毒妖鳥プケプケの三度目の射精を膣内で受け入れた新島衣舞紀は、その絶頂と多幸感に満たされながら意識を遠ざけた。ほんのわずかな浮遊感、その後に目を覚ましたのは、ゲームを始める前につけられたヘッドセット越しのものではなく、ベッドの上、それも寝ているわけではなく、頭の上で腕を縛られて座らせている状態だった。
「お疲れ様、衣舞紀ちゃん」
「……っ! なに、これ……なんでっ!」
「ごめんねー、よっぽど気持ちよかったのかな? マジで気絶したみたいだからそのまま休養室運んじゃった」
目の前でヘラヘラと笑う男に対して衣舞紀は羞恥と怒りを織り交ぜたような感情で抗議をする。彼女の恰好はまるでプケプケを受け入れたのが現実ではないのかと疑うほど、同じように胴と腰、脚の装備が脱がされていた。
「そりゃ、キリンシリーズと違ってバンギスじゃどーしても着衣はシにくいし? 実際衣舞紀ちゃんだってヤる前に脱いでたじゃん」
「あ……あなた……っんん♡」
「おー、揉みごたえ抜群、咲姫もそうだけど衣舞紀ちゃんは特にやらしい身体つきしてるよなぁ」
「……咲姫、に、咲姫は……?」
胸を触られただけで、腰が跳ねそうになるが自分より先にあのゲームをプレイしたはずの出雲咲姫の名前を出され、なんとか理性で持ちこたえ問いかける。だがヘラヘラと笑みを崩さない男はどうだろう? と衣舞紀にとっては最悪の可能性さえも思わせる。
男は衣舞紀を犯す際にどうするのが手っ取り早いかと作戦を立てていた。そこに助言を加えたのは、男に身も心も捧げてしまった咲姫本人であった。彼女は少し考えてからシチュエーションを利用することを提案した。特に衣舞紀は拘束され全身を愛撫されることが多かったため、同じことをしてやれば身体は勝手に反応するはずだと。
「あっ♡ ん、や……め、て♡」
「衣舞紀ちゃんの乳首、硬くなってるなぁ……そんなに舌でされるの気に入ったの?」
「あん♡ どうじ、はぁ……♡」
「蜜が溢れてきたね、ほぐしてあげるよ」
「ひぁぁ♡ あっ、あっゆび、んむ♡ んっ、んく♡」
唇を塞ぎ、強引にこじ開けディープキスをしながら、指を挿入していく。快楽を覚えてしまった身体は容易くオスを受け入れる準備をし始めていた。愛液で滑りを良くし、膣内は指を締め付ける。その反応に男は執拗にGスポットを指の腹で撫で始める。何度も何度も唇や舌を押し付け犯しながら膣内を責めていくと、衣舞紀の反応が変わっていく。
「ん、んむ、ぁ……れろ♡ はふ、んっ、あっあぅ、ん♡」
「そうそう、プケプケにあんなに乱れたんだし……バーチャルもリアルも変わんないって」
「かわん……ない……あっ、ん♡」
「ほらよーく見て、衣舞紀ちゃんの液で濡れた指だよ」
愛液で糸を引く二本の指を見せられて意識させられる。知らない男に膣内を犯されるというおぞましい体験のはずが、腰を痺れさせているという事実を見せつけられた上でその指が彼女のワレメを撫で始める。
「今からコイツで衣舞紀ちゃんのまんこをタップリ悦ばせるよ」
「ん♡ あ……ゆっくり、いれ、っあ♡」
「いー反応できんじゃんか。衣舞紀ちゃんのまんこ、締め付けてくる」
「あっ、は、んっ♡」
「じっくり楽しもうか、ほら」
「あ……っ♡ ん、ちゅ、んく♡」
指で膣を掻き回され唇を塞がれていくうちに、衣舞紀は男から与えられる快楽を貪り始めていた。舌を動かし脚を開いて、感じるままに声を出す。気持ちいい、けれど焦らしてくるようなむず痒い責めに衣舞紀は毒を浴びた時のように己の体が熱くなっていくのを、止められなかった。
「ん、ぅ、はぁ……あん♡ あっ、あ、あっ♡」
「すっかりオスの味を覚えたってツラだな、衣舞紀?」
「あっ♡ だめ、アトつけるのは……っ♡」
「なら自分から舌出して、オスに媚びろよ」
「あ……っん♡ んん、んっんっ♡」
衣舞紀はキスマークを付けられるくらいなら、と安易に口を開いたことを後悔した。指の動きを一段と激しくされ、想い人とするような濃厚なディープキスを交わし唾液を飲む度に、衣舞紀は自分の疼きが抑えられなくなっていた。
「ぷは、あっ、あっん♡ やら、もうだめ、それ、それだ、め──っ♡」
あっさりと、まさしく呆気なくイカされてしまい、衣舞紀は背中を反らせた。指を愛らしく締め付け愛液で受け入れる膣を男は掻き回しながら、衣舞紀と何度目かのキスをした。
