「あら?誰かと思ったら・・・・・・」
その打ち合わせの席に現れたのは、大学時代の先輩だった。
「再会を祝して」と飲み会に誘う先輩を一度は断ったものの、結局なんだかんだと先輩のペースに巻き込まれ、いつの間にか泥酔して先輩に「お持ち帰り」されてしまっていた。
よむ先生の「がんばれ同期ちゃん」の二次創作です。
肉食系先輩ことマイコさんのお話です。
トトン、トトン・・・・・・
規則的な振動が朦朧とした意識を揺らす。
身体が熱い。それに力も入らない。どうやら今夜は飲み過ぎてしまったようだ。
わずかに聞こえる深夜のラジオ、低く伝わるタイヤの音とエンジン音から察するに、俺は今タクシーの中にいるのだろう。
(でも、どうやって・・・・・・)
活動が著しく下がっている脳味噌で記憶を探るがうまく思い出すことができない。
そして、今俺が顔を埋めているものは何なのだろう。
すべすべとして柔らかな感触。タクシーの運ちゃんが気を利かせて枕でも敷いてくれたのだろうか?でも、それしてはやたらといい匂いがする。
それに、この感触と香りにも覚えがあった。
―――しょうがないわね。調子に乗ってあんなに飲むからよ。
学生時代の記憶がうっすらと蘇る。酔いつぶれた俺の頭を優しく撫でながら介抱してくれた大学の先輩。
「あなた、相変わらずああいう小動物みたいな女の子が好きなのね・・・・・・」
懐かしい、慈しむような優しい声が聞こえる。
頭を撫でる柔らかな感触と、優しい温もりに促されるように、俺の意識はすうっと沈んでいった。
「あら?誰かと思ったら・・・・・・取引先にあなたがいるなんて」
他社との合同プロジェクトの打ち合わせの場に、その人は何の前触れもなく現れた。
ベージュのスーツに谷間を強調するように大きく胸元の開いたシャツ、タイトスカートからは黒のタイツに包まれた肉感的な太腿がすらりと伸びている。そして、緩くウェーブの掛かったボブカットにビジネス用の派手さを抑えたメイク。
大学時代のゼミの先輩、マイコ先輩の姿がそこにあった。
「大学ぶりね。あなたの部屋に泊まったのが最後だったかしら。先輩のこと忘れちゃった?」
デスクに腰掛け、整った顔立ちに悪戯っぽい微笑を浮かべながらとんでもないことを言う先輩に椅子を鳴らして立ち上がる。
「ちょっ、先輩!覚えてます、覚えてますって!!」
途端に周囲がざわつき始める。それはそうだろう、美人でスタイル抜群、プロジェクトでも中心人物の一人である彼女が、取引先の若手の一人でしかない俺に対してそんな発言をすれば興味を引くに決まっている。
「部屋に・・・・・・泊まった?」
先輩の後ろで俺の同期がなぜか絶望的な顔をして震えている。思いこみの激しいあいつのことだ、絶対何か勘違いしているにちがいない。
「いや、ゼミの飲み会で酔いつぶれて介抱してもらっただけで何もないからな」
慌てて取り繕う俺の姿に、同期は「むぅ・・・・・・」と不満げな表情を浮かべる。そこへ「あら、介抱してもらった『だけ』なんてつれないわね」と追い打ちを掛けてきた。
「あのときはほんとにすみませんでした。だからもう勘弁してくださいって」
この後、あいつとは食事に行く約束をしているし、何か大事な話をしたがっているようだったから変な雰囲気にはしたくはなかった。
「ふふっ、冗談よ♪」
すとんと軽やかに床に降りた先輩から、ふわりと香水の香りが漂い俺の鼻腔をくすぐった。
(あ、この香り・・・・・・)
唐突に昔の記憶が蘇り、同時に視界の隅で不安そうな表情を浮かべているあいつの姿を捉え、ちくりと胸が痛んだ。
「じゃ、打ち合わせも終わったことだし、再会を祝して飲みに行くわよ」
「・・・・・・え」
「あ・・・・・・」
突然の提案にあいつと俺が同時に声を上げた。
一瞬だけ視線が絡んだが、すぐにあいつはうつむいてしまう。
「すみません、お誘いは嬉しいのですが・・・・・・」
顔を上げてまっすぐに先輩の目を見ながら言葉を続ける。
「今日は同僚と食事に行く約束があるので、また今度にしましょう」
先輩の後ろでゆっくりと顔を上げたあいつが惚けたような顔で俺を見る。
「ふ~ん」
俺の視線を追って、先輩がちらりと後ろを振り返る。不意に視線を送られたあいつがびくっと身体を強ばらせる。
「・・・・・・そういうことね」
一瞬で全てを悟ったように先輩が意味深な笑みを浮かべた。
「まあいいわ」
先輩があいつの肩にぽんと手を置き、にっこりと微笑んだ。
「この娘とも仲良くなりたいし、みんなで行こっか♪」
「「えっ!?」」
二人揃って間抜けな声を上げる。てゆうか先輩、話聞いてました?
