ざっくり内容
・風神龍と雷神龍に変わったヒノエとミノト。
・彼女が呼び出したヌシ・マガイマガドに敗北してしまい、逆レイプされるハンター。
・怨虎竜に変えられたハンター、ヒノエとミノトに逆レイプされる。
・カムラの里を攻め込んで、モンスターの里に変えましたとさ。
海の底にあったかのような珊瑚が多数生えており、昔の城らしき建物があちこちに建っている等、お伽噺に出てくるような海底の城を彷彿とさせる雰囲気を放つ地――龍宮砦跡。
ここに必死で駆けつけたハンターはこの地でナルハタタヒメと激戦を繰り広げた事を思い出すも、ヒノエとミノトの姿を探した。
狩猟に出るためにハンターは受付嬢のミノトに会おうとしたが、いつもの場所に彼女の姿はなく、集会所のどこにもいなかった。
「具合が悪いのか?」とその場にいた他のハンターと心配していたところ、ウツシ教官とフゲン様が自分に来て深刻そうな表情で伝えてきた。
「龍宮砦跡に向かうヒノエとミノトの姿が目撃されている」と……
カムラの里は風神龍――イブシマキヒコに追い立てられたモンスターの大群――百竜夜行の危機にさらされていた。
さらに共鳴能力を持つヒノエと双子の妹であるミノトが、イブシマキヒコと雷神龍――ナルハタタヒメの精神とそれぞれ同調してしまう事があった。イブシマキヒコとナルハタタヒメの存在がヒノエとミノトの身体に危険を及ぼすだけでなく、人をモンスターに変える“竜隠しの地”の影響で精神がヒトではなくなる危険性があった。
ヒノエとミノトが向かったとされる竜宮砦跡はナルハタタヒメと戦った地。風神龍と雷神龍が絡んでないとは思えない。
竜宮砦跡で姉妹の受付嬢を探すも、バリスタや大砲の残骸が転がっているだけだ。もしかしたらここには来てない?
安堵の息を吐いた瞬間だった。
折れ曲がった直線の強烈な稲妻がハンターから離れた地面を割り、それを中心に石が飛ばされる程の竜巻が発生した。突然の轟音と風圧に驚きながらも耐え、ハンターは武器を構えた。
稲妻と竜巻、その2つはナルハタタヒメとイブシマキヒコの能力だ。ギルドが探していた古龍二体と遭遇するとは想定してなかったわけじゃないが、苦戦は避けられない。だけど、この二体を討伐すればヒノエとミノトは救われる。
「来ると思ってましたわ、猛き炎」
「私はともかく、ヒノエ姉さまのためなら駆けつけると予想してました」
今聞きたかった姉妹の声が、雷が伴う竜巻の中から聞こえた。あの姉妹は共鳴というファンタジーな能力を持つが、雷や風を操れるわけがない。
雷光と竜巻が止んで二人の姿が見えた瞬間、「遅かった」という絶望の言葉が頭に浮かんでしまった。
先端が青く変色した黒髪のヒノエの額から一本角が伸び、黒髪の先端が黄色く変色したミノトの頭部両側から後ろ向きの角が一対生えていた。
二人の両腕、背中、臀部から伸びた尾には袋状の器官――“風袋”“雷袋”が備わっており、それらで姉妹の体は宙に浮いている。
そして色の違い、角の違いはあるが、イブシマキヒコを連想させるヒノエと違って、ナルハタタヒメを思わせるミノトの腹部は盛り上がっていた。原型の雷神龍にあった一際大きい発電器官なのかもしれないが、まるでミノトが妊娠している姿に見えてしまう。
「うふふ見てください、猛き炎。生物として美しい姿でしょう?」
「ええ。元から美しいヒノエ姉さまが“風神龍”という装飾品を身につけることで、ますます美しくなっています」
「ありがとう、ミノト。あなたのその姿、特にお腹が魅力的よ」
お互いの身体を褒め合う姉妹に、ハンターは恐怖を抱いてしまう。
ヒノエとミノトは普通の人間とは違う竜人族だが、ハンターを含む人間達はその違いを気にせず交流してきた。しかし、目の前にいるヒノエとミノトをこれまでのように受け入れることは出来ない。
食いしん坊で優しいヒノエ、無表情気味だが姉思いのミノト、そんな二人の外見がモンスターになっているからだけでなく、中身も変えられている気がしたからだ。
これから自分がしなければならない事への罪悪感と不安を深呼吸で抑え、ヒノエとミノトを殺さなければならない事をようやく受け入れたハンターは武器を姉妹だった“何か”に向ける。
「あら……せっかく素晴らしいこの身体が嫌なの?」
「ヒノエ姉さまに手を出すなら、たとえ姉さまに気に入られたあなたでも容赦しませんっ」
「落ち着きなさいミノト。それに、彼をお仕置きするのは私達姉妹ではないわ」
敵意を露わにするミノトを宥めるヒノエの言葉に、ハンターが疑問を感じた。自分を罰するのはヒノエとミノトではない……?
