※この作品はR-18です。

アズレン夜伽話   作:変幻アズレン屋

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性癖が盛られています。


ペーター・シュトラッサーと馬鹿な事をする話

「秘書艦制度」と言う物がある。

 それは読んで字の如く、KAN-SENが指揮官の秘書を勤める制度だ。

 尤も、業務内容は紅茶を入れたり書類のチェックをしたり果ては「問題児」の制止まで凡そ秘書と呼べる代物ではないが。

 

 そんな秘書艦制度の目的はKAN-SENと指揮官の友好を深める事だとか、KAN-SENに暇を作らせない事だとか色々と噂されているが、結局の所は「伝統」の一言に落ち着いている。

 だが、「伝統」とは何より重く何より払拭し難い概念なのだ。

 何せそれは時間の積み重ねだ。

 どれだけ正しかろうと、どれだけ間違っていようと、「伝統」になってしまえば消し去る事は──否、異議を唱える事すら容易ではなくなってしまう。

 

 人によっては祝福に。

 人によっては呪いに。

「伝統」を上手く活用出来るかは、それを解釈する人間に委ねられるだろう。

 

 ──そして今、秘書艦制度と言う「伝統」を思わぬ形で活用する人間が母港に存在した。

 

 

 

 

■■■

 

 

 

 窓から射し込む斜陽だけが光源となった薄暗い部屋に、男の低い呻き声と淫らな水音が響いている。

 

「んッ、んッ、んッ、んぶぅッ♡」

 

 フェラチオだ。

 膝まで届くのではないかと思う程長い黒髪をツインテールに結った美麗な女──鉄血所属の空母「ペーター・シュトラッサー」が、豪奢な椅子に腰掛けた年若い男の足の間で張り詰めた怒張を一心不乱に咥え込んでいる。

 

「んぐッ、んじゅッ♡んんぅ……♡」

 

 彼女は日頃身に付けている硬派な軍服を脱ぎ捨て、ワインレッドの扇情的なブラとショーツのみを纏って濃厚な牡臭さを放つ男の肉棒にすがっていた。

 そこにあるのは鉄血のKAN-SENしての誇りも秘書艦としての礼節も無視し、情欲に溺れる一人の女の姿である。

 

「んぶぁ♡んふっ、今日も卿のぺニスは暴れん坊ね……♡ちゅりゅッ♡」

「でも、これが好きなんでしょ?」

「ええ、勿論♡」

 

 ずるり、と咥内から肉棒を引き抜きながら恍惚とした表情の女が呟く。

 そうして唾液と先走りに塗れた陰茎にそっと手を添えると、ゆっくり上下に動かし始めた。

 男もその意図を即座に察する。

 

「今日はどうだった?」

「いつも通りよ。ハインリヒが言う事を聞かなくて、非効率な事この上無いわね」

「ははは、それは良かった」

「笑い事じゃないわ。最近はどの陣営もキナ臭いのだから、気を引き締めてもらわないと……」

 

 要するに、シュトラッサーは指揮官と「お話し」したい気分なのだ。

 それは大抵愚痴とか世間話とか、そう言った類いの要領を得ない会話だが、意外にも彼女はそれを好んだ。

 何よりも時間を重視し徹底的に非効率を嫌う「ように見える」シュトラッサーが、である。

 

「でも嫌いになれないんでしょ?」

「いいえ、嫌いよ。仮にも仲間だから矯正したいだけ」

「無駄だって知ってるのにね」

「そんな事……無いわ」

 

 指揮官も最初は面食らったが、真意に気が付いてしまえば可愛いモノだ。

 端的に言ってしまえば、彼女は男との距離の詰め方を探っているだけだ。

 

 そもそもからして、この男女の関係は所謂「恋人」ではない。

 快楽の為だけに互いの体を求めるその関係は、謂わばセックスフレンド──セフレと呼ぶのが適切である。

 明確な時期は覚えていないが、己の性欲に負けた指揮官が襲ってシュトラッサーが受け入れた事から始まったこの上なく不適切な関係性だ。

 

