※この作品はR-18です。

劇場版魔法少女リリィ5!! ~推しの物書きVtuberは百合小説の夢を見るか~    作:百合道いおりん

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8話 ありがとう

 

 

 

 

魔法少女五人が屍を駆逐している最中、ゲスドランは眠りについていた。

その傍らにいるのは一糸纏わぬバディム。

バディムは肌を合わせながら眠っているゲスドランに魔力を与え続けていた。

まだゲスドランの肉体は完全に修復されてはいない。

バディムとの行為を終え十分すぎるほどの魔力を供給されたゲスドランは自然と眠りについたのだ。

「そろそろ…ですね。」

ゆっくりとバディムの身体がゲスドランから離れる。

バディムの言うそろそろというのはゲスドランの回復が終わることではなく、魔法少女たちが屍を駆逐し終える頃合いを予測してのことであった。

バディムは眠っているゲスドランの頬に手を伸ばし、起こしてしまわぬように優しく撫でた。

「それではいってまいります…ゲスドラン様。」

頬をなでた指先をそっと唇に伸ばして形をたしかめるようになぞった後、唇を重ねた。

数秒間。

柔らかく重ねた唇を離し、バディムが寝台から起き上がった。

美しい金髪をなびかせ、前髪を払うと同時に彼女の身体を光が包む。

紅葉のように情熱的な真紅と穏やかな山吹色の光が入り混じった、光。

それがバディムの光であった。

光が弾けた時、その身を包むのは真紅のロングコートであった。

白い絹でできた布を血で浸して染め上げたような真紅のロングコート。

その下にはより深い赤のベストと山吹色のアスコットタイを合わせ、下にはタイトな黒いパンツを履き、靴は黒いロングブーツ。

戦装束を身に纏い、バディムは戦場へと降り立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あら、もう少し早く片付くかと思ってたけど…案外時間がかかってるみたいね。」

真紅のコートを翻し、バディムが魔法少女たちの前に姿を現す。

姿を見せたバディムに対し全員の視線が向けられた。

その中でも一際鋭い眼光を向け、目を見開いてバディムを睨みつける者が一人。

「バディムゥウウウウウ!!!!!」

バディムの姿を見るや否や、クロエが叫び声を上げながら目の前の屍たちを無視して駆け出す。

シロエと黄美が咄嗟に前にいた屍たちを排除し道を作ったが、もし二人が何もしなければ確実に負傷していただろう。

クロエが右腕を振り上げ、バディムに向かって殴りかかる。

バディムは左手で軽く撫でるようにクロエの右腕をいなした。

クロエはわずかにバランスを崩しながらも攻撃を止めない。

振り切った右腕を返して裏拳、勢いのままに左のフック。

さらに強烈な右のハイキックを放ったが、バディムはその全てを見切って見せた。

「温い…いえ、熱すぎると言えばよいかしら。」

クロエのハイキックから放たれた左のストレートを髪がなびくほどの距離で見切ったバディムが呟く。

それでもクロエは止まらない。

「うおあああああああああ!!!」

咆哮を上げ、右のフックを放った瞬間、バディムが前へと踏み込む。

踏み込んでフックを防御しつつ、右の掌底をクロエの顎に向かって放った。

無理な猛攻で体勢を崩していたクロエはあっさりとその掌底を受けてしまう。

「へ…?」

クロエの足元から、地面が消える。

まるで宙に浮いたかのような浮遊感と、不思議な心地よさを感じていた。

瞬間的に顎に強烈な打撃を受けたせいで頸椎がダメージを受け、瞬間的に意識が飛びそうになる。

ほんの一瞬。

ほんの一瞬だけだった。

クロエが全ての感覚を捨て、完全に無防備になったのは。

クロエの感覚が戻る。

自分は誰なのか。

ここはどこなのか。

しかしそこまで感覚が戻ったというのに、クロエの身体から浮遊感が消えてくれなかった。

まるで本当に浮いているかのように足先に感覚がない。

茫然としながら足先を見れば、そこには天井が見えていた。

ああ、なんだ、地面がないじゃないか。

なら足元になにも感じなくても当たり前じゃあないか。

しかし私はなぜ飛んでいるのだろう。

クロエは考えた。

私は羽なんて持ってないぞ。

ということは誰かが私を飛ばせてくれたのかな。

懐かしいなぁ。

母さんが、よく抱っこをしてくれた。

胸に抱えて飛行機みたいにぶーんと、飛んでくれた。

そうするとシロエが私もとせがむ。

でもシロエだけを抱っこするといやいやして、母さんを困らせた。

結局母さんはシロエを胸に、私を背中に背負ってぶーんと飛行機になってくれた。

でも胸にいたシロエはずっと前じゃなくて背負われた私に目を向けて、キャッキャと笑っていた。

懐かしいなあ。

あれ、でもこれは昔の話か。

母さんはもう私なんてだっこできないだろうなぁ。

じゃあ誰が私を飛ばせてくれてるのか──

 