「ん、んむ、は♡ んっ……♡」
「もう自分が愛撫されるだけでイク淫乱だって自覚できた?」
「……するわけ、ないわ、っあ♡ そうだとしても、卑怯者のモノになんて、んっ、ふ……ならないわ♡」
「喘ぎながら言われてもなぁ」
だが未だ堕ちることのない精神力は面倒だ、と男が考えていると、部屋のドアをノックされる。咲姫です、という言葉に衣舞紀はハッとなる。もしかすると、自分の現状を見た咲姫が脅されるかもしれない。本当はまだ彼女は毒牙にはかかってないのかもしれない。そんな可能性に慌てた。
「今開けるよ」
「やめ、咲姫、きちゃだめ……!」
「……衣舞紀さん」
「ちょうどよかった」
やってきた咲姫は衣舞紀のあられもない姿を見て驚き、そして男に後ろから抱きしめられてしまう。
だがその瞬間、衣舞紀は、もうここに自分の味方なんてものはいないことを悟った。
「あ♡ 衣舞紀さん……途中、では……っん♡」
「……さ、咲姫……?」
「衣舞紀ちゃん強情だからさ、なかなか堕ちてくんないの」
「あっ、んん♡ ちゅ、んく♡ れろ……はふ♡」
「だから咲姫、ハメていい?」
「……はい♡」
咲姫は愛おしそうに男とキスを交わし、手を受け入れ、インナーを脱ぎ机に手をつき、腰を持ち上げ左右に振ってどうぞと誘った。その光景に衣舞紀は目を奪われていた。自分より年下で小柄で、かわいらしい咲姫が、自分よりも遥かに淫らな表情で上手にオスを誘っているという光景、そして男は咲姫の膣に挿入し、本能のまま交わっていく。
「あっ、あん、あっ♡」
「あーやば、めっちゃ締め付けて」
「おく、まで……♡ あんっ♡ あっ、イク、イキま──っぅん♡」
これが果たして理性ある人間同士の行為なのか、衣舞紀は目の前で行われている交尾、まさしく動物同士の本能の貪り合いである行為に目が離せなかった。喘ぐ咲姫の表情も、反り返る肉棒を膣に打ち付けられる音も、激しい動きも、衣舞紀がバーチャルで味わった全てが、リアルにも存在するのだと見せつけられた。
「咲姫、イクよ咲姫」
「はい♡ きて……なかだし……いっぱい♡」
「──っ!」
「ああ……♡ すき、すきぃ……♡ だいすき……んっ、ちゅ♡」
あっさりと、躊躇いもなく膣内に射精されて蕩ける咲姫に、衣舞紀はもう義憤も憐れみもなかった。彼女の脳内を埋めつくしていたのは先程まで味わっていた焼けるような快楽と、オスに求められる悦び。余韻に浸っていた男は咲姫から未だ萎えることの無い肉棒を引き抜き衣舞紀の眼前に立った。
「……っ♡」
「わかるよな、衣舞紀ちゃん」
「い、いやよ……そんなこと」
目の前のイチモツから放たれる臭気に下腹部が疼くのを感じながら、なんとか拒絶する。咥えれば、自分が何をしてしまうのか理解していた彼女は最後の抵抗をした。だが、男は関係ないとばかりに精液と愛液に濡れた肉棒を彼女の頬に押し当てていく。
「……ん♡」
「プケプケには自分から咥えにいったクセに、ほらほら」
「や、んっ♡ んむ……ぐ、ん♡」
頭を固定されたまま唇に押し当てられ、やめてと反射的に言葉にした瞬間にねじ込まれゆっくりと押し込まれていく。押し込んだタイミングで男は拘束を外す。すると、衣舞紀の手は自然に竿に触れ頭が前後に動き始めた。
「んっ、ん、じゅる♡ んく、んっん、んっ♡」
「やっと本性を見せたね、衣舞紀ちゃん」
「んは、私も……咲姫と、同じに……して♡」
「そうだな、衣舞紀ちゃんはもっと素直にならないとな」
「はぁ♡ ん、ちゅ♡ 素直に……♡」
彼女の脳裏に浮かんだのは、先程淫らに男を誘ってみせた咲姫と、プケプケを受け入れた時の、自分の本能のままの行動だった。衣舞紀はベッドに仰向けに寝転がり脚を開いて指で陰唇を開いてヒクヒクとオスを求める膣口を晒した。
「ココ……おまんこ、好きにしていいから……♡ ハメて、イカせて……ナカで射精して♡」
「卑怯者のモノにはならない……んじゃないの?」
「それは……っあん♡」
入口に亀頭を押し当てられ、衣舞紀はそれだけで淫らな思考に支配されていく。もう何もかも関係ない。自分を陥れた相手だろうと、無理やりとは言え味わってしまった強烈な快楽を忘れることはもうできはしないのだから。
