※この作品はR-18です。

D4DJ NIGHTCLUB   作:黒マメファナ

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清水絵空

 クラブの雰囲気は好き。わたしにとってみんなと一体になるパフォーマンスの時は何にも代えられない一瞬だと思う。その一瞬のPreciousな時間のために、わたしは全てを掛ける。お金も努力も全部。

 

「はぁー♡ たのしかったぁ」

 

 そしてパフォーマンスが終わるとみんなそれぞれの楽しみへと散っていく。クラブ音楽とは平時では叶わない欲望の解放、お客さんも演者も、それぞれの欲を満たすために音楽、そしてお酒やセックスという娯楽を求めていく。

 そういう視線が苦手でインドア派らしいしのぶはさっさと帰っちゃうことが多い。けどわたしは次に必要な根回し、コネクションとして、二人はそれぞれのために自分を使っていく。

 

「ちょ、んっ♡ わかった、わかったからぁ♡ ここは、だめ、だってば……あっ♡」

 

 と、思ったらしのぶ、今日は熱烈なキスを受けて蕩けている。ああ見えて、感じやすいところがあるみたいで、舌を出して喜んじゃって。ただ、彼女だけではなく、あちこちで交渉が行われていた。

 

「──あっ、あっ♡ それ、んん♡」

 

 あらら、響子ったらまたあんなとこでヤッてる。人気のないとこで立ちながらセックスって、なかなかハードなんだけど。男にしがみついてすっかりメスの顔で腰を打ち付けあう水音に嬌声を紛れさせている。

 

「あん♡ えー、おにーさん早くない? ん、あっ♡ わかってるってばぁ♡」

 

 由香の方もあんなこと言いながら男にお尻を揉みしだかれても全く拒否しないところあたり、相手を見つけたみたい。

 と、メンバーのことを見て、わたしもと思ったところで肩を組まれた。

 

「あ、どうも♡ 今日はありがとうございました、おかげでいいライブができました」

「いいって……絵空ちゃんの頼みだしな?」

「それは嬉しいですね♪」

 

 そこにいたのはわたしのお得意様、とも言うべき、クラブのオーナーだった。まだかなり若いけどそれゆえのバイタリティは相当で、わたしたちが最高のパフォーマンスができるように舞台を整えていただける、そして運営側としてきっちり集金ができるという利益関係を持っていた。

 

「たださ」

「いかがしましたか?」

「最近由香ちゃんも響子ちゃんも相手してくんなくて、しのぶちゃん取られちゃったし」

「あらそれはぁ」

 

 由香も響子も気に入った相手としかセックスはしない。オーナーさんとは割と良くてセフレのような関係だったと思ったけれど、二人揃ってカレシでもできたのかな。そんなことを考えていると組んでいた肩を引き寄せられ、手がわたしの胸元にはいってきて、胸を鷲掴みにされる。

 

「……ん♡ 言っておきましょうか?」

「んー、けど無理やりはシュミじゃねぇのよ、わかる?」

「なるほど〜?」

「なんかもう向こうでヤッてんだろ?」

「……そのようですね」

 

 口調こそいつも通りだが、お気に入りが盗られて少し不満げだ。ここでコネクションが切れるのはよろしくないと判断したわたしは、胸を鷲掴みにしている手を補助するように道を開ける。無理やりはシュミじゃない……という言葉通り、同意がほしかったようで、するりと手がいなくなる。かわりに腰を抱かれ、甘ったるい声で囁かれる。

 

「慰めてくれんの?」

「もちろんです。貧相なカラダでよろしければ」

「……絵空ちゃんだって充分エロいカラダ、してるけどな」

 

 なんだ。どうやら今日は最初からわたしが目当て、ということ。それならそれでいい。わたしも、相手を探していたのだから。

 その証明として、股間に触れる。そこにある固い感触にわたしは微笑みを浮かべるのだった。

 

「満足できそうですか?」

「久しぶりに絵空ちゃんの甘くてやらしい喘ぎ声が聴きたくなってな」

「……それはよかったです♪」

 

 身体を預けて女の艶を見せると、満足気に彼の自宅へと連れ込まれる。

 彼とするのは初めてじゃない。だから知ってる……無理やりがシュミじゃないなんてOKサインを出して欲しいだけの口だけだってことを。

 

「絵空ぁ……久々のお前は楽しみだな」

「あっ♡ ん♡」

 

 目隠しをつけられ、腕を縛られ、胸をまさぐられる。着衣と拘束、挿入を急ぐ癖。だから逃げられるんだろうけど、とは口にはしなかった。その点私は……愛玩してもらえればコーフンするから。

 

「あん♡ 乱暴にはしないでくださいね……っん♡」

「絵空が抵抗しなきゃな」

「ふふ♡ あと見えないので……こうやって抱きしめてくださると、安心します♡」

「甘え上手だな」

「……光栄です♡」

 