「頑固なのは君も同じだろう。もう少し穏やかに接してみたらどうなんだ」

「卿が私を絆したように?」

「人聞きの悪い……僕はただ提案しただけだよ」

 

 この事実を知れば、大体の仲間は怒るだろう。

 生真面目で礼節を重んじるビスマルクはまず間違いないし、グラーフ・ツェッペリンもあれで中々純情な所があるから良い顔はしない筈だ。

 バレてしまったら極めて重い処分を受けるだろうこの淫行に、しかしシュトラッサーはある種のスリルを感じてすらいた。

 

「あら、ごめんなさい……♡御詫びに、沢山気持ち良くしてあげるわ──んぅッ♡」

 

 緩やかな手コキによって勃起を維持していた肉棒が、再びぬたつく女の咥内へと消えていく。

 

 そう、それは優越感の発露でもあった。

 何だかんだ言っておきながら、実の所殆ど全てのKAN-SENは「生娘」だ。

 世界最高の兵器として扱われる彼女達に性の感覚を覚えさせてはならないというのが上の考えなのか、兎に角異性との接触は極端に少ない。

「如何にも」と言った雰囲気のプリンツ・オイゲンですらそうなのだから、どれだけ徹底されているかがよく分かるだろう。

 そんな中で、自分1人だけが男に抱かれた経験があるとしたらどうだ。

 仲間達がベッドで寝ている間も自分だけ「人間らしい」行為をしているとしたらどうだ。

 

 ──それは、何より「素晴らしい」時間の使い方だろう

 

 そう悟った時、女はもう止まれなくなっていた。

 シュトラッサーは毎日のように指揮官の寝室を訪れ、彼の「牡」に甘えるようになってしまった。

 そうして体を重ね、牝の悦びを刻まれる内に彼女はより「人間らしく」なっていき────気付けば、KAN-SENではなく人として指揮官を愛していた。

 

 だが、ただのセフレでしかない彼女が関係を変えるのは簡単な話ではない。

 それでもどうにか愛し合う男と女になりたいシュトラッサーが導きだした答えが、「お話し」である。

 ピロートーク未満の短い会話でも、重ねれば何かが変わる筈だと女は信じていた。

 

 

 

 

■■■

 

 

 

 そして、今。

 

「んぶッ、ぐぶっ♡ぐぷっ♡ぶぽっ♡れろぉお♡んぶぁ、きもひいい?」

「うわ、すご……!」

「んっふ♡なら、もっろひれあげる……♡んぼぉ♡んッ♡んッ♡んぶッ♡」

 

 ツインテールを振り乱し、僕の太股を掴んで押さえた女の頭が激しく上下する。

 咥内に迎えた肉茎に舌を絡ませ、喉奥を擦り付けて快感を引き摺り出す。

 

 そう、今や女は恋人ではなく「僕」の情婦となっていた。

 けれど僕は、彼女の想いを知っていながら自分から踏み出す事はしなかったのだ。

 それは何故か。

 指揮官である僕としても彼女は大変「都合の良い」存在だったからだ。

 

 美女美少女揃いの母港にただ一人の男性と言う立場は、想像よりもずっと僕を苦しめた。

 彼女達とのコミュニケーションに──即ち調整に僕は苦心し続けたのだ。

 何しろKAN-SENは鉄血の未来を担う「兵器」だ。

 彼女達の機嫌が戦果に直結するのだから、僕の任務は必然的にカウンセリングとなる。

 要するに兵士を束ねるのだと思っていたら、全く門外漢の兵器のメンテナンスを担当させられる事になったのだからその苦労は並大抵ではない。

 

 どいつもこいつも襲ってしまいたくなるほど扇情的な格好や仕草をしてくるのに、それを許されない。

 いつ何処に行っても誰かしらが絡んできたり付いてきたりするので、プライベートな空間や時間もありはしない。

 自慰すら出来ずに性的欲求は募るばかりで解消される事はなく────ある日、突然破裂した。

 

