アズレン夜伽話 作:変幻アズレン屋
何であんなにエロいんですかね?
『アイリス初の空母ベアルン、着任しました。なんなりとお命じ下さい、指揮官様』
『ああ、よろしく頼む』
それが指揮官と、銀糸の髪を持つ彼女との在り来たりなファーストコンタクトだった。
────3年前、突如発生した世界的な鏡面海域の拡大に伴ってアズールレーンとレッドアクシズの対立は終わりを告げた。
人類同士の不毛な対立か、セイレーンとの決戦か。
どちらを優先すべきか間違える程各国の首脳は腐っていなかったと言う事だ。
しかし「上」が手を取り合ったからと「下」が同じようにあれるかと言えばそうではない。
昨日まで殺しあっていた相手と手を繋いで仲良し小好し──等と言える程人間が賢い訳でもないのだ。
両陣営の速やかな融和が求められる中で採用されたのが、派閥を超えた人材交流である。
アズールレーンの指揮官がレッドアクシズに、レッドアクシズの指揮官がアズールレーンに。
その1人の中にこの男──重桜の指揮官もいた。
男はロイヤルの庇護下にある自由アイリス教国に派遣され、現地のKAN-SENと兵士の教導を行う──筈だった。
『指揮官様、鏡面海域が急速に拡大しています。……重桜に戻りたいのならこれが最後の機会だと思いますが』
『ああ、うん。そうすべき、なんだろうけどなあ』
男は重桜の爪弾き者だった。
軍人になるや否や権力闘争に巻き込まれ、知らない内に所属派閥が崩壊し、ただ呆然としている内に左遷された不運な男だった。
そもそもアイリスに派遣されたのは、指揮官としての適性を持ちながらただ「燻っている」男を重桜から遠ざけようと言う上層部の策謀である。
故に戻ったとて男の居場所などありはしないのだ。もっとも異国の地より冷たい故郷に帰りたいとは元より思わなかったが。
『指揮官様は、私が考えていた以上に馬鹿なのですね。この時期に故郷を捨て、アイリスに帰化するなど……正気の沙汰とは思えません』
『だろうなあ。俺自身びっくりしてる』
しかし己の境遇だけが指揮官を決断させた訳ではない。
そう、ベアルンである。
彼女は大変優秀だった。仕事を任せればテキパキとこなし、戦闘を任せれば火砲と艦載機の連携で瞬く間に敵を殲滅する。
正に万能と言うべき能力を持ち合わせたKAN-SENだった。
その性格はやや淡白な所があるものの決して気遣いが出来ない訳でもない。一癖も二癖もあるアイリスKAN-SENの中ではかなり真っ当な部類と言える。
つまり互いに深く立ち入らず、ビジネスライクな関係を築くにはうってつけなのだ。
一々「密接」なアイリスKAN-SEN達の中で、ベアルンの存在は指揮官にとってそれはとても好ましいモノであった。
が──
「んじゅっ、ンッ、ンッ──ぁは、指揮官様、気持ちいいですか……?」
「うん……」
「ふふ……なら、もっとシて差し上げます──んちゅっ」
今、ベアルンは怜悧な瞳を淫欲に蕩かし、男────指揮官の寝室で肉棒を熱心に舐めしゃぶっている。その一方で白魚のような指は陰嚢をやわやわと刺激し、滑らかな身体をベッドに横たわる指揮官に絡み付かせて自らの淫熱を男に伝播させようとしていた。
2人の肉体を縛る衣服は脱ぎ捨てられ、部屋の隅で恨めしげに積み重なっている。
寧ろ今の男女が服の事を考えてちゃんと脱いでから「始めた」だけマシと思うべきか。
指揮官とベアルンが「このような」関係に至ったのが何時なのか──と聞かれれば、当事者も含めて答えられる者はいないだろう。
ただ仕事を効率良くこなす彼女を指揮官が重用し、共に過ごす中で親交を深めて、そのままなし崩しの内に致してしまった。
そんなありきたりで他愛も無い色恋の果てに、シックスナインの体勢で獣のように盛る男と女の姿がある。
