか──?」

 

 そのまま僕の前で机に体を伏せる。

 たわわに実った2つの果実が、ぐにゃりと潰れて横に広がる。衣装と肌の隙間に見えた鮮やかなピンクに、思わずドキリとする。

 そして此方を見上げる翔鶴の、碧色の瞳が挑発的な光を灯す。

 

「ふふっ、ねえ……どうしたんです?」

 

 何なんだ、これ。

 翔鶴は一体何考えてるんだ。

 思考が全く追い付かない。

 ただ見つめあって、碧色が広がって──?

 

「んむっ──」

「んっ、ちゅ……」

 

 翔鶴の美貌が視界一杯に広がって、同時に柔らかな感触が伝わる。

 気が付けば、翔鶴と唇を重ねていた。

 

「あぁむ、ちゅっぷ。んむっ、ふっ、ちゅっ──」

 

 熱烈に、貪欲に唾液を吸われる。

 舌を絡め取られ、成すがままに口内を滅茶苦茶に蹂躙される。

 

「んっ、んっ、──ぅんっ、ぷちゅっ、ちゅちゅっ」

 

 段々意識が朦朧としてくる。

 指揮官の顔に手を添えた翔鶴の舌が、蛇みたいに口の中を探る。

 歯茎をなぞり、甘い唾液を送り込み、貪り尽くす。

 僕の知る翔鶴は、もっとお淑やかで、思慮深くて、少なくともこんな獣のようなキスをする女性ではなかった。

 

「──ぷぁっ、うふふ……」

「し、翔鶴……」

 

 ようやく離れた僕と翔鶴の間で、銀の架け橋がべちゃりと垂れる。

 

「どうして、って言いたげな顔をしてますね」

「う、うん。何で……」

 

 僕のズボンを汚した涎に頓着せずに、翔鶴のしなやかな肉体が纏わり付いた。

 椅子に座ったままの僕を抱き締めるように、絡み付くように乳房を押し付け、身体を扇情的にくねらせる。

 

「1番に、なりたかったんです」

「1番に?」

 

 全く気付かぬ内にズボンの下で勃起していた肉棒に太ももを擦り付け、興奮を煽る。

 ちろちろと突き出した舌が耳をなぞり、そのゾクゾクする感触に堪らず顔を捩る。

 そして捩った先にまた碧色。

 吸い込まれるような、鮮やかな瞳がぴったりと僕を見据える。

 

「他の皆は、誰もが1番を持ってますよね。一航戦の先輩達は圧倒的な実力を、大鳳だって派手な航空弾幕があるでしょう?瑞鶴だって──」

「それは──」

「違う、と。そう言いたいのでしょう?」

 

 悔しさを、嫉妬を滲ませながら翔鶴は語る。

 確かに翔鶴は「地味」だ。

 大火力がある訳でも、瑞鶴のような近接戦が出来る訳でもない。

 しかし彼女の支援には、皆助けられている。

 彼女の制空戦闘が、前衛艦隊を支えているのだ。

 それでも足りないと、誰にも出来ない「何か」が欲しいと、翔鶴はずっと望んでいた。

 他ならぬ彼女の指揮官なのだからその程度は分かる。

 その上で何故「こんな」事をするのか、正直僕には見当も付かなかったのだ。

 

「ええ、違うんです。強さは自らの手で勝ち取ってこそですから」

「そ、そっか……」

 

 

 

 

 

「だから指揮官を悩殺しちゃおうかなって♪」

 

 

 

「……え?」

 

 悩殺。

 女性が美しさや性的魅力で男の心を乱し、夢中にさせる事。

 ……なんで?

 

「何でって……実力じゃなくてこの体で指揮官の1番になろうって事ですよ?」

「いやいやいやいや!おかしいでしょ!?」

「でも『ココ』は正直ですよ?」

「うっ……」

 

 つつ、と手袋に覆われた翔鶴の指が、ズボン越しに陰茎をなぞる。

 微弱な刺激だったが、彼女の淫靡な手つきに肉棒はビクビクと反応してしまう。

 何とも情けない事に、僕の体は性欲に対してとても正直だった。

 

「私は欲張りなんです。知りませんでした?」

 

 劣情で頬を染めながら、レースクイーン衣装の淫魔が嗤う。

 これは指揮官を自分の物に、そして自分を指揮官の物にして共に沈むための最後の一押しだ。

 僕の理性を取り払う、極めて淫靡な誘惑が今実行されようとしていた。

 

「この胸も、脚も、全部触りたいんですよね?」

 

「まさぐって、奉仕させて、犯したいんですよね?」

 