『あ゛ッ♡あ゛ッ♡やめッ、止めぇッ♡卿のがッ♡ずんずんされて、おがしくなるぅッ♡こんなのぉ、初めれなのにィッ!?お゛ぉッ♡』

『イけッ!イけよッ!精液受け止めて頭可笑しくなっちまえ!』

『あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!?ダメぇ♡クるッ、イくッ♡イっちゃうのッ♡あ゛ッ、イくイくイくぅぅぅ─────!』

 

 その日、僕は秘書艦を勤めていたペーター・シュトラッサーを執務室のソファーに押し倒し、強引に唇を奪って胸を揉みしだき、秘所を責め立て、そして3回膣内に射精した。

 どうしようもない位の犯罪行為である。

 

『────もし』

『?』

『もし、また堪えられなくなったら、ふぅッ……♡私を使いなさい。んッ……♡他の子に手を出すなんて、時間の無駄だ……』

 

 しかし入りきらなくなった精が零れ落ちる秘場に指を差し込んでかき回しながら、全裸でソファーに仰向けになった女はそう呟いた。

 国家に背き、人としての道理に背いた許し難い行為を「何故か」シュトラッサーは受け入れたのだ。

 それは、僕の白熱した頭から繰り出された「精液で可笑しくなれ」と言う妄言が、現実になってしまった──そう言う事だった。

 

 ────翌日から交代制だった秘書艦はペーター・シュトラッサー1人が受け持つようになり、僕は性欲を感じる度に女を使って発散するようになった。

 日によっては1日の内に2回だとか、殆ど丸1日だとかそう言う場合すらある。

 そうして僕はキスの仕方から手コキ、フェラチオ、パイズリ、淫語、そして膣の使い方に至るまで無知な彼女に「牝」としての悦びと技巧を片っ端から刻んでいったのだ。

 ────それから、半年。

 

「んぶッ♡んぐッ♡卿のペニスが、んりゅりゅ♡膨らんできている、ふちゅッ♡射精すのね♡私のお口マンコに卿の熱々ザーメン、びゅーびゅーしてしまうのね……♡ぢゅぽッ♡」

「ッ、ぐ……!」

「我慢なんて時間の無駄よ……♡卿は気持ち良くなる事だけ考えれば良い────はぁむ♡ずじゅッじゅッ♡」

 

 このように、人前では理知的な美貌で冷徹な振る舞いを見せるも二人きりになれば即座にプライドを捨てて股間に手を伸ばす、立派な情婦が完成していた。

 今や男の肉棒を咥えているだけで女の秘裂は甘い蜜を垂れ流し、ショーツでは吸いきれなくなった分が白くむっちりした太股を伝って床を濡らす始末である。

「時間」を何より重視する彼女生来の気質なのか、射精のタイミングを厳密にコントロールしようとする傾向こそあれど、これ程男にとって都合の良い女は他にいないだろう。

 

「んぐぉ♡お゛ッ、お゛ぉお゛ッ♡んぶッ♡しゃ、せー、してぇ♡ぐぶッ♡卿はわらひに、お射精するのぉ──んぉ゛♡じゅぶるぅぅぅ♡」

 

 とろとろに蕩けたシュトラッサーの咥内がストロークを加速させ、うねる舌が竿全体を舐め回す。

 筋の浮いた肉棒がカリ首まで引き出されたと思えば、次の瞬間には女の喉奥に飲み込まれる。

 急速に湧き上がる絶頂の予感に腰を浮かそうとするけれど、太ももに置かれた女の両手が動く事を許さない。

 

「──っ!もう、イく……!」

「んごぉッ……!?」

 

 せめてもの抵抗なのか、快楽に突き動かされた結果なのかは分からない。

 だけど、僕は自身も気付かぬ内にシュトラッサーの頭を掴み、彼女の顔が陰毛に埋もれてしまいそうな程力強く引き寄せていた。

 そして──炸裂。

 

「んごぶぉッ!?ぇあ゛ッ♡んぶぅぅぅぅぅ────!」

 

 ──どぶっ!どくんっ!どびゅる……!