「ンッ……♡今週も、誰にもバレませんでしたね」
「そうだな……ひょっとしたらジャンヌ・ダルク辺りはそろそろ勘づいてるかもしれないけど」
「それは、困ります……あっ♡太ももが擽ったい……」
「そろそろバラしても良いんじゃないのか?いつまでだって隠し通せる関係じゃないだろ」
「んちゅるッ、駄目です……♡」
そして、指揮官とベアルンの交際を知る者は基地内にいない。
任務に私情を持ち込まないように、と言うベアルンの提案だったが、今となってはそれもセックスの際に昂る為のスパイスに過ぎない。
「この熱く滾ったぺニスは、私の物ですから。ええ、他の誰にも渡さない……んっ!んぶぅッ……♡」
普段なら絶対に言わないであろう独占欲をボソリと漏らしたベアルンは、男の肉棒を赤い舌でねぶり続ける。
つまり、彼女は指揮官を「独り占め」する事を望んだのだ。
男の肉体を、心を、表情の1つでさえ他人に渡す事を許さなかった。
そうして「誰も知らない指揮官の姿を自分だけが知っている」優越感に浸ってベアルンは淫裂をしとどに濡らしているのだ。
そして肉欲の高まりによって溢れだした女の蜜は、雫となって男の顔に降り注ぐ。
指揮官とKAN-SENの立場を忘れた、極めて浅ましい行為である。
「ンッ、ンッ、んじゅっ!指揮官様も、シて下さい……♡」
「する」ばかりでは満足出来なくなったのか、ベアルンは男の上でゆらゆらと腰を振りだした。
ベアルンは他のKAN-SENに比べて小柄だが、決して華奢と言う訳ではない。
スレンダーでしなやかな上半身と、みっちりと肉の詰まった下半身が最高のバランスで「完成」している。
故にその白いふとももと、その付け根で見え隠れする赤い秘肉が視界1杯に広がるとなれば、指揮官とて黙ってはいられなかった。
「あむっ」
「ああぁぁぁッ♡そう、そこですぅ!」
両手で陰唇を割り開き、熱くうねる膣内を男の舌で愛撫されたベアルンが歓喜の嬌声と共に顔を跳ね上げた。
透き通るような白い肌に流れる汗が、窓から射し込む月光を受けてキラキラと光ってまぐわいの中に神秘性を強調する。
普段は何事にも動じないベアルンが見せる淫らな反応に気を良くしたのか、指揮官は女の恥部に吸い付くと激しく淫蜜をすすり出した。
「じゅじゅっ──!」
「んあっ、ああっ、気持ちイイッ♡もっとしてぇ!んっ!んっ!んぐぅ!」
誰の前でも被っていた「冷静沈着な自分」をかなぐり捨てた女が、とろとろと先走りを垂れ流す陰茎にむしゃぶりつく。
小さな口の中でうねる舌が肉棒を締め付けたかと思えば、亀頭を喉奥に擦り付ながら激しくディープスロートする。
「んじゅっ、じゅるるるっ!んっ、ふぅっ!んぃぃッ♡あはぁっ♡」
対する男がベアルンの膣壁を確かめるようにじっくりと舌でなぞれば、その度に瑞々しい生尻が震え、一心不乱に口淫する女の鼻息が荒くなる。
初めは穏やかだった性器の弄り合いも気が付けば激しさを増しており、絡み合う男女の性感も際限なく高まっていく。
「んぶっ、んおっ!んっんっんっんっんぅっ!」
「ベ、ベアルン!もうイキそう……!」
「らひて……『秘蹟』をいっぱい出して下さい♡」
男の懇願受けたベアルンのフェラがより激しく、深いものへと変化する。
これまでの穏やかなペースを無視しただ射精させるためだけの口淫は、瞬く間に指揮官を快感の絶頂へ導いていった。
故に口中で暴れる陰茎の先端が膨張を始めた時、ベアルンは己の勝利を悟った。別に勝ち負けを競っている訳ではないが、相手を先に達せられれば、筆舌に尽くしがたい優越感が得られるのだ。
が、しかしベアルンの攻勢は諸刃の剣となって自身の絶頂も近付けていた。
