アズレン夜伽話 作:変幻アズレン屋
ご了承下さい。
後今更ですがpixivの方の最新話までは毎日更新します。
「大鳳」というKAN―SENを御存知だろうか。
重桜所属の空母で、堅牢な装甲と多様な艦載機を以て戦場を支配する彼女は、対セイレーン戦闘に於いて多大な貢献を果たしてきた。
非戦闘時でも大鳳は極めて優秀である。
執務の手伝いをさせても良し、単に雑用を任せても良し、と言った具合で何事も卒なくこなし、細々とした気配りすら完璧だ。
それだけではなく、意外な事に裁縫を趣味としており衣服にほつれが見付かれば補修だってしてくれるし、家事全般も難なくこなす、そんな多才ぶりには感心させられる。
動揺に弱い、と言う欠点こそあるが用意周到な彼女を驚かせられるのはアルバコア位なので問題ですらない。
非の打ち所の無い、正に理想の完璧なKAN―SENだ。
────指揮官に関する事以外は。
この女はこの基地指揮官たる僕に対してのみ、異常に非常識で信じられない行動に出るのだ。
例えば、私室の鍵を複製して侵入したりだとか。
例えば、只でさえ着崩している着物をわざとはだけて見せるだとか。
例えば、そう。
「指揮官さまぁ……如何ですかぁ?」
最早水着としか言えない衣装を、それも特別際どいモノを着用して執務室に現れる、とか。
「似合っ……てるよ、うん」
「そうですかぁ、なら立候補した甲斐があったと言うものですわ」
コンパニオンとしての衣装だと言う「ソレ」は大鳳の、肉付きの良い肢体を鮮やかな黒で彩っていた。
膝上まで履いたレザータイツが彼女の滑らかな脚を強調し、辛うじて鼠径部を覆い隠すハイレグが煽情的だ。
最初こそ赤いパーカーを羽織っていたものの、いつの間にか床に捨て置かれているのだから最早水着以外の何物でもない衣装を纏った大鳳が、挑発的な視線を送って寄越す。
「うふふ……どうしたのですか?」
そしてその胸!
元々の着物からして上乳は丸見えだったと言うのに、今は衣装のカップから溢れ出んばかりに爆乳をさらけ出しているのだ。
正直、真正面からどころか視界に入れるのすらヤバい。
「それで、どうして大鳳を見てくれないんですかぁ?」
「……」
お前がエロいからだよ、と思わず口から出そうになったがグッと堪えた。
仮にも軍隊なのだから、指揮官とKAN―SENの関係は健全でなければならない。
そうでなければ他の娘達に示しが付かなくなってしまう。
例え、彼女達をレースクイーンとして見世物にするのが上層部からの指令だとしてもだ。
あいつらバカなんだろうか。
「……まだ執務中だろ」
「あら、でも指揮官は良いんですか?」
「何が……」
「興奮して、いらっしゃるんじゃないですかぁ?」
僕の苦し紛れの反論をスルーして、大鳳が執務机越しに胸を突き出す。
ばるん、と豊かな乳房が弾み、僕の視線は釣られるように上下してしまった。
情けない話だが、机の上の書類に全く手を付けられない。
それを知ってか知らずか大鳳の口の端が益々吊り上がる。
触れてもいない女の肉体に、僕は翻弄されていた。
「良いよ。ほら、うん、仕事してるから……」
「ふぅん……」
嘘だ。
既に興奮しかかった己を律する事など出来ていない。
出来ていないからこそ必死になって視界から外そうとしているのだ。
そしてただそこにいるだけで全ての男を勃起させる雌の身体から、必死になって逃れようとしているのだ。
が────
「指揮官さまぁ、ウソはいけませんわぁ♡」
「た、大鳳……!?」
大鳳から目を逸らしたのが仇となった。
KAN―SENの常人離れした身体能力を行使した女は、一瞬の内に僕の後ろを取ってその爆乳を背中に押し付けたのだ。
柔らかな2つの果実がぐにゅうと潰れるその感覚に思わず身を固くしてしまう。
その様子が面白いのか、くすくすと笑った大鳳の手が僕の背後からズボン越しに陰茎を撫で始めた。
「ほら、大きくなってますわ」
「なったんじゃなくて、させたんだろ……!」
大鳳の言う通り、僕のモノは完全に臨戦態勢に突入してズボンを押し上げている。
だがそれは大鳳が淫猥に誘惑してくるからであって、僕のせいではない。断じて、僕のせいではないのだ。
しかしそれが彼女の付け入る隙となった。
「ええ、ええ。指揮官の『ココ』が大きくなってしまったのは私のせいです────ですから」