 

 突然ぶちまけられた精液は、肉茎が脈動する度にその量を増してシュトラッサーの口内で暴れまわる。

 あまりの暴虐に女は目を白黒させてえづきそうになっているが、両手で頭をがっちりと押さえて1滴残さず己の子種を注ぎ込む。

 口では嫌がっているが、そうした方が女は悦ぶからだ。

 その証拠に彼女は肉がたっぷり詰まった太股をもじもじと擦り合わせ、その内側を溢れだした愛液でべとべとにしているし、舌は丹念に筋を舐め上げて不浄の液体を最後まで搾り取ろうとしている。

 

「んぶぼぉッ♡おごッ♡んッ♡んぶぅッ♡んッ♡んくっ♡んじゅぅ♡ぐっ……♡」

 

 そして口内を支配する雄の衝動が落ち着きを取り戻すなり、シュトラッサーの白い喉仏がこくりこくりと上下し始めた。

 膨らませた頬と喉に貯めた精液を、1滴残らず飲み干そうとしているのだ。

 

「ん、んんッ♡んふっ♡んおぉ……♡んりゅ……♡」

 

 グロテスクな異物を咥えていると言うのにそれでもなお損なわれる事の無い美貌の女が、鼻息も荒く上目遣いで精を体内に流し込む。

 その一方で僕は何もせず、彼女の奉仕にただただ身を任せている。

 まるで王様になったような気分だ。

 

「んふぁ……♡卿のスペルマ、相変わらずとっても濃厚なのね……♡喉が孕んでしまいそう……♡」

 

 やがて、口内を占拠する液体全てを体内へ送り込んだシュトラッサーがゆっくりと肉棒から顔を離し、僕に向かって優雅に微笑む。

 だがその唇と亀頭の間では精液と唾液の混合物がねっとりと糸を引いており、彼女が淫行に没頭していた事を如実に示していた。

 

「……ねぇ、見て」

「────」

 

 女はゆらりと立ち上がり、椅子に座って脱力したままの僕に豊かに実った肢体を惜し気もなく見せ付ける。

 汗でてらてらと光る純白の肌。

 わざとキツめのサイズにしたブラに押し込められ、上半分を殆ど晒しているメートル越えの乳房。

 そして絶えず溢れだす淫蜜にぐっしょりと濡れ、もう殆ど用を成していないレースがあしらわれたショーツ。

 今、その薄いショーツの内側に右手が潜り込み────人差し指と中指が、女陰に差し込まれる。

 

「んッ……♡ほら、見なさい……♡卿のぶっといペニスをしゃぶっていたから、こうなったのよ……♡」

「僕のせいかい?」

「そう、卿が……っあ♡卿の罪深いペニスがいけないの……♡」

 

 くちゅり、くちゅりと卑猥な音を立てながらシュトラッサーは己の膣を掻き回す。

 しなやかな指を伝って1滴、2滴と女の淫蜜が床に染みを作る。

 言葉を交わしている最中も、僕の視線は女の恥態に釘付けだった──否、こんなに淫猥な事をされて目線を逸らせる筈もない。

 

「罪には罰を、功労には褒美を────」

 

 そう、誘っているのだ。

 それに気付いた喉が期待で鳴り、未だ硬度を失っていなかった男根が誘惑に震える。

 

 

 

 

 

 

 

 

「──まだ、出来るわよね?」

 

 左手で自らの胸を一揉みした女が、くすりと微笑んだ。

 

 

 

 

■■■

 

 

「んっあぁ……♡」

 

 ずぷぷ、と濁った水音を立てて猛る怒張が割れ目を押し開く感触に、女の口から甘い吐息が漏れ出る。

 其処にほんの数分前までの余裕は無い。

 

「あッ……あああぁぁぁぁぁッ♡」

「っ、やば……!」

 

 続いて押し込まれた「雄」が力強く膣肉を抉る快感に、女の背がクンッと反り返る。

 それと同時に、思わず喜悦の溜め息を吐いてしまう。

 今、僕は重厚な作りのテーブルに上半身を預け尻を突きだしたペーター・シュトラッサーのショーツをずらし、背後から貫いていた。

 必然的にむっちりとしたヒップから腰のくびれ、そしてシミ1つ無い背中のラインと言う極上の女体を男は視界に収める事が出来る。

 それはこの世界で唯一指揮官だけに許された景色であり、それ故に僕を昂らせる。

 