「ッん!ッふ!ぷあッ!だ、ダメ……!激しすぎますっ♡このままだと私もイってしまいますぅ♡」
「いいよ……一緒にイこう」
「んんぅ♡あはぁっ!ま、待ってくだあああッ♡」
ベアルンのフェラに呼応して指揮官の愛撫も激しさを増していた。
舌でチロチロとクリトリスをつつき回しながら指で膣の内側──俗に言うGスポットを擦り上げてやれば面白い位に女は悶え、その痴態を糧にして男は益々ヒートアップしていく。
月光が照らすベッドの上で、互いの肉欲を無限に肥大化させる淫靡な永久機関が完成していた。
「ダメ、ダメなんです♡今日こそ私が、あぁっ♡指揮官様を屈服させてぇえあッ♡、『愛の秘蹟』を披露するのですからぁ♡」
そんな事を言っても全身を性欲に蕩かして、腰をびくんびくんと痙攣させているのだから説得力などありはしない。
寧ろ、わざと翻弄される様を見せ付けて指揮官の射精を急かす煽りにしか見えない。
そしてそんな卑猥な誘惑を受けた男が我慢できる筈もなかった。
「んごぉっ!?んぶっ!んぅっ!んっんっんんぅっ♡」
「ベアルン、もう射精る……!」
獣欲の赴くまま乱雑に、オナホ相手にするような勢いで指揮官の肉棒がベアルンの口内を犯し────
「う゛ぅっ……!」
「ん゛ぉぉぉッ♡──────ッ♡」
同時に、快楽の頂点へと到達する。
男の陰茎からは精液が、女の秘裂からは愛液が勢い良く吹き出し、互いの顔面をびしゃびしゃと汚していく。
だが、それでもまだベアルンは止まらない。
熱々の精を放つ肉棒を再度咥え込み、じゅぱじゅぱと激しく口淫する。
「んっふ……んじゅじゅっ!じゅぷぷぷぷ……!じゅっ!んじゅっ!」
指揮官の陰毛に顔を埋めたかと思えば、亀頭までずるずると引き摺り出す。淫熱に浮かされた頭を何度か上下に振った後、ようやくベアルンは組み敷いた男を解放した。
精液と唾液でてらてらと光る指揮官の陰茎は、射精を終えてなお固く反り返ったままである。
「んっ、ふぅ……。みへ、くらさい……♡」
そうしてゆるゆると上半身を起こした指揮官の股の間に収まった女は肉棒をしごきつつぬとぉ、と口を開き舌の上に乗せた白濁液を見せ付けた。
淫靡に濡れた灰の瞳が「私の恥態を見て♡」と語り、男を捉えて離さない。
「ふふ……んちゅ。たふはん、れましたね……♡」
「し、仕方ないだろ……」
「ええ、ええ……。存じへおりあす……ちゅるる♡」
男の恨み節もどこ吹く風と言った様子でベアルンは顔中にへばりつく白い樹液を拭い取っては口に運び、小さな口の中で汚濁が徐々に体積を増やす様を見せ付けた。
勝利宣言のつもりなのだろう。
精液と言う動かぬ証拠を突きつけて、今宵の主導権を握ろうと言う魂胆なのが指揮官でも丸分かりだった。
「んっ……指揮官様、わらくひの勝ちでございます……♡」
「それはっ……ベアルンだってイってたじゃないか……!」
「気のせい、れしょう。りゅりゅ……♡少なくとも証拠があるのは、わらひらけれす──んくっ、んっ、ん……んふっ♡」
反論を一蹴したベアルンは、舌で弄んでいた汚濁を己の喉に流し込むと、男にしなだれかかる形でベッドへともつれ込んだ。
燃える肉体をくまなく感じ取って貰おうと小ぶりな胸を指揮官の胸板に押し付け、未だ愛液を垂れ流す陰唇を浅ましく擦り付ける。
「う……」
「ええ、ですから──」
勝敗は既に決したのだ。
女が勝者で、男が敗者。
この構図が覆らない以上──勝負で破れた指揮官は、ベアルンに「喰われる」運命にある。
「今宵は私めが、『上』で御座います♡んっちゅ……♡」
獲物の唇をキスでねぶった女が、獣の笑みを浮かべた。
俺とベアルンは秘密の交際を始めるに当たって、2つの取り決めをした。
1つ──セックスは1週間に1回、執務が全て終わった後にする事。俺達は恋人だが、同時に軍人でもある。