 

「クロちゃん!!!」

 

 

シロエの声が飛ぶ。

クロエはそこでようやく意識を取り戻した。

その瞬間に見たものは、眼前に迫るコンクリートの地面と、視界の隅に映るシロエの姿。

 

 

衝撃。

 

 

衝撃が全身に響いた。

全身の骨がバラバラになった、そう思った。

その証拠に手足の感覚がない。

まるで糸の切れたマリオネットの様にくたりと地面に崩れ、動けなかった。

力が抜けていくと同時に、視界が霞み始める。

どんどんと景色がぼやけ、光が混ざり合って、曖昧になっていく。

その中で唯一クロエに判別できるものがあった。

曖昧になっていく色の中で唯一見える、ハッキリとした白。

「シロエ…。」

クロエはその名を呼び、ゆっくりと瞳を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

「惜しいわねえ、殺せると思ったけど…貴女のせいで生きてるみたい。」

バディムはシロエと向き合いながら、肩をすくめて言ってのける。

バディムの傍らに倒れているのは、意識を失ったクロエ。

クロエが顎に受けた衝撃によって意識を混濁させた際、バディムは右襟と右袖を掴み、身体を翻しながら足を背後に蹴り上げてクロエの足を払った。

足を天に振り上げるように突き上げ、上半身を倒してクロエを投げる。

その技の名は山嵐。

柔道の技であり、柔道の黎明期において驚異的な強さを発揮した一人の男が得意とした、必殺の投技。

さらにバディムは右襟を掴みながら肘を顎に当て、地面に向かって垂直に頭から投げ落とそうとしていた。

それは柔道であって柔道の投げではなかった。

柔道においては原則背中から落とすことを旨とする。

しかしバディムの山嵐は頭を地面に叩きつけるように角度を調整し、さらに肘を顎に当てることで顎を固定して受け身を取らせぬようにしていた。

完全に、殺すための投げである。

クロエが意識を失っただけで済んだのは、頭を叩きつける直前にシロエがバディムに蹴りかかったことで意識が逸れ、技が完全に決まらなかったお陰だった。

クロエが生きていることを確認し、シロエは小さく息を吐く。

両手をだらりと下げ、脱力した状態でゆっくりと俯き、バディムから目線を外した。

一見すれば、隙だらけな姿である。

眼を逸らし、両手を下げ、リズムもとらず、ただだらりと立つ。

しかしそれゆえに何をしてくるか分からない、目に見えない恐ろしさがあった。

「…で?」

俯いたシロエがぼそりと呟く。

呟きながらゆっくりと顔を上げ、バディムを見つめた。

その瞳に感情はない。

怒りだとか、哀しみだとか、そういうものがなかった。

その瞳に思わずバディムは見入ってしまった。

無。

何も無い、だからこそ引き込まれてしまう、衝動的に見てしまう、無。

ぽっかりと空いた、底が見えないほど深い穴をつい覗き込んでしまうように。

「ぐぁ!?」

バディムがシロエの瞳に惹きつけられてしまったことでできた僅かな隙。

その隙を突くようにシロエが右のローキックを放っていた。

それは狙って隙を突いたというより、肉食獣が獲物を狩るときのような本能的な反射であった。

重い、切れ味の鋭いローキックが叩き込まれバディムが体勢を崩す。

崩れたとみるや否やシロエは左のミドルキックを放った。

今度はかろうじて防御を行うが、まともにシロエの蹴りを受けたバディムの身体が軽く浮く。

そのまま本能に身を任せるように、シロエの連撃が続く。

左ミドルで浮いた足を降ろさぬままハイキック、バディムが頬を掠めさせながら避けたが更にシロエの左足が動き、靴底を叩きつけるようなサイドキックへ。

浅くではあるが、靴底の踵がバディムを捕えた。

思わずバディムは距離を取ってしまうが、その間を詰めるように蹴り足を降ろしたシロエが回転しつつ、追撃の右踵落としを放つ。

バディムが片腕を上げて防御をしようとするが、シロエの踵落としは斧で叩き斬るように腕ごとバディムの脳天に踵を叩き込んでいた。

シロエが僅かに後ろに下がりながら踵を引く。

バディムはまだ踵落としによるダメージが引いてないが、シロエが下がったタイミングを狙い顔面に向かって前蹴りを放った。

シロエのペースに呑まれた今の状況仕切りなおすために距離を離そうとした蹴りだ。

その蹴りは当たらない。

シロエが背を反らすように顔を引いたからだ。

しかしそれならバディムの思惑通りの展開であった。

それで終わるならだ──

「な──ッッ!?」

バディムは顎に強烈な痛みを感じた。

シロエはただ身体を反らせただけで終わらなかった。