「どっちにしたってあなたたちは食事に行くのよね?」
「ええ、まあ・・・・・・」
「そして私たちは、このプロジェクトが終わるまではパートナーなんだからお互いのことを知っておくのは悪いことじゃないでしょ?」
「それは、そうですけど」
完全に先輩のペースになりつつあった。そういえばゼミの先輩達からも『女帝』と言われて恐れられていたのを今更ながらに思い出す。
この先輩が走り始めたらゼミの教授ですら止めることができないほどだったのだ。
「なら決まりね。近くにいいお店知ってるの」
言うが早いか、先輩は自分のスマホを取り出すと早速予約の電話を掛け始めてしまう。
もはや半泣きになってしまったあいつが恨みがましい目で俺を俺を見ながら口だけを動かした。
―――ばか
その後、なぜか合流してきた後輩も加わって親睦会(と言っていいのだろうか・・・・・・)は始まった。
最初はなにやら不穏な空気を醸し出していたマイコ先輩と後輩だったが、酒を酌み交わすうちにすっかり意気投合し、店を出る頃には肩まで組んでいた。
ちなみにこの間、あいつは俺の向かいの席で終始死んだ魚のような目をしていたのだった。
一応一軒目を出た後、あいつの『話』というのが気になって、二人の隙を突き逃げ出すことに成功したのだが、話を聞き出す前に再度捕まってしまいそのまま二次会へと連行された。
「私から逃げ出すなんて、ずいぶん度胸ついたのね?」
ということで、二次会では先輩からのお酌を断ることは許されず、ひたすら飲まされ続けた。あいつはというと、吹っ切れてしまったのか一次会のときよりかは機嫌良さそうに飲んでいたのが、俺にとってはせめてもの救いだった。
そして、それから次に目が覚めるまでの記憶は・・・・・・ない。
(ん・・・・・・、ここ・・・・・・は?)
うっすらと目を開けると、ぼんやりとした視界の中に見知らぬ天井が写っていた。
間接照明の柔らかな光に浮かび上がる白い天井。有線なのだろうか、耳を澄ませば低く抑えられたボリュームで、ゆったりとしたジャズが流れている。
「気がついた?」
ふわりと甘い香りとともに先輩の顔が俺の顔をのぞき込んだ。
「ここは?」
逆光でシルエットが浮かぶ先輩の顔を、まだ焦点の定まらない目で見返した。
「私の部屋よ」
先輩が俺の横に腰掛ける。きしりとベッドが小さく音を立て、身体がわずかに隣へ傾ぐ。
「あなたの部屋、さすがにもう変わってるでしょ?」
細い指がさらりと俺の髪を撫でる。
「はい、迷惑かけて・・・・・・」
顔を先輩の方へ向けながら、すみませんと言葉を続けようとしたができなかった。
「・・・・・・なんでそんな格好してるんですか?」
クリアになっていく視界の中の先輩は、下着姿だった。
「あら、私の部屋だもの」
当然でしょ?とでも言いたげな顔で先輩がにこりと微笑んだ。
「じゃなくて・・・・・・」
深い紫の、レースをあしらった高級そうなブラジャーが豊かな乳房を包み込み、白い胸元にくっきりとした谷間を刻んでいる。肉感的な腰を覆うショーツもブラジャーと揃いなのだろうが、なぜか黒のストッキングは履いたままという、なんというかマニアックな格好をしていた。
「ちょうど着替えようとしてたところにあなたが目を覚ましたのよ」
俺の顔の横に手をついた先輩が身体を寄せる。重量感のある乳房がゆれ、甘い香水の香りが鼻腔をくすぐった。
「それに、知らない仲でもないでしょ?」
先輩の顔に妖しい笑みが浮かんだ。
確かに俺と先輩の仲は、ただの先輩後輩という関係ではなかった。
きっかけは何度目かのゼミの飲み会だ。
若かった俺は先輩達に勧められるまま酒を飲んだ挙げ句に酔いつぶれ、たまたま帰る方向が一緒だったということでマイコ先輩に部屋まで送ってもらい、酒の勢いもあってなんとなく流れで身体を重ねたのが始まりだった。
たぶんお互い身体の相性が良かったのだろう。それからは飲み会の後なんかに時々抜け出しては、身体を重ねるようになった。
だからといって俺たちは正式に付き合うようなこともなく、気が向いたときにセックスをする。ただ、単純に快楽を貪るだけの、ある意味ドライな関係を先輩が卒業するまでの間続けていた。
「久しぶりに・・・・・・する?」
耳元に口を寄せた先輩が囁いた。艶を帯びた先輩の声が鼓膜を震わせ、同時に先輩の身体の感触が脳裏に蘇る。
「いや、さすがにそれはちょっと・・・・・・」
甘美な誘惑を振り切って俺は体を起こそうとするが、逆に先輩は俺の身体に馬乗りになってきた。
「あの子のこと?」
「っ!?」
「隠さなくてもいいわよ。好きなんでしょ?」
言いながらも先輩は、乳房で俺の身体をなぞるようにしながらゆっくりと身体を俺の下半身の方へと下げていき、ズボンのベルトへ手を掛けた。
だめだと分かっていても、徐々に下半身に血流が集まっていく。
「大丈夫、あの子には内緒にしておいてあげるから・・・・・・」
アルコールのせいなのかそれとも興奮しているのか、うっすらと顔を上気させた先輩が、獲物を前にした蛇のようにちろりと自分の唇を舐めた。
「でも先輩、俺は・・・・・・」
「もうダメ」
マニキュアを塗った指先が、部屋の光を妖しく反射させながらズボンのチャックを下ろし、その下へと潜り込む。
「それに」
「・・・・・・うっ」