その本分を忘れて肉欲に溺れてしまっては守るべき者を守れない。
人として当たり前の事だった。
「あんっ♡まだまだぺニスは元気なようですね……ええ、認めましょう♡」
自らの小ぶりな乳房をやわやわと揉みながら俺の腰に乗った淫魔がいやらしい笑みを向ける。
「ふーっ、んっ♡『今週も』ちゃんと約束を守れたようですね。偉い、ですよ……あっ♡」
2つ目の約束は────絶対に自慰をしない事。
最初にベアルンの口からこの言葉が出た時、俺は自分の耳を疑ってしまった。
だってあのベアルンが、男の体に興味など欠片もなさそうな女からオナ禁に相当する言葉が放たれるなど思いもしなかったのだ。
「1週間に1度しかこうして身体を重ねる事が出来ないのですから、んくっ♡『秘蹟』は全て私に注いで頂かないと、困ります──あはっ♡」
俺に跨がり性器を擦り合わせながら、ベアルンが歌うように言った。
やはりこの女は淫乱だ。
浅ましい本性を無表情の仮面に押し込め、澄ました顔で関係を独占する真性の淫魔に他ならない。
それでいて「精液」だとか「ザーメン」だとか口に出すのが恥ずかしいから「秘蹟」と言い換えるいじらしさも持ち合わせている。
本当に、男を誘惑するのが上手い。
「んんぅ♡悪いのは指揮官様とアイリスの子達ですっ。だっ、だってえ♡枢機卿も、ジャンヌダルク様も、皆豊かな胸を持っているのに私だけ──ひあぁっ♡」
上司へ、同僚へ持たざる者の哀しみをぶつけるようにしてベアルンは腰をグラインドさせる。
秘裂から溢れる淫汁を塗りたくり、一生懸命に肉棒の所有権を主張しているのだ。
普段の慇懃無礼とも取られかねない態度をかなぐり捨て、男の精に執着するその姿もまた淫魔の素養だろう。
「ベアルンは、そのままの方が可愛いよ……っう」
「可愛いなんて、そんなありきたりな言葉では誤魔化されません……ふっ♡どうせアルジェリー様にも──っあ!イイ♡鼻の下を伸ばしているのでしょう。本当に仕方の無い人……♡」
それは心外だ。
俺はベアルンだけを愛しているから他の女に手を出そう等とは考えた事も無いし、そもそも胸は無闇矢鱈に大きければ良いと言う話ではないのだ。
そりゃあアルジェリーの爆乳に思わず釘付けになってしまった事はある。あの質量は反則だ。
だが重要なのは全体のバランスであって、ベアルンの均整な肢体が俺は好きだ。
「ふふっ、聞く耳持ちません……♡」
「そんなぁ」
「所詮は言葉ですから」
俺の意見をぶった切ったベアルンはシミ1つない腰を浮かし、反り返った陰茎に己の秘泉をあてがった。
亀頭が軽く女陰を押し開いた状態で
、白銀の女が挑発的な笑みを浮かべ──
「『愛の秘蹟』でたっぷりと弁明して貰います────あああああッ!」
ずぶり、と勢い良く腰を落とした。
挿れた瞬間にイってしまったらしくベアルンは体を仰け反らせ、舌をだらしなく突き出しながら艶やかな嬌声を上げる。
どうやら彼女の膣は想像以上に敏感になっているらしい。
「んう゛ぅぅっ♡あ゛っ♡あはぁっ♡」
「うぁっ、キッツ……」
だが、ベアルンの肉壺は凄まじかった。
にゅぐにゅぐと蠢く膣壁は生物のような動きで以て肉棒を絞り上げ、それでいてより奥へ奥へと誘い込んでくる。
瞬く間に射精してしまいそうな程の快感を抑えながら丸太のように横たわっていると、絶頂の波を越えたらしいベアルンがゆるゆると腰を動かし始めた。
「んっ……♡こんなに太くしてしまって……はぁっ♡恥ずかしくないのですか……んんっ♡」
にちゅ、にじゅ、と粘ついた水音をバックに俺を組み敷いた淫魔が言葉で責める。
俺は陰茎に押し寄せる快楽の波を必死に押し止め、ただ耐えるしかない。
