ざっくり内容
・ハンター「モンスターになりたいです!」 受付嬢「帰れ」
・ハンター「怪しい人の案内で来れた! 早速モンスターになりにいくぞ!」
・ティガレックスに取り押さえられ、異種姦。ティガレックスに変えられるハンター。
・ティガレックスのハーレムに入って過ごしましたとさ。
――集会所
「えっと……ハンターさん、もう一度理由を仰ってくれませんか? 私の聞き間違いかもしれませんので」
「このフィールドの危険性はご存知ですよね? 他のフィールドと違ってモンスターが強いだけでなく、人間がモンスターになってしまう怪奇現象があります」
「『このフィールドに行くな』と私が何度も何度も警告したにも関わらず、『認められたい』とか、『採取するだけ』とか、『新調した武器を試し斬りしたい』とかとか、しょうもない理由で行った結果、それぞれリオレイア、メラルー、ジンオウガになってしまいました」
「……何故目を輝かせてるんですか? えっ、モンスターになれてて羨ましいですって? あはは、ハンターさんの冗談は面白いですね。さっき聞いた理由も『モンスターになりたいから』でしたよね? あははは」
「……冗談じゃないわよ!!」机ダァン
「人間のためにモンスターを狩るハンターが、人間の脅威となるモンスターになってどうすんのよ!? 人として恥ずかしくないのかしら!?」
「はあ……」
狩猟に使う太刀を背中に背負っている私は、集会所から出てため息をついた。
人間がモンスターになれる例のフィールドに行くことを断られ、受付嬢に数十分間説教されたからだ。他のハンターがいる状況で彼女に怒鳴られ、集会所にいるのが気まずくなって逃げるように飛び出た。
せっかくモンスターになれる環境があると聞いて、例のフィールドでのクエストを引き受けようとしたけど、理由を問われて思わず願望を口にしたのが失敗だった。
受付嬢に顔を覚えられた以上、例のフィールドに赴くことが出来なくなってしまったと落胆していた時だった。
「ねえねえ、お姉ちゃん」
突然、呼びかけてきた幼い声に驚き、周囲を見渡した。
すぐそばにいた。私より背が低い少女、変わった素材で出来ているフード付きの服を着ていて、私を見上げていた。
彼女の気配を感じられなかったことに私は驚いたけど、少女は尋ねてきた。
「お姉ちゃん、モンスターになりたいって?」
おそらく私が受付嬢に説教されていたところをこの子は見ていたのだろう。しかし、願望を否定されたばかりの今の私は肯定せず、少女を追い払おうとする。
「あっち行って。そういう話したくないの」
「そんなこと言わないでよ~。ほら」
その場に留まり続ける少女は片腕を上げ、笑顔で袖をまくった。
一瞬、私は自分の目を疑った。袖に隠れていた彼女の腕は子供――いや、人間の腕には見えなかったからだ。
片腕全体が細かい鱗に覆われて光沢を放っている。指の先端には鋭い爪が生えており、手も歪んだ形をしている。まるでモンスターの足そのものだ。
異形の腕を見せる少女に私は驚いたが、同時に期待も込み上げてきた。この子なら私の願いを叶えてくれるかもしれない……
「驚いた? お姉ちゃんもこういう感じになりたいの?」
「……うん」
私は即答した。モンスターになることを受付嬢に否定されてどうなってしまうかと思ったが、モンスターに変えてくれる存在がすぐそばにいる。断る理由がない。
異形の少女は笑みを浮かべながら更に質問してくる。
「最初に聞くけど、どうしてお姉ちゃんはモンスターになりたいの?」
「……私がハンターになる前、子供の時のことだった」
幼かった私は、親の言いつけを破って村の外に出たことがあった。
モンスターの危険性や恐ろしさは教えられてきたが、好奇心を抑えられなかった私はフィールド近くまで訪れていた。大人しい草食のモンスターを離れた所から見ていたり、魚や虫を捕まえようとしたりと危険が潜む自然の中で遊んでいた。
その時、謎の子供を見たのだった。最初は村から抜け出した子だと思っていたが、全く知らない子だった。
その子供はドスランポスに襲われそうになっていた。初めて見る大型肉食モンスターに、私は怯えながら木陰に隠れて見ていた。
子供がドスランポスに食べられてしまう。私はそう思った。
でも違った。子供がドスランポスを殺し、逆に食べていたのだ。
小さかった手足を飛竜の足に変えて、全身を頑丈な鱗で覆い尽くし、裂けた口があるモノに頭を変えて……
悪い夢かと思っていた。子供が得体のしれない怪物に変わり、ドスランポスを食べている光景を夢だと疑っていた。モンスターのことをよく聞いていたが、人がモンスターになるなんて聞いてない。
