※この作品はR-18です。

D4DJ NIGHTCLUB   作:黒マメファナ

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山手響子

 ──とあるクラブで私はPeaky P-keyのメンバーと一緒にライブをしていた。観客と一緒になって汗かいて跳ねて歌って、いつも通り最っ高のパフォーマンスでフロアを巻き込んでいた。

 

「よかったよ響子ちゃん」

「ありがと!」

「こっちもこっちも」

「あはは! 乾杯!」

 

 終わったあとは観客に混ざってお酒を飲んで他のグループやDJのリズムに乗って、そうやって夜が更けていく。

 アガって、乱入してアゲて、盛り上がっていく。

 そしてこんな盛り上がって盛り上がって、ハイになると、段々とフロアの雰囲気が変わっていくのも事実で。

 

「おつかれ」

「……ん?」

 

 気さくなイケメン系男性にするりと腰を抱かれる。それだけじゃなくてさり気にお尻を触ってくる。やっぱりナイトクラブだとこーなるよね、みたいな感じ。ちょっと人の少ない場所に連れられて、所謂壁ドンをされる。

 

「独り?」

「そうだけど」

「そ……ならいいや」

 

 そうなんだよね。乱交は好みじゃないの。愉しみはじっくり一体一、そう決めてるし。お酒を口に含めた男が、私に頭の高さを合わせてきて……私はそれを首に腕を回して受け入れた。

 ナイトクラブとアルコール、ハイになったテンションが合わさるとムラムラするんだよね。誰でもいいからヤリたい。好みの顔だったしヤクはキメてなさそうだから、ちょうどよかった。

 

「んっ、んく……じゅるる♡ はぁ……ん、キス、うまいね♡」

「慣れてるからな」

「やらしい……こうやって度の強いお酒口移して……あっ♡ 酔わせて、んっ、じゅる……はぁ、持ち帰りでもするの……あ♡」

「そりゃ響子ちゃんが期待してんだろ? 蕩けた顔しやがって」

 

 脚の間に男の足が入ってきて、撫で回される。ヤバ、もう濡れてきた。私はくらりと熱に酔いながら彼の股間に指を這わせた。重低音と歓声が遠くで聴こえてる。近くにあるのは、くちくちと性欲を伴った水音だけ。

 

「響子ちゃん前と後ろどっち派?」

「前……♡」

「オッケー、ゴムはっと」

「ナマでいいよ……キて♡」

 

 これで相性悪かったら今夜のお相手探し続行。良ければワンナイトラブ、最高ならセフレ。クラブで上げた熱を冷ますならやっぱ男がいい。いっぱい声出して、汗かいて、スッキリしたいじゃん? 

 ああでも、なんとなく結果わかってる気がする。脚を持ち上げられ、ショーツを片方だけ脱がされて、ジーパンのチャックから出てきたモノが私を狙ってくる。それだけでトランス状態だ。もっと前、もっと、そんな乱れるまでのカウントダウンをしていく。

 

「──っぁあ♡」

「おお……響子ちゃんのナカ、やっば」

「おっき……♡ んちゅる、は、れろ……キて♡ あんたのコト、テッペンまで感じさせてっ♡」

 

 大当たり。挿れた瞬間に震えるほどキモチイなんて、何時だったかのカレシ以来じゃないかな。セフレじゃなくてカレシでもいいカモ。頭がスパークして、彼に夢中になってる。

 

「あっ、んく、ぁあ♡ いいっ♡ サイコー……んっ♡」

「響子ちゃん乱れてんな……とりま一発ヌいたらホテル行くか」

「うんっ♡ トバして♡ あんたのテクで……とかして♡」

 

 ぽたぽたと床に愛液が垂れる。良すぎてヤバい。ゴリゴリ擦られて、浅いとこも深いとこイイとこ抉ってくる。

 これ、久々にマジイキできそ。相手もマジになって腰振ってくる。

 

「締まりすげぇ、もうイキそうだ!」

「あっ、い♡ イって♡ 」

 

 何回かもう軽くイッてる。こんなところじゃやだ。誰にも邪魔されないところで、前からも後ろからも、このかたちを刻みつけたい。私はもうメスとしてこのオスとの交尾に夢中だった。

 

「響子ちゃん、響子……! 」

「あっあっあっ、それ♡ 」

「一緒に、イこう響子……っ」

「うん♡ イク、ぅ──っぁ♡」

 

 イッた瞬間に、肉棒が震えて、どくどくと私に精子を流し込んでくる。でもそんなの気にならなくて、私は余韻に浸りたくて縋るように唇を重ねた。ヤバい、これは……ハマっちゃったかも。