そうして苦悶の表情を浮かべる俺が面白いのか前後に、左右に、円を描くように腰を揺らしてベアルンが嗤う。
「指揮官様は、んあ♡私にぺニス食べられていっぱい射精するのがだぁいすき、っふ♡ですよね?」
「そんな事……!」
「違う、と仰るのですか?」
スッと目を細めたベアルンが此方の顔を覗き込む。
咎めるように、嘲るように見下ろす女の視線が何故だかとても気持ち良い。
「ふぅん、そうですか。それなら──」
しかし僕の返事が面白くなかったのか、表情を消したベアルンは陰茎をカリ首まで引き摺り出すと────
「オシオキです♡」
「ん゛あぁっ!?」
ばちゅん、と腰を突き落とした。
限界寸前の亀頭が子宮口へとめり込み、突如として与えられた過激過ぎる快感に爆発する。
「あ゛っ、うぐぅ!」
「あ゛っ♡ん゛んっ♡ほらぁ♡射精るじゃないですか♡んぐっ!」
子宮に向かって吐精を続ける肉棒を、女の膣が激しく搾る。
快感の上に更なる快感を叩き付けられて思考が白くスパークする。
ダメだ、何も考えられない。
気持ち良い。たった1度腰を振っただけなのに、気持ち良過ぎて壊れてしまいそうだ。
「あ゛っ♡あつぅい……♡」
一方のベアルンも上気した頬に両手を当て、子宮を叩く精液の感触で悦に浸っている。
全身を快感で波打たせ悶える様は堪らなく淫靡で、同時に──無防備だ。
もし反撃をするなら、今が好機かもしれない。
「どうですか。少しは反省し──えっ?ん゛ぁぁぁぁぁぁッ♡」
決断は一瞬だった。
勢い良く体を起こした俺が猛然と腰を振り出せば、ベアルンの表情が悦楽に蕩けた。
「いっ、んぃっ、いぃいンッ♡固いのがっ♡先端がこつん、こつんって当たってますぅぁああ゛あ゛ッ♡」
対面座位のまま、ベッドのスプリングを利用して腰をぐりぐりと押し付ける。
一気に快楽のレベルを跳ね上げられ、俺の背中に手を回しながら甲高い喘ぎ声を上げるベアルンが愛おしい。
「ぺ、ぺニスぅ♡ぶっといぺニスに突かれてるぅぅぅんッ♡すごいぃ、もっとしてくださいぃぃッ!」
M字に開脚していた脚ががっちりと絡み付き腹を締め上げるが、そんなモノは全く気にならなかった。
もっと気持ち良くなりたい。
もっと気持ち良くしてあげたい。
その一心で、滅茶苦茶に腰を突き上げる。
「あっ!ああっ!ダメ、イっちゃいますっ♡イクぅぅうっ……!あ゛あ゛あ゛っ!」
ベアルンの瞳が打ち上がり、絡み付いた手足に力が籠った。
もう何度も感じた、精を一滴残らず吸い取る膣の締め上げが襲い来る。
「っあ♡イッぐぅぅぅぅぅ!!!」
ベアルンの絶頂に合わせ、1度腰の動きを止めた。
絶頂が相当深いのか、彼女は体を丸めてびくびくと痙攣している。
「はーっ、はーっ。あ゛っ♡わ、私のオシオキなのにぃ……♡ズルい、です……っぐ♡」
そうしてしばらく快楽に身体を苛まれたベアルンは、荒い息を吐きながら俺の胸板にもたれかかった。
ちょうど首元に来た彼女の額に軽く口付けを落とすと、また体がびくりと震える。
「っはあ……♡気持ち、良かったです……♡」
「……満足してる所悪いんだけど、俺は『まだ』なんだが」
「……はい?」
どうやらピロートークへ移行するつもりだったようだが、俺はまだ満足していない。
既に2度も射精しているけれど、ベアルンに壊され際限なく肥大化する性欲はこの程度じゃ満たされない。
困惑するベアルンを抱えてうつ伏せにし、秘部に滾った陰茎を押し当てる。
「まっ、待って──────」
「待たないよ」
「あ゛っ、んああああああああッ♡」
そして重力に従って精液と愛液の混合物を垂れ流す、淫乱空母の膣へと肉樹を突き刺した。
ふと気が付くと、窓の外が白みだしていた。
どうやら夜明けが近いらしい。
全身を汗と精液でベトベトに汚れた