猛烈に嫌な予感がした。
蛇に睨まれた蛙か、或いは捕食者を前にして硬直する草食動物か。
兎に角、『喰われる』と言う漠然とした直感から僕は体を捩ろうとしたのだ。
が────
「責任を取って鎮めさせて頂きますわ♪」
「──!」
それより一瞬早く、耳に息を吹き掛けられて力が抜けてしまう。
ただビクビクと震えるだけの僕に大鳳は密着し、必死に正気を保とうとする脳に甘い媚毒を塗り込んでいく。
「大体、『いつもの事』じゃありませんかぁ。一体いつまで意地を張られるおつもりなんです?」
「……」
痛い所を突かれた。
何を隠そう、僕と大鳳が「こういう」事をするのは初めてではない。
既に何度も誘惑に負け、彼女と体を重ねてしまっているのだ。
「『いつもみたいに』組み敷いて、力強く犯しては頂けないのですか……?」
「それ、は」
「『いつも』と同じですわぁ。ぶっといちんちんで私の膣を掻き回して、あられもない声を出させるだけです……♪」
それが分かっているのか、大鳳は「いつも」を強調して耳元で囁く。
「いつも」やっている事だから大丈夫。
「いつも」やっている事だから仕方ない。
そういう理屈で僕の事を堕落させて、溺れさせようとする。
何が彼女をそうさせるのか。
僕は一体何処で間違ってしまったのか。
全ては、3ヶ月前の事────
■■■
通信妨害など日常茶飯事な対セイレーン戦に於いては、どうしても現場に赴く必要が発生する。
特に不明な点が多い鏡面海域では、不測の事態に備えて後方から指示を出すのが重桜の基本方針だった。
技術革新著しいユニオンならば最新式の無線機を用いて海域の外から命令を下す事も出来るのだろうが、「神秘」頼りな重桜ではそういう訳にいかないのだ。
そして僕は神出鬼没、奇々怪々な鏡面海域の性質を甘く見ていた訳ではない。
どんな事でも起こり得る可能性を考慮して、慎重に艦隊を進めていたつもりだった。
だが。
『はぁい♪足下にはもっと注意した方が良いわよ?』
『なっ……!?』
だがよもや「僕が座乗していた艦に直接オブザーバーが出現するとは」思いもしなかった。
瞬間移動なのか、最初からそこにいたのかは僕にも分からなかったがヤツは僕の眼前に姿を現したのだ。
『チェックメイト、ね』
オブザーバーの背後でぬるぬると蠢く、蛸のそれに似た触手が僕に向けて突き付けられた。
クルーの誰1人として、反応すら出来ていない。自らの後ろに存在する脅威に気付いてすらいなかった。
そんな絶体絶命のピンチに一早く対応したのは、他ならぬ大鳳だった。
「偶々」僕の姿を眺めていた彼女は異形に気付けたのだ。
『指揮官様にぃっ!お前如きが触れるなぁぁぁぁッ!!!』
『──あら怖い、それじゃ失礼するわね』
列帛の叫びと共に射出された艦載機体がオブザーバーに殺到し、瞬く間にブリッジから弾き出した。
『死ねぇっ!指揮官様を傷付ける害虫は死んでしまえっ!』
そのまま海中に落下したオブザーバー目掛けて魚雷や爆弾がありったけ投下され、海面が白く泡立つ。
『──待て!もう大丈夫だ!無駄弾になる!』
『汚物の癖にぃ!指揮官に触れようなんてっ!』
半狂乱になって爆撃を続ける大鳳を慌てて制止するも、彼女の耳には全く届かない。
艶やかな黒髪を振り乱し、しかし鬼神のような形相で彼女は海面を睨み続ける。
『大鳳、落ち着けったら!』
『指揮官様にぃ、危害を加える汚物には制裁を加えないと……!』
事態を察知して集結してきた仲間達に抑え込まれるまで、大鳳はずっとオブザーバーが消えた地点に攻撃を加え続けていた。
当然ながら、こんな事態になってしまえば攻略の続行は不可能だったし、オブザーバーが何の目的で現れたのかも分からなかった。
……まさか「からかいに来た」なんてふざけた事はあるまいし。
取り敢えずセイレーンの新たな性質を確認出来ただけでも良しとして母港に帰還し、報告書と執務を仕上げたらさっさと寝る。
それで終わり──の筈だった。
「……んっ、────じゅっ」
下半身を這い回る生温かい感触と共に意識が浮上した。
薄く目を開ければ、しっかりと被っていた筈の布団は捲れ上がり、股の間に収まった一糸纏わぬ「誰か」が視界に入った。
「んっ!んっ!んんっ!んぶぅっ!」
(──大鳳?)