 

「んっ、はぁ……♡ ねぇ、行こ♡」

「ああ」

 

 すぐさま私は近くのホテルにやってきた。シャワー……もう後でいいや。汗かいてるけど、どうせいっぱい汗かくし。ジャケット脱いで、ベッドの枕元に帽子とピアスを外してって準備してたら、後ろから男が脚や腰に手を這わせてくる。

 

「まって……今脱ぐから」

「いいよ、脱ぎながらシてもいいだろ?」

「……わかった、ん♡」

 

 脱がされるの、なんだかぞくぞくする。胸を揉まれながら、ベルトがベッドに落ちた。あ、待って匂いはだめ。汗……そう思って拒絶しようとしたけどショーツを脱がされてそれどころじゃなかった。

 

「際どいの履いてるね」

「あ、ん♡ コーフン、した?」

「響子が、だろ?」

「ひぁ♡ うん……もう、あん♡」

 

 こんな、キモチイなんて。私の身体じゃないみたい。いつもは感じすらしない恥じらいすら、感じちゃう。

 指が丁寧に膣を解していく。たっぷり濡らされ、焦らされ、やっと裸に……チョーカーとガーターリングは残ってるけど、まぁいっか。

 

「しゃぶったげよっか」

「シたいだけ?」

「普段はシないけど、お兄さんとのセックスよかったからサービス♡」

「やり」

 

 股に顔を埋めるようにして、怒張してる肉棒に触れた。あ、やばい……くらくらする。匂いだけで疼いてきちゃう。舌を這わせて刺激してから唾液で満たした口の中で搾っていく。

 

「おお……っ、うま、サイコーだ」

「んく♡ じゅるる……っは♡ おっきい……んっ♡」

「またソイツでかわいく喘いでよ」

 

 やっぱこの人、上手だ。

 フェラすると大体の男はコーフンのままに抑えつけてきたり、胸とか触ってきたりする。だから嫌いだった。

 けど、彼は頭を優しく撫でたり頬に手を添えたりくらい。お陰で私は興奮のまま吸い付ける。

 

「んちゅ、ぅく♡ びくびく……苦いの、溢れてるよ♡ じゅるる……っはぁ♡」

「響子のフェラヤベーよ。口ん中出ちまいそう」

「それはヤだよ? 苦いし最悪だし……出すなら、ナカね♡」

 

 手コキしながら亀頭を舐めて、吸って嚥下する。匂いキツくなってきてさっきからショートしそうなくらいコーフンする。

 お酒のせいかな、それとも相性最高なのかな。なんでもいいや。

 

「なぁ響子そろそろ」

「ん♡ 私も……イキたい♡」

「前? 後ろ?」

「前♡」

 

 押し倒されて、ベッドに仰向けに寝転がる。ナマでいい? と問われて私は頷いた。

 いいよ、なんでもいいから。この熱を鎮めて。あなたの声、聴かせて。

 

「っん♡ はぁ……♡ キスも♡」

「案外甘えんぼだよな、響子」

「そう? んっ、ちゅ♡ ぁ……♡」

 

 でも、そうかもね。溢れるほどキスされて、繋がっていく。深く深く、彼の体温を、熱を感じていく。

 ゆっくり挿入され、キスや胸への愛撫をしながら慣らしてくれる。やっぱ、上手だ。女の子の扱いが上手。絶対カノジョいるでしょ。

 

「んっ、んく♡ はぁ……♡」

「動くぞ」

「うん♡ っあ♡ ぅあ♡ すっご……♡」

 

 ピストンされるとあっという間に頭がバカになる。声が漏れて、もっとしてほしくて堪らない。こんなにセックスがキモチイと思ったの、いつ振りだろ。初めてかも。

 

「あっ、それ、や、だあ♡」

「やだってことはもっと?」

「っ、ん♡ もっと……頭ん中、かきまぜて♡」

「っ、はは……蕩ける響子、めっちゃかわいい」

「あっ、あっくぅ♡ おく、ヤバい、ってぇ♡」

 

 水音がやらしく響く、私の頭に反響して……もっと、もっと私をダメにして。

 いつもと逆だ。いつもはライブの熱を冷ますためにセックスするのに、今は熱がほしい。彼のテクで、熱してほしい。

 

「軽くイキまくってんな響子、スゲーきゅんきゅんしてる」

「だって、だって♡ お兄さん、サイコー、だもん♡」

「俺も、響子んナカ、サイコーだ」

「──っ♡」

 

