身体を震わせる由梨佳の腿を押さえ、片手で陰唇を割り開く。優一郎は舌を出して由梨佳の陰部に顔を近づけた。愛液を舌で舐める。優一郎はさっきよりも大胆に膣口を舐めまわした。唇をしっかりとクリトリスに当てる。いいよね、と呟くと優一郎の唇の動きに合わせて由梨佳が身体を震わせた。
だってこんなに感じてるんだもん。いいんだよ。優一郎は由梨佳の小陰唇に口づけたままでそう呟いた。膣口に重なっている肉のひだを、一つずつ分けるようにして舐める。優一郎は唇と小陰唇の隙間に指を這わせ、強くクリトリスを刺激した。すると舌の先に甘酸っぱい愛液が零れてくる。
「あっ、んっ! 総一郎さん!」
由梨佳が喘ぎながら腰を震わせる。浮きそうになった由梨佳の腰を押さえ、優一郎は不機嫌な顔をして頭を上げた。どうして自分と父を間違えるのだろう。口許についた愛液を拭いながら優一郎は由梨佳の顔に顔を近づけた。
由梨佳は確かに自分を見ている。優一郎はそのことを確認して訝りに眉を寄せた。見えていない訳ではなさそうだ。試しに指でクリトリスを弄ってみる。由梨佳はびくんと身体を反らせて目に溜まっていた涙を零した。だが由梨佳が呼ぶのは総一郎の名前だ。優一郎ではない。
優一郎は目を細めてそんな由梨佳を見下ろした。快楽を感じながら由梨佳は総一郎のことしか見ていない。触っているのは自分なのに、そのことは全く認識していないのだ。優一郎はふうん、と呟いて由梨佳の唇をじっと見つめた。形のいい唇は唾液で濡れている。小陰唇が零す愛液を思わせる。
啜る。ふと優一郎の心の中にそんな言葉が浮かんできた。愛液を啜るように唾液を舐めてみたい。どんな味がするのだろう。同じ身体の中だが、口の中は小陰唇の中とは違うのだろうか。優一郎は愛液の味の残る自分の唇を舐めた。生唾が口に溜まる。由梨佳の唇が誘うように少し開いているのが目に留まる。
女の子との甘い口づけを夢見なかった訳ではない。人並みにファーストキスへの憧れはあった。だがこの時の優一郎の頭からはそんな甘い幻想は消し飛んでいた。ゆらりと身体を屈めて由梨佳に覆い被さる。総一郎の名を呼んでいた由梨佳の唇を唇で塞ぐ。すると優一郎の唇を何かが舐める。次に強い圧力を感じて優一郎は目を見開いた。由梨佳が優一郎の唇を舌で割り開く。舌先に暖かい感触を覚えた途端、優一郎のペニスは激しく勃起した。
由梨佳の舌を強く吸う。優一郎は由梨佳の小陰唇を弄ることも忘れ、無我夢中で由梨佳に吸い付いた。口の中を舌で弄られると腰に熱いものが集まってくる。柔らかな何かが肩に触れる。それを胸の膨らみだと認識する前に、優一郎は夢中になって由梨佳の胸を揉みしだいた。馬乗りになり、ペニスを由梨佳の身体に擦り付ける。
ふと、何かが身体の下で動いた。優一郎はそれを感じて我に返って顔を上げた。発作的に母親と口づけをしてしまったことに衝撃を受け、思わず口を手で覆う。だが由梨佳はそんな優一郎を見つめて目を潤ませていた。息のかかる距離でとろけるような顔をしている。優一郎は由梨佳を凝視した。そして動いていたものの正体を悟る。
由梨佳の手がいつの間にか優一郎の股間に伸びている。指で優一郎の股を弄っているのだ。そのことに気付いた優一郎は思わず悲鳴を上げて由梨佳の身体の上から飛び退いた。予期しない他者からの刺激により、ペニスは張り詰めている。優一郎は由梨佳から少し離れた場所に力なくへたりこんだ。
機械。優一郎は静かにそう呟いた。由梨佳は機械なのだ。壊れかけているのだ。だから自分を息子だと理解できないのだ。だから父親である総一郎と勘違いしているのだ。だから……。優一郎の頭の中にそれらのことが巡る。