そして、振り向いた顔と目を合ってしまい……
気がつけば、自分の家のベッドで私は寝ていた。
キャンプ近くで気絶していたのをハンターが見つけてくれ、村に運んでくれたらしい。
両親にはかなり怒られたけど、私が生きていたことを喜んで泣いていた。
私が見たモンスターになった子供は……夢か、幻覚だったのかな? あの光景を思い出す度に怖くて体が震えていた。
そして、その子みたいになりたいという歪んだ願望が出来ていた。人間の形が崩れていき、モンスターを殺せる異形に変わる光景がすごいと思った。
ハンターになったのも、殺してきたモンスターの素材で出来た防具を身に着け、武器を手にすればモンスターみたいになれると思っていたが、結局満たされなかった。
人間がモンスターになる例のフィールドの噂を聞いた時、興奮と歓喜を抑えきれなかった。ついさっき受付嬢には否定されたけど。
「モンスターになった子、ねえ……」
私の話を聞いてくれた異形の少女は、何かを考えている様子を見せる。モンスター化願望のきっかけとなった子供と、目の前の少女は似ている気がした。同一人物かと思った私は尋ねようとするが、遮られてしまった。
「知らないね。さてと……例のフィールドに連れてってあげる。お姉ちゃん、目を閉じててね♪」
そう言われて目を閉じたが、受付嬢に断られている状況でどうやってフィールドに行くのかと疑問が浮かんだ。
少女に質問しようとした時、謎の感覚が全身に伝わった。
湿っぽく、少々暑苦しい。あまり嗅ぎたくない臭いがしている。足元も柔らかいモノを踏んでいるような感じだった。思わず目を開けて見るが、暗闇しか見えない。
いつの間にか得体のしれない場所にいることに、私は不安に思っていた時だった。
遠くから光が差し込んできた。その光で周囲が見える直前に、「ぺっ」という音と共に地面に叩きつけられた。
「いった……ここは?」
軽い痛みを我慢しながら私は周囲を見渡した。先程まで街の中にいたはずが、岩が置かれている荒野にいた。まるでモドリ玉でキャンプに戻るような瞬間移動をしたようだ。
異形の少女もそばに立っており、笑顔で私を見ていた。
「じゃじゃーん♪ 弱い人間が強いモンスターになれちゃう不思議なフィールドに到着しました」
「……どういうこと? さっきのは?」
「あれは人間には出来ないことだよ。お姉ちゃんはこのフィールドでモンスターになるんだから、気にしなくてもいいじゃない?」
スキップで私の周りをグルグル回りながら話す少女。
そうだ。私はモンスターになるためにこのフィールドに来たんだ。ここに来る手段なんかどうでもいい。
私は異形の少女に感謝した。
「ありがとう。私の願望を理解してくれるのは君が初めてよ」
「どういたしまして。それとね、気が変わって『人間のままでいたい』のは無し。お姉ちゃん、非合法で来ちゃってるんだから、街に戻ったら捕まっちゃうよ」
「せっかくモンスターになれるんだから、窮屈な街なんかに戻らないわ」
そう言って異形の少女と別れ、私を変えてくれるモンスターを探し始めた。
異形の少女からある程度離れた所で、ふと彼女に振り向いた。異形の少女の姿はもうなかった。あの気味の悪い瞬間移動で去ったかもしれない。
―――
モンスター探しを再開した私は、自分がどのようなモンスターになるかを妄想していた。
空を飛べ、大地を駆けるリオレイアがいいかな? それとも海を自由自在に泳ぎ回るラギアクルスにでも変えてもらおうかな? それとも――
視界の端に何かが動くのが見え、私は歩く足を止めた。
遠くの岩陰に、飛竜のような何かがいた。遠い所にいるので、どういう飛竜なのかは判断できないが、サイズが普通と比べて小さいのは分かる。おそらく人間と同じ大きさだ。
モンスターになった人間かもしれない。そう予想した私は、飛竜の後を追おうとした。
その時、背後から何かが走ってくる荒々しい足音が聞こえ、私は振り向き太刀を抜刀した。しかし、同時に両肩を押さえつけられ、地面に押し倒された。握っていた太刀が離れた場所に落ちてしまい、私は振り払って起き上がろうとするが、押さえてきている相手の方が力強かった。
襲撃してきたモノの顔を見た瞬間、思わず抵抗を止めた。
黄色い鱗肌に浮かぶ青い縞模様、それらが覆う人間に似た顔をしている。長い髪が生えているが、どういう存在かは理解してきた。
人型の轟竜――ティガレックス竜人といえる元人間だ。
多方向から足音が聞こえ、視界に次々とティガレックス竜人達の顔が入ってくる。どれも人間の面影が残っていた。