腰まで伸ばした黒髪にその整った美貌、見間違える筈も無い。
大鳳だ。大鳳が何故か僕の陰茎を胸に挟み込んで、はみ出た亀頭を舐めしゃぶっている。
1度状況を認識してしまえば、早かった。
大鳳があまりに淫蕩な行為に耽っている現実に僕のソレは固くなり始め、その様子に女が歓喜する。
「んぶぁっ!あはぁっ!段々大きくなってるぅ!気持ち良いんですね、指揮官様ぁ♡」
(何だ。一体何がどうなってるんだ)
僕が目覚めた事に気が付いているのか、それとも自分を煽る為なのか大鳳は甘い声で問い掛ける。
全く思考が追い付かない。
ただ下半身を包む柔らかさと微かな痺れに翻弄され、僕は棒きれの様に横たわっているしかない。
そうこうしている内に、僕の陰茎は彼女のぽってりした唇を割って口内へと沈んでいった。
「もっと大鳳のおっぱいで気持ち良くなって、大鳳を汚してぇ♡……はぶっ、ちゅぶぶぶ……」
長大な乳房が腰にぶつかりたぱん、たぱんと肉の弾ける音を立てる。
大鳳の口内でうねる舌が亀頭を締め付けたかと思えば、尿道口をつつき回して射精を促す。
視覚と触覚、そして聴覚の3つを大鳳に犯され思考が滅茶苦茶になる。
「──ッ!あッ!」
「んぶぅ、出る?出そう?ちゅぱっ♡ならイってぇ!大鳳のお口に沢山ぶちまけてぇ!んじゅじゅっ!」
眼前で至高の美女によるパイズリフェラを見せ付けられ、頭の中がスパークする。
気持ちいい。ただただ気持ちいい。
もっと味わいたい。大鳳がこんな事をする理由なんて最早どうでも良い。
ただもっと深く、強くしゃぶって欲しい。
もっと乳房で擦って欲しい。
もっと、もっと────
「んんぅ!?し、しきか──んぶぶっ!?じゅぶ、じゅば!何を──んじゅぶっ!んぼぉっ!」
「はあっ、はあっ……大鳳!大鳳っ!」
気が付けば、身を起こして大鳳の頭を掴んでいた。
さらさらとした、ほつれの1つも無い黒髪を楽しみながら頭を引き寄せれば、苦し気な呻き声が腰の辺りから聞こえてくる。
「んぶぉッ!んぐぅ!じゅずるッ!」
突然の凶行に驚愕したのか大鳳は目を白黒させているが、そんな事はどうでも良いのだ。
寧ろ彼女を無理矢理屈服させているような気分になって、興奮しさえもした。
「ほら、もっと深く咥えてよ」
「んっ!?──ふぁい……♡んじゅぶぅ、じゅぶぶっ!じゅぱっ!んじゅっ!」
僕の要求に一瞬驚きの表情をみせたものの、大鳳は特に逆らわなかった。
寧ろ待ってましたと言わんばかりに激しく、情熱的に顔を上下させ、たわむ乳房で肉棒を滅茶苦茶に揉み潰す。
「っ……!イく!イくよ!」
「んっんっんっんあっ、えっんぶぅぅぅっ!?」
射精までは一瞬だった。爆発的に肥大化した陰茎がその勢いのまま爆発し、大鳳の口内に白濁液をぶちまける。
「んっ、んぶぅ……♡んくっ、んくっ♡」
女は自らに撃ち込まれた汚濁を噛み潰し、舌で味わい、飲み干していく。
その度にこくりと上下する喉が、口の端から溢れた精液がぱたぱたと乳房に垂れ落ちる様が最高にいやらしい。
やがて口内に溜めた精液を飲みきった大鳳は、男の亀頭から口を離した。
「っふ……」
「ぷはっ、んはぁぁ……♡指揮官の子種、とっても熱くて、美味しいですぅ」
ちゅぽん、とコミカルな音を立てて大鳳の口から抜け出た陰茎は、しかし未だに彼女の唾液でてらてらと光り反り返っている。