 そう言われた瞬間何かが弾けるように、私は大きく絶頂した。腰が跳ねて弓反りになって、脱力する。

 余韻中はあんまり動き激しくなくて、ゆったりしながらキスや愛撫をしてくれる。やだ、これ以上、夢中にさせないでよ。

 

「響子?」

「やだ……もっと、激しいので、いいから……っあ♡」

 

 恋人にするみたいなのは、嫌だ。そんなセックスできもちよくなって、惨めになりたくない。

 セフレか、今日だけか、そんな関係にしかなれない私に、そんな優しくてキモチイセックスなんて。

 

「もっとビッチかと思ったけど、違うんだな」

「へ、きゃ……!?」

「おいで、響子」

「……あ♡」

 

 抱き寄せられ、膝に乗せられる。座位なんて動きにくい体位、そう思ったけど、首筋にキスをされ、背中に指が這い回り、私はぞくりとした快感を声に出した。

 

「そういや響子ってまだJKなんだっけ」

「そう、だけど……んく♡ なんか、カンケーある、っあ♡」

「いや? 年下だし甘やかしてあげようと思ってさ」

「んっ、ちゅる♡ あっ、これ、いいとこ、くる♡」

 

 さっきよりゆっくりめのペースで突き上げられる。見上げられたその顔は優しくて……ドキドキする。セックスなんていつも、みんな自分本位で私もそうだからこんなの、どうしたらいいのかわかんない。

 

「あ、ふぁ、は、ぅん♡」

「処女みたいな反応するな……こういうのは初めてか?」

「ん、うん♡」

「なら、堪能させてやる。喘げよ響子」

「あっ♡ ひぅ、ぁん♡ おく、ぅあ♡」

 

 奥をゆっくり押し上げられ、Pスポットをこれでもかと亀頭が押してくる。パチパチと目に電流が走る。堪能って言葉通り、根元から先まで、彼の肉棒を味あわせられる。同時にとんでもないことを言われてしまう。

 

「響子」

「ん、ん、なに……ぃ♡」

「俺の女になれ」

「え、あっ、それだ──っぅあ♡」

 

 俺の女に……? 真っ白になった思考と視界で私は彼の言葉を反芻する。いいの? カノジョは? そう言うといねぇよと返された。うそ、ウソ。

 膣と思考をかき混ぜられ、唇も塞がれ、また腰が跳ねてしまう。

 

「甘やかして、蕩けさせて、痺れさせてやる。俺がな」

「……いいの? 私、ヘラっちゃうよ?」

「つまり恋人にはなるんだな?」

「……っ! 別に……そうは言って、ん♡」

 

 左胸の、心臓の辺りにキスをされ吸い付かれる。キスマ、つけられてる。ぞくぞくする。ああもっと、もっと愛して。愛されてる実感が、私の熱を上げていく。好き、好き、好き……! 優しいセックスが好き、声が好き、私を受け入れてくれるその声が……キモチイ。

 

「色んなとこに……キスマつけて♡ 私を、あんたでいっぱいにして♡」

「こっちも、な」

「あんっ♡ うん♡ いっぱい……♡」

 

 ぐちゃぐちゃと掻き回されて、さっきからキモチイが止まらない。まるで熱烈な告白をされてるみたいに、私を求めてくる。私も、熱烈に告白するように舌を絡めて腰を振る。

 

「ね、もっと♡ 求めて、激しくシて♡ 」

「お安い御用だ」

「あっ、あっあっ♡ きてきて♡ やっ、さいっこう♡」

 

 押し倒され、激しくピストンをされる。もう今きっと、なにされてもキモチイ。ナカで膨らんできて、腰遣いがいっそう激しくなる。限界、もう射精しそうなんだとわかるだけでも、身体が勝手に求めてしまう。膣内射精なんて何度もされたことあるけど、こんなに強烈に奥に放ってほしいと思ったことはなかった。

 

「あん♡ すき、すきぃ♡」

「響子、イクよ響子……!」

「うんっ♡ 私も、イク……っ♡」

「っ! う……」

「あ──っ♡ はぁ……ん、ちゅ♡ 」

 

 幸福感でいっぱいだ。余韻に浸ってから一緒にお風呂に入る。さすがに疲れたのか裸を直視できる状態でも興奮じゃなくて、ただ抱きしめられてあったかさと優しさにふわふわする。

 

「ねぇ」

「ん?」

「私、めんどくさい女だから」

「そっか」

「──捨てないでよ? ちゃんと、捕まえていて」

 

 その後はお風呂から出てもう一回だけシて、彼に縋るようにして眠った。今日は眠れそう。周りに人がいると寝れなかったはずの私は、彼の腕の中で幸せのまま、眠りについた。

 

 

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