もうすっかり硬くなっている俺のペニスを、先輩の指がトランクス越しに優しく触れた。
「こんなになってるのに、そんなこと言ったって説得力ないわよ」
手のひら全体でペニスを包み込むようにして、先輩はゆっくりとペニスを擦りあげる。もどかしい快感が股間から広がり、無意識に腰をうごめかせてしまう。
「先・・・・・・輩」
「もっとして欲しい?」
妖艶な笑みを浮かべた先輩が見上げている。太股に感じる乳房の重みと軟らかさが理性を削る。
「・・・・・・はい」
「いい子」
先輩が両手をトランクスにかけ、ズボンと一緒に引き下げる。戒めを失ったペニスが先輩の眼前にさらされた。
「すごい・・・・・・こんなに大きくなって」
先輩の右手がペニスをそっと握りしめる。しっとりとした指先に感触がペニスを包み込んだ。
「あうっ」
「気持ちいい?」
俺の反応を確かめるようにしながら、先輩が右手を上下に動かしている。
「は・・・・・・はい」
「すごく熱い。それにすごい匂い」
ペニスをゆっくりとしごきながら顔を寄せた先輩が、亀頭の裏側にちゅっと一瞬キスをした。
「はあっ!す、すみません」
「ふふっ、こんなに濃い匂い久しぶりだから、わたしもおかしくなっちゃいそう」
艶やかな唇が割れ、唾液に濡れたピンクの舌がまるで別の生き物のように伸びてきて亀頭の裏の敏感な部分に触れた。
「ああっ!」
たったそれだけのことで稲妻のような快感が走る。びくんと身体が引きつり、思わず腰を突き出してしまった。
そんな俺の反応を見た先輩は、満足そうな笑みを浮かべると、見せつけるかのように唇を開き、そのままぱくりと亀頭を呑み込んだ。ねっとりとした温もりが亀頭全体を包みこむ。
「ウッ、せん・・・・・・ぱい」
ペニスの根本をその細い指で支えながら、先輩は口腔深くまで肉竿を送り込んだ。
「んくっ・・・・・・んっ・・・・・・ふぅ・・・・・・ん」
湿った吐息を漏らしつつ、先輩が舌を亀頭に絡みつかせる。大きく広がったエラの形を確かめるように、肉竿と亀頭の境目を先輩の舌先が丹念に這い回る。
「うあっ!先輩っ・・・・・・それ」
敏感な箇所を攻められて次々に沸き上がる快感にびくびくと腰が震えてしまう。そんな俺の反応に、ペニスを口に含んだまま上目遣いに見上げながら悪戯っぽい視線を送ってきた。
フェラチオ自体を楽しんでいるような先輩の表情に、ぞくぞくと官能が刺激される。
きゅっと頬をすぼめた先輩が、ペニスを租借するように動かす。すると口腔の内壁がうねうねと蠢きながら、ペニス全体に刺激を与えてきた。
「くっ、ウゥっ、先輩、そんなにされたら・・・・・・」
先輩の巧みな口戯に下腹の奥がじりじりと疼き、射精欲求が昂ぶり始める。
(ダメよ、まだ我慢なさい)
そう言うかのように、ペニスを支えていた細い指がぎゅっとペニスの根本を引き絞る。そして、今度は口をすぼめたまま頭を引き上げた。
「ウッ!」
ずるると唾液にぬめるペニスの大半が唇の間から引き出され、亀頭が姿を現す直前に再び唇の合間に呑まれていく。
じゅぷっ、じゅぷっと先輩の頭が上下するのに合わせて淫靡な水音が立ち昇る。強烈なバキュームフェラによって与えられる快感で、急速に射精感が高まってくる。
「うあっ・・・・・・先輩・・・・・・俺・・・・・・もう」
睾丸がきゅうっと収縮し、尿道が焦げ付くように熱くなる。
射精の予兆を感じ取った先輩が頭の動きを速め、射精を促すかのように陰嚢をやわやわと揉みあげてくる。
新たに加えられた快感で、射精衝動が完全に抑えられないものへと変化した。
「くゥゥゥ・・・・・・あああっ!!」
下半身から全身へと稲妻のように快感が駆け抜けた。思わず腰が跳ね上がり、先輩の口腔へとペニスを突き入れる。
そして次の瞬間、マグマのように熱い精子が尿道を駆け上がり、びゅうっと凄まじい勢いで先輩の口の中へと吐き出された。
「んんっ」
先輩は一瞬だけ眉間にしわを寄せたが、ペニスを根本まで含むとごくりと喉を鳴らして口の中の精液を呑みこんだ。
「うッ・・・・・・ああ・・・・・・」
がくがくと腰が震え、そのたびに噴出した精液が先輩の口腔に打ち付けられる。それでも先輩は一滴も逃さないとでも言うように、ペニスを根本まで口に含んだまま喉を鳴らして精子を飲み込み続けた。
永遠に続くかというような精子の噴出が完全に収まったところで、ようやく先輩がペニスから口を離す。
先輩の唇から滑り出た亀頭の先端から精液が糸を引いた。
「たくさん出たのね。呑みきれないかと思ったわ」
俺の股間から顔を上げた先輩が「ふふ」と艶のある笑みを浮かべる。
「・・・・・・すみません」
「いいのよ。でもこれで終わりじゃないわよね」
先輩がゆっくりと身体を回し、俺の顔を跨いできた。先輩が上のシックスナインの格好だ。
「次は、私も」
そう言って先輩が腰を沈めてきた。ストッキングと下着に包まれた股間が目の前に迫る。
「好きだったんでしょ、私の匂い」
大きく拡げられた太股の間で、ぴんとストッキングが張りつめている。食虫花に引き寄せられる虫のように、俺は先輩の股間へと鼻先を押しつけた。
「・・・・・・んっ」
鼻先がストッキングの中央、クロッチにあたる部分(ダイヤマチと言うらしい)に触れると先輩がわずかに身じろぎする。
(ああ・・・・・・先輩)