殺意が込められた視線を感じ取った。姉妹がいる方向からではない。
その場からすぐさま跳んだハンター。その直後、彼が立っていた地面が突如爆発した。爆風に耐えながらもハンターは地面に着地し、襲撃者の姿を目にする。
怨虎竜――マガイマガドだ。だが、様子がおかしい。これまで狩猟してきた個体と違って全身に痛々しい傷痕があり、恐怖と怒りを強烈に放っている。
それらの特徴を持つ個体に心当たりがあるハンターに、ヒノエとミノトは笑いながら教えた。
「あなたも気づいたようですね。その怨虎竜は私が嵐で瀕死寸前に追い込んだ個体、言わば“ヌシ”ですわ」
「これまでの百竜夜行で討伐してきたヌシと同じだと思わないでください。姉さまの嵐から逃げただけの腰抜けと違って、マガイマガドは単なる餌場と使っていました」
「『マガイマガドには何度も苦戦させられた』と言ってましたが、ヌシ化したマガイマガドには勝てるでしょうね?」
確かにヒノエには「マガイマガドを安定して狩れない」と漏らしていたが、常に負けていたわけではない。キャンプに連れ戻されることがなく倒せた時が多い。ハンターは武器を構え、ヌシ・マガイマガドに立ち向かった。
しかし……シビレ罠と落とし穴が通用しない。どれだけ高所からの攻撃や鉄蟲糸技を食らわせても操竜待機状態になってくれない。苦手なモンスターがヌシになってしまったらどうしようもできない。
他のモンスターを操竜すれば打開できたかもしれないが、操れるモンスターはこの場にいない。
ハンターがヌシ・マガイマガドに勝てる要素が一つもない。
ヌシ・マガイマガドの強烈な一撃を受けてしまい、吹き飛ばされていくハンター。武器が手から離れてしまい、着ている防具の部品が弾け飛ばされた。地面に転がり続け、ようやく止まったハンターは起き上がろうとするも、マガイマガドの前足に押さえつけられてしまった。
前足の下から必死に抜け出そうとするハンターだが、キャンプに送られてもおかしくないダメージで負った体に力が入らない。
「あの猛き炎が……なんと無様な姿♪」
「全くです。私も幻滅してしまいます、この私達の姿を否定しておきながら人間の力で勝てなかった彼に」
「あらあら厳しい事を言うのね、ミノト。だけど人間の無力さを思い知ったら、モンスターの強さを実感しやすいでしょうね」
クスクス笑うヒノエとミノトの会話にハンターは最悪な予感をした。“竜隠しの地”のモンスターの体液を摂取した人間はモンスターに変えられる。
腰回りの装甲が剥がれ落ちて露わになったインナーとして履いているトランクスがテント状に張っており、ヌシ・マガイマガドは前足の爪で下着のみ切り裂いた。破かれた下着の下から勃起したイチモツが現れ、ヌシ・マガイマガドの鼻先に向けていた。
それを見たミノトはヒノエに尋ねた。
「お姉さま、あれは子孫を残そうとする本能で勃っているのですか?」
「そうかしら? 私にはマガイマガドに興奮してるように見えるわ」
「まあ、猛き炎様は雌モンスターに発情する変態ハンターだったなんて、ますます幻滅してしまいます」
わざとらしいヒノエとミノトの会話に反論できず、ヌシ・マガイマガドの下敷きにされてしまう。陰茎の亀頭が外陰部にキスされた直後、腰を下ろされて膣道に収められてしまった。
モンスターの雌と交尾してしまっただけでなく、ヒノエとミノトに見られている。
絶望的に思うハンターを気にせず、ヌシ・マガイマガドは腰を上下に動かし始めた。何度も下りてくるマガイマガドの大きい腹に全身が潰されかける中、イチモツ全体が膣壁に締め付けられ、擦られていく。
結合している性器の隙間から漏れ出る愛液が、ハンターの股間だけでなく下半身全体を濡らしていく。
そんな交尾をヒノエとミノトは鱗に覆われた頬を赤くして見ていた。
「まあ……見ている私も興奮してしまいます……」
「ミノト、私達もアレをやるのよ♡」
「え、ええ……お姉さまの愛を受け入れてみせます」
異種との交尾にどんなに嫌悪感や示しても、刺激を与えられ続け、発生した快楽から逃げられない。
やがてついに射精をしてしまった。ビュルビュルと膣内射精するしか出来ないハンターに対し、ヌシ・マガイマガドは嬉しそうに唸っていた。