「んあぁぁ──太ぉい♡卿のガチガチペニス、すごい太いのぉ♡んぁッ♡」

 

 ただ肉棒を挿入されただけなのに、既に女はそのたわわなケツをぶるぶると震わせていた。

 彼女はとても「感じやすい」体質であり、それもまた指揮官好みである。

 

「シュトラッサーは本当に感じやすいんだね……まだ僕何もしてないよ……」

「それは────んんッ♡」

 

 もう何度も交わっているのだから分かりきっていたが、やはりこの女は最高だった。

 入り口付近は普段のお堅い彼女らしくキュウキュウ締め付けてくる癖に、一度膣中に入ってしまえばふわふわに蕩けた肉襞が陰茎を包み込んでくる。

 男から精を搾る為だけに存在しているのかと思う程に、彼女の膣は名器だった。

 

「だっ……だってぇ……き、卿が私をこんな風に育てたのだろう……!」

「こんな風にって?」

「そ、それを私に言わせるつもり……?」

「言わないと動かないよ?」

「────!」

 

 それでいて、こんな風に時折羞恥心を思い出しては顔を赤くするのだから堪らない。

 彼女は言葉責めにも弱いのだ。

 そして全身から「犯して下さい」と言わんばかりの空気を醸し出しているのに、普段はそれを軍服の下に隠している。

 

「ほーら、どうするの?このまま誰かが来るまでずっと挿入れっぱなしにする?僕はそれでも構わないけど」

「い、嫌っ!そんな事をしたら皆に示しが──」

「なら、分かるよね」

「くっ……」

 

 ほらまた、こうやって普段とのギャップで男の嗜虐心をそそらせる。

 ここまで来ると、最初に彼女を襲った時は偶々だと思っていたがやはりなるべくしてなったに違いないと指揮官は考える始末であった。

 そうこうしている内に、目尻に一杯の涙を湛えながらシュトラッサーが口を開く。

 

「────んらんに」

「聞こえないよ?」

「だからっ!卿のペ、ペニ──おちんぽが、私をこんなっ!淫らで堕落した、浅ましい淫乱娼婦に育てたんで────んあ゛ぁぁッ!?お゛ぉッ♡」

 

 男はシュトラッサーの投降を最後まで聞かずに、膣奥を一突きした。

 指揮官もあまり我慢強い方ではなかったのだ。

 だがそれだけで下品な、濁点混じりの肉欲に媚びた矯声が執務室を満たす。

 

「んう゛ぅッ♡はッ、んあぁッ!?んッ♡んッ♡んッ♡んぁぁッ♡卿のおちんぽがぁ、あぁ♡わたしのおまんこずんずんしてるぅ♡」

「────っ、はっ!」

「あッ、あッ、あッ、あぁッ♡はげしいィッ♡んィあッ♡もっと、もっとぉ♡」

 

 腰を押し出す度に肉襞がちゅるちゅると吸い付き、引き抜こうとする度に寂しげに追い縋る。

 本当に────本当に、気持ち良い。

 どうにかなってしまいそうだ。

 

「────うっ、くぁ」

「あ゛────ッ♡そこ、そこぉそこもっとしてぇ♡しなさいっ、んあぁッ♡するのぉ♡」

「ここっ?ここが良いの?」

「あひぃッ♡お゛ッお゛ッお゛おんッ♡そこすごいッ♡おぎッ、奥にこつん、こつんって当たってるぅ♡」

 

 余裕を装っていても、ふと気を抜いた瞬間に射精してしまいそうな程の快感が絶えず襲ってくるのだ。

 だからこそ負けないように彼女の腰をしっかり掴んで責めるけれど、それが新たな快感の呼び水になる。

 

「──このッ、淫乱女ぁ!」

「あ゛ぁッ♡胸っ!?おっぱい揉むのねっ!あぁんッ♡いいッ♡ジンジンするぅ♡」

 

