※フィオレーネがそうなる予定でしたが、私がモンハンの熱が冷めていたり、彼女の詳細を把握出来ていなかったので、こちらが書きやすい内容に変えさせていただきました。
※終盤にうちの子が登場しています
「集会所へようこそ、ハンターさん。今回はどのようなクエストを引き受けますか?」
「……竜隠しの地に生息する爵銀龍『メル・ゼナ』が対象の狩猟クエストですね。了解しました」
「……え? “竜隠しの地”関連のクエストを選んだから塩対応されるかと思ってたって?」
「ハンターさんにそんな失礼な態度を取るわけにはいきませんので」
「それではお気をつけて……チッ」
受付嬢の舌打ちが聞こえた事を忘れることにした私は、キャンプから出て城塞高地……を模した“竜隠しの地”の一部に足を踏み入れた。
この土地の異常性は「人間がモンスターになる」「モンスターが人間を交尾の対象にする」だけでない。雪山、火山、砂漠といった一般的な環境から、獄泉郷や龍宮砦跡、導きの地などの特殊な環境を含む様々なフィールドを再現しており、そのおかけで多種多様のモンスターが生息している。環境に合わせて生物が進化するように、環境が生物に合わせているとしか思えなかった。
そんな“竜隠しの地”に研究者やギルド本部の者は興味を持たずにいられず、次々とG級ハンターを派遣してきた。しかし、多くのハンターはそこに生息するモンスターに敗れて同族化してしまい、運良く生還出来た者の戦利品であるモンスターの素材程度では研究は進まなかった。
それでもお偉方は“竜隠しの地”に手を出すことを諦めることなく、むしろ送り出すハンターを増やしていた。正直に言って、「人がモンスターになるのを見るのが趣味の一人の誰かを喜ばせよう」としているとしか思えなかった。その“誰か”とは、この世界に“竜隠しの地”を発生させたと言われる“異形の少女”かは分からないが……
とは言え、“竜隠しの地”の危険性を分かっていながらもクエストを引き受けた私も、人の事は言えない。クエストを選んだ理由は金や素材を求めていたのもあるが、その地に生息している大型モンスターを倒した手柄が欲しているからだ。
これまで大規模な災害そのものと言えるモンスターを狩ってきたハンター達を私は憧れている。そのハンターのように“竜隠しの地”の頂点に立つ存在を狩るまでとはいかないが、大型モンスターを一体ずつ狩れば最終的に辿り着くだろう。
そんな浅はかな考えで“竜隠しの地”に足を踏み入れた私を、人間性が失う直前まで恨むことになった……
薄く光沢を帯びた汚れなき白銀色の甲殻に覆われている全身。先端部が金属のような黒色の鱗に金の差し色が入った体色を持つ脚や尾。豪奢で威徳的な雰囲気を漂わせる、頭部に生える硬くしなやかな角や口元の鋭い牙。並々ならぬ妖しく不気味な輝きを放つ、鮮血の如き深紅の翼膜。
そして、「三又尾」と呼ばれるほど切っ先が三叉の槍状に発達した堅靭な尾。
そんな御伽噺に出る吸血鬼が古龍に変身したようなモンスター、爵銀龍『メル・ゼナ』に私は追い詰められていた。
他のモンスターが飛行する時だけに使う薄い翼は地面を容易く叩き割り、三叉尾は的確に貫き、共生しているキュリアの塊をぶつける。そんな猛撃に私は武器を手放すほど吹き飛ばさ、地面に転がってしまう。
装着している装備の一部の部品がボロボロと落ちる中、私はどうにか立ち上がろうとした。しかし、メル・ゼナの前足に押さえつけられてしまった。ポーチには閃光玉やこやし玉はない。オトモアイルーやオトモガルクはいつもの癖で連れてきていない。絶体絶命の状況に、私は焦る。
「は、離せ、モンスターめぇ……」
抵抗の意思を口から必死に発し、両腕両足を動かして奴の足から逃れようとするが、無意味だった。
そんな私にメル・ゼナが頭を近づけてきた。モンスターがハンターを拘束した時に何を行うかを知っている私は、恐怖に襲われてしまう。