もう完全に、箍が外れてしまったのだ。
僕は体の底から湧き出る征服欲を、浅ましい性欲をコントロール出来なくなっていた。
「あぁ……1度射精されたのにまだ元気だなんて、素敵……♪」
僕のぎらついた視線を受け止めた女が鎖骨を、胸の谷間を男の欲望で染めたまま喜色満面の笑みを浮かべて立ち上がった。
そうして上半身を起こしただけの僕の腰辺りで腰を下ろし、蹲踞の姿勢で淫液したたる自らの性器と僕のペニスを擦り合わせる。
「んっ、ふぅっ。指揮官様は、大鳳に幾らでも射精して下さいまし♡いつでも、どこでも、ああっ♡他の子達の前でも構いませんわ。指揮官様が望むならっ、んっ戦場の真ん中でも股を開いてみせましょう」
「だから──離れないで」
歌うように喋りながら腰を振っていた女が、突如動きを止めて此方を覗き込む。
深紅の瞳が、鮮やかさと情に濁った下品さを同居させたその両目が私を捉え、後悔と怒りに歪んだ。
「あのオブザーバーとか言う汚物にもっ、んくぅっ♡他のKAN―SENにも触れさせない、ああっ指揮官は私の、私だけの──んあああっ!」
私だけの、何なのか。
言い切る前に大鳳の腰がストンと落ち、滾ったペニスが女の肉襞に包まれる。
「ああぁぁぁ、かたぁい……!」
「んむっ……!?」
大鳳は自身を貫く肉棒に体を仰け反らせ、跳ね上がった乳房が僕の顔面に押し付けられる。
既に我慢の限界など越えていた僕は、桃色の突起を舌で探り当てて脇目も振らずに吸い付いた。
「ちゅむ……じゅじゅぅ……」
「んふっ……♡指揮官様ぁ、思う存分大鳳の体を味わって下さいねぇ」
喜悦に口を吊り上げながら、女はゆるゆると腰を揺らす。
それは母乳を吸う子供をあやすような、男女の関係としては異常過ぎる光景だった。
30も近い大人の男が、美女の乳房を無我夢中でしゃぶっているのだ。
端から見れば醜悪な、しかしこの場に於いては凄まじく淫猥な一幕が披露されていた。
「んふっ……ねぇ、指揮官様ぁ♡」
「──?」
頃合いと見たのか話す事すら億劫になってしまい、ただ荒い鼻息を繰り返す僕に大鳳は甘く囁いた。
「一緒に堕ちましょう────?」
ただ性欲に身を任せる獣となった僕と大鳳は思い付く限りのあらゆる体位で交わり、彼女が気絶しても犯し続けた。
結局正気を取り戻したのは空が白み始めたのに気付き、死んだカエルみたいに四肢を投げ出して失神した大鳳を見た瞬間だった。
きっと、彼女はただ脅威から僕を守りたかっただけだ。
その思いが「奇襲を仕掛けたオブザーバーに自分だけが対応出来た」という事実を受けて異常な方向へ開花してしまった。
「指揮官を肉体的に依存させてしまえばずっと一緒だ」と。共依存に陥れば一時も離れずに済む、と自己完結してしまったのだ。
だが僕はそれを知っていながら彼女を正せなかった。
それどころか、翌日から僕は暇を見付けては大鳳と交わったのだ。
執務が終わればすぐさま彼女の胸を鷲掴み、彼女も僕の陰茎へと手を伸ばした。
彼女が求めるまま膣内射精を繰り返し、彼女に求めるまま奉仕させた。
起床して。昼食を摂って。シャワーを浴びて。
大鳳の言葉通りにいつでも、どこでも盛りあったのだ。
1度軛から放たれた「僕」と言う獣は、誰に責められる事もなく暴走し続けている。
そう、今も。
「大鳳っ!大鳳っ!」