「あなたの、モノになるわ……だから、身体全部……好きにして♡ 私を連れて行って♡」
「衣舞紀ちゃん」
「あっ、はぁ……♡ きてる、っんは♡ はいって……っぁん♡」
「衣舞紀ちゃん」
「もっと、っあ、もっとおく♡ あなたの愛で満たして♡」
「……衣舞紀」
「──っあああ♡」
根元までイチモツを咥えさせられ、衣舞紀は嬌声を上げる。男に見下ろされ、広げられ、どこを触られても拒否しない。バーチャルとはいえ一度オスを受け入れた膣は、処女とは思えないほどに、元来鍛えていることも重なった結果柔軟に初めての刺激に対応していく。
「んん♡ はぁ……あん♡ これ、いい……♡」
「衣舞紀は前からのが好きなんだな」
「……ん、そうみたい♡ 今すっごく、感じてる……きもちいの♡」
男にしがみつき、衣舞紀は偽りのない感情で唇を重ねていく。キスを交わすごとに、触れられるごとに、彼女の身体はそれを快楽として認識し、子種をねだるかのようにイチモツに膣壁が絡みついて男に最適なカタチになっていく。
「はぁ……んっ、あっ♡」
「ナカ熱……っあーやば、動いてないのにめっちゃ締めてくるな」
「うん……だから動いていいわよ♡ ううん、動いて……突いて、私とひとつになって♡」
「やめてっつっても止まんねぇから、なっ!」
「──っあああ♡ あっ、あっあは、んっ♡ あ、やば、これ、イッたのに、イッてるのに……っイク──っぅあ、あん♡」
咲姫が甘えてくるように、奉仕するように膣内が蠢くのだとすると、衣舞紀の膣内はまさしく求めてくるような激しさを男は感じていた。急激に締まり、絶頂したのだとわかっていても、腰は止まらない。水音を立て、床に押し付けるような激しさで膣を蹂躙される衣舞紀は、ただひたすらにイキ続けた。
「衣舞紀のまんこ、すっげー精液求めてくる」
「あっ、あん、ああっ♡ きもちい? 私のナカ、きもちいのね♡」
「……っああ、絶対、ぜってー孕ませてやる……逃がさねぇからな」
「ああ、すき♡ 私のナカはとっくに、あなたに決めてるの♡ 咲姫と一緒に、私もあなたというオスの子種が……ほしい♡」
もはやアイドルだとか、そんなものもどうでもよかった。衣舞紀には悦びだけでいいと、咲姫同様、男と交わりたい、孕みたいという原始的欲求を剥き出しにして、溶けてまざるような幸福感のまま何度も絶頂する。特に衣舞紀が快楽の虜となったのは、舌を絡め合いながら膣の奥まで強引にねじ込まれ掻き回されるような激しいものだった。
「この種付けが終わったら、咲姫と一緒にかわいがってやる」
「うん♡ その後も、今日だけじゃなくて……いっぱい♡」
「……衣舞紀っ!」
「あっ、イク、あっん、あっあ──っんん、ん、ちゅ♡ すき、すき、すきっ♡ こんなにもオスの逞しさ見せられたら、好きになるしかないの♡」
「ああ、ああ……そろそろこっちも限界だ、出すぞ衣舞紀!」
スパートをかけていく。奥まで押し込まれるように何度も何度も突かれ、前からも後ろからも膣内を掻き回され、衣舞紀の意識はトビかけていた。それでも、まだ男の精液を受け止めようと、愛してもらおうと嬌声を上げ、膣を締めて射精を促していく。
「っおお! でる、衣舞紀──ィっ!」
「んっ♡ はぁ……んっ、ちゅ、んむ、んん♡ はふ……汗だく、これ、いー運動にもなるわね……♡」
「衣舞紀」
「……責任、取るのよね♡ 咲姫と一緒に♡」
男は計画が全て失敗に終わったことを悟った。モンスターに犯される姿をモニターし楽しみ、それを脅迫材料にしてレイプ、見目麗しいアイドルをセフレにする算段だった。だが、セフレにはなりそうにもなかった。
「衣舞紀さん……交尾見てたら……濡れ、ました……♡ あむ、んっ、じゅるる♡」
「咲姫……それはお掃除のフェラじゃないな?」
「次……私も♡」
「私も、休憩したらまたしてほしいわ♡」
セフレでは満足する気はさらさらない二人に迫られ、男は欲張ったことをようやく、今頃になって後悔し始めていた。どちらか、ならばどちらを選べたのか……それすらもわからないほどセフレ以上の感情を二人に抱きながら。
――これがハピエン脳のちから。この竿役、多分バーチャル機器を人数分開発するかなんかしないとテクノブレイクしそう。衣舞紀の体力(意味深)はイビルジョー並み