「や、やめろっ! やめてくれぇぇっ!!」
悲鳴に近い声を上げるも、爵銀龍は聞き入れてくれなかった。マズルの口を開け、その中に生え揃う鋭い牙が私の首筋に近寄り、首の肉に食い込んできた。首に牙が刺さっている痛みに私は心が折れてしまう。
「い、いやあぁぁぁ」
噛み千切られて首と身体が離される自分の姿が頭に浮かんでしまい、涙と鼻水が流れてしまう。
だが、メル・ゼナは私を咀嚼するために噛み切ることはせず、首を咥えたまま持ち上げる。紅色の羽根状の毛皮が覆うメル・ゼナの首元まで来ると、ぶら下がっている私の全身は奴の黒い翼に覆い隠された。
そして包む翼の中で、私の血が吸われ始めた。
「あ、ああ……あああぁぁぁ……」
体中の力が首から抜けていく感覚に、うめき声を漏らしながら全身を震わせる。体液を奪われる不快感と痛みに襲われる中、何故か快楽にも襲われてしまう。自身の胸の鼓動が耳に届くほど大きくなり、股間が濡れてきてしまっている。
こ、これが……竜隠しの地にいるメル・ゼナの特徴だろうか……
薄れていく意識の中でそう思っていると、メル・ゼナが私を放した。低くない高度から地面に落下し、仰向けになっている私は起き上がるスタミナすら残っていない。
そんな私をしばらく見下ろしていたメル・ゼナは、自分の腹部を押し付けるかのように覆いかぶさってきた。トドメを刺す様子はなく、その行為に疑問を感じていた時だった。
股間に熱いナニカを押し当てられるのに気づいた。メル・ゼナとの戦闘で下半身の防具は剥がされており、下に着ているインナー越しに熱を感じ取れる。
「ま、まさか……い、いやっ! それだけはやめて!!」
モンスターに犯される。そして人間をやめさせられるという、“竜隠しの地”で力尽きたハンターの末路を聞いていた私は、必死に懇願の言葉を口から出した。そんなことをされるなら食い殺された方がマシだ……
しかし、捕食者は獲物の命乞いを聞かない。メル・ゼナは慈悲を見せてくれず腰を突き出してきた。
私の腟口にヘビィボウガンかガンランスに匹敵する男性器の先端が貫き、膣道に竿全体を収められてしまった。
「ヒギャァァァッ!! い、痛い! 抜いてぇ!!」
私の腹が膨らむほど深く挿入されたモノのあまりの大きさに、私は絶叫を上げながら涙を流してしまう。だが、そんなものは無駄な抵抗だった。メル・ゼナのピストン運動が始まった。その度に私の体は上下に揺さぶられ、子宮を何度も突き上げられる。その衝撃で脳天にまで響くほどの激痛に襲われ、視界がチカチカと点滅してしまう。
「アッ! ヤダッ! アガッ! オゴォ!」
痛めつけられる獣のような声を漏らしながら、私は泣き叫んでしまう。モンスターの巨根によって貫かれる痛みに、ハンターとしての誇りなど砕け散ってしまった。
突然、自分の体が地面から宙に浮いたが、その事に私が気づくことはなかった。上半身を起こしたメル・ゼナが前足で私を持ち上げ、先程のように翼で覆い隠したのだ。それでも抽送は止めてくれず、身体を立たせたまま上下に私は動かされる。
快楽に酔いしれていくのが分かるあえぎ声と淫らな水音が周囲に響き渡る中、メル・ゼナの射精感が高まってきたのか、動きが速くなってきた。
「ヒッ……いや、だ、だめ……ソレ、だめぇ……で、デキちゃうぅ……」
中出しされちゃう。私は必死に拒絶するが、爵銀龍は聞く耳を持たない。そして、奴の精液が放たれた。
「ひゃぁぁぁっ!!」
膣内に吐き出される灼熱を感じた瞬間、私は絶頂を迎えてしまい、背中を大きく反らせながら潮を吹き出してしまった。大量の精子が子宮内を満たしていく感覚に、私は白目を剥いて舌を出してしまう。
「あへぇ……あつぃ……」
中から焼かれるんじゃないかと思うほど熱い液体が注がれていき、結合している性器の隙間から白濁の液が逆流してきた。そんな状態でも、私は快楽に溺れてしまっていた。先端を子宮口に密着させて子種を出し切り、やがて長い射精が終わったメル・ゼナは私の身体を降ろしてくれた。