ベアルンの生尻を掴み、後背位で犯しながら男はそんな事に気付いた。
「あ゛っひ……♡も、もうらめれしゅ……ん゛おっ♡」
「……」
確かにこれ以上続けたら「1週間に1回」と言うルールを破る事になるし、ベアルンもどうやら限界のようだ。
そう悟った指揮官はベアルンの腰を掴み直し、改めて肉棒を突き立てた。
「ん゛ぉぉっ!?あぁぁあッ!あ゛ッあ゛ッあ゛あ゛ッ!いぎッ!」
乱雑な腰使いに、体液でぬめる女の背中が艶かしく悶える。
最早ベアルンは意味のある言葉を紡ぐ事すら出来なくなったらしい。
獣染みた嬌声をあげるも、されるがままにピストンを受け止める肉人形と化していた。
「っ、締まる……!」
「お゛おッ!っは、ん゛ぃい♡と、蕩けるぅ♡しきかんさまぁ♡」
お互いにヘトヘトで、指揮官はゆったりとしたペースでしか腰を動かせていない。
ベアルンもうつ伏せのまま震えるだけであり、最早技巧など何処にも存在しなかった。
しかし肉欲だけは熱く燃え滾り、2人の感覚は絶頂へと昇り詰めていく。
「くっ……イきそう……!」
「わらひも、イくぅ……♡」
もう何回も射精をし敏感になった男のぺニスは、瞬く間に決壊を迎えた。
精巣が陰茎の付け根へとせり上がり、膨張した肉棒を精液が駆け上がって鈴口へと殺到し────
「い゛っ、イグっ♡イキましゅ♡イク♡イック……♡」
──ぶびゅっ、びゅぐっ、びゅぐびゅぐぅぅぅ!
銀髪の女がぶるぶると狂ったように痙攣し、肉壺が陰茎を食いちぎらんばかりに締め付ける。
男の精液が、半固形の汚濁がベアルンの膣奥を叩き、幾度となく汚した子宮を再び白く染め上げる。
「あ゛ッが……♡おなか、一杯です……んふぅッ♡イイ……」
ベアルンの白尻をがっちりと掴んで吐精を終えた指揮官は、遂に萎み始めたぺニスを引き抜き女の隣へと寝転んだ。
同時にゆらりと半身を起こしたベアルンはゆるゆるとした動きで男の胸板に体を擦り寄せ、これまた緩慢な動きで男に唇を重ねた。
「んっちゅ……♡ちゅりゅっ♡っはあ、ベアルンの『愛の秘蹟』ご満足頂けましたか?」
薄く微笑んだ女の指先がつつ、と指揮官の頬をなぞり、やがて背中に回される。
そして汗と体液で濡れた体を抱き締めた男女の唇は一層深く交わっていく。
「スゴイ、気持ち良かった……」
「そうですか、それなら幸いです。また後何時間かすれば執務が始まりますから、今は……」
「うん、お休み……」
浅く上下する胸を重ね合わせ、互いの命の鼓動を感じながら2人は穏やかな眠りへと落ちていった。
「指揮官様、始業迄後5分でございます。支度を急いで下さい」
「分かってる!分かってるからちょっと待ってくれ!」
既に普段通りの服装──ぴっちりしたボディスーツに黒金のコートを羽織ったベアルンが、無表情にタイムリミットを告げる。
これもまた、慣れたやり取りだった。
理性をトばして盛りあったせいで寝坊するなど情けない限りだが、2人共止めようとは微塵も考えていない。
愛する人と生きる「今日」だけが指揮官とベアルンにとって真実なのだから、「明日」等と言う野暮ったい制約は全くの無用なのだ。
「そこ、変ですよ」
「え、あ、すまん。ネクタイ曲がってたか……」
「直しますから動かないで下さい」
服装の乱れを目敏く発見したベアルンが、指揮官の首もとへと手を伸ばす。
そして────
「んんっ!?」
「んふっ♡んちゅちゅ♡りゅりゅっ♡んッふぁ♡ぷぁっ──────」
手袋に覆われた両手が男の頭を挟み込み、情熱的なキスが降り注ぐ。
啄むように、食い散らかすように、慈しむように男の唇を蹂躙したベアルンは、銀の架け橋を2人の間に残して柔らかな笑みを浮かべた。
「また1週間、頑張りましょうね────」
まだまだ続きます。