 後ろから抱きしめられながら見えない中で男の人にまさぐられるという心地良さを感じていく。耳許で低い声がして、ゴツゴツした手に触られて、腰にアレを押し当てられて。男にしかないものを感じていくのが好き。わたしは甘えるように喉仏にキスをする。

 

「好きだな」

「んっ、あん♡ 胸を好き放題してるのと一緒ですよ♡ ん、はぁ……♡」

「その点ホント絵空はエロいよな……だからこそ、俺のもんにしてぇ」

「独占欲、ですかぁ♡」

「愛だよ、独占欲は愛の塊だ」

「……ですね♡」

 

 独占欲は愛の塊、わかります。愛されたいというのは他の誰にも触れられたくないということ。愛したいというのは他の誰にも触れられたくないということ。主語は違えど、同じ気持ち。そして愛欲も、また愛のうち。オスにメスの顔ができるのは、多少なりの愛があるから。

 

「今夜の絵空は俺の絵空。俺だけの絵空だ」

「はい♡ ですからお好きなように、嬲ってくださいね♡ あん♡ ん、ちゅ、はぅんっ♡」

「そろそろ、コッチか?」

「あっ♡ もう……あん♡ とろとろ、ですよ♡」

「みたいだな」

 

 脚を開いて誘うと、ショーツをずらされ指が膣を撫でてくる。的確にきもちいところを擦られ、愛撫されるという快感に身体はあっという間に従順になっていく。今この時、この一瞬においてもっとも大事なものは、きもちいこと。腰をぶつけ合い、生物としての本能のままに、愛し愛すること。

 

「あっあっんあっ♡ んん♡ ちゅ、んく、は、イ、イク♡ イキます♡」

「堕ちろ、堕ちちまえ絵空」

「や、あっ、あ──っぅ♡ はぁ……ん♡」

 

 イカされる。いつもならこんな丁寧じゃなくて、濡れてきたら即ハメられてたのに、イッたばかりのおまんこをぐちぐちと弄られ、唾液を飲まされる。嬲られて、犯されてるのに……私の身体はもう、彼の愛を欲していた。

 

「はっ、はっ♡ んっ、ちゅ♡ もっと、もっと……っ♡」

「へぇ……そんなおねだりできるだな」

「あん♡ ゆび、すき……っ♡ あっ♡」

「絵空、おねだりしてみろよ。もっと……なに?」

「もっと、イキ、たい♡ いつもより、イイことして♡」

 

 おねだりをすると、膝に抱えられ、お腹に肉棒を押し付けられながらキスをされる。縛られた腕を彼に輪っかのように通して膝立ちになって舌を絡めて受け入れる。熱が上がってくれば、腰にあった手はおしりへ、そしてワレメへ。ショーツをずらして、また大好きな指が入ってくる。

 

「あん♡ おくまで、んんぅ♡ ん、っちゅ♡ はぁ、あっ♡」

「パンツいただき」

「あぁん♡ や、んむ、は、ふ……♡」

 

 ショーツの紐を解かれ、彼に奪われる。視界も唇も、理性も全て。残るのは欲だけ。限界まで高められた欲を満たすために淫らに腰をくねらせ、全てを受け入れるだけ。

 

「はっ、はぁ……♡」

「絵空」

「あ♡ はい……♡」

 

 彼にしがみつき、腰を上げる。なにも見えない中誘導され、亀頭が陰唇に触れた。くちゅくちゅと入り口を焦らされ、くぐもった声を漏らすと、彼は耳許で熱い息を吐き、わたしを追い詰めてくる。

 

「ナマだけど、いいよな?」

「……ん♡ お好きなように……あっ♡」

「ほら、ゆっくり腰降ろせよ。絵空の全部、じっくり楽しませてくれ」

「はい♡ あ……あん……♡」

 

 支えてもらいながら、言われた通りゆっくりと自分から挿入していく。男性のモノに膣壁を擦られるという快感、繋がるという快感に息が荒くなる。すぐさま突き上げられるわけではなく、じっくりと膣の形を自分のモノの形に変えようと焦らしてくる。

 

「んっ♡ あんっ♡」

「いつになくいいツラだな。つか、朝帰りすらできると思うなよ? お前は堕ちるんだからな」

「あっぅあっ♡ おく、おしつけ……っぇあ♡ んん、んふ、んっ♡ は、ぁん♡」

 

 まずい、とも思った。本気だ、彼は本気で私を堕とすつもりだ。だけど身体はもう馴染んでしまって、離れられない。快楽の奴隷と化した私の膣は、彼のモノの形に変わっていた。

 ほしい、愛の証明がほしい。愛されて、乱されて。私が私であるための、意味がほしい。女である意味を、男であることを以て、思い知らせて。

 