俺は反射的に大きく息を吸い込んでいた。むんと芳醇な、それでいて熱帯雨林のような湿度を含んだ空気が鼻腔に広がった。女性特有の甘い体臭に混じる汗の匂いと香水の香り、その陰に隠れるかのように微かな尿臭がほんのり漂う。
「いいわよ、直に嗅ぎたいんでしょう?」
見透かしたような先輩の声にごくりと喉を鳴らす。興奮で震える指先で股間部分を摘み、爪の先でこじるようにしながらストッキングを引き裂いた。
ぴいいと乾いた音を立て、引き裂かれた合間からショーツの船底が露わになる。ふっくらと盛り上がるその中心には、すでに一円玉大の濡れ染みが浮き上がっていた。
(ああ・・・・・・先輩も、もうこんなに・・・・・・)
自分と同じように先輩も興奮しているのだということに高揚感を覚えながら、船底の端に指先を引っかける。先輩の内股がぴくんと震え、わずかに健が浮き上がる。そのまま指先に力を入れ、ぐいっとめくるとクロッチと股間の間に透明な粘液がつうっと糸を引いた。
そして、一瞬遅れてむわりと濃密さを増した恥臭が溢れ出る。つんと強くなった尿臭に生臭いような愛液の匂いが混じっていた。本能を直接刺激するようなその匂いは、どんな香水よりも香しいものに思えた。
「どう?私の匂い」
再び硬さを取り戻し始めたペニスを手の中で弄びながら、先輩が首を向ける。
「すごく、いやらしい香りがします」
目の前でわずかに花開いた陰唇が、とっぷりと透明な体液を湛え、ゆらゆらと淡い光を反射している。
「ふふ、あなたのために取っておいてあげたのよ」
全身が燃え立つように熱くなり、頭の中が興奮でくらくらする。ペニスは完全に硬さを取り戻し、大きく息を吸うと先輩の股間から漂う濃密な性臭が肺腑を満たす。
「ああっ、先輩っ!」
目の前の光景に我慢できなくなり、淫臭を放つ性器へとむしゃぶりついた。
「はあっ!」
舌を伸ばし割れ目に挿し入れると、先輩の唇から官能の吐息が洩れる。舌先を尖らせて淫裂を舐めあげると、とろりと温かな愛液が舌の上を滑り落ち、口の中に愛液の独特な味が広がった。
右手でショーツのクロッチを押さえながら、左手の親指でぐいっと大陰唇を割り開く。
ぱっくりと開かされたサーモンピンクの淫裂はたっぷりと愛液を溜めこんでいた。歪んだ円形の膣口は、ときおり呼吸をするかのように蠢きながら白い濁りの混じった愛液を零れさせている。
「先輩、すごく濡れてる」
汗と尿臭と女のフェロモンが濃密に混じり合った匂いを吸い込みながら、サーモンピンクの谷間に溜まった愛液をこそげ取る。
「ああっ・・・・・・、あなただって、またこんなに硬くなって・・・・・・」
温かくぬめった舌が、完全に硬さを取り戻したペニスに触れてくる。軟体動物のような動きで舌をくねらせながら、亀頭の裏側をやんわりとねぶり始めた。
「うぅっ」
ペニスにまとわりつく舌の感触にうめきながら、こんこんと愛液を溢れさせている膣口へと尖らせた舌先を潜らせる。
「あっ。んっ・・・・・・ぅん」
ぬるりと先輩の口に亀頭がもぐりこむ。ぱんぱんに張りきった亀頭のエラを柔らかな唇で愛撫しながら、舌先がちろちろと鈴口を刺激する。尿道が熱くなり、その熱が下半身を疼かせた。
「くっ・・・・・・うぅ。めちゃくちゃ気持ちいいです」
膣口から抜いた舌先を、今度は淫裂のあわい目へと滑らせる。ぷっくりとした肉鞘からは、小さめの小豆ほどに勃起したクリトリスが顔を覗かせている。溢れ出る愛液で濡れ光るクリトリスに舌先を押しつけた。
「はあぁぁっ!」
先輩の腰がびくんっと跳ねあがる。ぴんと尖ったクリトリスが舌先を押し返す。鞘から飛び出した肉芽をほじり出すようにして転がすと、先輩の腰が悩ましく蠢き新たな淫汁を溢れさせた。
「んむっ・・・・・・、んっ・・・・・・んんんっ!」
先輩がペニスを根本までくわえこむ。夢中でペニスにむしゃぶりつきながら、口腔の中でぐねぐねと舌が動き回る。
「うあっ。先輩、それ・・・・・・ヤバい」
じゅぷじゅぷと先輩の唇の間から洩れる淫猥な水音を聞きながら、俺も夢中で舌を動かし先輩の性器を舐め回した。
「ね・・・・・・ねえ、わたしも・・・・・・もう我慢できない」
ペニスから口を離した先輩が、自分の唾液にまみれたペニスをやんわりと握りながら振り向いた。
「俺も・・・・・・です。先輩」
俺の返事に先輩が身体の上から降りると、官能に蕩けたような潤んだ瞳を向け、背中に手を回す。ぷつりとブラジャーのホックを外す小さな音がして、重力に引かれた乳房がずしりとその位置をわずかに下げた。
先輩はゆっくりとした動作でストラップを肩から抜き取り、ベッドサイドにブラジャーを放る。
重量感のある乳房が露わになり、肌色に近いピンクの乳輪の中心で赤みを帯びた乳首が挑戦的に尖っていた。
「ほら、あなたも」
先輩に促され、はじめて俺も上着を着たままだったことを思い出す。上体を起こしてワイシャツと肌着を脱いでいる間に、先輩も破れたストッキングと濡れたショーツを脱ぎ捨てた。
「久しぶりだから、ドキドキしちゃう」
ぺろりと唇を舐めた先輩がにじり寄ってきて、あぐらをかいた俺の下半身に跨がった。
身体を支えるために俺の両肩に置かれた先輩の手のひらは、少しだけ冷んやりして火照った身体に心地良い。
「いくわね」