解放された私は、仰向けに倒れて動けなくなってしまう。挿れられていた膣口はぽっかりと開いてしまい、そこから精液が溢れてくる。
だが、これで終わりではなかった。“竜隠しの地”に生息するモンスターの体液を摂取してしまった人間がどうなるかを知っている私は、恐怖の表情を浮かべてしまう。
そしてその時が来てしまった。
「あっ……ああぁぁ……」
何かが体内から這い上がってくる感覚に襲われた。それは次第に大きくなり、ついには全身に広がっていく。残された防具とインナーはこれからの変化に耐えきれず、剥がれ落ちるか破れることになった。
体中の皮膚を銀色の鱗が突き破って、全身を覆う。そして、銀の甲殻を形成した。
両腕と首元にキュリアを模した羽根状の毛皮が覆い、指先から鋭い爪が突き破って現れた。
肩に近い背中から一対の翼が生え伸び、黒に染まっている赤い翼膜が形成される。
臀部から二枚のヒレと共に尾が生え、その先端が三叉に分かれた。
骨格が歪まされる音を鳴らしながら頭部が変形し、側面に赤いヒレ、口と鼻が前に引き伸ばされて頭蓋骨を模したマズルを形成する。頭頂部に残されている長い髪から一対の金色の角が生え伸びた。
身体が変えられる不快感と激痛が治まり、慣れない口で深呼吸した私は自分の身体を恐る恐る見下ろした。
腕や足の形、乳房は人間の時と変わらない。だが、爵銀龍を人の形にしたような身体になっていた。人間をやめてしまった現実を受け入れられず、私は逃げようとした時だった。
私を犯し、同族に変えた張本人であるメル・ゼナが息を荒くしながら見下ろしている。後ろ足の間に萎える様子のない陰茎を勃たせて……
「い……いやだぁぁぁ!!」
私はマズルの口を裂けそうになるほど開き、絶叫を上げた。
こんな姿に変えられた挙句、まだ犯されるなんて嫌だ!
そう思って暴れるが、疲労が溜まりきっている身体は言うことを聞いてくれない。再びメル・ゼナが私を押し倒し、覆いかぶさる。そして、男性器を私の秘所に宛がった。抵抗しようとしても無駄だった。奴のモノが一気に根元まで突き刺さり、私の銀の鱗に覆われた腹が膨らむほど深く挿入されてしまう。
そのまま抽送が始まり、子宮口を突かれる度に私は喘いでしまう。
「アガッ! アッ! アアァッ!」
一回目と比べて痛みよりも快楽の方が強くなり始め、私は涙を流しながらもよがってしまう。このメル・ゼナと番にされてしまったという事実に絶望する暇もなく、私の身体は快楽を貪っていく。
もう一度腟内に射精してしまった時には、私の心は人間ではなくなっているだろう。だが、そんな事はもうどうでもよかった。
この忌まわしい地で、私はメル・ゼナの子供を孕み、産んでしまう事になるんだろうな……
涙を流しながらも私は諦めと快楽が混ざる表情で笑い、メル・ゼナの腰に後ろ脚を、尻尾を相手のと絡み合わせ、強く抱き締めた。
――集会所
「こうして強い狩人の証を求めた憐れな女ハンターさんは、爵銀龍に犯されたうえにモンスターに成り下がってしまいましたとさ。ざんねんざんねん」
「……一つ聞いていい? お嬢ちゃん」
「はい、なんでしょー? 受付のお姉さん」
「どうして“竜隠しの地”での出来事を知ってんの? カムラの里にいる子供達は、里の防衛に参加出来るほど強いっていうのは聞いたけど、君はハンターですらないでしょ」
「……どーしてだろうね。あまり詮索されちゃうと困るなー、もし他の人に知られたら……わかるよね?」
「……ッ」
「うんうん、お姉さんみたいな賢い人間さんは好きだよ。それじゃあ異形の少女さんは、おさらばするよ。“モンスターとそれを狩れちゃう強い人間が存在する”この世界も面白いけど、私にとっては好きじゃないんだよ。体力を消耗させてまで、また来たいわけじゃないよ」