「くだ、さい♡ おく、そうおく、っにぃ♡ あっ、あっん、あんあ、あっ、ああ♡」

「甘い声だな、そんなにイイのか?」

「んっ、はぁ……はい、っぁん♡ ゆっくりも、はげ、っしぃのも、わたし♡」

「──なら、もっと愛してやる」

 

 愛、という言葉と奥へ奥へと押し付けられる快楽に背中がぞわぞわして、腰が浮いてしまう。そのまま、もう一度快楽を求めて腰を落とし、気持ちよさに腰を浮かせて、膣壁に擦れる感触と奥を刺激される二つの愛欲が私を支配していた。

 

「あっ、あっん、ぅはん、あっぅん、あっあっ♡」

「いいダンスだな絵空、そんなにおねだりが上手だったとは知らなかったよ」

「だって、ぇ♡ これ、っん♡」

 

 ハマっていく。アガっていく。視界を奪われ、頭の中が真っ白になっていく感覚にしがみついて耐えようとしていると、優しいけれど激しいディープキスが私をイクべき場所に連れてってくれる。

 

「ん、ちゅ、んく、っはぁ♡ あっ、すき、それ、っんぁ、もっと、も、っと……ぉ♡」

「なら、たっぷり愛してやる」

「あ、ん……はい♡」

 

 もう拘束はいらない。目隠しも、なにもかもを外して私はベッドにうつ伏せになった。おしりを高く上げて、まだ満足していないとばかりに疼くアソコを広げて腰を左右に振って誘っていく。ぐちゃぐちゃにしてほしい、ぐちゃぐちゃになりたい。一瞬の、花火のような快楽で心のままに支配(あい)して。

 

「あ、っきた、んっあっ、あっ♡」

「お、っおお……絡みついてくる、こりゃあいいな」

「ください、本能のまま、愛欲のまま……私のナカで感じて♡」

「ヨユーはねぇからさ……壊れんなよ?」

 

 奥まで捻じ込まれる。さっきまでの行為がまるでおままごとのように感じられる獣のような腰遣いに私は感じるままに声を出す。もっと、と求められばもっと、一人では感じられない性を感じていく。抉られ、突かれ、膣の奥も壁も全てで、愛してくれるヒトのモノを愛していく。

 

「あっ、あっまた、またイク──っああああ♡」

「絵空、えそ、らぁ!」

「あん、あっ、ぅあ♡ はい、っはい♡ 出して、そのまま、孕ませて──♡」

「っく、おお──っ!」

「あ──っんは♡ はぁ……はぁ……♡」

 

 たった一度、まだたったの一度だというのに、イカされすぎたせいか頭がぼーっとする。いけない、そう思って彼に言葉をかけなければと腕に力を込めようとしたけれど仰向けになることで限界だった。力が入らない、けれど幸せな一瞬をいただいていた。

 

「プレイ、続行……しますか……?」

「無理すんな」

「んっ……はい♡」

 

 けれど彼はいつもならプレイの一環としてさせている精液の処理をティッシュで済ませ、ソフトなキスを私にくれた。広いベッドの隣でどこか満足そうに寝転がる彼に私は恋人のように甘えていく。

 

「なぁ絵空ちゃん?」

「はい」

「別に、身体でコネ作んのをやめてほしいなんて言わねぇけど、その後はちゃんと俺んとこに帰ってきてほしいな……なんて言ったら、笑うか」

「笑います」

「笑うのか」

 

 ええもちろん。とっても愉快に笑わせていただきます。お互い様でしょうそれは。それだというのに私を腕の中に収めようとする軽薄で一途な方には私の思う一番かわいい笑顔を向けてあげます。

 

「ラブリー担当ですから、そういう陳腐な愛は囁かれ慣れています」

「……だろうなぁ」

「だからこそ、私は笑って、それではこれからもよろしくお願いしますね♡ と言えるのです」

「ふ、ふふふ……あははは、こちらこそ」

「はい♡」

 

 娯楽としての行為は、それなりに気持ちいし楽しい。愛玩されるのも好き。でも、私はどちらかというと、愛したい方なので。

 かわいいものを集めるように、私は私の愛したヒトに、最上の愛を届けることにこそ喜びを感じるのですから。

 ──目を離さないで、なんてことは言いません。片時も離れるつもりなんてないので♡

 

 

 




これにて当初書く予定だったもの(半年以上前の話)は完了です。
ですが続きます。だって、だってぇ……!
それに先駆けまして告知となりますが、次回投稿時からフォトン編が始まります。しのぶは……うん、また機会があれば。
フォトン編の被害者は咲姫と衣舞紀で、他作品とのクロスオーバーの予定なので、除外タグに入れている方は注意です。あと独自設定と獣姦のタグも増えます。よろしくお願いします。
まるまる獣姦じゃなくて、前半獣姦、後半コスプレセックスです。こちら活動報告にて報告させていただきます。
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