肩を掴んだ先輩の手にわずかに力が入り、ゆっくりと身体を下ろしていく。股間で垂直近くまでそそり立ったペニスの先に性器が触れ、くちゅりと小さな水音があがる。
「くぅっ」
亀頭が濡れた大陰唇を割り広げた感触に、思わず下半身に力が入り、びくんっと跳ねたペニスが先輩の性器から外れてしまった。
「あんっ。いじわる」
身体を重ねるときにしか聞くことのできない先輩の甘えるような声。
再び先輩が腰を下ろし、互いの性器が触れ合った。
「んっ」
今度は外れることなく、先輩の膣口が亀頭の先端を捉える。ぬるっという感触とともに亀頭が肉の温もりに包まれた。
「ハアァァ・・・・・・」
熱を帯びた吐息を吐きながら、まるでペニスの感触を確かめるようにじわじわと腰を沈めていく。膣の中から押し出された愛液が、つうっと陰茎の裏筋を伝って陰嚢へと垂れていった。
やがて、ペニスは完全に根本まで呑み込まれ、亀頭の先端がこつんと子宮口へと触れた感触があった。
「あっ・・・・・・、これ・・・・・・いっ・・・・・・イィ」
先輩が俺の首筋に腕を回してしがみついてくる。胸板に乳房が押しつけられ、腰と腰が完全に密着する。俺もまた両手を先輩の腰にあてがって引き寄せると、ぐいっと腰をしゃくり上げた。
「ヒッ」
ぐりっと亀頭の先が子宮口をこね上げる感触があったかと思うと、先輩の腕に力が入り、ぶるぶると寒さを堪えるように先輩の身体が震え始め、きゅうっと膣が収縮した。
「・・・・・・っ!・・・・・・っ!・・・・・・っ!!」
首っ玉にかじり付いたまま、先輩が耳元で声にならない愉悦の声をあげている。その間、俺も先輩の腰を引き寄せたまま、ペニスの先を子宮口へと密着させ続けた。
やがて、先輩の絶頂の波が引き始めると、強ばっていた身体から力が抜け弛緩させた身体を預けてくる。
「久しぶりだからかしら、すぐにイっちゃった」
照れを含んだ先輩の声が耳朶をくすぐった。
「先輩がエッチだからですよ」
「あら、言うようになったわね」
下半身は繋がったまま至近距離で向き合い、先輩が上気した顔に挑戦的な笑みを浮かべる。
「じゃあ、今夜はエッチな私が満足するまで離さないから覚悟なさい」
そう言って先輩が唇を重ね、舌を挿し入れる。俺もまた先輩の身体を抱き寄せながら、本能に任せて先輩の舌を絡め取った。
「んっ・・・・・・んむっ」
互いの口腔を行き来させながら、濃密に舌を絡ませ合う。二人の唾液が混じり合い、舌を絡ませるたびに水音を立てる。
「ん・・・・・・は、あぁ」
再び先輩の息が荒くなってきて、ペニスを呑み込んだままの腰を擦り付けるようにして前後に蠢かせる。
俺は胸の間にできた隙間に右手を潜らせ、下から包み込むように揉みあげた。ずっしりと重量感のある乳房が、手の動きに合わせて形を変える。
「んんっ。ねぇ、横になって」
艶を帯びた瞳で見つめながら、先輩の手が優しく俺の胸に触れた。促されるままに仰向けになると、先輩は両手を後ろについて身体を支える。あられもなく両脚をM字に開くと、結合部を見せつけるようにしながら腰を振り始めた。
逆三角形にきれいに整えられた陰毛の下で、愛液にまみれた淫裂が痛々しいまでに押し拡げられて俺のペニスをくわえ込んでいる。
「はああっ!あっ、あああっ!」
ぐちゅっ、ぐちゅっと淫らな音を立てて俺のペニスが、性器から現れては呑み込まれるを繰り返している。白く濁った粘液が大陰唇とペニスの狭間にまとわりつき、血管の浮き上がる陰茎にいくつもの白い筋を描く。
淫汁のるつぼと化した膣壁が、うねりながらペニスを全周から締め付ける。
「先・・・・・・輩、ヤバいくらいに気持ちいい」
「わ・・・・・・たしもぉっ!あなたの、すごく・・・・・・いいっ!!」
先輩が激しく腰をしゃくりあげ、そそり立ったペニスを擦りあげる。次々に溢れ出る愛液はペニスを伝い、陰嚢までをべったりと濡らしていた。
「ああっ!ねえ、もっと・・・・・・もっと触ってぇぇ!」
先輩がいっぱいまで脚を広げてねだるように腰を揺らす。ぱっくりとペニスをくわえた淫裂の上部では、勃起して肉鞘から飛び出したクリトリスが誘うように震えている。
愛液と汗に濡れた陰毛をかき分け、むき出しになったクリトリスを指先で摘む。
「アウッ!!」
先輩の身体がぎくんっと跳ねた。指先を擦り合わせるように摘んだ肉芽を転がすと、膣の締め付けが増してくる。
「あああっ、だめぇっ!あああっ!」
言葉とは裏腹に、先輩は腰を完全に密着させると8の字を描くようにグラインドさせる。
「ま、待って。そんなにされたら・・・・・・俺も我慢できないです」
急速に高まる射精感を抑えるために、先輩のウェストを掴んで激しいグラインドを制限しようとする。しかし、先輩は反らしていた体を起こし、ぺたんと俺の腰の上に座り込むようにすると腰の動きをさらに激しくした。
「あなたもぉっ!突いてっ!一緒に・・・・・・イかせてぇっ!」
俺の胸に手を突いて身体を支えた先輩が、眉根を下げて潤んだ瞳で見下ろしながら懇願する。その表情を見て、身体の芯が発火するような昂ぶりを覚えた俺は、腰を掴んだ手に力を入れると猛然と突き上げを開始した。
「ああっ!そうっ!イイっ!いいのぉっ!!」
俺の突き上げに合わせて、先輩も髪を振り乱しながら腰を振る。身体の上下動に合わせて二つの大きな乳房がゆさゆさと揺れている。