「ならそうしちゃいましょうよ♪」

 

 翔鶴の吐息がふうっ、と耳に吹きかかる。

 ダメだ。指揮官として間違っている。そう脳は理解しているのに、彼女の誘惑を拒めない。

 豊満な肉体が、扇情的な衣装が、淫靡な表情が、全てが僕を虜にする。

 

「思う存分私に溺れてしまえば良いじゃないですか」

 

 

 

 

 

「ね──────?」

 

 

 

■■■

 

 

 

「んっ、ちゅっ──」

 

 啄むようなキスが、指揮官を襲う。

 何度も何度も、隙間なく塗り潰すようにキスの雨が降り注ぐ。

 

「翔鶴、イイ……」

「うふふ……♡太くて、元気で、精力たっぷり……んちゅ♡」

 

 そして彼女の両手は、指揮官の肉棒を緩やかにしごいていた。

 黒い手袋越しに一定のペースで、しかし絶え間無く快感が与えられる。

 

「気持ち、良いですか……?」

「うん、気持ち良い……」

「うふふ、ならもっと……!」

 

 今や指揮官の陰茎は溢れ出した我慢汁に塗れ、手袋を透明の液体で汚している。

 ずちゅ、にちゅ、と下半身から響く卑猥な音と、にちゃにちゃと絡み合う舌の音に頭を犯された指揮官が瞬く間に快感の頂点へ上り詰めるのは、当然の事だった。

 

「翔鶴、射精るっ、射精るぅっ!」

「良いですよ。いやらしいの、沢山出して下さい……!」

 

 突如として肉棒をしごくペースが早くなる。

 ずちゅずちゅといやらしい音が加速し、翔鶴の淫らな笑みが深くなる。

 興奮で尖った乳首を衣装の向こうから押し付け、指揮官の射精を急かすのだ。

 

「ね?出して下さい。この手袋を真っ白にする位いっぱい、いっぱい出して……!」

「あっ、ああっ……!」

 

 射精までは、ほぼ一瞬だった。

 勢い良く吹き出した白い樹液が手袋を塗り潰し、その隙間を縫って翔鶴の肉体にびちゃびちゃと降りかかる。

 

「きゃっ!凄い勢い……♡溜まってたんですね……」

 

 レースクイーン衣装の、そのざっくり空いた胸から臍を黄色がかった白が淫らに彩る様子に、翔鶴は満足げな微笑を浮かべた。

 

「はあ、はあ……気持ち良かったよ」

「そう言って貰えたら嬉しいです♪んちゅちゅ……♡」

 

 白い汚濁塗みれとなった手袋で精液を掬い取り口に運ぶその仕草は淫靡の一言に尽きる。

 そうして体にぶちまけられた男の欲望を舐め取った翔鶴は、するすると椅子の下に滑り降りた。

 

「翔鶴?」

「……♪」

 

 この時指揮官の目に写るのは、下着同然の格好をした女が重厚な机の下で液体塗みれの肉棒をしごくという、筆舌に尽くしがたい光景である。

 翔鶴は端正な顔の横で、男の陰茎をちゅこちゅこと上下に擦りながら甘く囁いた。

 

「これなら他の子が来ても誤魔化せますね」

「なっ……!」

「冗談です♡」

「お前なぁ……」

 

 既に執務は終わったのだから他のKANーSENが訪れる事など有り得ない。

 とするとこの女は「そうなる」のを望んでいるのか──

 悶々とする様子を眺めてくすくす、と鈴を鳴らすように笑っていた翔鶴が、不意に男の亀頭へとキスを落とした。

 

「っく」

「ねえ指揮官、私にご奉仕させてくれませんか?」

「え……?」

「今から指揮官のガチガチぺニスに、レースクイーン翔鶴がお口で奉仕をしてあげたいので・す・が」

 

 突然繰り出された淫語に指揮官の陰茎がびくりと震える。

 それに気を良くしたのか翔鶴は淫らなキスを亀頭に繰り返す。

 

「ですが、私は指揮官の部下ですから命令が下らないと動けません……」

「つ、つまり……」

「咥えて欲しいって、『翔鶴の口に射精したい』って言ってください♪」

「ぼ、僕は……」

 

 翔鶴はシチュエーションを欲しているのだ。彼女は上司に命令されて仕方無く奉仕する、そんな漫画のような状況を再現して自らの性癖を満たそうとしているに他ならない。

 翔鶴は指揮官が想像するよりずっと淫乱だった。そしてその淫らな本性は指揮官1人にぶつけられようとしていた。

 