「あッん!あん、あぁッ!ふ、太いですっ!もっと搾って差し上げますわぁ!」
椅子に腰掛けた僕の上で、陰部を隠す布を横にずらした女が情熱的に腰を振り、肉がぶつかる音とゴージャスな喘ぎ声が執務室に木霊する。
結局今日も彼女を拒めなかった。
いや、本当は拒むつもりすらなかったのかもしれない。
執務中だとか、他の子が来るかもだとか、そういうのも全部雰囲気を盛り上げる為の建前だったんじゃないのか。
きっと僕は自分の気持ちすら制御出来ていないのだ。
「んあぁッ、あぁん!指揮官さまぁッ大鳳の膣内、気持ちいいですかぁ?っふぁ……!」
「良い、すごい気持ちいいよ……」
大鳳の肉体は何を取っても最高だ。
シミ1つ無い純白の肌、スイカみたいに大きい癖に形を損なう事のない乳房、そして変幻自在に精を搾り取る膣。
にゅぐにゅぐと蠢き、しかも緩急のある締め付けを絶やさない名器振りに堪らず腰を突き上げようとするも、がっちりと脚で挟み込まれて叶わない。
「んはぁッ!し、指揮官様ぁ……んちゅむっ♡」
「んんっ……!?」
奉仕されるがままに任せて天井を眺めていたら、大鳳のしっとりした唇が覆い被さってきた。
どうやら彼女は膣肉だけでなく、キスでも責め立てるつもりらしい。
僕の唇を割って侵入した大鳳の舌が、口内でさながら暴風雨のように荒れ狂う。
「あンッあンッ、あぁッ!指揮官様は、私に全てを委ねて頂ければよいのですわッ!んちゅうッ、んふぅ!んっ、んっ、んひぃッ!」
大鳳の熱くうねる膣内に、僕の思考は蕩かされてしまっていた。
男としてのプライドなぞ何処かに投げ捨て、トップス越しに浮き出た乳首に吸い付き馬鹿みたいに両手足を投げ出して為すがままに蹂躙されているのだ。
それでも構わない。
もっと大鳳を感じられるなら。
もっと気持ちよくなれるなら。
──2人で、気持ちよくなりたい。
ピストンに合わせて絡み付いた脚が緩んだその一瞬。
爆発した熱情のままに腰を突き上げる。
「……ッ」
「えっ……?んお゛ぉぉぉぉぉッ!?ふ、深いですぅああぁッ!」
突然の反抗に大鳳は背を仰け反らせ下品な嬌声を上げているが、それは寧ろ僕を昂らせるだけだった。
成る程、どうやらこれが艦隊の規律や最低限の倫理すら捨てた先にある快楽らしい。
ただ大鳳を貪りたい、気持ちよくなりたいという思いが無制限に肥大化していく。
そして、僕はそれを得る方法を知っていた。本当は乱暴に犯されて、獣みたいに交尾するのが大鳳は好きなんだ、と。
「わらひがぁ、おぉッ!しきか──あひぃッ!様にご奉仕する、んぁッ!筈なのにぃ!」
「はは──でも好きなんでしょ、こういうの」
「そんな事な──いひぃぃッ!」
どすどすと抉るように突き込めば、途端に大鳳の膣内は搾り取るようにきつく締まりだした。
ほら、やっぱり。
大鳳は顔を真っ赤にして否定してるけど、本質は滅茶苦茶にされるのが好きで好きで堪らないドM淫乱女なのだ。
その為なら「ご奉仕」までして逆転の下準備を整えもする。
──ホント、エロ過ぎる
「ダメッ!ダメですわぁ!イってしまいますぅ!」
「イけばいいじゃん、こっちはまだ収まりがつきそうにないんだからさ」
「そ、そんな……!あッ、ああッ!くるッ、きちゃいますぅぅぅぅ!」
先程までの妖麗な笑みは何処へやら。「何か」を耐えるように眉を寄せ、ガクガクと震える大鳳が堪らなく愛おしい。