反らせたままその場で後転し、勢いを止めずにバック転を繰り出し足を振り上げて蹴りを放った。

サマーソルトキック。

予想外の反撃を喰らい、どうにか勢いを取り戻そうとしたバディムの動きが止まる。

シロエの連撃が始まる。

左右のローキックを二発、左の太ももに。

左ミドル──をフェイントにして右ハイキック。

膝関節を蹴って距離をとって、右後ろ回し。

後ろ回しから左ハイ。

ハイからロー。

前蹴り。

ミドル。

ミドル。

ミドル。

掛け蹴り。

膝。

膝。

膝。

踵落とし。

バディムが膝蹴り連打を受け、思わず身体をくの字に曲げたところに振り下ろされたシロエの踵。

バディムは咄嗟に斜め前に身体を投げ出し、地面を転がってその場から逃げた。

ようやく間合いが開き、バディムとシロエが構えあう。

「シィッ!!!」

バディムが貫手によるジャブを二発牽制に放つ。

正確に目元を狙った貫手は掠りでもすれば目に指が入ったであろうが、シロエは完璧にそれを見切って見せる。

右の掌底突きから回転して裏拳──

しかしシロエはバディムの回転に合わせて自らも回転し、裏拳を避けながら左の後ろ回し蹴りをバディムの後頭部へ。

バディムの身体が大きく揺らぎ、膝を着きかける。

しかしバディムはまだ倒れない。

どうにか膝に力を籠めて立つが、その顔面に容赦ないシロエのミドルキックが飛んだ。

バディムが、膝を着く。

膝を着き、しりもちをついて、仰向けに倒れようとする。

その顔面にまたしてもシロエの蹴りが飛んだ。

「──ァぁぁあ!!!」

バディムは倒れなかった。

ギリギリのところで地面に手を着き、頭を伏せて蹴りを避けると、地面を薙ぐような蹴りを放ってシロエの軸足を刈った。

シロエがバランスを崩し、片足でたたらを踏む。

地面に伏せていたバディムが立ち上がり、真っすぐに掌底を放つ。

初めてクロエが避けずに腕を交差させ、攻撃を防御した。

バディムは同時に左手でシロエの右足を掴みにかかる。

足を掴んで、掌底の勢いで後ろに押し、地面に倒す。

シロエの蹴り技はまさに天才的な技術だ。

しかし寝技にさえなってしまえばその技術は使えない。

そう思ってのことであった。

呆気なくシロエは後ろへと押し倒されていく。

まるで自分から誘い込むかのようにあっさりと、背中から地面に落ち、そして──

「が…ぁ…ぐぅ…!」

バディムの首を、足を使って絞めていた。

三角締め。

両足の太ももで相手の首と肩を挟み、ロックすることで絞める技。

その際に足の形が三角形の形になることから三角締めと呼称された技。

シロエは突き出されたバディムの腕を捕りながら後ろに倒れ、同時に締め技へと移行したのだ。

「ぬ、が…あ!」

バディムが腕に力を籠める。

両足で完全にロックされた三角締めは腕力では外せない。

しかし、バディムは外そうとはしなかった。

「あああああ!!!」

シロエの身体を腕一本で持ち上げ、シロエの頭が上を向くほどまでに高く掲げると、思い切り地面に向かって叩きつけようとする。

渾身の力を籠めてバディムは腕を振り下ろしたが、突然腕から重みが消えた。

重みが消え、首にかかっていたシロエの足が消え、目の前から消える。

消えると同時に腕の関節が極められていた。

シロエは地面に叩きつけられようとする中、力を籠めて固まったバディムの腕を支えとしながら足をかけて鉄棒を回るかのように回転し、腕をからめとった。

オモプラッタ。

足により、腕の関節をくの字に固め、肩甲骨をロックし肩を極める関節技である。

こうなると地面に叩きつけられるのは、バディムと言っていい。

バディムが肩から地面に倒れこむと同時に、音が鳴る。

限界を超えて靭帯が引き延ばされ、肩の関節がぼくんと外れる音。

折れた。

しかしバディムは折れた肩を無理やり引き抜いて立ち上がってみせた。

関節が外れたことでできたありえない可動域を駆使して無理やりシロエの足から腕を引き抜いたのだ。

バディムの右肩がだらりと下がる。

そして下がった右肩を押さえ、力を籠めて外れた肩を自力ではめた。

関節がハマっても、周囲の靭帯が破壊されているためほとんど動かせはしないはずだが、ぶらぶらと肉の塊を下げているよりかはずっと良い。

「まだまだこれからよ…!」

もうバディムの身体はボロボロである。

右肩を外され、幾度も蹴りを喰らった身体は青あざだらけ。

もしかしたら肋骨か胸骨くらい折れているかもしれなかった。

屍程度が相手であれば一撃で骨を叩き折る、シロエの蹴りである。

その蹴りを受け続けていたのだ。

バディムが左の貫手を振り上げるが、それはフェイントだった。