私はそんな彼女らが羨ましかった。
人間の頃の髪と胸を残して人間サイズの轟竜に変化し、力強い四足で地面を駆け、咆哮で外敵を吹き飛ばせる身体になっている。私が初めてハンターとして挫折を経験した相手であるティガレックスに、人間だった彼女達はなっている。
「ね、ねえ……私も、あなた達みたいになりたい――」
子供の頃からの願望を口に出そうとした瞬間だった。
突き刺さるような視線と、それを放つ気配を感じた。元人間のティガレックス――ティガレックス竜人達に取り押さえられている状態の私は、首を動かして視線の持ち主を探した。
いた。
遠くから近づいてきている大きな影が見えた。それが近づくほど姿がはっきりとしていく。
黄色い鱗肌に浮かぶ虎を思わせる青い縞模様、細く筋肉質な前腕と胴体、そして強烈な咆哮を放つ強靭の顎。
轟竜――ティガレックスだ。
人型じゃない普通の体格だが、それでも脅威的であるのは本能でわかる。
私を取り囲んでいたティガレックス竜人の何人かが四足で駆け出し、その轟竜に近寄っていく。彼女らは嬉しそうで、そして媚びた表情をしているのが見えた。
人間と比べて大きい原型のティガレックスのそばまで寄ると、自分の身体、特に乳房と秘部を擦りつけ始めた。それはどういう意味かは理解していたが、原型のティガレックスは気にする様子がなく、ただ私に近づくだけだった。
私に前足が届く距離で原型のティガレックスは立ち止まった。頭を高く上げながら見下してくるその瞳に、恐怖心だけでなく興奮し、笑みを浮かべてしまう。彼はしばらく私を見下していた時だった。
ティガレックスが短く唸った直後、私を押さえていた竜人達が己の爪と牙を私の身体に近づけた。思わず目を閉じて痛みを覚悟したが、そのような感覚は襲ってこなかった。代わりに着ていた防具を剥ぎ取られ、インナーまで破かれていることに気づいた。
竜人達が離れた後に上半身を起こすと、私は裸にされていた。恥ずかしさのあまり、乳房を腕で覆い、股間を手で隠したが、ティガレックスがじっと見つめていることに気づいた。彼は笑みを浮かべているように見えた。
「……えへへ、私と交尾してください♡」
モンスターになる為にこのフィールドにやってきたんだ。人間として恥ずかしがる必要はもうないんだ。
目的を思い出した私は、両手を退かして胸と股を原型のティガレックスに見せつけた。ますます嬉しそうな表情になっている気がした。
上半身を後ろに倒し、仰向けの状態になり、両腕で乳房を挟んで強調させながら、股間に伸ばした手で大陰唇を左右に開く。既にマンコが愛液で湿っており、いきなり本番でも大丈夫そうだ。
ティガレックスの股間のスリットから何かが出てくる。ヘビーボウガンと見間違うほど禍々しい陰茎であり、それを私に向けながら近づいた。そして、ティガレックスが私に覆いかぶさり、私の陰部にティガレックスのイチモツが迫ってくる。
「あっ、ひゃん♡」
その先端が私の腟口をノックしてきて、熱と感触に体が震え、口から声を漏らしてしまう。触れてきただけでも気持ちいいのに、膣に挿入してきて子宮口を突かれてしまったら……
ティガレックスの腰が動き出し、膣口に陰茎の先端を押し付けられる。そして、そのまま膣に挿れてきた。
人間と比べて大きいペニスに膣道を押し広げられ、下腹部が潰されるような激痛が全身に伝わってくる。
「あっ、いっ……だ、大丈夫、始めてもいいです」
痛みで顔を歪ませながらも、必死に我慢してティガレックスに伝える。
それに応えるようティガレックスがピストン運動を始めだした。膣壁をイチモツで擦られ、子宮口を強く突かれる。その度に私の乳房が揺れ、口から嬌声が漏れ出る様子を、周囲で見ていた雌竜人達は嘲笑いながら自分の陰部に指を当てて自慰している。
轟竜との交尾の快感に、無意識に口から舌をだらしなく出していたところ、突然何かに塞がれてしまった。
頭を上げたまま私を見下ろしていたティガレックスが、口を近づけて接吻してきたのだ。それだけでなく、生暖かい舌を私の口内に入り込ませた。
轟竜の大きすぎる舌と唾液で口の中が満たされ、息苦しく感じながらも私は快感に酔いしれた。
ティガレックスの腰の動きが激しくなったのに気づき、彼の射精が近づいて来ていると察した。何も考えられない私は、口から甘い声を上げていく。
「わ、私の中に出して……轟竜せーえきを、中に出してぇっ!」
彼が腰を押し付け、陰茎の先端を子宮口に押し込んだ。その直後、熱い何かが流れ込む感触が下腹部から全身に広がっていく。ティガレックスの舌に塞がれた口から絶頂の声を漏らし続けながら、私は体を痙攣させる。