ハンターの射精が終えた事を確認したヌシ・マガイマガドが去っていくと、腹から下全体が愛液で汚されているハンターの姿があった。モンスターと交尾してしまった彼は仰向けのまま呆然としていた。その時だった。
激痛と不快感が襲いかかり、ハンターの身体が変わっていく。それからヒノエとミノトは目を離そうとしなかった。
全身が鱗と甲殻に覆われていき、耐えられなくなった鎧とインナーが剥がれていく。
頭部が変形していき、禍々しい兜と面頬を思わせる形になった。
頑丈な籠手のように変化していく両腕の側面から鋭い腕刀が伸びていく。
臀部から尾が生え伸び、先端が十字槍のように鋭くなる。
苦痛と不快感が伴う変化が治まった頃にはハンターの姿ではなく、人間を超える程度のマガイマガドになっていた。
「まあ……逞しいお体になりましたね、猛き炎」
「ええ。マガイマガドそのものといえる筋力……そして、御立派になられたその槍」
色目で見てくる姉妹に、恐怖を感じてしまった元人間のマガイマガドは逃げ出そうとした。
地面から足を離した状態で近づいてくるヒノエとミノトから逃げようと、マガイマガドに変化したばかりの身体を起こす。しかし、立ち上がろうとした瞬間に二人に抱きつかれてしまった。
鱗が僅かに生えた顔と胸に前後から押し付けられ、彼女らの手は股間に伸ばしていた。前の盛り上がった腹を当てて来るミノトに陰茎を掴まれ、肛門を後ろのヒノエに触れられ、急所を掴まれて下手に動けなくなった。
「私達に拘束されてしまいましたね。あっ、こやし玉は使わないでくださいね。そういう趣味じゃないので」
「マガイマガドも似たような気体を放ちますが……考えないことにしましょう」
耳元に呟いてくるヒノエとミノトを突き放すことが出来ないハンターは抱きつかれたままでいると、股間に突然の感触が襲う。見下ろしてもミノトの乳房で見えないが、ミノトに四本の指で陰茎を扱かれ、ヒノエに肛門を指先で撫でられていた。
「力を抜いてくださいね。もう狩りは終わってます」
「ヒノエ姉さまの言う通りです。今のあなたは捌かれるマガイマガトですから」
耳に入ってくる姉妹の甘い声と共に行われる愛撫に必死に耐えようとしている。雌のマガイマガドに犯された時は膣内射精してしまったが、変わり果ててしまったヒノエとミノトの責めには屈してはいけない。
しかし、撫でられていた肛門が何かに貫かれ、聞かせたくない声を漏らしてしまう。背後からヒノエが囁いてくる。
「あ、お尻に指入れちゃった♡」
尻穴が中指と人差し指に貫かれて排泄するような感覚に、思わず口を開いた。その瞬間、ミノトが顔を近づけて接吻してきた。柔らかい彼女の唇を感じ取れるだけでなく、異様に長い舌が口内を舐め回していく。その間、肛門辺りの腸壁をヒノエの指で、竿をミノトに握られたままそれぞれ擦られていた。
「ミノトではなく私が前に抱きつけば良かったのに……でもお尻を弄るのも興奮しますわ♡」
「ん……ちゅぱちゅぱ、べろ♡」
ディープキスしている妹に嫉妬しながらも、笑顔でマガイマガドの肛門を弄るヒノエ、
「姉さま、そろそろ射精するようです。私のナカに出してあげましょうか?」
「駄目よ、ミノト。雷神龍のあなたの初めてを頂くのは、風神龍である私でしょ? その後、この殿方をティルト代わりに使えばいいでしょ」
「それもそうですね。猛き炎よ、今回はアナルを穿られながら手コキで射精してもらいましょう」
ミノトはそう告げ、陰茎を握る手に力を入れて刺激を強くし、ヒノエはマガイマガドの尻穴に挿れた指を大きく動かして前立腺を突いていく。
その強烈な刺激がきっかけとなり、マガイマガドとしての初めての射精をしてしまった。ヘビィボウガンと見間違う陰茎の先端から熱い精液が放たれ、ミノトがさらに擦ると勢いよく飛び出して白い水溜りが出来ていく。
しばらくして尻穴をヒノエが弄っても、竿をミノトが扱いてもマガイマガドの射精はもう出ないと理解した二人は彼の身体から離れた。
解放された怨虎竜が仰向けに倒れて尿道口から僅かに精液を飛び散らす中、そばでヒノエとミノトが抱き合っていた。単なる抱擁というより交尾しているように見えたが、詳しく見ることは出来ないまま意識が薄れていった。
それはマガイマガトが人間として最後に見た光景だった。
不思議な夢を見た。
風神竜と雷神竜に変化したヒノエとミノトと共に、大量のモンスターを引き連れてとある砦を攻めていた。