腰を打ち付け合うたびに、ぐっちゅぐっちゅと糸を引くような淫猥な音が響きわたっていた。
「ああ・・・・・・先輩。イクよ、このまま・・・・・・なか・・・・・・で」
下腹の奥で快感が濃縮されていき、射精欲求はもう引き返せないところまで高まっている。
「あああっ!来て!来てえぇぇぇっ!!」
「くっ・・・・・・ウゥ、先輩・・・・・・。うっ・・・・・・あああっ!!」
俺は先輩の腰を引き寄せながら、渾身の力で腰を突き上げた。次の瞬間、ペニス全体がググッと膨らむような感覚とともに陰嚢が収縮し、尿道を駆け上がった熱い精液が子宮に向かって吐き出された。
「ああっ!?熱・・・・・・いィ、あああっ!!」
先輩も弓なりに身体を反らせ、身体を震わせた。ペニスをくわえこんだ膣がぎゅぎゅっと、まるで一滴の精子も逃さないとするかのように収縮する。
目の前で火花が散るような快感とともに、二回目とは思えない量の精子が吐き出されているのがわかった。
「あぁぁ・・・・・・」
先輩がうめくように喘ぎながら、身体を折り重ねた。胸同士が触れ合うと、火照った身体を通してどくんどくんと脈動する心臓の鼓動が伝わってくる。
「・・・・・・マイコさん」
俺の上に倒れ込んだまま、耳元でまだ荒い息を吐き続けている先輩の身体を両手でそっと抱きしめた。
「懐かしいわね、その呼び方」
顔だけを俺の方に向けて、至近距離で「ふふっ」と微笑んだ。
「そうですか?」
「そうよ」
ふっと優しい表情を浮かべた先輩が、俺の髪をさらりと撫でる。
(・・・・・・ああ、そういえば)
いつもセックスが終わった後、こんなふうに頭を撫でながら、その細い指先で俺の髪を弄んでいたのを思い出す。
「そうかもしれないです」
「でしょ?」
そう言って、ちゅっと軽く触れるだけの短いキスをした。ふわりと先輩の甘い香りが顔を撫で、触れ合った肌な温もりに無意識のうちに回した手に力が入る。
一瞬、先輩が驚いたような表情を浮かべたが、すぐにさっきの優しい笑顔に戻ると再び唇を重ねてきた。さっきよりも少しだけ長く、そして熱を帯びたキス。
唇を離した先輩の瞳には、再び淫蕩な光が浮かび始めていた。その光に誘われて、今度は俺の方から口づける。誘うように開いた唇の間に舌を入れると、先輩も舌を差しだし口の中へと迎え入れた。
「んっ・・・・・・んんっ」
先輩の舌を絡め取りながら、口腔の中を愛撫する。
まだ繋がったまま、膣の中で徐々に力を失いかけていたペニスに、ふたたび血流が集まり硬くなってきているのを感じた。
「ふふっ・・・・・・また大きくなってきてる」
あきれたようで、それでいてどことなく嬉しそうな表情を浮かべて、ペニスを呑み込んだままの腰をうごめかす。
「マイコさん、今度は俺が」
「ん・・・・・・どうするの?」
俺は先輩を支えながら横になり、繋がったまま体の向きを変えてもらう。艶めかしい曲線を描く腰から上体のラインを視線で追いながら、体を起こして後ろから先輩の身体を抱きすくめた。いわゆる背面座位というやつだ。
「これだと、マイコさんの全部に触れるから」
髪から漂う甘い香りを嗅ぎながら耳元へと囁く。
「あん・・・・・・あなたの方がエッチじゃない」
肩越しに振り向いた先輩が俺の頬にキスをした。
「マイコさんがそうさせたんですよ」
髪の間から覗いたうなじに唇を這わせると、甘い香りに汗の塩気がわずかに混じる。
先輩の白いうなじにキスの雨を降らせながら、両手を乳房に重ねた。しっとりと手のひらに吸いつくような肌と、むにゅっと柔らかな乳房の感触が両手に伝わる。
「はあっ・・・・・・」
先輩の唇から震えるような熱い吐息が漏れた。
ずっしりとした乳房を両手で揉みあげながら、髪間からのぞく耳たぶを甘噛みする。
「やっ・・・・・・あっ」
甘い声とともに、ぴくんっとくすぐったそうに身を捩る。その敏感な反応に嗜虐心が刺激され、ぎゅっと指先に力を入れ強めに乳房を捏ねあげた。
「んくっ。ダメ・・・・・・ああっ」
言葉とは裏腹に、声色は艶を帯びて熱く湿ってきているのがわかる。
左手は乳房を揉みしだきながら、右手の指先を薄紅色の乳輪へと滑らせた。性感が高まっているからか、乳暈も心なしか膨らんでいるように感じられた。あえて乳首には触れないように、膨らんだ乳暈の縁をなぞるようにして愛撫する。と、先輩が悩ましげに身体を揺する。
「ああっ、そんなのじゃなくて、ちゃんと触ってぇぇっ!」
もどかしさに耐えられないのか、悩ましげに身体を揺らしながら先輩が哀願する。
その言葉に応えて、手のひらに余る乳房を搾るように揉んでから、左右の乳首を同時に親指と中指で挟み、ぐりっと強めに捏ね回した。
「ヒィッ!いッ、いいッ!」
先輩の身体がビクッと震え、きゅっと一瞬膣が収縮する。
基本的に先輩は女王様気質で、ベッドの上でもリードを取ることが多いのだが、攻められる立場になると、普段とは逆にマゾっ気が顔をのぞかせることがあった。
「も、もっと・・・・・・もっと強くゥ」
声を震わせて、ねだるように腰を振ってきた。
芯が入ったように硬く勃起した乳首を、つねるようにして押しつぶす。
「アグゥッ!ねえっ、下も・・・・・・アソコもおっ!」