「す、すごいぃ……ティガレックスザーメンがぁ、私の中にぃ……」
子宮と膣に収まり切れない精液が、結合している女性器の隙間から噴き出してきた。
膣内射精し終えたティガレックスが離れる際にイチモツが膣から引き抜かれた瞬間、中に出した白濁液が音を立てて漏れ出た。ディープキスされていた口も、ティガレックスの唾液が大量に残っていた。
その感触と性行為の余韻に浸る私だが、まだ満足していない。ティガレックスに両手を伸ばし、もう一度抱いてくれるよう懇願した。
「お願いぃ……もう一回、ヤッてぇ……うぐっ!?」
突如、体に走る激痛と違和感にうめき声を漏らす私。
見に覚えのない感覚だが、自分はこれからどうなってしまうのかは気づいてしまった。快楽で染まっていた心に恐怖が浮かび始める中、待ち望んでいた“変化”に喜んでいた。
口と鼻が前に突き出てマズルとなり、鋭い牙が生え揃った頑丈な顎を持った。
両腕が音を立てて歪に変形していき、未発達の翼膜が折りたたまれている強靭な前脚に変わる。
腹側全体の肌を細かい鱗が突き破って生え、背中は青い縞模様が浮かぶ黄色い甲殻に覆われた。
臀部から長く鋭い尾が伸びた。
身体が変えられる痛みと違和感が治まり、仰向けで大きく深呼吸した私は、上半身を起こして自身の体を見た。
全身が鱗と甲殻に覆われ、地面を力強く駆けられる前足に変わった腕、腰辺りから生えている長い尾等、私の体は周りにいるティガレックス竜人と同じように変貌していた。
モンスターになれたことを実感し、口の端が上がっていた時だった。
「ふふ、これであんたもあたし達の一員になったわね」
今までなかった声が聞こえ、声の持ち主を探した。
竜人達の中から長髪の個体が私に近寄ってくる。どうやら彼女が声の持ち主のようだ。周囲にいるティガレックス竜人を見渡しながら私に話してくる。
「ここにいるこの子らは、全員ダーリンのお気に入りよ。もちろん、あんたもダーリンが気に入るわ」
「もしかして……ハーレムが出来ているの? ティガレックスの?」
「まあ、人間がモンスターになる時点でおかしいけど……今更そんなの気にする?」
即座に私は首を横に降った。私を変えてくれた雄のティガレックス――ダーリンのハーレムに入れてくれるなら気にしない。
太刀を使いこなすハンターだった私は、ティガレックス竜人となり、ハーレムに加わるのだった。
数カ月後……
「今日の収獲は豊富ね。ダーリンも喜んでくれるわ」
狩ったばかりのアプトノスの肉魂を咥え、ダーリンが待つ巣に持ち帰る。最初はゆっくりと歩いていた四足が、次第に速く駆け出した。
私が入っているハーレムは役割が二つ分かれており、一つは私が今やっている狩りの班。もう一つはダーリンの相手をすること。この二つの役割は交代制であり、多くの獲物を狩った雌はダーリンとの交尾を許され、交尾に満足した雌は群れの為に狩りをする。
そして今日から私は、ダーリンとセックスし続けられる♪ 陰部からエッチな汁を漏らしながら、ダーリンが待つ巣に帰るのだった。
「待っててね、ダーリン♡」
――集会所
今まで送り出したハンターがモンスター化して帰ってこないという報告を受け続けていた受付嬢は、ギルド本部から送られた書類を読んでいた。目の横に青筋を立てて、書類を持つ手を震わせながら。
『人間がモンスターに変化してしまうフィールドを調査するよう、ギルド本部からハンター達に依頼する事を通達する。また、研究所からの調査員を派遣する為、護衛のハンターを募集すること』
例のフィールドで人間がモンスターに変えられないよう民間関係の依頼を断ってきたり、採取ツアーを中止したりにも関わらず、フィールドの危険性を知っているはずのギルド本部から正式な調査依頼を出してきたことに受付嬢は……
「なんでどいつもこいつもモンスターに変えたがるのよぉぉぉ!?」
彼女の怒りの雄叫びが、集会所の外まで響いていた。
本文を読み終えた読者様は次の疑問が浮かんでいると思います。
「異 形 の 少 女って何?」
モンハン原作には登場しない、ヒトデナシシリーズに登場する人物(?)です。女領主が蟲姫に変わった話(https://syosetu.org/novel/164389/11.html)だけに出ています。
簡単に説明すると、ヒトデナシ世界での異形化の元凶そのものであり、モンハン世界での異形化もこいつが原因です(でも世界を乗っ取るとは考えていません)。
賛否両論(否定寄り)な設定だと自分でも思いますが、版権二次作品にはメインとして出しません。