 堪らずシュトラッサーのうなじに顔を埋め、背後から彼女の豊満な乳房を揉みしだく。

 とても片手では収まりきらずそれでいて垂れもしない極上の胸を捏ね回し、ブラ越しでも分かる位尖った乳首を指で押し込めば女の悲鳴が1オクターブ跳ね上がった。

 

「ん゛ッ♡はぁッ♡ん゛あぁッ♡卿のおちんぽっ♡硬くてすごいのっ♡ダメッ、すぐイっちゃうっ!」

 

 ぱん、ぱんと肉の衝突する音をバックにシュトラッサーは頭を振った。

 その尻肉は僕が腰を振る度にぶるぶると波打ち、早く早くと貪欲に精液をねだってくる。

 最早こうなってしまえば、どちらが優位だとかそんな事は関係なかった。

 ただ気持ち良くなって、最高に高まった所で射精したい。

 彼女の子宮に孕むまで精液をぶちまけたい。

 そんな欲求だけがぐるぐると渦巻いているのだ。

 

「あぁぁダメよしきかんっ♡そんなに激しくされたら──んぉッ♡わらしイくッ♡あぇッ♡イっちゃうのぉっ♡あンッあンッあ゛あ゛あ゛ッ♡」

 

 そうして──徐々に、射精の感覚がせり上がってくる。

 子宮口に亀頭でキスする度に、シュトラッサーが快感に悶える度に、少しずつ限界が迫ってくる。

 それが益々僕の獣性を引き出し、セックスに熱中させるのだ。

 

「イけっ!イっちゃえよっ!」

「ダメぇ──♡ダメ、ダメダメぁぁぁぁんッ♡」

 

 シュトラッサーも自身が言っていた罰だとか褒美だとか、そんな言葉は忘れてただひたすらに快楽を貪っていた。

 僕に任せるだけでなく自分からも腰をくねらせ、煽るかのように喘いでみせる。

 

 白熱した頭から、周りの景色が消えていく。

 此処が何処で、今何時で、本当は何をすべきなのかが思考の靄に消えていく。

 ただセックスする為だけに生まれたような肉体を持つKAN-SENだけが僕の視界を支配して、彼女をよがらせる事だけしか考えられなくなる。

 

「お゛ほッ、ちくッ……!?いぎッ♡ちくびいじるなぁ♡あたまおかしくなるっ♡ちかちかするのっ♡おぉんッ♡馬鹿になるのぉっ♡これダメッ♡イくぅ♡」

「すっご、吸い付いてくる……!」

 

 気付けば僕はブラから零れた乳房を直に揉みしだき、硬く尖った先端を摘まんで指の腹で押し潰していた。

 

「あ゛ッ──────♡♡♡」

 

 すると────もう限界だったのか突然シュトラッサーの全身がぎゅっと引き締まり、今までねっとり絡み付いていた膣壁もきつく肉棒を締め上げてくる。

 執務室の扉に向けて開けっぱなしの口から唾液が飛び散り、テーブルを汚す。

 もう既に何も捉えていなかった瞳が虚空にトぶ。

 そして──────

 

「ダ、メぇぇッ♡クるッ♡イっちゃうっ♡イくイく──あ゛ッ!イくぅぅぅ──────ッ!!!」

 

 今日最大級の快感がシュトラッサーの全身を突き抜け、膣肉が肉棒を締め殺さんばかりに収縮する。

 そして舌を突き出し、他の誰にも見せられないであろう蕩けた顔を晒す女に、僕の怒張も限界を迎えてしまう。

 

 ──びゅるっ、びびゅっ、びゅくびゅくびゅううぅぅっ!!

 

「ああぁあああぁぁ────ッ♡♡♡」

 

 それはとんでもない────意識が飛んでしまいそうな位、心地好い射精だった。

 その一方、本日2度目の射精が欲しがりな女の子宮にびしゃびしゃと打ち付け絶頂に大きく反り返ったシュトラッサーは、がに股に開いた足を震わせて今にも崩れ落ちそうになっている。

 乱暴な──それこそ互いの体を使ったオナニーみたいなセックスをした、その代償だ。

 

「──っあ、ぶな」

「ンぃッ……♡あひっ……んぁッ、イく……♡」

 