里守達がバリスタや大砲、連射砲で抵抗してきたが、それらの狩猟設備を容易く破壊し、里守り達はモンスター達に与えてやった。
そして砦を突破し、とある里に攻め込んだ。女子供は泣き叫び、男共は戦慄する中、実力を持つ者達は最後まで諦めなかった。同胞だった彼らの表情を目にして……
最高に気分が良かった
「猛き炎……起きてください、猛き炎様」
聞き覚えのある少年の言葉にマガイマガドは目を覚ました。どうやら自分は自宅で寝ていて、片目が黒髪で隠れている若いガルク――イオリに起こされたようだ。
「おはようございます、猛き炎様。良い夢を見ていましたか?」
イオリの言葉にマガイマガドが頷くと、囲炉裏のそばに一匹のアイルーが何かを作っているのが見えた。マガイマガドの視線に気づいたアイルーは挨拶しながらも、串団子を作っていた。
「おはよう! 今うさ団子を作ってるから、ちょっと待っててね! ……あっ」
三色の団子を串で刺していた彼女――ヨモギは玄関の方を見て驚いていた。彼女の視線の先には風神と雷神を思わせるような身体のヒノエとミノトがいた。
どうやら気づかれないよう忍び込んでいたらしく、マガイマガドの視線に気づいたヒノエは残念そうにミノトにいった。
「あらあら気づかれてしまったわ、ミノト」
「無念です、ヒノエ姉様」
「完璧に気配を消していたのに……」
「完璧な忍び足だったのに……」
「「流石はカムラの里でも指折りのツワモノ」」
「まだまだ、私達は修行不足のようです」
……彼女らの言葉に既視感を覚えるマガイマガドだが、人の家に許可なく入ってくるのはやめてほしい。イオリとヨモギまで入り込んでいるじゃないか。
「……え? また勝手に入ってきちゃダメ? イオリ君とヨモギちゃんも真似してるって?」
マガイマガドからの抗議を受け取ったヒノエは手を振りながら返した。
「いやですわ。その二匹はあなたが飼っているので、あなたの家にいるのはおかしくないですよ。あなたのペット達だもの♪」
ペット……イオリとヨモギが?
ヒノエの言葉に違和感を覚えるマガイマガトはそばにいるガルクとアイルーに視線を向けた。
イオリとヨモギが自分のペットであるのはおかしい。イオリはアイルーとガルクの世話をしている少年で、ヨモギはヒノエの大好物であるうさ団子を作れる少女だったはず……
でも……なんで二人がガルクとアイルーになっているんだ。
「そんなことより、あなた様には里長代理の仕事がございます」
「今すぐ出発いたしましょう。イオリ君とヨモギちゃんも一緒にね」
……里長代理? フゲン様はどうしたんだ?
マガイマガドが疑問を発した瞬間、ヒノエとミノトの顔から笑みが消え、瞳が赤く変色したように見えた。だが、すぐに笑顔でマガイマガドの両脇に立ち、両腕それぞれに抱き付いた。
「……あの御方は元気ですよ。ですが、今は里の女衆が“分からせている”ところなのです。あの方の代理として、あなたが選ばれたのです」
「心配しないでください。やり方は私達姉妹が教えてあげますから」
両腕をそれぞれヒノエとミノトに掴まれたマガイマガドは、家から引っ張り出された。イオリとヨモギも彼らの後に続いていく。
家からは誰もいなくなり、水車が米をつく音しか聞こえなくなった。その時だった。
囲炉裏に近い壁に飾られている掛け軸が音を立てて微動しており、次の瞬間に表裏が回転した。
掛け軸の裏に隠れていた三毛のアイルー――情報屋フカシギが家を見渡し、誰もいないことを確認した彼(?)はこちらに対し、暗い表情で情報を明かした。
「モンスターの里と知られているこのカムラの里は……実は……人間の里だったんニャ」
「行方不明になった受付嬢のヒノエとミノトを探しにいったハンターだが、マガイマガドに変えられたんニャ」
「そして、風神龍と雷神龍になったヒノエとミノトと共に百竜夜行を率いて攻めてきた……里の皆はもちろん、派遣されてきたハンター達も立ち向かったニャ」
「だけど……古龍二頭に加えてヌシと化したマガイマガトに敵わず砦は突破され、里が攻め込まれてしまったニャ……」
「里にいるモンスター達は里にいた人間達だったんニャ。攻めてきたモンスター達の手で変えられてしまったんニャ」
「そうしてモンスターの里に変わってしまったのが、このカムラの里ニャ……」