僅かに背を反らせたシロエに対し、不意に背中を向ける。

ロングコートによって、その身体が、足元が覆い隠されていた。

「しぇい!!!!」

隠された足が動き、ロングコートを払っていきなり蹴りが放たれる。

軌道を隠しながら馬のように放たれた後ろ蹴りをシロエが咄嗟に腕で防御した。

蹴りの圧力によってシロエの身体が後ろに下がる。

下がった足を、バディムのローキックが捉えた。

初めてシロエの身体にまともに攻撃が当たった。

ローキックから左の掌底を放つ。

これは避けられたが返しの裏拳は腕に当たった。

そこから左内回し蹴り。

当たらないが、掠った。

シロエが距離をとろうと下がる。

下がらせまいと、ローキックをまた一発。

これは入った。

「…ッ!」

シロエの顔が初めて歪む。

無のままに、ただただ機械のように効率的にバディムを壊していたシロエの表情が変わった。

シロエが左のハイキックを放った。

今のバディムの右肩は壊れている。

腕で防御が出来ないはずの右側頭部に向かっての、ハイキック。

だが、バディムは右肩を動かした。

壊れた右肩がこれ以上壊れることを厭わず、振り上げた。

ハイキックに対して、カウンターの右ストレートがシロエの顔面を打ち抜いていた。

追撃の右ハイキックを放つが、シロエは大きくその場から飛び退いて避け、そして軽く顔を手首で拭った。

その鼻からぼたぼたと鼻血が出ている。

髪と同じで絹のように白い衣装に血がこぼれ、赤い斑点を作った。

破壊された肩で放たれた一撃は本来の威力より劣るものの、まともに当たったのだ。

シロエがゆっくりと息を吐く。

息を吐いて、開いた距離を詰めるように駆け出す。

バディムが蹴りに備えて防御の姿勢をとるが、シロエは蹴りの間合いを通りすぎた。

パンチの間合いも、膝の間合いも、肘の間合いも、すり抜けるようにシロエは駆ける。

蹴りが来ると身構えていたバディムの反応が、それで遅れた。

シロエはバディムの太ももを蹴った。

いや、蹴るというより踏んだ。

踏んで、バディムの身体を駆け昇った。

駆け昇って、首を足でロックし、固める。

首を固めた状態で、思い切り身体を──

 

 

ぐきゃ

 

 

捻った。

捻りながら、身体を大きく後ろにのけ反らせ、後方に宙返りをするようにバディムを投げる。

首を固めた状態で、脳天から地面に。

 

シロエがゆっくりと立ち上がる。

バディムは立ち上がらない。

立ち上がれない。

バディムの頭蓋が割れ、血が蜘蛛の巣のように地面を這って行く。

首の骨が折れているはずであった。

首をロックしつつ身体を捻り、骨を破壊しながら投げる。

完全に。

完全にそれは。

殺すための技であった。

無表情のままシロエは立つ。

もはや屍となったバディムを無のままで見つめ、その身を翻し、クロエの元に向かおうとする。

 

 

 

「ぁ…だ…」

 

 

 

バディムが立ち上がっていた。

金髪を朱に染め、バケツ一杯の血を被ったかのように血まみれになりながら、立った。

「ま…だ…。」

ありえないはずであった。

首が完全に折れていなかったのか、たまたま首のロックが甘かったのか、分からない。

分からないがバディムは立っている。

気力のみで立っている。

その顔を、シロエは容赦なく蹴り飛ばした。

まるでマネキンのように力なく、バディムが吹き飛ぶ。

吹き飛んだバディムは、それでもまだ立とうとした。

「ま…だ…!」

その目にはまだ爛々と生の灯が宿っていた。

足を引きずるようにバディムが前に向かって歩き出す。

 

 

 

 

 

「もう、いい…。」

 

 

 

 

 

声が響いた。

同時にバディムの肩に背後から優しく手が乗せられた。

「もういい…バディム。」

「はい…分かりました。」

バディムは振り返らなかった。

振り返れなかった。

もう、首が、いや、身体が動かなかった。

それにもう目が、見えない。

声に導かれるように背後に向かってゆっくりと倒れ、その身を預ける。

崩れ落ちる身体が、そっと抱き留められた。

「ありがとう。」

バディムの頬に、そっと何かが落ちてくる感触がした。

血とは違う、暖かく、清らかな水滴。

 

 

 

 

 

 

 

 

最愛の主の腕の中。

涙の感触に浸りながら、バディムは目を閉じ、その生涯を終えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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