だから由梨佳は自分で小陰唇を開き、優一郎に膣口を晒して誘っているのだ。優一郎は泣きそうな顔で引きつった笑みを口許に浮かべた。由梨佳は足を大きく広げ、指で小陰唇を割り開いている。その様子を見ながら優一郎は由梨佳ににじり寄った。
由梨佳の細い指が小陰唇を割り開いている。優一郎は小陰唇の中の様子をじっと観察した。肉のひだの間に小さな穴が開いている。丁度、小指の先ほどの大きさだ。優一郎は無言で右手の小指の先を穴の入り口にあてた。穴から滲んでくる愛液を指先で周囲に塗りつける。そうしている間にも由梨佳の甘い声は絶え間なく続いていた。
小指の先を恐る恐る膣に入れる。優一郎が思うより、膣の中は熱かった。優一郎は思い切って小指を膣の中に深く差し込んだ。由梨佳が身体をよじって悶える。それを眺めてから、小指を膣の中で曲げてみる。すると由梨佳の身体がびくりと跳ねた。
小指を静かに抜く。指は根元まで愛液にまみれていた。肉の感触を思い出しながら小指を曲げてみる。膣の中のことをもっと知りたい。優一郎は好奇心に任せて膣の中に今度は人差し指を入れてみた。
愛液の音を立て、優一郎の人差し指は根元まで膣の中に入ってしまった。
「す……ごい」
掠れた声で呟きながら、優一郎は膣に挿入していた指を半分ほど出した。愛液がねっとりと指に絡みついている。優一郎は由梨佳の陰部に顔を寄せ、試しにクリトリスを舌でつついてみた。
途端に由梨佳が声を上げてよがる。そして指を入れていた膣の内壁が蠢いた。愛液に塗れた膣が指を締める。優一郎は目を細めて人差し指に伝わる膣内の感触を味わった。舌でクリトリスを舐めながら指を膣の奥まで差し込む。今度は肉のひだが指を撫でるようにうねった。
いつの間にか優一郎は由梨佳に快楽を与えることに夢中になっていた。女性器を弄るたびに膣の内壁が動く。指先に神経を集中して膣の中を何度もかき回す。由梨佳の膣は優一郎の愛撫に応えて指を締めたり緩めたりした。
しばらく由梨佳を思いのままに弄った後、優一郎は荒い息をついて顔をあげた。頬は興奮に赤く染まっている。両手の指は由梨佳の愛液に塗れ、ペニスは勃起したままだ。優一郎は自然と自分の股間に手をあてがった。由梨佳の陰部を見ながら服越しにペニスを擦る。それでもまだ刺激が足りず、優一郎は由梨佳の小陰唇の中に指を入れた。音を立てて膣壁を擦る。卑猥な音を聞くと途端に優一郎の興奮は増した。
だがそれだけでは収まらない。一度、射精してしまったペニスはそれくらいの刺激では熱を放出してくれなかった。優一郎は夢中でズボンのベルトに手をかけた。だが手が興奮のために震えてなかなかベルトが外れない。ようやく外れたと思った瞬間、優一郎の身体を何かが引いた。
「え」
急に目の前が暗くなる。優一郎は驚愕に息を飲み、次に声にならない悲鳴を上げた。いつの間にか身体を起こした由梨佳が優一郎の唇を塞いだのだ。そして由梨佳の手がするすると優一郎のズボンのベルトを抜き取る。優一郎に深く口づけた後、由梨佳はファスナーを下ろしたズボンの中に手を突っ込んだ。
「あっ!」
優一郎は顔をしかめて短い声を上げた。由梨佳の手に軽く擦られただけで、あっという間に射精してしまったのだ。下着の中に再度精液が溢れ、ペニスにまとわりつく。だが今度は由梨佳の手も優一郎にまとわりついていた。放った精液で汚れたペニスを細い指が擦っている。