「じゅぽじゅぽって、沢山気持ち良くなりたいですよね……言っちゃいましょうよ」

「……」

「プライドがあるんですか?」

 

 確かに、男として最低限のプライドが指揮官には残されていた。

 人の上に立つ者として、艦隊を纏める者として必死に保ってきた「それ」が指揮官の堕落をギリギリの所で阻止していた。

 が──

 

「大丈夫です。どんなに指揮官が情けなくても、私に溺れれば良いんですから」

「翔、鶴が……?」

「はい♪お姉ちゃんに全部任せて、一緒に気持ち良くなりましょう?」

 

 ごくり、と男の喉が鳴る。

 指揮官としては絶対に間違っているのだ。

 だがこの淫靡な誘惑に逆らえる者がいる筈は無い。

 どれだけ鉄の理性を持っていようと、翔鶴はそれを上回る淫熱で溶かしつくしてしまうのだ。

 

「く、咥えて欲しい……!翔鶴の口に、思い切り射精したい!」

 

 故に、男が欲望に屈するのは仕方がない事だった。

 指揮官の哀願を聞いた翔鶴の口がにんまりと、下卑た笑みへと形を変える。

 

「はい♪了解しました──んじゅっ♡」

 

 指揮官の肉棒が、大きく開かれた女の口に呑み込まれる。

 一気に根元まで咥え込んだ翔鶴は、間髪入れずに上下運動を開始した。

 

「じゅぶっ、じゅぞっ、じゅじゅじゅっ!」

「あっ……イイッ!」

「んふ……♡んっ!んっ!んっ!んじゅっ!」

 

 誰もいない、オレンジ色の斜陽が射し込む執務室に激しい水音を支配した。

 頬を膨らませ、顔全体を斜めから振り下ろすようにして翔鶴は肉棒に奉仕する。

 男の陰茎は、翔鶴の小さな口には大きすぎるのだが、そんな異物を咥えているというのに女の美貌は崩れない。

 それすらある種の芸術作品なのではと思うほど、神秘的な世界が執務机の下で展開されていた。

 

「ぢゅぽっ、ぢゅぢゅっ、じゅじゅ!」

「はっ、はぁっ!翔鶴っ翔鶴ぅっ!」

 

 純白の、糸のように流麗な長髪を振り乱し絶世の美女が肉棒を貪る。

 男の欲棒が口唇から引き出される度に女の唾液でてらてらと光り、また沈みこんでいく。

 そう、世界で1番淫猥な口淫奉仕が男に施されて────

 

「んっ、ふ……!?」

「?」

 

 そうして情に濡れた流し目を送る事を忘れていなかった女の顔が、突如悦楽に歪んだ。

 

「し、指揮官……先っぽは敏感だから、優しくして下さい……」

「……」

 

 どうやら適当に投げ出された指揮官の手が、たぷたぷと揺れる翔鶴の果実を掠めたらしい。

 しかし、それにしても──

 

「ね……?」

 

(そうか、乳首が気持ち良いよいのか……)

 

 どこか怯えたように、萎らしく懇願する翔鶴の表情は非常にそそられるモノがあった。

 当然、肉欲を高められた指揮官が抑えられる筈もない。

 

「んいぃぃっ!」

「す、凄い柔らかい……!」

 

 雷の如き速さで伸びた男の手が、翔鶴の胸を衣装越しに鷲掴んだ。

 偶然なのか、意図したのか。

 どちらかは分からないが翔鶴は指揮官に対して自らの弱点をさらけ出してしまったのだ。

 のぼせ上がった思考のまま、男は胸を揉みしだく。

 

「や、やめっ……!んあぁっ!」

「何で?気持ち良いんでしょ?」

「そんな……!あっああぁっ!」

 

 乱暴極まりない、まるで乳でも搾るかのような手つきが翔鶴の脳に最大級の快楽を刻み込む。

 今まで余裕の笑みを崩さなかった女の痴態に、男の肉棒が膨らんでいく。

 

「ね、口止まってるよ?」

「あっ────んぶぅっ!んっんぢゅっ!」

 

 その言葉で我に返ったのか、再び翔鶴が陰茎にむしゃぶりつく。

 先程までの、男を溶かすような包容力はどこへやら。

 気が狂ったように、頬にへばりついた髪を払う事すらせず反り返った男の欲望に奉仕する。

 

「んぶぁっ、イイっ!しきふぁん、もっろ!もっとぉぉぉぉっ!んじゅぅぅぅっ!」

「うぅっ!翔鶴、気持ち良い……!」

 