先輩が髪を振り乱し、声を振り絞って、大きく脚を広げて淫らに腰をくねらせる。性器から溢れ出た、先輩の愛液と俺の精液が混じり合った粘液が、陰茎から陰嚢を伝いシーツに染みを作っていた。
見えない誰かに見せつけるかのように開かれた脚に、俺も両脚を絡めて閉じられないように固定する。
左手で乳首をぐりぐりと虐めながら、右手を下半身に伸ばした。完全に硬さを取り戻したペニスが、先輩の性器をめいっぱいに押し拡げ、もともとはぽってりと肉厚な大陰唇を薄く引き延ばしている。
結合部を指でなぞり、大陰唇と陰茎にまとわりついた粘液を指先にすくい取ると、完全にむき出しとなっているクリトリスに擦り付けた。
「あああっ!」
乳首とは違って、クリトリスにはソフトに触れ撫でるようにころころと転がしては、ときおり指先で優しく摘んでしごき抜く。
「いやッ、ああッ、ああッ!」
愉悦の声とともに先輩が腰を振ろうとするが、今は俺の両脚ががっしりと固定しているためほとんど動かすことはできないでいる。
「ああんッ、ねえっ、いじわるしないでぇッ」
泣きそうな顔で振り向いた先輩が右手を伸ばして、自分の愛液と俺の精液にまみれた陰嚢を手の中に包み込む。
「ねえっ、お願い。あなたのコレでわたしを突いてッ!中を掻き回してぇッ!」
陰嚢から結合部までを手のひらでなぞりながら、普段の先輩からはとても想像できないような言葉が溢れ出た。
「わかりました。じゃあ、俺が動きやすいようにお尻を上げてください」
両脚の戒めを解くと、先輩は両手をベッドに突いて上体を倒していく。俺は先輩が四つん這いになるのに合わせて、ペニスが抜け落ちないよう注意しながら膝立ちになる。
「ねえ・・・・・・早く、早くゥ」
完全に獣のまぐわりの体勢になった先輩が、待ちきれないように前後に腰を蠢かす。
尻割れの谷底に隠されていた、小さく窄まったアナルが露わになり、その下には半分ほどペニスをくわえこんだ性器が濡れ光っていた。
「いきますよ」
逆ハート型の白い尻たぶを一撫でして腰骨へと両手を添える。そして、指先に力を入れると同時に腰を突き出し、先輩の子宮めがけて一気にペニスを突き挿れた。
「ああああぁぁぁっ!」
びくんっと背中を反らせて、先輩が愉悦の声を上げる。ぐりっとペニスの先端が子宮口を圧迫する感触があったが、俺は構わず子宮の中にまで亀頭を押し込むように腰を密着させた。
「ああっ!深い・・・・・・深いィィィっ!」
がっくりと上体を折った先輩がベッドに顔を埋める。両手がシーツを掴み、手のひらを中心に放射状にしわが寄る。
ぐりぐりと何度か子宮口をこね上げた後、ゆっくりとペニスが抜けきる直前まで腰を引く。どろりと愛液混じりの精液が掻き出され、青臭い臭気が立ち昇る。
「いやぁ・・・・・・抜いちゃだめぇぇ」
出て行こうとするペニスを逃すまいと、かろうじて膣内に残った亀頭を先輩の膣が締め上げる。
「ウッ、大丈夫ですよマイコさん」
再び熱くただれた膣壁をかき分けながらペニスを埋没させていく。
「ハアァァァ・・・・・・」
膣内を満たしていくペニスの感触に、先輩が安堵したような吐息を漏らす。
先輩の呼吸に合わせてうねうねと蠢く膣肉の感触に、俺の性感も高まっていき、腰を振るペースを上げていった。
「はぁっ・・・・・・あっ。いッ、いいっ、いいっ」
腰がぶつかり合う音と、ぐっちゅぐっちゅという粘った水音、俺の吐き出す荒い息と先輩の上げる湿った喘ぎが混然となって部屋の中に響きわたる。
膣から掻き出された精液が先輩の内股に白い筋を作り、新たに溢れ出た愛液がぽたぽたと白いシーツに丸く濡れ染みを作っていく。
「もうッ・・・・・・ああっ、もうダメええッ!」
ベッドのスプリングをきしませながら、先輩の白い裸身が揺すられ続ける。
「まだですよ。マイコさんが好きだったことをしてあげます」
「ああっ。な、なに・・・・・・を?」
リズミカルに腰を打ち付けながら右手を結合部へ伸ばす。淫汁を滴らせる陰毛をかき分けて、愛液にまみれたクリトリスを探り当てた。
「これがイイんでしたよね?」
指先で、くるりくるりとしこり勃ったクリトリスを転がしながら腰を振る。
「ヒッ、だめ・・・・・・それ、だめぇっ!」
転がされるクリトリスへの刺激に呼応するように膣壁がペニスを締め付ける。興奮とペニスへの刺激で熱くなってきて、三度目の射精が近づいてきていること予期させた。
「本当にだめなんですか?」
すっと指先と腰を止める。
「やあっ。やめないで・・・・・・やめちゃいやぁ」
すすり泣くような声で懇願しながら、あられもなく先輩が腰を揺らす。
俺も限界が近付いていた。クリトリスへの愛撫を再開するとフィニッシュに向けて抽送のペースを上げていく。
「ああっ!いいッ!もっと、もっとぉぉぉっ!」
反り返った白い背中の中心を玉になった汗が滑り落ちる。
左手でくびれた腰に手をかけて、腰を振りつつぷっくりと膨れ上がった肉芽を転がしているうち、ブルッ、ブルッと先輩の下半身小刻みに痙攣を始めた。
「やあっ、ダメっ。わたし、もう・・・・・・あああっ!」
髪を振り乱しながらも震える腰を押しつけてくる。止めどなく溢れ続ける淫汁は、クリトリスを転がす指をぐっちょりと濡らし、滴り落ちてシーツの染みを広げていく。
「マイコさんっ、俺も・・・・・・もうっ」