 慌てて乳房を掴んだままの両手に力を込めて引き起こすと、シュトラッサーは続けてもう1度達してしまった。

 大きな絶頂を越えても小さな波が小刻みに彼女を襲っているのだ。

 びくんびくんと痙攣し、快感が未だ終わっていない事を伝えてくる。

 

「はぁッ……♡はぁッ……♡あ゛ッあ……♡」

「……」

 

 何故だろう。

 猛烈に可愛らしい。

 自分より身長が高く、見た目も大人びた女性が眉根を寄せて僕の精液を感じてくれている。

 熟れた肉体が、年若い僕の肉棒で絶頂を迎えている。

 恐らく、それが僕に「征服感」を与えているのだ。

 そう気付いてしまったのが、良くなかった。

 

「────っ」

「……え、あ、なぁっ?う、嘘……まだするつもり……?」

 

 じゅち、と粘っこい音を立てて腰を揺らす。

 あの堅物で、カリスマ的指導力を持つペーター・シュトラッサーが僕の下で蕩けているぞ────そんな風に考えてしまったら、もう止まれない。

 あの恐怖と悦楽の入り交じった淫らな表情をもう1回見てみたい。

 あのセフレ関係を言い訳に溺れる女をもう1度見てみたい。

 

 再び、思考が白熱を始める。

 

「────っ」

「あはぁ゛ぁ゛ぁッ♡づよいっ♡卿のおちんぽがクるっ♡はあ゛ッ♡お゛んッ♡んお゛お゛ッ♡♡♡」

 

 愛液と精液でどろどろの沼をほじくる度に、芸術品染みた美しい女が反り返る。

 自分ではもう制御出来ない位彼女をイかせたくて、彼女に射精したくて、堪らなかった。

 

 

 

 

■■■

 

 

 

「────あ」

 

 ふと気が付けば、日は暮れて真っ暗な執務室の中に全裸で1人佇んでいた。

 見下ろす先では、全身を汚濁に塗れた女──ペーター・シュトラッサーがテーブルの上で仰向けになって時折痙攣している。

 まるで死んだカエルみたいだ。

 最後の記憶ではツインテールのままだった筈の髪もいつの間にか解かれ、乾いた白濁液がこびりついていた。

 

 一体何時間彼女と交わっていたのだろうか。

 時間の感覚も、体力も、何もかもが滅茶苦茶になったまま僕は彼女を気絶するまで犯したのだ。

 

 何て言うか、そう。

 異常だ。

 例え興奮して箍が外れたとしても、こんな風にはならない。

 気絶するまで犯したら普通は心配する筈なのに、それすらしていなかったように思える。

 

 可笑しい。

 可笑しいけど、原因も分からない。

 薬でも盛られたのか、とあまりにも訳の分からない事態に首を捻って────

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃ、次は私の相手をしてもらおうかしら」

 

 背後からしなだれかかってきたプリンツ・オイゲンに、体を強張らせた。

 

 ああ──どうも精液で馬鹿になったのは、シュトラッサーだけではなかったらしい。

 そもそもこれだけ毎日のように盛っておいて誰かに気付かれない方が可笑しいのだと、僕は全く気付いていなかったのだ。

 呆然とする僕に構う事なく正面に回ったオイゲンは跪くと、赤く艶かしい舌を陰茎に絡ませ始める。

 

「んちゅっ♡安心しなさい……秘密にしておくから。んふっ♡私と、アンタと、そこで引っくり返ってる女の、3人だけの秘密……♡」

 

 オイゲンが唇を舐めながら宣うが、きっとそうはならないだろう。

 彼女が気付いているなら、他のKAN-SENも気付いている筈だ。

「次」は誰になるだろうか。

 U-47?

 ニュルンベルク?

 ひょっとしたらティルピッツかも。

 それとも或いは──ビスマルク?

 

 兎も角、僕は取り返しの付かない事をしてしまったのだ。

 模範となるべき指揮官が「コレ」なのだから、明日からは艦隊の規律などただの紙切れ以下に成り下がるに違いない。

 ああ、本当に────

 

 

 

 

 

 馬鹿な事をした。

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