 男と女が狂ったように高め合う。

 そこにいるのは、汗を流してただ快楽に耽る2匹の獣だった。

 

「イくっ。翔鶴、イきそう!」

「じゅっぼ、じゅぼぉっ!イっへ!射精して!わらひの口に濃ひ精液、沢山らしへぇ!」

 

 獣に我慢など有りはしない。

 指揮官とKANーSENの関係も忘れ、2匹は絶頂への階段を最短最速で駆け上がる。

 

「イくッ!イくイくイっちゃうぅぅぅぅっ!!!」

「……ッ!」

 

 咄嗟の事だった。

 今まで服ごと握り締めていた男の手がするりと衣装の内に潜り込み、固くしこった果実の先端をぐりっと摘まんだのである。

 

「んひぃぃ──────!!!」

「うっ、射精る!射精るぅ!」

 

 翔鶴がガクガクと仰け反り陰茎から口を離したその瞬間、男の亀頭が噴火した。

 塞き止めるモノもない、マグマの如き粘り気を持った粘液が執務机を叩き、そしてぼたぼたと女へ垂れ落ちる。

 

「──んぁえ、イっく。イくイく……んじゅじゅっ♡」

 

 そしてびゅるびゅると飛び出し続ける男の精が瞬く間に痙攣する翔鶴の顔を白く染め上げる一方で、その下半身ではぐしょ濡れになったパンツを突き抜け吹き出した淫水が川となって流れ落ちる。

 

「んっ、ちゅぅ……じゅるるっ美味しい……♪」

 

 白い噴火を終え、漸く萎みつつある陰茎の先端を赤い唇が吸い上げた。

 

「衣装、汚しちゃいましたね……」

「あっ……!ど、どうしよう……?」

 

 男の顔が青ざめる。

 試着用とは言え企業から借り受けた衣服だが、既に翔鶴の全身は白濁液によって卑猥に彩られ、黒の衣装にすら汚濁がこびりつく始末だ。

 これでは洗濯しても元に戻る保証はないだろう。

 あわあわと混乱する指揮官を他所に翔鶴はゆらりと立ち上がり、くびれた腰の左側で結ばれた紐をしゅるりとほどく。

 

「しきかぁん、見て下さい……」

「う、わ……!」

 

 女は自らの紐パンを脱ぎ去った。

 しかし恥じらうように、両手で衣装

 を押さえ付けたかと思えば──

 

「んっ、ふ……」

「翔鶴……?」

「続きは『向こう』でしませんか……?」

 

 かろうじて鼠径部を隠す黒い布の、その内側に指を差し込んだ翔鶴が腰を揺らす。

 淫猥な、円を描く腰の動きが男を誘っていた。

 

 

 

■■■

 

 

 

 

 鏡面海域の調査や大規模な作戦があった後は、大抵書類仕事に追われ自室に帰る気力すら残らない。

 そんな指揮官の為に、執務室の隣には簡素な休憩室が配置されていた。

 ベッドやソファー、食料の備蓄もあり短期間なら寝泊まりに困らない程度の設備が整っているのだ。

 今、バスルームにて温水の雨を浴びながら、一糸纏わぬ男女が絡み合っている。

 

「んっ、はぁ……♡まだまだ、元気なんですね……♪」

「翔鶴が、悪いんだろ……!」

「あら、『お姉ちゃん』の体で興奮するなんて悪い子ですねぇ?」

 

 どうもこの女は倒錯的な趣味を御持ちらしい、と指揮官は茹だった頭で呟いた。

 翔鶴は「命令だから仕方無く」だとか「姉に欲情する弟」だとか、そう言う背徳的なシチュエーションで誘惑する淫魔に他ならない。

 今だってこうして男に姉呼びを強制して乳房をしゃぶらせるのだから、言い逃れなど出来るものか。

 

「──っ」

「ふふ、悪い子にはお仕置きが必要ですね♪」

 

 翔鶴はバスルームの壁に手を着け肉がたっぷりと詰まった生尻を突き出した。女の膣口が鈍く開閉し、粘ついた愛液を止めどなく垂れ流す。

 そんな痴態を見せ付けられ、男の喉がごくりとなる。

 これから何をするのか。何をさせられるのか。

 期待と興奮が肉棒を滾らせ、亀頭がグロテスクな赤を帯びる。

 

「私に奉仕して下さい。固くてぶっといおちんちん突っ込んで、浅ましく腰振って──んあああっ!?」

 

 甲高い嬌声が、浴室に木霊する。

 翔鶴の要求を最後まで待たず勢い良く覆い被さった男の肉棒が、女陰に突き込まれたのだ。

 目を白黒させる女を無視して力任せに陰茎で奥を叩き、ぱんぱんと肉のぶつかり合う音をバスルーム中に反響させる。

 