愛液にまみれた右手も先輩の腰に添え、がっしりと腰骨を押さえつけると猛然とピストンを開始した。
「ヒィッ・・・・・・イイッ!来て・・・・・・きてぇぇぇっ!」
激しく腰を打ち付け合う音が寝室に響きわたる。白く濁った愛液が二人の腰の間をつなぐように幾本もの糸を引く。
ペニスの根本がかあっと熱くなり、抑えきれない衝動が駆け上がろうとしていた。
「くっ・・・・・・ウウッ。マイコさん、イク・・・・・・よ」
「ああっ、出して、いっぱい出してぇぇッ!」
先輩の尻たぶにきゅうっとえくぼができて、膣内がぎゅぎゅっと収縮を始めた。
先輩の腰を掴んだ手を目一杯引き寄せると、子宮口へと突き挿れる勢いでペニスを最奥までねじ込んだ。
「うっ・・・・・・ああっ!マイコ・・・・・・さんっ!」
ペニスが破裂するような膨張感に続いて、ドクンっという鼓動とともに精子が先輩の膣内へと吐き出される。
「ああっ、奥にィィッ!イクっ!イッ・・・・・・くぅぅぅぅぅっっっ!!」
俺の射精が終わっても、先輩の膣は尿道に残った精液まで吸い取ろうとするかのように、いつまでもびくびくとペニスを締め付けていた。
(・・・・・・ん)
カーテン越しの柔らかな朝日が瞼を照らす。
(ああ、もう朝か・・・・・・)
全身がだるい。頭が痛い。
これは、あれだ。いわゆる二日酔いというやつだ。
(ゆうべは久しぶりに呑んだからなぁ)
ずきずきと痛む頭で記憶をたぐる。たしか一次会の後、先輩たちからの逃亡に失敗してしこたま呑まされて・・・・・・
そこまで考えたところで、記憶が急速に蘇る。
「・・・・・・っ!」
慌てて身体を起こすと、ぐわんと脳味噌に衝撃が走った。
「っ・・・・・・痛ぅ」
「あら、起きたみたいね」
俺とはうって変わって涼しげな先輩の声がした。
広々としたワンルームの、カウンターキッチンの中から先輩が振り向いた。
「あなたも飲むでしょ?」
そう言って先輩が湯気の立つマグカップを持ち上げる。そこで初めて部屋の中を満たすコーヒーの香ばしい香りに気がついた。
「・・・・・・いただきます」
「ちょっと待ってて」
にこりと微笑んだ先輩が背中を向け、食器棚の扉を開ける。
「♪~」
ご機嫌な感じに鼻歌を歌いながら、かちゃかちゃとカップを取り出している先輩を尻目に頭を抱える。
(やっちまったぁ~)
真っ先に脳裏にあいつの顔が浮かび上がる。俺が一方的に想っているだけで、恋人でも何でもないただの同僚でしかないのに後ろめたさがこみ上げる。
「はい、どうぞ」
そんな俺の気をよそに、軽やかな先輩の声が降ってきた。
「あ、ありがとうござい・・・・・・ぅわっ!」
「失礼ね、すっぴんだからってそんなに驚くことないじゃない」
俺の反応に口をとがらせながら、「はい」と俺にマグカップを差しだした。
「いえ、そうじゃなくて・・・・・・」
すっぴんだと言われても俺には口紅が落ちているくらいしか区別が付かない。
俺はカップを受け取りながらまじまじと先輩の姿を見た。
「ああ、これ?」
軽く両手を広げた先輩が、なんでもないように自分の身体を見下ろした。
先輩が身につけていたのは俺のワイシャツだった。逆光を浴びて柔らかな曲線を描く身体のシルエットが浮かび上がる。
「わたしもさっき起きたばっかりなの。手近にガウンがなかったから借りてるわよ」
「まあ、それはいいんですけど」
問題はワイシャツ一枚しか羽織ってなさそうだということだ。ボタンは下半分しかとめておらず、はだけた胸元は明らかにノーブラだ。シャツの丈が長いので、下は太股から下しか見えないが、透かして見える感じだと一応ショーツだけは着けているようだった。
「あ、そうそう。あのコにちゃんとメールしときなさいよ。絶対、気にしてるはずだから」
いたずらっぽく微笑みながら先輩が俺の隣に腰を下ろす。きしり、とマットが沈み、互いの肩が触れ合った。
「それとも・・・・・・わたしにする?」
静かなトーンで、先輩が俺の耳元に囁いた。
「え!?」
驚いて先輩に顔を向けた俺の反応を見て、先輩がおかしそうに肩を揺らす。
「冗談よ♪」
「マイコさん・・・・・・」
あきれたようにつぶやく俺の唇を先輩の人差し指が塞ぐ。
「先輩、でしょ?」
コーヒーの湯気に混じって、先輩の柔らかな香りがふわりと漂った。
「でも、あなたさえ良いんだったら、わたしはいつでも歓迎するわよ」
「ええっ!?」
間近で俺の顔をのぞき込みながらとんでもないことを言う先輩に、今度こそ本気で驚いた声を上げてしまった。
「これからも、よろしくね♪」
いろんな意味を含んでいそうな先輩のとびっきりの笑顔に、俺はただ苦笑いで応えることしかできないのであった。
「急襲!マイコさん~再会の夜~」を読んでいただきありがとうございました。
浅倉椎です。
一年以上の間を空けて、なぜかまた別作品ものを書き始めるという・・・・・・
だって、ねえ?
同期ちゃんたちがエッチすぎて、こりゃあ続きは自分で書くしかないな、ということで今回も妄想と性癖全開です。
同期ちゃんや後輩ちゃんも書きたいのに、新キャラは出てくるし、と
それ以前に、書きかけで止まっている既存シリーズもあって、いろいろとっ散らかっておりますが、細々と頑張っていきたいと思います。
引き続き気長にお待ちいただけると幸いです。
ではでは