母親の手で射精させられた。我に返り、その事実にショックを受けた優一郎はしばらく呆然となっていた。その間も由梨佳は甘えた声を発して優一郎のペニスを愛しさのこもった手つきで撫でている。擦り寄ってくる由梨佳をどうすることも出来ず、優一郎はぼんやりとした視線をどこへともなく向けた。
何故か笑いがこみ上げてくる。優一郎は掠れた声で小さく笑い始めた。下着をずらされ、精液で汚れたペニスを晒され、それを由梨佳が舐め始めても優一郎は掠れた声で笑い続けていた。由梨佳の舌がこびりついていた精液を丹念に舐め取っていく。優一郎はそんな由梨佳の姿を見下ろしながら、力なく笑っていた。
白衣を着た由梨佳が頭を上下させて精液を舐め取っている。そうされる内に総一郎の意志とは裏腹にペニスは再び固さを取り戻した。声にならない声で笑いながら、優一郎は目に涙を浮かべていた。言いようのない情けなさと腹立たしさ、そして今まで感じたことのない、得体の知れない思いがこみ上げてくる。
「……いいんだ」
力を取り戻したペニスを由梨佳は目を細めて舐めている。精液は全て舐め取られ、優一郎のペニスは由梨佳の唾液で濡れた。口を開けた由梨佳がペニスを咥えても、優一郎は笑みを浮かべていた。
由梨佳の頭がゆっくりと動く。由梨佳の口の奥に亀頭が到達したところで、優一郎は襲ってきた快感に身体を震わせた。
「機械だから、ぼくでもいいんだ」
優一郎の掠れた声に応えるように、由梨佳は奥深くまで咥えたまま、舌を使ってペニスを刺激する。まとわりつく由梨佳の口内の動きを感じつつ、優一郎は同じ事を繰り返して呟いた。
優一郎は泣き笑いの表情をしていた。笑いはもう声になっていない。喉の奥にこみ上げてくる熱いものが息を圧迫する。由梨佳は優一郎の快楽を焦らしながら引き出していた。下半身の熱と意志がまるで正反対に動いている。
痛みに似た快感が優一郎の腰を貫く。優一郎は掠れた呻き声を発して由梨佳の口の中に射精した。これまで感じたことのない激しい快楽に、優一郎は思わず目を閉じた。閉じた目の端から涙が伝って落ちる。目を開けた時、優一郎は由梨佳が目を細めて精液を飲み込むのを間近に見た。
心の奥底に初めて生まれた得体の知れない感情が煽られる。優一郎は歯軋りしながら由梨佳の頭を強くつかんだ。由梨佳は抵抗しなかった。優一郎の手の動きに合わせて頭を上下させる。ペニスに残っていた精液を由梨佳に口で扱かせ、優一郎は引きつりながら笑い声を上げた。
やがて優一郎は笑いをぴたりと止めた。ペニスから顔を上げた由梨佳の口許に、白い精液が付着している。それを睨むようにして見ながら優一郎は片頬だけで笑った。
「父さんとぼくってそんなに似てるのかな」
由梨佳の舌が口許についていた精液の雫を舐める。熱い吐息をついて総一郎の名前を呼んだ由梨佳は質問には答えてくれない。だが優一郎はそんなことはもう気にしていなかった。腰を上げて由梨佳を床に押し倒す。
白衣がめくれてストッキングを穿いた足が剥き出しになる。乱暴に由梨佳のスカートをたくし上げた優一郎は、薄笑いを浮かべた。ふくらはぎに触れた指先をじりじりと太股に向かって這わせる。由梨佳は足を閉じたまま、優一郎の愛撫に吐息をついた。優一郎は由梨佳の様子に目を細め、口許に優しい笑みを浮かべた。
「あっ……総一郎さん!」
優一郎の指先が股間近くに到達した時、由梨佳は身体を震わせながら声を上げた。由梨佳の両足を脇から挟み、足を開かせないようにする。もどかしそうに身体をよじった由梨佳を見つめ、優一郎は足の間にある恥丘を撫でた。
まだ甘いな……www
機械がちゃんと書けていないのは私の実力不足もあるのですが、そもそも主人公がちゃんと認識していない、というのもあります。