そんな彼女にもっと気持ちよくなって欲しいし、僕も気持ちよくなりたい。
だから最後の一押しとして、衣装のトップスを取り払う。
「あっはぁ……!」
押さえ付ける物がなくなった大鳳の乳房は、彼女の上下運動に合わせてたぷたぷと弾んでいる。
その先端、ツンと尖った鮮やかな桃色の乳首を指で転がしてやれば、女の悲鳴が切羽詰まった物へと跳ね上がった。
「あ゛あ゛ぁッ!イっく、イくイくイぐぅぅぅッ」
「僕も、射精るっ」
僕のピストンも気付かぬ内に加速し、ラストスパートに突入している。
昂るままに、まるでオナホにでもするような勢いで大鳳の子宮口に叩き付けると、彼女は今度こそ一部の隙も無い位みっちりとしがみついてきた。
そしてそのまま──
「イっぐぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
「──ッ!はぁッ」
淫欲から降りてきていた子宮に陰茎が食い込み、膣肉がぎゅぶちゅっ、と締め上げる。
もっと味わいたかったが、こうなってしまえばどうする事もできない。大鳳の絶頂に合わせて、僕も精液を放出していた。
「──か、ひゅっ。んおぉ……いひっ、あふぅ……」
「はぁ、はぁ……」
膣壁や子宮を叩く精子の感触が気持ちいいのか、時折大きく波打つ大鳳を抱えて繋がったまま背もたれに体を預ける。
「あへっ、おひぃ……あ、熱いですぅ♡指揮官様の、白いミルク……ありがとうございました……」
「……なら良かったよ」
大鳳の肉体は、結構重い。
その乳房が、安産型の生尻が全身にのしかかる心地よさを胸に一息付こうとして──
「でしたら、もっと大鳳に子種を下さいませぇ♪」
「……」
再び、女の腰が躍動を始めていた。
それは衣服が散乱する、それなりに豪華な部屋だった。
今その部屋のベッドの上、所在なさげに佇む男の見下ろす先で全裸の女が股を開いたまま気絶している。
全身を煌めく汗と白い汚濁で彩られ、女陰からもごぽごぽと精液を垂れ流す様が性交の激しさを物語っていた。
「──ああ、またやっちゃった……」
これでは「最初の時」の焼き直しだ。
また飯も食わずに朝まで盛ってしまった。
3ヶ月も毎日こんな事をしていればいい加減に慣れてきてしまった。
彼女の誘惑には抗い難いモノがあり、気が付けば虜になってしまうのだ。
が、しかし未だ言葉にし難い「気まずさ」が僕の中に残留していた。
「またシーツ洗わなきゃな……」
きっとそれは僕に残された最後の理性で、僕自身を戒める頼りない篝火なのだ。
これがあるから指揮官としての体裁を保っていられる。自分を失わずに済んでいる。
もし。
もしこの理性の蝋燭が消えてしまったら、僕はどうなってしまうのだろう。
それこそ彼女が言っていたように、他のKAN―SENの前でも腰を振るケダモノになってしまうのだろうか。
「……?」
薄ら寒い恐怖を覚え、ふと女が横たわっていた場所に視線を戻せば彼女の姿は忽然と消え失せていた。
左右を見回しても、影も形も見当たらない。
「大鳳……?」
明らかに異常だった。
動揺のあまり1歩踏み出したその瞬間────
「もっと、もーっと。大鳳に下さいな♪」
僕の後ろから、紅い目の女がしなだれかかってきた。
何で大鳳はあんなにエロいんですかね?