「んぉッあああっ!?すごっ、激しいぃ!」

「翔鶴っ!凄い気持ち良いよ!」

「んはぁんっ!ならもっと、もっと突いてぇ!」

 

 翔鶴の膣はどろどろに蕩けていた。

 それでいて精を搾り取るようににゅぐにゅぐと蠢くのだから堪らない。

 この瞬間、指揮官は翔鶴の全てを手にしているのだ。

 快感に歪む美貌も、シミ1つない濡れた背中も、ぱちんぱちんとぶつかり卑猥にたわむ尻も、何もかもが男の支配下にあった。

 それはゆさゆさと揺れる乳房さえも例外ではない。

 

「あああああッ!?お、おっぱいも気持ち良いぃぃッ!もっとぉぉぉッ!」

 

 汗で淫らに光る翔鶴の背中に全身を押し付け、押し潰すようにして乳房を揉みしだく。

 そこにあるのは快楽を追求するあまりに、人としてのプライドさえ投げ捨てた獣の交尾だ。

 

「なぁっ、生意気ですぅっ!んひっお姉ちゃんに逆らうなんて、そんなのダメぇっ♡」

「でも、ここが気持ち良いんでしょっ……?」

「んあぁぁぁぁッ!そう、そこもっとしてぇ!お姉ちゃんの奥突いてぇ!」

 

 時折思い出したかのように「姉」の設定を叫ぶ翔鶴と、それに連動してキツくなる膣の締め付けに男の快感も高まっていく。

 

「あぁッ!ああ!当たってるぅ!あんあんああッ!先っぽが当たってるのぉッ!すごいィ……!」

 

 気づけば、翔鶴自身も腰を上下左右に振っている。

 この女は、男にとって都合が良すぎた。何を言わずとも、勝手に男が喜ぶ「答え」を与えるのだ。

 1度嵌まったら抜け出す事は出来ない、底無しの沼に指揮官は絡め取られていた。

 加減を忘れた男が、密着しながら腰をぐりぐりと押し付ける。

 

「ああっ!あっ!あっ!あぁんッ!」

 

 翔鶴の声が短く、切羽詰まった調子に変わった。

 臀部を突き上げ、男がピストンしやすいような姿勢で頭を振り乱す。

 指揮官も女の腰をがっちりと掴み、杭を打ち込むかのように強い抽挿を繰り返す

 

「おおッ、あはぁッ!イくッ、指揮官!イっちゃうッ!」

「ぼ、僕も……!」

 

 己の中を抉る、太く熱い欲棒の虜になって、1秒でも長く快感を得たい。

 もっともっと、と蕩ける思考が叫んでいるが、翔鶴の忍耐は既に限界に達していた。

 

「んあああッ!お゛ッお姉ちゃんイっ、イっちゃうぅ……♡はあ゛あ゛あぁぁぁッ!」

 

 弾けるような快感が男女を突き抜け、がくがくと痙攣する翔鶴の腰に手を添えたまま指揮官は射精を繰り返す。

 雄の噴火が子宮を叩き、更に搾り取ろうと媚肉が蠢く感覚を翔鶴は受け止めていた。

 

「はぁっ……はあっ……」

「ん゛ぉっ!お゛っ、あはぁ……!」

 

 2人の荒い息遣いがバスルームを満たし、余韻に浸る女の肢体がふるり、ふるりと不規則に揺れる。

 やがて、3度の吐精を終え固さを失った男の肉棒が引き抜かれた。

 

「ん゛っ、ぢゅぅ……一杯射精ましたね……♡」

 

 自らの女陰から垂れる精液を拭いとり、口へと運びながら魔性の女が凄絶な笑みを浮かべた。

 

 

 

■■■

 

 

 

「……そう言えばさ」

 

「はい、何でしょうか?」

 

「瑞鶴、どうしたの?衣装の試着は一緒にしてると思ったんだけど……」

 

「赤城先輩の部屋から盗……借りてきたお薬で眠って貰ってます。明日までぐっすりですよ♪」

 

「えぇ……」

 

「そ・れ・よ・り」

 

「?」

 

「いくら瑞鶴とは言え、私の前で他の女の子の名前を出したらメッ!ですよ指揮官────」

 

 

 

 

 

「──お姉ちゃん特権、使わせてもらいますね♪」




続きます。

自分の文章力を上げる為の練習を兼ねていますので、感想や評価を頂けると大変助かります。
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