真の楽を求める方法 作:はすりー
概念を考えてくださったありがとうございます~。
……レロ……。
「っ!? ……」
一度舌に触れ、楽郎は自らの好みの味だと不意に思う。
元々珍味のようなものが好物であった楽郎の味覚に合った不思議な味。
クァンタムで変換された真澄の肉棒の味は、それに近いものがあった。
「お、おい……っ~~~~!!」
一度口に含みさえすれば、枷を外したかのように無心で舐り始め、何も言わずとも自ら咥えこみ、まるで味わうかのように真澄の肉棒をしゃぶりだす。
――ぢゅっぢゅっ、ぢゅぷっ!――
部屋内にこれまで以上に卑猥な水音が鳴り、それを耳にする二人の興奮を高めていく。
既に楽郎の中に本来あるべき、自らが行っていることへの違和感が消え去っていた。
ただ無心に、自分の好みの味であるコレを舐めとっていたいとすら思っていた。
「ん……ぢゅっ……ん……くぽ……」
「ちょ……っ、まっ、らく……くっ!」
一方、口淫されている真澄は既に限界が近かった。
ただでさえ自らが惚れたとさえ思った相手に、口で抜いてもらっているという状況だけでもすぐに果ててもおかしくなかったというのに、さらには経験がないはずの楽郎からの思いがけない熱烈な口淫に、言葉が出ないほど興奮し、いきり立った肉棒は今にも精を吐きだそうと硬さを増していく。
しかし真澄も最後の一線として、口に出すのだけは避けようとしていた。
そして何とか射精に耐え、楽郎に限界を伝える。
「……おいっ、出る……離せ……っ!!」
しかし、そんな真澄の最後の言葉も楽郎は咥えることに夢中でまるで聞いていなかった。
そして――。
「ぐぅっ~~~~!!!」
――ビュルルルルルルルッ!!
「っっ!!?!?」
一度目よりもはるかに多い精が口に直接注ぎ込まれる。
楽郎にしてみれば唐突であった射精に、とっさに飲み込みは出来ず、口の中が真澄の精液でいっぱいになる。
口から溢れた精液がボタボタと床に落ちていく。
真澄は荒くなった息を整えつつ、絶頂の余韻に浸っていた。
「ぅ……ん………ぅ」
しかし、楽郎の呻くような声に一気に我に返る。
「っ! す、すまん、と、とりあえず吐き出せ!! ご、ごみ箱!!」
真澄が慌てたように自分の部屋を探し回っているとき、楽郎はことのほか冷静に口の中にある精をどうしようかと考えていた。
口の中がやけどしそうなほど熱く、強く粘りつくそれを……楽郎は、僅かな逡巡の後にゆっくりと飲み込んでいった。
「んっ………………ん」
ゴミ箱を探していた真澄もそれに気づき、慌てて楽郎に駆け寄る。
「おい馬鹿!! 何飲んでやがる!! んなもん飲み込むもんじゃねぇ!! も、もう床でいいからペッしろ! ペッだ!」
気が動転して幼い子供に使うような言い方をする真澄をよそに、楽郎は粘り気で喉がつまらないように飲み込みながら思う。
「(うま……い……?)」
クァンタムの影響で、本来うま味などあるわけもない精液が、楽郎には極上の甘味のように感じていた。
まるでライオットブラッドが楽郎の味覚に合わせたかのように。
「………………」
「お、おい、大丈夫か? 気持ち悪くないか?」
真澄は口の中にあった精をすべて飲み干した楽郎を気遣うような声色で尋ねる。
しかし楽郎は、何も言わずに真澄の腰にしがみつき。
「な……お、おい!!?」
「……まだ出せんだろ? ほら続き」
目線を肉棒から外さずねだるように言葉に、心配していたはずの感情が興奮へとなり替わる。
いっそこのまま押し倒してしまいたいという思いを必死におし込め、先ほどまでと同じ位置取りをする。
そして楽郎はもはや何のためらいもなく真澄の下腹部に顔を近づけるが、途中で不意に呟く。
「これ、口に含みながらだとどんななんだろうな」
「……あん?」
次の快楽を今か今かと待っていたところに、何を言い出したのかと真澄は思ったが、楽郎はそれに応えることなくライオットブラッドを軽くあおり、そして。
――じゅっぷ……。
「ぅおっ!?」
ライオットブラッドを口に含んだまま真澄の未だ衰えぬ肉棒を咥え込んだ。
「がっ…………てめ……までおい……っっっくっ……!!!」
今までの口いっぱいで味わうような口淫と違い、水分を含んだまま
水分により余分な空間が出来たことで、これまでよりも自由に舌を動かして、まるで遊んでいるかのように真澄の肉棒を愛撫し始めた。
更にはライオットブラッドの微炭酸が肉棒を刺激し、これまでにない快感が真澄を襲う。
「くっ…………!!!」
あまりの快感に、思わず楽郎の頭を掴んで、その喉に欲望の赴くまま腰を打ち付けたくなる。
それを必死に耐え、今度は忠告する間もなく精液を口の中に注ぎ込んだ。
もう三度目だというのに、その量や濃さは衰えることはない。
にもかかわらず楽郎は、先ほどとは違い粘度の高い精液も口の中のライオットブラッドと共にのみ込んでいく。
そして満足げに息を吐き、口元を緩めた。
――その様子は淫靡としか言いようがないものだった。